紅々と 赤々赤と 朱々と ハイビスカスが ひとつ咲いている
薄紅の 並木のしたで きみ買いし 肉コロッケを 母は食べおり
宗安寺→夢京橋→大手門→玄久園→夢京橋→宗安寺まで母と三人でお花見。天気は上々。
途中、千成の肉コロッケを買い、高齢者には大変危険な食べ物。普段はとろみ食のみだが
この日に限って、少しだけ口に運ぶと、ひとこと「おいしい!」と。食い意地はあるみた
いで安心する。母をお送り届け、二人で鮎雑炊を頂き家に帰ると、ハイビスカスが一輪咲
いている書斎に戻り歌を詠む。
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【イタリア版食いしん坊万歳:ライスコロッケ】
具材:ミートソース約150cc、粉チーズ大さじ4、卵2個、溶けるチーズ 適宜、小麦粉
適宜、パン粉 適宜、そして残りご飯400g
作り方:ボールにご飯、ミートソース、粉チーズ、卵を入れてよく混ぜる(A)。もし柔ら
かくなりすぎて、まとまりにくい時は、パン粉を入れる。俵型にまとめ、中心に溶けるチ
ーズを埋め込み、小麦粉、卵、パン粉をつけて油で揚げる。
イタリアではスップリといわれるおやつだが日本では沖縄ぐらいか(バクダン?)。瑞穂
の国といわれるからにはライスコロッケもあっても良いはずなのだが謎だ。
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【有機太陽電池の動作原理を解明】
「冷静なオーレッド進め」「非水へ農場の有機電子」「卵殻膜で増感」でも指摘してきた
が有機エレクトニクス上の薄膜の内部構造と電気特性の相関の解明、そして、測定方法の
確立とその結果から生まれる世界標準化への流れをどう加速するか。これに応えるかのよ
うに、筑波大学の守友楷教授らの研究グループは、近赤外領域で発電する新しい有機太陽
電池材料の新しい電荷生成プロセスを発見したことを発表。これで、高効率な有権太陽電
池を設計で有力な指針が得られる。
有機太陽電池の原理は、光を照齢すると、ドナーからアクセプターに電子が移動すること
で、電力を取り出すことができる。従来の有機太陽電池は高分子(電子を与える性質→ドナ
ー)の薄膜とフラーレン誘導体(電子を受け敢る性質→アクセプター)の薄膜を張り合わせ
るタイプだったがエネルギー変換効率が低いという限界がある。そこでバルクヘテロ接合
型の有機太陽電池を開発。こちらは、ドナーとアクセプターがブレンドされ、ナノレベル
で接合する。
守友教授らの研究では、バルクヘテロ接合型有権太陽電池の電荷生成プロセスを解明す
るために、フェムト秒時間分解分光という手法を用いる。ドナーが光励起されると、ドナ
ーからアクセプターに電子が移動するが、アクセプターが光励起されても、0.45ピコ秒
で、ドナーからアクセプターに電子が移動することが初めて明らかになった。バルクヘ
テロ接合型有機太陽電池では、ドナー高分子だけでなくアクセプター分子も高効率に電
荷が生成されることが明らかとなったことで、アクセプター分子には紫外領域で光電変
換をさせ、ドナー高分子には可視領域から近赤外領域で光電変換をさせるといった、新
奇なタイプの大腸電池の設計が可能となり、電荷生成プロセスの観点から有機太陽電池
の効率・劣化の機構を解明し、高効率有根太陽電池の開発に貢献できるという。
尚、ここでは、超高速レーザー分光法でドナー、アクセプターの電位特性の計測に成功し
たが、これ以外にも、構造評価法として、従来からの赤外反射吸収分析法、分光エリプソ
メトリー法、微小射角入射X線回折法、光電子分光法、インピーダンス分光法などがある。
また、これ以外にマイクロ波法によるデバイスレス評価法(「僕ってスピンしてる ?」)などがあ
る。有機であるがために複雑であるというが、「新弥生時代」の幕が切って落とされた以上、ユー
ターンできないのだ。もっとも、今回の原発事故のように「無免許運転」の場合はユーターンしも
う一度教習所通いしなければならないケースもあるが。