極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

桜と桜煮

2012年04月02日 | 創作料理

 

 

 


              久方の 陽気に触れぬ 心地よさ 誰に伝えん 吾に伝えらむ



               桜花 時は過ぎねど 見る人の 恋の盛りと 今し散るらむ   

 

所用で駐車場に向かうなか、珍しく暖かな陽射しがさす。キーの解除ボタンを押すと車の解錠音が響く。ようやく春
らしくなるのかと思うと、心が高ぶり心地よい。おぉ~~っと、なんて気持ちがいいんだろう叫びだしたくなる衝動だ。
それほどにまでに暖かくなることを待ち望むなんて。たぶん、これほどまでの天候不順の経験がなかったためだろ
う。それにしても、誰かに話しかけるように、自分自身に話しかけたのはなぜなのだろう。いくら歳を重ねても、春に
なれば、生命の息吹を感じとることができる。本当に人間という動物は不思議なものだ。つまりは、動物だから声に
出すことができるのだが、植物は声にだすことはできないが、植物固有の言葉、あるいは代替機能をもっているは
ずだと思う。言葉とは沈黙だと、吉本隆明がいっていたが? それとは関係ないのだろうか。蓋うに、桜だけでない
にしろ、草木類は「非連続の連続」の生命の逞しさや不思議さを持っている。そのことを万葉の人々は擬人化し歌っ
て見せた。毎年、春ともなれば見る人がいるからこそ散って見せるのだと。しばらくして、エンジンを掛け車で走りだ
すと、梅林の花が窓の外で香っているのが見えた。

                        

【イタリア版食いしん坊万歳:蛸の煮込み】

日本では蛸料理はタコの足を薄く輪切りにして、たれ味噌またはみりんと醤油で煮た料理の桜煮などでお
馴染み。イタリアではオリーブ油、ワイン、ニンニクにそしてとトマトが入ってこれもまたうまい。とこ
ろで、以前ブログでも掲載したが(「蛸の養殖とタールの行方」)、タコの消費は大幅に増大、年間150㌧
に達している。これに対
し、現在、伝統的な漁場での漁獲量は徐々に減っている。軟体動物門・頭足綱・
八腕形上目・タコ目に
分類される動物をさす海洋性の軟体動物で主に岩礁や砂地で活動。世界中に約200
種類、日本には50種類い
るというが、食卓に上がるのはマダコや、スミダコ、イイダコなど数種類のみ。


具材:小ぶりのタコ1.2kg、完熟した小型のトマト400g、ニンニク2片、辛口白ワイン100cc、パセリ、塩、
コショウ、オリーブ油60cc

作り方:タコは塩もみしてよく洗い、腹わた、口ばし、皮を除いて短冊に切り、トマトは皮をむいて余分
な果汁、種を除いて小口に切り、二ンニク、パセリはみじん切りにする。鍋を火にかけ、オリーブ油を然
して、下ごしらえしておいたタコを加える。しばらく炒めたら白ワインを数回に分けてふりかけ、アルコ
ール分を蒸発させてトマトを加え、時おりかき混ぜながら、塩、コショウで味をつける。鍋でふたをして、
タコが柔らかくなるまで弱火でコトコト煮る。最後に、ニンニクとパセリのみじん切りをふりかけるが、
好みによって、調理のはじめにニンニクのみじん切りを加え、仕上げの直前にパセリのみじん切りを加え
てもよい。

 Polpi in umido

 

【有機発光素子の長寿命化】

 

 

【符号の説明】

1(2):有機発光素子、10:基板、20:陽極、30:正孔輸送層、41:第一発光層、42:第二
発光層、50:電子輸送層、60:陰極図



【解説】(a)の有機発光素子1は、キャリア輸送と発光の機能を分離した構成であり、正孔と電子とが
再結合する領域は発光層内にある。正孔輸送性、電子輸送性、発光性の各特性を有した材料を適宜組み合
わせて使用することができるので、極めて材料選択の自由度が増すとともに、発光波長を異にする種々の
材料が使用できる。このため、発光色相の多様化が可能になる。さらに、第一発光層及び第二発光層に各
キャリアまたは励起子を有効に閉じこめて、発光効率の向上を図ることも可能となる(材料選択肢の拡大
と光閉じ込め効果の拡大)。 (b)の有機発光素子は(a)の有機発光素子1において、陽極と正孔輸送
層との
間に、正孔注入層がさらに設けられている。正孔注入層を設けることで、陽極と正孔輸送層との間
の密着性、正孔注入性の改善や低電圧化に効果的である。

長寿命化には材料自身の高耐久性や長寿命化の改良、電極構造や発光層の構造改良および素子構造の環境
側面の改良の大別して3つの方法があるが、この新規考案は第2番目の発光および電子・正孔輸送の2層
化による改造にある。実施例では、従来法より約1.5倍の長寿命化を実現したことになっている。

コメント
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