@KOBAのムービー!ムービー! 

映画感想のブログ!!
自分勝手な感想です!
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています!

『EMMA/エマ 人工警察官』 TVドラマ2話分

2022-03-31 21:13:07 | SF

EMMA/エマ 人工警官
EMMA(2016年)
 監督:アルフレッド・ロット
 脚本:マノン・ディリス
    セバスティアン・ル・デレジル
 出演:ソレーヌ・エベール
    パトリック・リドレモン
    スリマーヌ・イェフサ
    サブリナ・セヴク
    ヴェネッサ・ラーレ

 ■ストーリー■
 フレッドのもとに配属された新人警官エマは、犬と散歩していた女性の殺人事件を、とてつもない分析力であっという間に解決する。またエマは人並みはずれたすごい運動能力を持っていた。
 エマのことを疑問に思ったフレッドはエマのことを調べ始めるのだった。

 ■感想■
 前回、南アフリカ共和国のスリラー映画『EMMA/エマ デッド・オア・アライブ』を記事にしたので、”エマ”つながりで、今回はフランスのSci-Fi映画『EMMA/エマ 人工警官』を記事にします。
 Sci-Fi映画というか、TVドラマ2エピソード分を合わせた作品でした。

 面白くなければ違うチャンネルにされてしまうTV作品ということで、楽しく観れました。ちょっとだけ長いですけど。
 
 TVシリーズのパイロット版と第2話のみ、長編にした海外輸出用作品なんでしょうか??
 
 本国フランスで2016年に2エピソードのみ放映されただけみたいです。

 海外(ヨーロッパ)のドラマで良く2エピソードのみとか、3エピソードのみみたいなドラマがあるんですが、どういう放送形態なんでしょう??

 アメリカの1970年代は良く、TVシリーズのための第1話(パイロット版)のみ長編で、その評価(視聴率??)でドラマ化されましたが、現在のヨーロッパはどうなんでしょう??

 アメリカのTVムービーで言うと

 「追跡者」(別題:「追跡者ハリーO」)のパイロット版は2作品作られ、2作目のパイロット版のみ「追跡者」(1974年)がTV放映されました。1作目のパイロットフィルム”Such Dust as Dreams Are Made On”(1973年)はTV放映されないまま、、。
 TV放映時の日本語吹替音声つきで「追跡者」ブルーレイ化してくれないでしょうか??
 パイロット2作品もつけて、、。
 
 「事件記者コルチャック」の主人公の設定を作家にしたようなロイ・シネス主演のホラードラマ『怪奇!戦慄の怪人 オカルトショック』(1973年)は、自分はけっこう好きな作品でしたが、ドラマシリーズ化されず。
 レナード・ニモイが超能力を持ってしまったレーサー(元レーサー?)を演じた『ザ・オカルトハウス 対決!超能力の男vs悪魔の化身』(1972年)もシリーズ化されず!
 レブ・ブラウンがキャプテン・アメリカを演じた『爆走ライダー 超人キャプテンアメリカ』(1979年)は続編のTVムービー”Captain America II: Death Too Soon”(1979年)が作られたもののシリーズ化されず。
 キャシー・リー・クロスビーがタイトルロールのヒロインを演じた”Wonder Woman”(1973年)は未放映のまま。

 TVシリーズにならなかったパイロット版は、数多くありました。
 ルイ・ジュールダンが魔物と対決する精神科医を演じた『鏡と悪魔』(1969年)、『悪の祭典』(1969年)
 超能力者が事件を解決する『怪奇!超自然の眼』(1972年)
 地球そっくり(アメリカそっくり)の惑星に不時着した宇宙飛行士を描く『惑星テラ』(1973年)
 アル中で事故死した神父が悪魔を払うよう舞い戻ってくる『ブルー・ファイア』(1977年)
 宇宙人の子孫で超能力者が活躍する『超能力100万ボルトの瞳』(1977年)
 コミック物『超能力探偵マンドレイク 連続爆破事件に挑む奇跡の魔術』(1979年)
 自分の趣味で、ヒーロー物ばかりあげてしまいましたが、刑事物や弁護士物とかでも、パイロット版のTVムービーだけで終わった作品かなりありますよね、、。

 今回も、全然違う内容で字数かせぎしちゃいました。

 TVのパイロット版でもOKっていう方には、十分面白く観れるかと、、。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『EARTH FALL アースフォール JIUJITSU』 ニコラス・ケイジはすぐに、、、。

2021-07-27 20:58:40 | SF

EARTHFALL アースフォール JIU JITSU
JIU JITSU(2020年アメリカ)
 監督:ディミトリ・ロゴセティス
 脚本:ディミトリ・ロゴセティス
    ジム・マクグラス
 出演:アラン・ムーシ
    フランク・グリロ
    トニー・ジャー
    ニ コラス・ケイジ
    マリッシ・クランプ
    リック・ユーン

 ■ストーリー■
 彗星とともに現れたエイリアンと戦うため、ある島の寺院に集められた9人の武術の達人たち。ジェイクはエイリアンとの戦闘中、崖から落ちて近くの漁師に助けられる。ジェイクはショックで記憶喪失になってしまうのだった、、、。
 
 ■感想■
 アラン・ムーシ、フランク・グリロ、トニー・ジャー、ニコラス・ケイジ出演のSci-Fi映画。
 
 「プレデター」シリーズの5作目『プレデターズ』(2010年)のB級版みたいな作品です!!
 はっきり言って『プレデターズ』よりは、はるかに面白いです!!
 プレデターが戦闘のプロと戦う映画なのに、なぜかエイドリアン・ブロディ主演でアクション映画ファンがガッカリした『プレデターズ』より見ごたえアリアリ!!
 
 『キックボクサー リジェネレーション』(2015年)、『キックボクサー ザ・リベンジ』(2018年)のアラン・ムーシ!
 『パージ:アナーキー』(2014年)、『パージ:大統領令』(2016年)、『バッド・チェイサー』(2015年)、『スカイライン 奪還』(2017年)のフランコ・グリロ!
 
 その他の出演者にトニー・ジャーにリック・ユーン。
 ニコラス・ケイジはエイリアンと戦う役でなく、かつて戦った武術の達人役です。

 ニコラス・ケイジは主人公との関係性も最後で明かされますが、それって必要??みたいな感じ、、。

 この出演者で、制作費2,500万ドル!!
 ニコラス・ケイジは、3日間の撮影で5分の1がギャラだったみたいですが、、、。

 以前、『プレデターズ』の感想で、この出演者でなく、プレデターと戦うのは、シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ドルフ・ラングレン、スティーヴ・オースティン、デイヴ・バウティスタ、トニー・ジャーとかが出演したら良かったのに、、、。って書いちゃいましたけど、本当にすごい製作費になるんでしょうねぇ、、、。


 B級感高めの作品ですが、出演者それぞれに見せ場も用意されてて、ニコラス・ケイジがちょこっとしか出演していないのを除けば、かなり満足度が高めの作品です!!
 それぞれに見せ場を用意して、ランニングタイム102分に収めているところも、ある意味すごいかも??
 
 ニコラス・ケイジがすぐに退場する度  ★★★★★
 SF映画というよりアクション映画度   ★★★★★ 
 想像通りの映画度           ★★★★ 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『スプートニク』 パッケージにだまされました、、。

2021-07-19 22:38:43 | SF

スプートニク
SPUTNIK(2020年ロシア)
 監督:イゴール・アブラメンコ
 脚本:オレグ・マロヴィチュコ
    アンドレイ・ゾロタレフ
 出演:オクサナ・アキンシナ
    ピョートル・フェードロフ
    フェードル・ビイダルチュク
    アントン・ヴァンシレフ
    ヴィタリヤ・コルニェンコ

 ■ストーリー■
 1983年オービタ4が地球に帰還する。ソヴィエト、モスクワ脳医学研究所では、タチアナ・ユリエヴナが治療のため17歳の少年を1分近く水に沈めたことが問題になり審問会が開かれていた。審問会のあと、タチアナにセミラドフという男が近づいてくる。神経精神医学的な見地からある患者を診て欲しいという依頼だった。先般帰還したオービタ4の報道は正しいものでなく、搭乗員のコンスタンティンが記憶障害になってカザフスタンの基地にいるので診察してくれというものだった。
 

 ■感想■
 ロシアのSci-Fi映画。
 タイトルが”スプートニク”だったので、当然のようにロシアの映画だと思っていたんですが、あるときから、勝手に違う国の映画だと思い込んでました、、、。
 で、観はじめたら、やっぱりロシア映画でした。(無駄な字数かせぎ、、、)

 なんか、ブルーレイのパッケージからして、「エイリアンと人類が戦う映画??」とか思っちゃいましたけど、全然違ってました!!
 作品に出てこないような爆発シーンがパッケージに映っていたり、全然違う内容をイメージさせるようなパッケージの作品もたーくさんありますが、、、まさか、今作もそんな作品だったとはッ!!

 面白くなかったワケではないですが、想像と違いすぎ!!Sci-Fi映画ファンには必見の作品なんでしょうが、、、。
 
 Sci-Fiアクション映画度 ★
 Sci-Fiホラー映画度   ★
 ドラマ度           ★★

  ロシア映画なので、少し長めのランニングタイム113分。まぁ、インド映画に比べたら、歌と踊りもなくすごーくコンパクトですが、、。

 2020年トライベッカ映画祭で公開されると、Sci-Fi映画ファンの話題になり、【シッチェス・カタロニア国際映画祭】では、正式出品され優秀作品賞にノミネートされました。
 その他、【トリエステSFフェスティバル】2020年では国際Sci-Fi映画の監督賞受賞しました!
 ノミネートされた映画賞をいくつかあげると、


 【サターン賞】2021年
  優秀国際映画賞 ノミネート
 【エトランジュ映画祭】2020年 フランス
  優秀長編作品賞 ノミネート
 【ロンド・ハットン・クラシック・ホラーアワード】2020年
  優秀インデペンデント映画 ノミネート

 とにかく評判が良かった作品なんですが、、、。内容が少し地味だから、やっぱり日本で公開するには、Sci-Fiアクション映画風のブルーレイのパッケージになっちゃうんでしょうねぇ、、。

 

 

 


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『グンダラ ライズ・オブ・ヒーローズ』 インドネシア・スーパーヒーロー

2021-05-25 00:00:00 | SF

グンダラ ライズ・オブ・ヒーロー
GUNDALA(2019年インドネシア)
 監督:ジョコ・アンワル
 脚本:ジョコ・アンワル
 出演:アビマナ・アルヤスティア
    タラ・バスロ
    ブロント・パララエ
    アリオ・バイユー
    ルクマン・サルティ

 ■ストーリー■
 貧困エリアの労働者の父親は労働紛争で仲間の罠にかかり死亡、出稼ぎに出た母親は家を出たまま帰ってこない中で育った少年サンチャカは、ストリートチルドレンとして生活するようになるのだった。同じような環境の子を救おうとした彼は、子どもたちに襲われそうなところを、アワンという少年に助けられる。アワンから武術を教わり身を守る術を手にいれる。サンチャカは、アワンから他人には関わるなと忠告され、その教えを守り成長し印刷会社の警備員となっていた。
 サンチャカは、父親が死んだとき雷に打たれ、それ以降特殊能力を手にれるのだった。その特殊能力とは、雷に打たれると力を得て、稲妻を放電したり、力がパワーアップするというものだった。
 一方、ペンコールと呼ばれる孤児を従えるマフィアが街を牛耳って、反対する政治家を殺したりしていた。サンチャカは他人と関わらないように生活してきたが、隣の家の住民ウランとテディの親子を助けたことをきっかけに人々と関わるようになっていた。市場を襲ってきたギャングたち30人を雷から力を得てスーパーパワーで倒したのだった。
 そんなとき、何者かによって米に有毒物質が注入され混入し、その米を食べた妊婦が生んだ子どもが道徳観を失った人間が生まれてしまうことが判明するのだった、、。
 
 ■感想■
 インドネシアの人気コミックの映画化作品。

 自分はインドネシア映画はあまり観たことがなく、記憶では5作目かも??
 インドネシア映画で観たことあるのは、TV東京「木曜洋画劇場」でも放送された『ジャカルタ』(1988年)や、イコ・ウワイス主演のアクション映画『ザ・レイド』(2011年)、『ザ・レイド GOKUDO』(2013年)、オカルトホラー映画『悪魔の奴隷』(2017年)しかないかもしれません、、。


 原作は1969年から発売されていた人気コミックで、ブンミラゲット社はコミックのヒーローを同じ世界観で映画化するブンミラゲット・シネマティック・ユニバースを展開する予定で今作は、その1作目だそうです。
 インドネシアには、スーパーヒーローが数多くいるそうで、ブンミラゲットスタジオは1000以上のヒーローがいるそうです!!

 知らなかったです!!

 スーパーヒーローが同じ世界観でたくさんいるのは、アメリカのマーヴェルコミックとDCコミックくらいだと思ってました、、、。

  シネマティック・ユニバースを展開する関係からか、最後の方で突然出てくるスーパーヒロインや、最後はペンコールより悪い魔物が登場して、「続編に続く!」みたいな終わり方は、どうなんでしょうね??
 あの魔物の登場で、なんかすごーく壮大なストーリーになりそうな感じ、、。


 製作側は、多分、このシリーズについては、インドネシア国内で大ヒットすれば、それでOKみたいに考えているんでしょうが、、、。でも、そんなこと言って自分みたいに楽しんで観ちゃう海外の映画ファンも少なくないでしょうねー。

 インドネシアというお国がらなのか、あくまでも戦いはシラットか、剣くらいな感じで戦いはすべて素手や棒で殴る蹴る!!殴る蹴る!

 拳銃とかで戦うシーンは一切ないのに、でも、自分に敬意を示さなかったとかで、悪役のペンコールが若手政治家を、小さな子どももいるのに家族とも含めて皆殺しにするシーンがあったりして、普段みているハリウッドの作品と比べると、すごーくバランス感覚がつかみにくい、、。
 
 主人公にしても雷の力がないときは、変なコスチュームを着てる単に強い人!!

 『沈黙の戦艦』(1992年)、『暴走特急』(1995年)のケイシー・ライバックの方が、雷の力がないグンダラよりは強そうです、、。

 スーパーヒーロー度  ★★★
 マーシャルアーツ度  ★★★★
 続編気になっちゃう度 ★★★★

 果たして、続編は日本で公開されるんでしょうか??

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『アンチ・ライフ』 B・ウィリス出演しっぱなし、、。

2021-05-23 13:01:00 | SF

アンチ・ライフ
BREACH(2020年カナダ)
 監督:ジョン・スーツ
 脚本:エドワード・ドレイク
    コーリー・ラージ
 出演:コディ・カースリー
    ブルース・ウィリス
    トーマス・ジェーン
    レイチェル・ニコルズ
    ジョニー・メスナー


 ■ストーリー■
 西暦2242年、地球は人類滅亡の危機を迎えていたが、選ばれた富裕層の人々は“ニューアース”と呼ばれる惑星へと脱出する。ノアは軍人のヘイリー提督の娘ヘイリーとつき合い彼女のお腹には2人の子どもがいた。アダムス提督が乗る地球から最後に脱出する宇宙船にヘイリーは乗船、ノアは偽りの身分で密航者として乗り込むことに成功するのだった。宇宙船を操作する者と数人の軍人を残し乗客たちは冷凍睡眠に入る。ノアは、ベテラン軍人のクレイの下で働き始めるのだが、船内では人間が起こしたとは思えない殺人事件が発生するのだった、、、。

 □■□ネタバレあり□■□
 ストーリー最後の方の展開記事にしてます!観る予定の方は読まないように、、。
 
 ■感想■
 ブルース・ウィリス出演のSci-Fiホラー映画。
 ブルース・ウィリスは。ゲスト的な出演でなく、ちゃんと最初の方からラストの方までちゃんと出演してます!!
 最近のブルース・ウィリス出演作の中では、珍しいのでは??
 と、思ったら『THE LAW 刑事の掟』(2019年)でも、ちゃんと共演者でストーリー上、重要な役で活躍してました。

 ブルース・ウィリスがゲスト的な出演ばかりしてるっていうのは思い込みですね。。。

 監督は『JIGSAW ルール・オブ・デス』(2006年)、『ザ・スクリブラー』(2014年)のジョン・スーツ。ジョン・スーツ監督なんで、なんとなくイヤーな予感がしていましたが、普通に観れました。
 ランニングタイム92分が、すごーく長く感じることが出来ました。

 宇宙船にのれた人たちは良かったですけど、地球に残されちゃった人々はどうなっちゃったんでしょう??
 と、思って観ていたら、乗ってる人たちは主人公ノアとヘイリー以外みんな死んじゃって、、。

  死にすぎ―、、。

 苦労してニューアースに着いたら、すでに怪物が暴れていた!!って。しかも、ここまで盛り上がってないから、どうでも良い感じ。
 地球に残された人々も、宇宙船に乗っていた人々も、死んじゃって、、、。あんまり感情移入も出来ない主人公とヒロインだけ助かっただけの状態ですからねー、。

 この主人公たちが乗り込んだ宇宙船より前にニューアースに着いた人々はどれくらい生き残っているんでしょう??


 大体、地球に大勢の人間を残して、主人公と彼女だけ勝手に宇宙船に乗り込んで地球から脱出しといて、その宇宙船でエイリアンみたいなのが暴れ出す設定って、、、。
 普通に、宇宙船でエイリアンが暴れるだけではダメだったんですか??地球を脱出する設定が必要のなのかどうか??

  ブルーノ・マッティ監督の『エイリアンネーター』(1989年)の方が、設定が分かりやすい上に面白い!!

 ブルース・ウィリスが宇宙を探査する宇宙船の中で、ゾンビみたいなエイリアンと戦うだけの作品だったら良かったのに、、。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『DOOM ドゥーム』

2021-04-19 00:31:27 | SF

DOOM ドゥーム
DOOM(2005年アメリカ)
 監督:アンジェイ・バートコウィアク
 脚本:デヴィッド・キャラハム
    ウェズリー・ストリック
 原案:デヴィッド・キャラハム
 出演:カール・アーバン
    ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)
    ロザムンド・パイク
    ラズ・アドティ
    イアン・ヒューズ

 ■ストーリー■
 2026年、ネバダ州の砂漠で考古学者が火星の古代都市へと続く入り口を発見した。その入り口は“アーク”と名づけられた。しかし、20年経っても、なぜアークが作られたのか、火星の住人がどうなったのか解明されていなかった。
 火星にあるUACのオルドゥヴァイの秘密研究所から救助の依頼が来る。被験者が脱走、研究所を封鎖したとの通信のあとカーマック博士の研究所との連絡が途絶えてしまった。海兵隊の特殊部隊RRTSは、危険を排除し市民を保護しUACの財産を奪回するため火星へ飛ぶのだった、、、。

 ■感想■
 『DOOMドゥーム アナイアレーション』(2019年)の記事を書くので、かつての記事(2006年8月18日)を加筆修正しています!!かつての記事の修正版ですいません、、、。
 
 FPS(ファーストパーソンシューター)のビデオゲーム「DOOM3」の映画化作品。
 ドウェイン・ジョンソンが海兵隊の隊長役で出演してるんで、てっきり、ザ・ロックVSエイリアンみたいな作品だと勝手に想像していたんですけど、、、すこーし違ってました。
 
 ハリウッド作品も素直じゃないですネ!
 ちなみに、今作って、本国アメリカでも、ドゥエイン・ジョンソン主演って宣伝されたんでしょうか??
 もう、ドゥエイン・ジョンソン出演っていうだけで、勝手にアーノルド・シュワルツェネッガーが怪物と戦う『プレデター』(1987年)みたいな作品を想像しちゃいました。
 そう思っていたら『エグゼクティブ・デシジョン』(1996年)でした、、、。わかりにくいですか??
 
 ゲームの映画化作品だし、屈強なスーパーマンのドゥエイン・ジョンソンがモンスターをバンバン撃って退治していくのをポップコーンでも食べながら観るのにちょうど良い作品なんだろうなぁ~。とか思っていたのに!
 
 観ているうちに気づくことに、、。
 「あれ、主人公は、ザ・ロック演じる軍曹じゃなくて、カール・アーバン演じるリーパーだった、、、」
 
 ザ・ロックも後半の最後の方までは、一応、ヒーローっぽいんですが、、。

 ブルーレイのパッケージでもドゥエイン・ジョンソンがメインに、、。
 こういう観客をダマすようなミスディレクションって“好き”ですよ!

 でも、今作の敵って、エイリアンじゃないし後味悪いです!
   
 ザ・ロック率いる特殊部隊も非情だし、エンターテイメント映画なのに変にリアルで、、、。シューティングゲームの映画化作品なんだから、もう少しノーテンキなアクション映画だと思ってました。原作になったゲームの知識がなくて、すいません、、。
 Sci-Fiというよりホラーって感じなんですかね??原作のゲームでは地獄の門を開いてしまうのが、今作の場合は科学的に生み出された怪物が登場します!!
 
 あと、火星の研究所が舞台のせいか、画面が暗いです!暗すぎ!、何が起きてるのかわからないです!
 暗すぎ!暗すぎ!
 低予算のSF映画だったら誤魔化すために暗くしてもしょうがないですけど、制作費6,000万ドルの大作なんだから、もう少し明かるい画面で、やって欲しかったかも??

 ビデオゲームの映画化なので、ファンに気をつかったのか、クライマックスで1人称のシューティングシーンが用意されています。
 Sci-Fiアクション映画ファンなら、楽しく観れるはず!!

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『インビジブル・ユース ニュージェネレーション』

2021-04-07 23:48:30 | SF

インビジブル・ユース ニュージェネレーション
ILRAGAZZO INVISIBLE SECONDA GENERAZIONE(2018年イタリア)
 監督:ガブリエル・サルヴァトレス
 脚本:アレッサンドロ・ファブリ
    ルドヴィカ・ランポルディ
    ステファノ・サルド
 出演:ルドヴィカ・ジラルデオ
    セニーヤ・ラポポート
    ガラテア・ベルギ
    イヴァン・フラネク
    ダリオ・カンタレッリ
    ノア・ザッタ

 ■ストーリー■
 潜水艦を破壊し、ステラたちを救ったミケーレ。しかし、その後もミケーレは、ヒーローとして正体と超能力を隠し過ごしていた。
 そんなある日、ナターシャが転校してくるのだった。パーティが開かれ、そこで、以前の事件ではイヴァンがステラを救ったことになっていて、良い雰囲気の2人に怒りを爆発させてしまいそうになるが、パーティ会場で爆発が起きるのだった。ミケーレは気を失ってしまうが、ナターシャの部屋で起きるのだった。
 ナターシャは、ミケーレに特殊能力を一般人の前で使ってはダメだと忠告してくるのだった。ナターシャも超能力を持つ”スペシャル”では発火能力を持っているのだった、、、。

 ■感想■
 前作と同じ脚本家、監督で作った2014年の『インビジブル・スクワッド 悪の部隊と光の戦士』の続編。

 日本では良くありがちな、続編は観ることもできないんだろうなぁ、、、。

 って、あきらめモードだったんですが、GEOのレンタルコーナーで気になるタイトルの作品があったので手にしたら、見覚えのある主人公が!!
 今作って、『インビジブル・スクワッド 悪の部隊と光の戦士』の続編だーっ!!
 

 制作費も前作の800万ユーロから、1,000万ユーロにアップ!
 でも、4年経過してるので、200万ユーロのアップだと、同じくらいの感覚でしょうか??

 前作も数多くの賞を受賞、ノミネートしましたが。今作もイタリアの映画祭で受賞、ノミネートされました。
 【ダヴィッド・ディ・ドナッテロ・アワード】2019年
  優秀ヴィジュアル・エフェクツ賞 受賞
 【イタリア国映画ジャーナリスト・シンジケート賞】2018年
  監督賞 受賞
  プロダクションデザイン賞、製作者賞 ノミネート

 前作は、少しユルユルな感じで始まって、途中から少しだけシリアスな展開でラストまで盛り上がりましたが、続編の今作は最初から少しだけダークな雰囲気に、、。
 主人公が16歳になって大人になったっていうのもあるんでしょうが、、。
    
 前作を観ていなくても、全然面白い作品になってはいるんですが、前作のシーンや登場人物たちが出てくるのでぜひ前作から観て欲しいです。
 潜水艦のエピソードや、ミケーレが好きだった(今でもですが)ステラや、イヴァンといった登場人物が良く分からないかも??

 ストーリーも前作のラストの続くみたいなところから、3年も経っていて、全然普通に始まっていました、、。
 でも、前作観ていない人はまるっきり相手にしていないので説明なし、みたいな、、(笑)
 主人公のミケーレ、普通に生活してる、、。生活費は??

 父親が支援してくれているとかいうコトもなさそうだし、、。

 前作から出てきていた母親エレーナと、今作から登場の妹ナターシャと協力して、超能力者を使って悪だくみをしようとする元ロシア軍のイゴール・ザバロフを倒そうとするんですが、、、あまりにも調子よく進んでいくので、絶対に何かあると思ったら、その通りの展開に!!
 こういうジャンルの作品を良く観る映画ファンなら、おなじみに展開に!!

 ミケーレの育ての母親の死の真相とか、必要だったのかどうか??
 あそこまでしないと、対決できないのかもしれませんが、、。
 前作が100点だとすると、シリーズ物の宿命か期待度が高くなったっていうこともあって、今作は90点くらいでしょうか??

 前作を観た映画ファンは続きが気になっていると思うので、どうぞ、。

 ■日本語吹替キャスト■
 ミケーレ・シンレンツィ :葉山翔太                          
 ナターシャ       :佐藤はな        
 エレーナ        :兼田めぐみ      
 ジョヴァンナ・シレンツィ:浅井晴美                        
 イゴール・ザバロフ   :庄司然
 ドクターK        :菊池康弘
 キネティカ       :北村さちこ 
 モルフェウス      :高橋ちんねん
 ロッチャ        :中務貴幸
 ステッラ        :堀川かえで
 ブランド        :上石直行
 マルティノ       :鈴懸大和
 テレサ         :長一穂
 警官          :嘉数礼門

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『インビジブル・スクワッド 悪の部隊ち光の戦士』

2021-04-06 22:05:41 | SF

インビジブル・スクワッド 悪の部隊と光の戦士
IL RAGAZZO INVISIBILE(2014年イタリア、フランス)
 監督:ガブリエレ・サルヴァトレス
 脚本:アレッサンドロ・ファブリ
    ルドヴィカ・ランポルディ
    ステファノ・サルド
 出演:ルドヴィコ・ジラルデッロ
    ヴァレリア・ゴリノ
    ファブリイツィオ・ベンティヴォリオ
    ノア・ザッタ
    フリスト・ジフコフ

 ■ストーリー■
 ヒーローに憧れる少年ミケーレは、イヴァンやブランドに学校でいじめられていて、ある日、トイレに閉じ込められるが窓から逃げ出すのだった。翌朝、ミケーレは自分が透明になっていることに気づくのだった。そんなとき、子どもたちがさらわれる事件が起きていて、ミケーレが好きなステラもさらわれそうになるのだが救うことができなかった。そんなときテレパシーを持つ目の不自由な男が近づいてきて、自分はミケーレの父親だと名乗るのだった。そして、”ディヴィジョン”という組織が超能力のある子どもたち”スペシャル”を誘拐し、兵器として利用しようと企んでいると伝えるのだった。ミケーレは子どもたちを救おうとするのだった、、。

 ■感想■
 透明人間になる能力を持った少年を描くイタリアのSci-Fi映画。
 総製作費800万ユーロの大作。
  
 今回、この記事は記憶を頼りに書いているので、ストーリーは少しだけあやふやかも?? 
 ファミリー向け作品の記事では今作のことをちょこちょこと書いていたんですが、今作は記事にしていませんでした、、。
 
 すごーく面白いです!!

 100点!!

 数多くの映画祭で賞を受賞したり、ノミネートしたりしました!!
 
 【ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞 】2015年イタリア
  最優秀視覚効果賞、メイクアップ賞 受賞
  最優秀助演女優賞、最優秀助演男優賞、製作者賞、撮影賞、音楽賞、主題歌賞、メイクアップ賞、音響賞 ノミネート
 【ヨーロッパ映画賞】2015年
  ヤング観客賞受賞
 【イタリア国映画ジャーナリストシンジケート賞】2015年
  オリジナル脚本賞、シルバーリボン賞 受賞
  製作者賞、プロダクションデザイン賞、撮影賞 ノミネート
 【ミンスク国際映画祭】2015年
  子どもと若者フィルム・コンペティション・アワード賞(子ども作品賞、助演アダルト俳優賞) 受賞
 【シアトル国際フィルムフェスティバル】2015年
  未来の波ユース審査員賞 ノミネート

 最初は超能力で、更衣室に忍び込むみたいなコトやったりしていますが、いつのまにか超能力を持つ可能性をある子どもたちを兵器にしようとする組織が出てきたりして、ちゃんとヒーロー映画の王道の展開に!!

 この『インビジブル・スクワッド 悪の部隊と光の戦士』って、タイトルで観ようと思っているこういうジュヴナイル系マジメSci-Fi映画ファンが見逃して気が、、、。スクワッドってどういうこと??
 基本的に主人公はチームも組んでないしね、、、。
 今作がリリースされる(2016年11月4日)のちょっと前に『スーサイド・スクワッド』(2016年)が公開されたからなんでしょうけど、、こんな便乗タイトルつけないでも十分面白い作品なので、違うタイトルでも良かったのでは??

 ”インビジブルボーイ”とか”インビジブルギャルソン”とか、、、って、全然思いつかない、、。
 外国版タイトルそのまんまです(笑)
 ちなみに、国際英語版タイトルや、アメリカ、イギリスでのタイトルが”Invisible boy”で,フランスが"Le garcon invisible”です。
 タイトルつけるのって、けっこう大変ですね、、。

 

 ところで、イタリアとフランス!なんで、こんな面白い子ども向けの映画を作れちゃうんでしょう??
 ジュヴナイル的な作品に800万ユーロの製作費!!

 とかほめてますが、自分も観た映画のベスト10に入れてませんでした!
 自分が観た記録のノートを調べたら2017年に観ていたのに、、、。

 最初は、子ども向けだし、、、期待もしていなかったんですが、イタリア映画だから観なくちゃと思って観たら、あまりの面白さに思わず画面に引き込まれちゃいました!!
 続編ありきみたいな終わり方がきになっちゃいますが、こんな風に終わったら続きがきになっちゃいますよーーー。

 って、続編の記事は次回に、、、。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『アーカイヴ』

2021-03-20 22:30:14 | SF

アーカイヴ
ARCHIVE(2020年イギリス)
 監督:ギャヴィン・ロザリー
 脚本:ギャヴィン・ロザリー
 出演:テオ・ジェームズ
    ステイシー・マーティン
    ローナ・ミトラ
    トビー・ジョーンズ
    ピーター・フェルディナンド

 ■ストーリー■
 2038年、人里離れた山間の研究所で人工知能を開発するジョージ・オルモアは2体のアンドロイドJ1、J2を作り上げる。そして、より発展型のアンドロイドの製作を行っていた。J1は5、6歳の知能で止まっており、J2を開発した。
 その時代、アーカイヴシステム社のサービスで死んだ人間の記憶を、死後200時間保存しておくこよが出来るようになっていた。最新アンドロイドの人口知能に死んだ妻ジュールスの記憶をアーカイヴシステム社の故人のデータを植え付け甦らそうとしていたのだった。

 □■□ネタバレあり□■□
 ネタバレしてるので、観てから読んで下さい!
 今回、本当にネタバレしてます!!オチがわかっちゃうと面白さ半減するので観てから読んで下さい!!


 ■感想■
 死んだ妻の記憶のデータを元に、妻の記憶を持ったアンドロイドを作ろうとする科学者を描くSci-Fi映画。
 
 すごーく面白いです。

 でも、途中でネタが割れてしまうのが残念!途中と言っても、かなり後半で1時間24分くらいの事故のシーンのですが、、、。気が付くのがそのシーンよりも早く気が付く映画ファンもいるかも??

 まさか、いつもの、、、。

 このオチでない普通にアンドロイドに記憶を植え付けることが出来るようなストーリーの方が断然良いのにッ!!

 なんで、みんな、このオチ使いたがるんでしょうか??
 脚本家になったら、1度は使いたいオチなんでしょうか??
 そんなすごく驚くオチでもないのに、、、。

 このオチのためだけに、ランニングタイム109分は長すぎ!!
 
  同じネタでも面白かったのは『墜落大空港』(DVD題:『ジャンボ・墜落 ザ・サバイバー』)(1981年)くらい、、。まぁ、『墜落大空港』はジェームズ・ハーバートの原作がありますけどね。

 すいません、本当にネタバレしちゃいました!!

 まるっきり違うネタですけど、途中でネタバレしちゃう上に驚けるスペイン映画のSci-Fi映画『スターシップ9』(2017年)の方が、Sci-Fi映画としても、もちろん映画そのものとして100倍良く出来てます!!

 今回ほめるつもりで書いていたのに、なぜか違う作品をほめるコトに、、。

 

スペインのSci-Fi映画。面白いです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ロボA-112』

2021-03-16 23:16:17 | SF

ロボA-112
ROBO(2019年ロシア)
 監督:サリク・アンドレアシアン
 脚本:アレクセイ・グラヴィツキー
    セルゲイ・ヴォルコフ
 出演:ダニール・イゾトフ
    ヴラディミール・ヴドヴィチェンコフ
    セルゲイ・ベズルコフ

 ■ストーリー■
 科学者ヴィクトルとナージャ夫婦は救助ロボット、A-112を開発する。危険を察知することはできるのだが人間を救出することができないということで実地テストに不合格になってしまう。人間との対話能力がないと判断されたためだった。一方、ヴィクトルとナージャの息子ミーチャは両親が忙しく、数学がキライで絵を描くのが好きな少年だったが、学校ではいじめられ孤独を感じていた。
 A-112は、家族というものを知りたくなり研究所を脱走するのだった。開発した研究所ではA-112が暴走して脱走したものと判断、追跡を開始するのだった、、、。

 ■感想■
 ロシア製のファミリー向けSci-Fi映画。
 こういう子ども向けのファミリー映画はアメリカとか、ドイツとかだったら、すごーく面白い映画にするようなストーリーなんですが、ロシア映画の今作はオーソドックス!
 超オーソドックス、まるで児童向けの絵本系読み物をそのまま映画化したような感じの作品に仕上がってます。

 オーソドックス度 ★★★★★
 盛り上がり度   ★
 子どもと観る度  ★★★★
 

 上記のストーリーのあと、当然ロボットA-112とミーチャが出会ってA-112が成長していくという風に進んでいきます。 
 本当は、出会うと言っても偶然出会うのでなく、A-112が会いに行くんですが、、、。

  ミーチャはA-112が、発見されたら壊されることを知り逃げ出し、2人で近所を逃げ回ります。
 ファミリー向け映画なんで、近所です、、、。
 
 あまりにも普通の展開で感想が書きにくい、、。
 まぁ、いつも大した感想も書いてないですが、、(泣)
 
  

 あと、ミーチャをイジメていた男の子と女の子が、後半ストーリーに絡んできます。
 ランニングタイム88分ですが、あまりにも定番の展開に、ちょっと長く感じます!!
 あと、10分くらい短くても良かったのでは??

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ウォーズ・オブ・ギャラクシー』

2021-03-15 22:19:41 | SF

ウォーズ・オブ・ギャラクシー
BATTLE STAR WARS(2020年アメリカ)
 監督:ジェームズ・トーマス
 脚本:ジェレミー・M・インマン
 出演:アリソン・ゴルニク
    エイミー・ストルディ
    ジャスティン・ベルティ

 ■ストーリー■
 1300年以上先の未来、銀河は惑星連合が支配、かつては平和的だったが現在の支配者マラストー卿は権力を求めた。反乱軍のリーダーのコーブリン船長は、惑星ヘイヴンに向けて脱出を図るのだった。しかし、惑星連合を信じるパラディン、デンズがコーブリン船長の宇宙船に乗り込んでくる。仲間の宇宙海賊エイジャックスは逃走、惑星連合はコーブリンの宇宙船を破壊するのだった。コーブリンはデンズと脱出するのだった。
 2年後、コーブリンは、エイジャックスに捕えられるが、マラストー卿の娘アステラに助けられるのだった。一方、アステラはコールドスリープしていたデンズと逃げるのだが、、、。

 ■感想■
 アサイラム製作の宇宙Sci-Fi映画。
 スターウォーズの亜流を目指したんでしょうが、微妙にスターウォーズに似すぎていて逆につまらなくなってます!!もっとメチャクチャな作品を作って欲しかったような気も!!
 
 1970年代後半から、『スター・ウォーズ』(1977年)や『エイリアン』(1979年)のヒットで起きたSci-Fi映画ブームで数多くの作品が作られました。

 少し作品をあげると、、
 『スタークラッシュ』(TV題:『銀河戦争 宇宙巨大戦艦SOS スタークラッシュ宇宙大戦争』)(1978年)
 『ヒューマノイド 宇宙帝国の陰謀』(1979年)
 『ブラックホール』(1979年)
 『25世紀の宇宙戦士キャプテン・ロジャース』(1979年)
 『宇宙の7人』(1980年)
 『アウトランド』(1981年)
 『ギャラクシー・オブ・テラー 恐怖の惑星』(1981年)
 『禁断の惑星エグザビア』(1982年)
 『銀河伝説クルール』(1983年)
 『スペース・ハンター』(1983年)等々、、。
 
 そういった作品の方がオリジナリティがあって面白かったなーんて言いません、、。上記の作品は今作の製作費の100倍以上でしょうから(泣)
 それに今作以上にオリジナリティが全然ない『真昼の決闘』リメイクみたいな『アウトランド』みたいな作品もありましたしね。あ、でも『アウトランド』もけっこう好きだったりします。『アウトランド』は公開当時、SF作家ハーラン・エリスンにメチャクチャ言われてましたけど、、、。

 アサイラム作品なんで、こんなもんかなぁ~って感じで観て下さい。
 ランニングタイムも86分と超短めだし、、。
 ちょっと甘すぎかな??

 真剣に観ると、「何だー、これ!!」って思っちゃいますけどね。とにかくTVシリーズの下手な再編集版を見せられているような展開で、最後は続くみたいな??
 

 

 


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『1/8 ハチブンノイチ』

2021-03-05 22:14:50 | SF

1/8 ハチブンノイチ
SOLUM(2019年ポルトガル)
 監督:ディオゴ・モルガド
 脚本:ディオゴ・モルガド
    ペドロ・モルガド
 出演:カタリーナ・ミラ
    ダーウィン・ショウ
    ゴンサロ・ラモス
    カルロス・カルヴァーリョ
    ディオゴ・モルガド

 ■ストーリー■
 TVのリアリティショーで無人島でサバイバル生活することになった男女、サラ、リアム、ジョン、クリストフ、エマ、キャロル、スコット、ポールの8人。しかし、ある日参加者の1人リアムが弓を持って襲ってくるのだった。

 □■□ネタバレあり□■□
 今作もですが、森村誠一『人間の証明』のネタバレも、、、。

 ■感想■
 ポルトガルのSci-Fi映画。

 本来、ネタバレがダメな作品ですが、ソフトのパッケージに大きくネタバレが!!
 しかも、ストーリー紹介のところにでなく、タイトルの下にデカデカと大きくネタバレ!!

 これは、角川映画『人間の証明』のTV宣伝 「キスミー、キスミー、キスミー、キリスミー、キリスミー、キリズミ、キリズミ、霧ズミ、霧ずみ、霧積、、霧積、、、」よりもひどい!!
 
 まぁ、そんなコト言っても、開始10分でワケのわからない未来的な人工衛星みたいな物体とヒューマノイドタイプの何かが画面に映ってきます。
 13分目には廃墟が、、。

 棄権した出場者が消えたりとか、それなりに普通でない描写はあるものの、一体何が起きてるの??と思わせたい作品のはずなのに、おっきくパッケージにネタバレが!!

 でも、リアリティ番組という設定がうまくかみ合っていないのか、全然面白くない!!

 ジョゼフ・ルーベン監督の『フォーガットン』(2004年)くらい驚きの展開でないとびっくりできない、、、。
 
 なぜ、この8人が選ばれたのか??
 なぜ、リアリティ番組??
 
 でも、ネタバレが無くても、かなりZ級な感じなのは確か、、。
 何でエイリアンが生き残った8人に、こんなコトしてるのか、意味が分からない、、。最後に生き残った他の5人がいるので、同じようなコト5回していたってコトですよね、、、。8人×6回で48人助けてくれれば良いのに、、、。

 なんか、犯人が分かっている推理小説を読んでいる気分でした、、、。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『デューンサバイバー 砂の惑星』

2021-02-26 00:25:00 | SF

デューンサバイバー 砂の惑星
DUNE DRIFTER(2020年イギリス)
 監督:マーク・プライス
 脚本:マーク・プライス
 出演:フォビー・スパロー
    デイジー・エイトキンス
    サイモン・デュイヤー=トーマス
    リチャード・コーガン
    マイケル・ギアリー

 

 ■ストーリー■
 宇宙戦争で撃墜された宇宙船のパイロット、アドラーとヘイゼル・ヤレンは迎撃され惑星エレボスへ墜落する。テントを張りその場をしのぐがケガをしていたヘイゼルは死亡。アドラーは生命維持装置の制限時間48時間以内に、宇宙船の部品を入手するため同じく墜落した敵ドレックの宇宙船まで移動することにするのだが、、、。

 ■感想■
 低予算のイギリスの宇宙Sci-Fi映画。
 制作費はなんと10万ドル!!
 監督は『コリン LOVE OF THE DEAD』(2008年)、『ナイトシューターズ処刑遊戯』(2018年)のマーク・プライス。
 マーク・プライスはゾンビ映画『BEFORE DAWN ビフォア・ドーン』(2012年)の製作総指揮もしていますが、8年前の『BEFORE DAWN ビフォア・ドーン』はどんな作品だったか忘れています、、、。
 ハッキリ言って観たという記憶しかない、、(泣)

 製作費10万ドルの今作ですが、スタッフ、キャストをボランテイアで撮った『コリン LOVE OF THE DEAD』は製作費70ドルですからねー。
 ゾンビ映画は低予算でも、一定数のゾンビ映画ファンが温かい目で見てくれるので完成度がかなり低くても受け入れてもらえる土壌がありますけど、Sci-Fi映画ではかなり厳しいのでは??

 熱狂的なゾンビ映画ファンは本当に作品に対して評価が甘いのでハードルが低いですが、他のジャンルでは厳しい!!
 ゾンビ映画は、ビデオ撮り作品でも、ストーリーがおかしくても(ほとんど無くても)、Z級でも、とにかく許してくれますけど。

 今作は、イギリスの【フライトフェスト】2020年、【メイヘム映画祭】2020年に正式出品しています。

 ランニングタイム95分と短めの作品ですが、長すぎ―!!
 
 今作のメインは惑星に不時着した主人公と敵の生き残りの戦いなのに、不時着する前の宇宙船の戦いのシーンに22分も使っちゃってます!!主人公以外の登場人物はいなくなっちゃうのに、つまらない会話と迫力のない1970年代後半のVFXのような宇宙でのドッグファイトシーンに22分!!
 惑星にちてからもウダウダ、、敵に遭遇して、これからっていうときに映画は終わります、、、。

 銃で撃っても(お互いに)、効かずに結局殴る??なぜ??
 『ナイトシューター処刑遊戯』は、けっこう面白かったのに、、。
 なんで、こんな超手予算の宇宙Sci-Fi映画撮っちゃったんでしょう??

 せめて、あと20分短ければ、、。
 
 良く考えたら、(良く考えなくてもですが、、、)『コリン LOVE OF THE DEAD』も一般的には評判良かったですが、自分は全然ダメダメでした、、。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『マイロボット』 クロアチアのファミリー映画

2021-02-24 23:19:05 | SF

マイ・ロボット
MOJ DIDA JE PAO S MARSA(2019年クロアチア)
 監督:マリナ・アンドリー・スコップ
    ドラジェン・ジャルコヴィッチ
 脚本:パヴリカ・バジシク
    ブランコ・ルジック
 原案:イレーナ・クレセリック
 出演:ラナ・フランジェク
    ニルス・オル・オフトプロ
    ペトラ・ハルニジョヴァ
    フランコ・マスコヴィック
    マルコ・プレスニック

 ■ストーリー■
 ある夜、空から降ってきた何かの衝撃で家は大破、生き残った若い女の子はエイリアンを目撃するのだった。
 30年後、ウーナはクラスであまり友達のいない子だったが、家には大好きなおじいちゃんがいた。ウーナのおじいさんはおならをエネルギーに変える装置を作るような変わった発明家だった。ある夜、おじいさんが空飛ぶ宇宙船にさらわれる現場を目撃するのだった。衝撃で気を失ったウーナは翌朝、おじいさんの部屋の地下室で言葉を話すロボットを発見するのだった。
 ロボットは恒星船パイロットKD ZTX DP-11で、カシオペヤ座のパルセウス星からやってきたというのだ。ペルセウス星では惑星の住人が進化し肉体を捨て不死身になりエネルギー体になったのだった。しかし、不死身になったため他人と関わることをやめたため孤独になってしまった。ペルセウス星人は、他の星の住人の幸せを研究し孤独の対処法を探っていた。スリングショットで、この地球に近づいた化学者はロボットの注意を聞かず、惑星への興味のまま地球に降り立ち宇宙船は壊れ、ヒューマノイドを殺してしまったのだった。その罪滅ぼしのように殺したヒューマノイドに乗り移ったというのだった。そのヒューマノイドがウーナの祖父ということだった。スリングショットは30年間に1度、24時間だけ行うことができるということだった。ペルセウス星人は、ウーナの祖父のエネルギー体を星に連れて帰ろうとしていることを知り、ウーナは祖父を連れ戻すため、ドードーと名付けたロボットとペルセウス星人を探すのだが、、、。

 ■感想■
 数々の映画祭で賞を獲ったクロアチアのファミリー向けSci-Fi映画。
 オーストラリアの【SciFi映画祭】を始め、世界各国の映画祭で堂々11冠の作品です。

【SciFi映画祭】2019年(オーストラリア)
 主演女優賞(ラナ・フランジェク) 受賞
【プーラ映画祭】2019年(クロアチア)
 撮影賞 受賞、ベスト・ビジュアルエフェクツ賞 受賞
【オリンピア国際映画祭チルドレンとヤングピープル】2019年(ギリシャ)
 長編映画賞 受賞
【コルカタ国際カルト映画祭】2020年(インド)
 Golden Fox Award 最優秀ファミリー・チルドレン映画賞 受賞、ファミリー・チルドレン映画賞 受賞
【コルタカ国際カルト映画祭】2019年
 CICFF Award ファミリー・チルドレン映画賞 受賞
【フリックス映画祭】(イギリス)
 長編映画賞 受賞、最優秀主演女優賞 受賞、最優秀キッズ映画賞 受賞
【ニアナザレ国際映画祭】2019年(イスラエル)
 ファミリー・チルドレン映画部門 審査員賞 受賞

 ノミネートは2019年の【モロディスト国際映画祭】でティーン映画コンペティションでノミネートされています。

 ファミリー映画としては、ごくごく普通の作品でいくつも賞を獲るほどかと聞かれると、、、そうでもないかも??
 そんな感じの作品でした。

 今作はクロアチア映画ですが、クロアチアの映画ってあまり観たコトがないかもしれないかも??
 今度いつか観たことがある映画の製作国の記事も書いてみようかな??と思っています、、。

 事件らしい事件も起きず、おじいさんがエイリアンだったとか(エネルギー与えて生きている??)すぐにネタが割れて、ヒロインがおじいさんを探すことをメインに物語は進んでいきます。
 もっと、世界中が巻き込まれるようなハードSci-Fi映画だと(勝手に)思い込んでいたのでちょっとビックリ(自分だけです、、、。)

 恒星船パイロットのロボットやおじいさんを連れ戻しにきたロボットとかヴィジュアルとかSci-Fi映画として最低限のところはちゃんと押さえています。

 小さな子どもとかは、けっこう楽しめるかも??
 ランニングタイムも79分と、すごーく短め。あっという間に終わっちゃいます。
 90分枠の地上波の映画枠でもほとんどノーカットで放送できちゃう長さ、、。もう1980年代にあったそんな映画枠ないですけど。
 
 ポップコーン食べ終わる前に終わっちゃう??さすがにそれはないですね、、。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『パーフェクトワールド 世界の謎を解け』

2021-02-09 21:54:54 | SF

パーフェクト・ワールド 世界の謎を解け
CHERNOVIK(2018年ロシア)
 監督:セルゲイ・モクリツキー
 脚本:マクシム・ブダリン
    デニス・クリシェフ
 原作:セルゲイ・ルキヤネンコ
 出演:ニキータ・ヴォルコフ
    ユリア・ペレシルド
    エフゲニー・ツィガノフ
    セヴィリヤ・ヤノシャウスカイテ
    オルガ・ヌロフスカヤ


 ■ストーリー■
 ゲーム「クラウドタワー」製作チームのリーダー、キリルは恋人アンナに誕生日のサプライスプレゼントをするのだが、誕生日はすでに昨日で過ぎていたのだった。アンナにふられたキリルは会社でのパーティのあと、家に帰ると見知らぬ女性レナータが住んでいた。警察を呼んで部屋に部屋は模様替えされ、壁紙や家具などもすべて変わっていた。追い出されたキリルは翌日会社へ行くが、社内の人間は彼を知らないというのだった。家族に電話するものの最初はキリルを覚えていたものの会うときにはまるで忘れてしまっていた。
 キリルは部屋に帰りレナータに事情を聞こうとするが、レナータは脅すためにキリルが持っていたナイフを自分に刺し死んでしまうのだった。逃げ出そうとするキリルは隣人に殴られ気絶。クラブで酔っぱらって暴れた若者と思われ、警察の車両の中で起きるのだった。釈放されたキリルはスマホに登録されていたルートの案内で円柱状の建造物の塔にたどり着くのだった。
 その建物には死んだと思われたレナータがいて、キリルに彼は生まれ変わったと説明するのだった。
 キムギムは最も最も有効的な世界で、この場所は世界の交差点で、キリルは検閲官だといのだった。キムギム以外の世界にもこの塔はつながっており、キリルの能力で行くことが可能だというのだった。
 今までいた現実世界では殺人犯のキリルはしぶしぶ検閲官として塔で過ごすことに。
 アントンという男とアンナがキムギムの世界へ行くため塔へやってくるのだった。キムギムの白バラ館で、キリル同様機能者のローザに会ったキリルは機能者となって不死身になって仕事をするため、みんなの記憶から消えてしまったと説明するのだった、、、。



 ■感想■
 『ナイト・ウォッチ』(2004年)、『デイ・ウォッチ』(2006年)の原作者セルゲイ・ルキヤネンコ原作のSci-Fi映画。

 映画はストーリーで書いた内容よりまだまだ進んで、検閲官の上司の管理官が出てきたり、本当の目的はアルカンとう世界を見つけることらしく、、。
 この世界の安定のためにアルカンを見つけると思っていたら、実はアルカンの世界は過去なのに、下書きの世界が他の世界??
 Sci-Fi小説とかあまり読まないので書いててても、良くわかりません、、、。

 ストーリーもあまり深く考えないで、雰囲気で楽しんで観る作品ってコトで良いんでしょうか??
 検閲官になった途端、超能力者になってしまう主人公??
 検閲官になってもらうだけなら、こんな風に追いつめなくても良い気が、、、。
 

 しかもラストは、続く!ってどういうコト??どうやら今作の原作には続編があるらしいので、続きは続編の映画化作品を観てねということだと思うのですが未だに映画化されていないようなので、ここで終了!

 「えー、、中途半端なラスト」
 
 なぜ、主人公の周りの人々の記憶を変えられるのか?多分、写真とか記憶媒体まで、。なぜ?
 説明がないなら、Sci-Fi映画でなく、もはやファンタジー映画か、ホラー映画になっちゃいますー。

 歳をとらなくなり不死身になって、元の世界の人々と時間の流れが違うから、慈悲とか言われてますが、説明になっていない、、、。
 説明不足な上に、最後は続く、、。
 
 何が起きているのか分からない主人公よりも観ている観客の方が状況が分かっていない、、。
 マトリョーシカ型の兵器のヴィジュアルとかが素晴らしいのに、、。

 すごーくSci-Fi映画が好き!
 ロシア映画が好き!
 
 という映画ファン向けでしょうか??でもZ級のアメリカやカナダのSci-Fi映画よりはオススメかも??

 


 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする