極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

悪字と実力

2012年01月06日 | 開発企画

 

 
【メガソーラーが保険に?!】

日照不足で十分に発電できないときに備えた「保険」を、損害保険会
社が売り込みはじめた。原子力に比べると安全で、温室効果ガスを排
出しない再生可能エネルギーへの期待は高まるが、天候などに左右さ
れやすい弱点もあるため、新たなビジネスとして着目されているが、
そんなことを考えているのかと感心する。

損保ジャパンは、メガソーラーの建設を計画している企業や自治体、
太陽光パネルのメーカーに対して昨年秋ごろから新たな商品を提案し
始めた。毎年補償料をもらう代わりに、年間の日照時間の基準値を決
めておく。台風や長雨で年間の日照時間が基準を下回ったら、保険会
社が補償する。
太陽光発電は、発電量が日照時間に左右される。この
サービスで発電量によって得られる収入のばらつきをある程度は解消
できる。このため、建設する自治体や企業が投資家から資金を集めや
すくなるという。メガソーラーは、発電した電気をすべて固定価格で
買い取る「再生可能エネルギー特別措置法」が昨年8月に成立したの
を機に、自治体や企業が相次いで構想を打ち出している。大手では三
井住友海上火災保険も同様のサービスの提案をしており、東京海上日
動火災保険も検討している(2012.01.05 朝日新聞)。



【超高度分業社会の立役者達 2012.01.06】



  

【イタリア版食いしん坊万歳:
                  
パスタのトマトソース和えバジリコ風味】                    

 

具材:ロング・パスタ500g、完熟トマト1kg、バジリコ、塩、コショ
ウ、オリーブ油大さじ6杯、砂糖小さじ随杯、(パルメザンかパダノ
のおろしチーズ、またはペコリーノおろしチーズ、ラードまたは豚の
脂身、パセリ)

作り方:このメニューの場合,トマトをあらかじめ下ごしらえしてお
くとよい。まず、トマトソースはトマトを縦半分に切り、切り口を下
にしてザルにのせ、数分間放置して、果汁と種を吐き出させる。次に
トマトを熱湯にくぐらせて手早く取り出し、皮を除いて果肉の部分を
取っておく。浅鍋を火にかけ、オリーブ油を熱し、トマトの果肉を加
えて5~10分炒め、トマトを裏ごしして浅鍋に戻す。オリーブ油とト
マトがよく混ざり合ったら、コショウ、塩、砂糖をそれぞれひとつま
み加えて調味する。砂糖は今日ではほとんど用いられなくなっている
が、トマトの酸味を中和させるために、昔は原則的に砂糖を用いてい
た(しかしこうするとトマト本来の甘味が失われる)。よく混ぜ合わ
せてバジリコの若葉を数枚加えて風味をつける。こうして30分ほど煮
込むとバジリコ風味のトマトソースができあがる。それにタイミング
を合わせてパスタを゛アル・デンテ″にゆでる。



おろしチーズは好みで別に添えて食卓に供する。昔はオリーブ油の代
わりに、ラードまたは豚の脂身がよく用いられた。またバジリコの代
わりにパセリが最近では広く用いられるようになっている。パセリを
用いても一向に差し支えないが、バジリコとは異なった風味になる。
また、コショウの代わりに粉末トウガラシひとつまみを用いてもよい。
トマトの下ごしらえを省いて、トマトの粗切り、あるいは缶詰の湯む
きトマトを、油で炒めてもよい。湯むきトマトを炒める場合はフオー
クの背で潰して、トマトが煮くずれやすくするとよい。




【悪字と実力】



年賀状のお礼や新年会の案内を打ち込み印刷を済ませ、新年の仕事を
片付けた。ところで、この作業で、改めて手書きすることに馴れてい
ないにとに気づき、ひどい悪字に自分ながら驚かされる。そんなこと
を考えていたら、ある上司のことを思い出した。彼を“文官の天才”
 
と見抜いたのは何を隠そうこのわたし自身。愛媛出身で、柔和な人柄
で、感情を露わにすることは、後にも先にも1回だけだったが、彼の
特技は両手で文字が書け、左手で筆記しながら右手の消しゴムで修正
を同時進行できた上、仕上がりの文章は誤字脱字や荒れなく、誰もが
感心するほどの美し文字で書かれていた。



そのわたしは粗忽で、誤字脱字は毎度のこと速記状態のものとでだれ
も読み取れぬぐらいの速記で、自分自身でも日を置けば読み解くこと
ができないほどだ。ひとつひとつ見ればそれほど悪くは文字なのだが
彼の影響を受けみるみる美しい文字が書けるようになっていた。ある
日、わたしの弟が「兄貴の字は天才的だ」と両親に褒め伝えていたこ
との記憶が蘇った。つまり、長続きしないという裏返しで実力がない
というエピソードなのだが、待てよこれはわたしの特殊な能力だった
のではと思い始めた。形態模写の王者ナナフシのごとく、状況に合わ
せて能力を自在に収縮膨張させることができるのも才能ではと。つま
りは、小さく打てば小さく、大きく打てば大きく鳴り響く太鼓のよう
な能力が、他人より勝っているということではないかと(これを「過
剰適応症」と揶揄した先輩もいた)。

なにごとも「反復次第」というお話で今夜はこの辺で。

コメント
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