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極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

失敗しない解凍術と自衛論

2014年06月03日 | 時事書評

 



●日々の最新商品考

里山資本主義異論Ⅱ』で、ジムの自動販売機から消えて半年過ぎたが、キリンよりリ
ニューアルされ販売されているという。係員に確認することにしよう、と。そんなこと
を書いたが、一旦、自動販売から消えていたが先月の中旬ごろから1レーンだけれど販
売されていたので、早速、ルームランナーで消費する。ところが、今回はぺットボトル
が二種類あるなかの円筒形で、
グリップしやすい螺旋状の凹凸に成型されているから嬉
しいし、機能性も満足なのだが握ったときの感触が特に気に入る(類似の他社のスポー
ツドリンクケーシングは既に存在していた、商品は忘れたが、エル・スポーツで昨年販
売されていたがいまは中止)。爆発的に売れなくても良いから、これからも長く販売し
て欲しい商品だと思っている。楊貴妃が愛したライチ、千三年を経てわたし(たち)も
それを味わっている。そんな爽快な浪漫を感じながら今日も汗を流している。



  

いままで、夕食前にサントリーウイスキーの角瓶をぐい飲みに注ぎ飲んでいるスタイル
が変わり
そうだ。サントリーからアサヒ、それも、ブラックニッカのリッチブレンド。
口当たりというよりか、香
り高い、例えると、ほのかなカルメラの匂いを伴いながら喉
元を過ぎり、暫くの間、コナラの溢れ日が心地よい道をゆっくりと独りで散策している
あるいは、クレタの海原でサングラス越しに浴びながら潮騒を聴き独りビーチチェアで
寛いでいるというイメージに暫し様酔っているという感じだ。このときはリッチブレン
ドは冷やさず、或いは氷を入れず単純にストレートで飲み干すだけだ(十勝チーズ6P
などあれば
なお結構)。

 

この2、3日、2時、3時と睡眠時間が乱れている。寝られないから、お酒を寝酒とする悪循環に
あるというわけで、昼から、ライト・コロンの「アクアムスク」が空になった序でに、近くのドラッグ
ストアで「新キャベジンコーワS」と「アリナミン7ゼロ」を調達に出る。「新キャベジンコーワS」は
荒れて痛んだ胃の粘膜を修復し、正常な状態に整えるキャベジン本来の効きめに加え、胃の
運動を促進する生薬成分ソウジュツを加えることで、弱ってきた胃を元気にしていく胃腸薬とい
うメーカ側の説明だが、主成分は、ビタミンU(S-メチルメチオニン (S-methylmethionine)
ビタミンUはメチオニン誘導体である。塩化メチルメチオニンスルホニウム(MMSC)。
戦後アメリカでガーネット・チェニーらによりキャベツの絞り汁より発見された。その
ためキャベジンとも呼ばれ、興和の同名の薬品他、様々な胃腸薬の成分となっている。
水溶性の化合物であり、熱に弱い。胃酸の分泌を抑え、胃粘膜の修復を助けて胃潰瘍を
防止する作用がある。潰瘍を意味する英語ulcerの頭文字をとってビタミンUと命名され
たたというほどだが、生体にとって必須な栄養成分ではないことから正式なビタミンで
はない(アブラナ科の植物に特に多く含まれる)。さて、
この2つの医薬品はこれからも
長く付き合いつづけてくだろう。

      

「アリナミン7ゼロ」の方はビタミンB1が主成分。ただ糖分をゼロに配合し、シトラス系の芳香
成分(精油)が極微量含まれている?そこで、シトラス系とはレモンやオレンジ、ライ
ムなどのフレッシュな柑橘系の爽やかな香り。「ひと息ついて、栄養補給したい。糖類
やカロリーが気になる」というニーズ応え開発された。
糖類ゼロ、7つの有効成分、シ
トラスの香りで爽やかな飲み心地の百ミリ㍑ドリンク剤。ここは目をつぶり1本飲む。
そして、最後に買い物である、ボリューム感のあるムスクノートをメインに、ジャスミ
ン・ミュゲ・ローズ等のフローラルノートで石ケンらしいフレッシュさ、さらにウッデ
ィ、アンバーノートが全体を引き立てる、マンダム社の「シャワーフレッシュ アクア
ムスク」を手に入れ帰ってくる。ムスクノートが好み?いや、バレンシアオレンジノー
トが本命だが適当なものがないのでつくってもいいのだが、いかんせん時間が足りませ
ね。誰か時を止めて下さぁ~~~い。

           

●冷凍食品の解凍術から自衛権まで

「あさイチ」の番組放送で、火を加えずに食べたい刺身などの場合は、氷水に入れて解
凍する方法で「氷水」「風」「流水」の3択問題がだされ「
氷水解凍」が正解でおいし
くし仕上がるという。その根拠は、
食材は「-3~0℃」の温度帯で溶け出す。そこで
氷水解凍だと1℃前後の温度をキープした状態で解凍できます。この方法だとムダに温
度を上げて食材にダメージを与えないという(
氷水解凍、風をあてて解凍、流水解凍の
それぞれの方法で、ドリップ量の流出を比較すると、氷水解凍はほとんどドリップがな
いという)。これを観て腑に落とすことがあった。そこで、国民国家の個別、集団の自
衛論についてネット検索していたら、ダイヤモンドオンラインの高橋洋一氏の『俗論を
撃つ!』をヒットした。彼のマクロ経済(経済成長)論についてはほぼ異論はない。因
みに、「現在のインフレは金融政策の効果 懸念は1997年型に近づく消費税増税の影響」
の論考が同シリーズの下表のグラフで開示されている。

例えば「消費税増税は過去2回ある。一回目は消費税の創設時の1989年、二回目は3%
から5%に引き上げた1997年だ。景気動向指数でみて、一回目の89年は景気にさほど影
響を与えなかったが、二回目の97年は景気が落ち込んだ。しかし、それでも、経済政策
には効果ラグがあるので、その効果がはっきりわかるのは、少なくとも6ヵ月くらいの
期間を経ないとわからない。実際、89年も97年も半年間くらいは似たような動きだった
」(下図)と解説しているが、「
もし、本当に97年のようになったら、どうしたらいい
だろか。金融緩和には2年程度の効果ラグがあるので、もう間に合わない。となると財
政政策になる。
ただし、公共事業は、すでに供給制約の壁にぶち当たっている。このた
め、予算の執行状況について、執行時期や規模の具体的な数値目標を定める方針だ。た
だ、目先の供給制約はいかんともしがたく、目標を定めたところで、どうにもならない
むしろ、目標あわせの小細工を誘発しかねず、建設資材価格の急騰すら招きかねない。
となると、財政政策の対応は、従来のような公共事業の積み増しでは対応できない」と
し、減税・給付金のような「バラマキ」によって有効需要創出に制約のないものにしな
ければいけない。はたして、その用意が今の政権内にあるのだろうか。と、結んでいる
が、ミクロの経済主体とどうかみ合わせるかが焦点になるとみるわたし(たち)とここ
でクロス・オーバーするというわけだ。

さて、彼の政治政策論についてのコメントは、"TPP合コン論"のようのように疑問符
がつく。そして、同上シリーズの「「個別」「集団」の区別は世界の非常識 集団的自
衛権の基礎知識」についても同様である。つまり、
個別的か集団的か」という問いが国
際的に通じない-ついでにいえば、憲法前文で「いづれの国家も、自国のことのみに専念して
他国を無視してはならない」とも書かれている。個別的自衛権のみを主張するのは、この理念
からも反している」(下表参照)と主張しているが、これはこれで正論であるから問題ないが、「
集団」とは何かの対象定義が実は鵺で曖昧な問題を孕んでいる。

 

 

何故か? 集団自衛の対象事例数を仮に次の式のように表現しよう。

ΣC=αN(αN-1)    式(1)

ここで、Cは事例選択数、α=(N+β)/Nとする。Nは、国民国家、民族国家、連
邦国家(アメリカ合衆国を想定)を含めた数(欧州共同体は除外)。βは非国家、半国
家である 。Nを195として、βを仮にNの10%程度と考えて計算すれば、2.3885466257
899308826251688701297e+496となり膨大だ。もっとも、政府は集団自衛権は米国を対象
としているから2国間が対象だから、多国籍軍といっても米国政府新派諸国にすぎない。
仮に非国家の難民(例えば、台湾や北朝鮮の亡命勤労者)を人道的救済に派遣した政府
船舶や航空機が攻撃されそれを自衛する行為などは、国際的な国家連合機関(国連)の
法規などに照らし併せても自衛権として正当(正義)であるが、強国による集団的な(
火力兵器行
使のハードパワーのようなものとTPPのようなソフト・パワーでもおなじ
で)戦略
的思考行使は歴史的な経験を踏まえ慎重を要することは自明だ。もっとも、こ
んなことを主張しているのは、世界でもわたしぐらいだろう。そして、粘り強い合意形
成が前提となることも同様だ。いまの安倍政権のように前呑めり状態(背景はできると
しても)は危険だと思う。そのことだけは高橋洋一氏と共有できるものだと思うが、「
あさイチ」の解凍術の「ドリップ量の流出を比較試験結果」をヒントに始まった"集団自
衛権"(武力行使をともなう)の補考は、すべてを懐疑せよ!と帰結することになった。

コメント
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