まだ寒き 四月の朝の 鶯に ごそごそ起きて コーヒーを飲む
継続は 力のもとと 教えられ 今日は グランドゴルフびよりかな
今朝はじめて鶯の鳴き声で起こされ、もっと寝ていなさいよと彼女にしかられつつ
歯を磨きネッスルのインスタントコーヒーを点てのみ教育テレビの短歌のチャンネ
ルを入れ、目玉焼きとサラダトーストを食べていると吉野檜をつかったスマフォケ
ースが紹介されていたが、丸商店といって母親の郷里で、樹皮や木材の薄皮加工技
術を専門としている古くからの製材所。懐かしくもあり、そして厳しくもあり、そ
の加工技術とそれを育んできた文化風土の深さに感銘をうける。なんだったら、一
度、伯母の実家や従兄弟の製材所と墓参りをかねて、新しい木工食器の開発の参考
にしたいので立ち寄ろうと思いつく(日程は未定)。さて、今日は自治会のグラン
ドゴルフ大会ということで審判役と会の運営手伝いでそそくさと小学校のグラウン
ドへ。そこで学んだこと。高齢で非力でも毎日楽しく訓練していれば大差なくがん
ばれるだということに「継続は力ない」と感心する。
上の写真は表彰式のワンシーン。 実はこの日の最上位成績は賞品を手渡している自治会長
というわけでそれを悪ふざけ冷やかしたりしたが春祭りがそこまで来ている。この日は写真のご
とく快晴。断念ながら審判(採点)の作業のためプレイ中の写真は都合上とれなかったが、その
代わりに短歌を描くことに。
いよいよ夢が実現する。世界中で飛行自動車の開発が活発。アメリカで開発中の車
両を発表。2012年の販売開始を目指し飛行車両の研究開発を行っているTrrafugia
社。自動車と飛行機を掛け合わせた機体の実用段階に到達したという。機体は「The
Transition」と名付けられ2人乗りで道路を走行し、背面のプロペラを動力に、両
翼を広げる飛行する。車体は長さ6メートル、翼を広げた際の幅は8メートル、高さ
2メートル。重量は650キロ、安全装置としてパラシュートを搭載、車として一般道
の走行が可能だという。値段は2千5百万円前後ということだから、おいそれと手
も出せないが、近い将来、長生きしていたら乗れるかもしれない。
電子レンジ用加工食品は電子レンジの普及拡大(97.4%:総務省2004年)とともに
2007年前後から急速に商品開発が進展し、このブログでデジタル革命の食文化分野
への展開例として、具体的な省エネ便利ツールとして取り上げだしてからだが、そ
の勢いは増している(「電子レンジ専科」)。つまり、冷凍・解凍技術と電磁波照
射技術、さらには食品科学を融合し、電子レンジの特性に合わせた食品加工法の研
究の成果として市場に出回るようになってきている。
今日は、気がつけば夕方になっていた。しかし、心地よい一日だった。天気がよく、
身体もほどよく動かした。お昼はひとりで、チャンポン亭戸賀店で「豆乳ホワイト
スープチャンポン麺」を初めて頂いたが大変美味かった。また、なによりも多くの
人と一緒に心を通わすことができ、アジア的共同体の心地よさを感得できたことが
大きい。マサチューセッツ大学ではじめた空飛ぶ自動車が実用化を迎えようととし
ているその大空の下で、この田園都市でグランドゴルフを楽しんでいる。テレビで
は木材の国内市場の窮地をバネして新しい試みも知ることができた。そして、木工
技法と作物改良の歴史についての三冊の本をやっと手にすることができた。これ以
上のことはまた明日にしよう。それで充分だろう。
歴史は、人が死に直面する戦場をほめたたえはするが、生に不可欠な農耕地に
ついて語ることを軽蔑する。歴史はまた、王の私生児の名は教えるが、小麦の
起源については何も語らない。
アンリ・ファーブル