極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

夏期特訓 反増税講座

2012年07月30日 | 政策論

 

【こんな暑い日には風の歌を】

 

 

 

 

File:Canada-Goose-Szmurlo.jpg

 

   この午後、草原の中で、ありとあらゆる
   けったいな記憶が頭によみがえってくる。母さんに
   質問をしていたあの葬儀屋。ご主人のご遺体には、
   上下のスーツをお着せいたしましょうか、あるいは
   上着だけでよろしいでしょうか? この質問に対して、
   あるいはほかの質問に対して、どのような返事があったか、
   教える義務は僕にはない。でも、とにかくね、父さんは半ズボンを
   はいたままかまどに入っていったよ。

   今朝、僕は父の写真を見ていた。
   がっしりとした、人生最後の年を生きて
   いる男。彼は、そのとき住んでいたカリフォルニア州
   フォルトウナの小屋の正面で、巨大な鮭を
   手に持っている。それが僕の父さんだ。
   彼はもうどこにもいない。カップー杯の灰と、
   幾つかの小さな骨になってしまった。ひとりの
   人間の人生がこんな風に
   終わるなんて。
   でもヘミングウェイがいみじくも言ったとおり、
   すべての物語は、長く語っていけば、かならず
   死で終わる。実にそのとおり。

   ああ、もう秋だ。
   カナダ雁の群が、遥か頭上を
   通り過ぎていく。小柄な雌馬がふと
   頭をあげ、一度ぶるっと身を震わせ、それから
   また草を食む。甘い匂いのする草の中に
   僕も少し寝ころんでみよう。目を閉じて、風の音を、
   そして羽ばたきの音を聴こう。
   一時間ばかりただのんびりと夢を見よう。自分がここにいて、あそこに
   いないことを喜ぼう。そのことはありがたい。しかしそれと同時に、
   僕はつらい気持ちで、思わないわけにはいかない。
   僕の愛した人々が、どこかべつの、こんなに素晴らしくはない場合に、
   いってしまったのだということを。

                                                             ‘ The meadow

                    レイモンド・カーヴァー 村上春樹 訳 『草原』
                               

 


【夏期特訓 反増税講座】 

「国民の生活が第一」の小沢一郎代表と民主党の鳩山由紀夫元首相が29日、仙台市内で開か
れた新党きづなの斎藤恭紀政調会長のパーティーにそろって出席し、小沢氏は「今の政治状
況は国民の期待に反し、衆院選での約束をすべて棚上げし、自民党と増税のための談合をし
ている」と述べ、消費増税方針を改めた政府を批判。小沢氏は衆院解散・総選挙について「
民主党が変質したなら、もう一度国民に信を問うべきだ。半年以内に衆院選となるだろう
」との見通しを述べ。鳩山元首相も「消費増税に前のめりなことが心配でならない。マニフ
ェストという言葉が死語になると心配している」と述べ首相を批判したと報じられた(毎日
新聞 7月29日(日)19時10分
)。

  Robert Alexander Mundell

そこで、改めて増税の意味について現状確認するために「夏期特訓 反増税講座」と銘打っ
て、古賀茂明、高橋洋一を講師に‘インターネット講座’を開講することに。
                                     
                                     

  古賀茂明 「このまま増税したら日本も確実にギリシャへの道」

  高橋洋一 「増税をもくろむ財務省の真の意図1」

  高橋洋一 「同上 2」

増税すれば利権が増える/為替操作

  高橋洋一 「同上 3」

CDS/最適通貨圏/ギリシャのデフォルト頻度

  高橋 洋一「同上 4」

自国通貨建て/米国マネタリベースの組込み/高橋是清

 高橋 洋一「同上 5」

財務省のエゴ/組織原理/為替介入は無効 

 高橋洋一「同上 6」

金利/株価/為替

 高橋洋一「同上 7」

 高橋洋一「同上 8」

名目成長率4%あればプライマーバランスは回復する

  高橋洋一「同上 9」

増税利権/主税 VS 主計政府通貨

※「 6・13 国会公聴会 私が述べた消費税増税反対の10大理由」(ダイヤモンドオンライン
 「高橋洋一 俗論を撃つ」) 

ところで、高橋洋一は能弁な臨床経済学者で形式主義的な数学者の顔をもつ。わたし(たち)
の立場
は彼の領域と哲学・思想・言語領域の双方を含めて考えている。その意味で「古典的
な知識では片
づかない」ことを痛感している。この革命的な科学技術の発展はわたしたちの
生活を根本的
に変えて進行する。だから、実体経済(実物経済)と直視し最善を尽くしたい
と思っていてそこは共通しているものと考えている。

 

 

時間が経つのは早いものだ。いやんになってしまう。テレビを見ながらこうしてタイピングしているが、
休日らしい休日もなく仕事をダラダラ1年も続けていると気分が鬱々するのはしかたがない。そこで
ジムで短時間だが毎日汗を流す。ここ数週間珍しく続けることができている。これは結構愉快なこと
だ。ところで、「2011年の太陽電池の世界生産量は、対前年比32.3%増の32.1GWとなり、1年間
で20GW規模から30GW規模に拡大している」。しかし、2010年から国内トップのシャープは上
図を見ると逓減している。どうしたんだろうこの企業?

コメント
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