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『ディメンション』

2021-02-05 22:00:54 | SF

ディメンション
PROXIMITY(2020年アメリカ)
 監督:エリック・デミューシー
 脚本:エリック・デミューシー
 原案:エリック・デミューシー
    ジェーソン・ミッチェルトゥリー
 主演:ライアン・マッソン
    ハイディ・クアン
    クリスチャン・プレンティス
    ショウ・ジョーンズ
    ドン・スクライナー    


 ■ストーリー■
 1979年、アラスカ州ランゲルで3人の木こりが巨大な空飛ぶ円盤を目撃し、1人が空飛ぶ円盤に連れ去られる。
 現在、カリフォルニア州パサデナ、NASAのJPL(ジェット推進研究所)に勤めるアイザックは近くの小高い山をハイキング中に巨大な空飛ぶ円盤を目撃、持っていたビデオカメラに映像をおさめるのだった。そして、グレイ型エイリアンに遭遇する。
 世間ではロサンゼルスに隕石が落ちたことになっていた。アイザックは、気が付くと数日が経っていて持っていたビデオカメラの映像でエイリアンに連れ去られていたことを知るのだった。
 ビデオカメラのエイリアンの映像が評判になりTV番組にまで呼ばれるが、あまりの映像に、捏造が疑われてしまうのだった。アイザックは同じような体験をしたサラに連絡し会うのだった。サラの記憶から1979年アラスカのランゲルで空飛ぶ円盤に吸い上げられたカール・マイズナーの存在を知るのだった。
 そんなとき、アイザックは町でブロガーに出会い記事を書いてもらおうと彼のオフィスに行くがMIBがやってくるのだった、、、。

 □■□ネタバレあり□■□
 アンドレイ・タルコフスキー監督や作品が好きな映画ファンは読まないで下さい!!今作のような低予算Sci-Fi映画と比べているて、気分が悪くなると思うので。

 ■感想■
 エイリアンにアブダクションされた青年を描く青春Sci-Fi映画。
 マジメなSci-Fi映画ですが、とにかく長ーいです。

 ランニングライム119分です。上記の記事まででおよそ1時間弱、、、。
 
 アンドレイ・タルコフスキー監督の165分の『惑星ソラリス』(1972年)とか、163分の『ストーカー』(1979年)とかに比べたら全然長くないですが、、、。40分も短い!!
 
 
 何も事件らしい事件が起きない1時間を過ぎたあたりから、主人公のアイザックとサラがMIB(正確にはちゃんとした組織名が出てきました)に捕まってから、急展開!!
 MIB本部には、白いアンドロイドが!!しかも持ってるアンドロイドたちが携帯している武器がレイガン。アンドロイドはバイクまで運転してしまう高性能さ!!

 どこまで科学が進んでるの??

 MIBのエージェントが持っている武器も、普通の銃でなくレイガンのような、、、。

 でも、白いアンドロイドは全然使い物にならず、、なぜこんなアンドロイド使ってるの??って感じだし、レイガンでなく普通の銃で良いのに、、。
 この妙なSci-Fi映画的こだわりは何?? Sci-Fi映画だし、そういうの出した方がそれっぽいということでしょうか??

 Sci-Fi映画度    ★★★
 前半ゆっくり度 ★★★★★
 青春映画度   ★★★
 
 Sci-Fi映画好きな映画ファンには面白いかも??

 ところで、NASAのJPLって無断欠勤2日もしたのに、全然きにしている様子なかったですけど、どんな職場なんでしょう??

 

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『リトル・ジョー』

2021-02-03 22:15:50 | SF

リトル・ジョー
LITTLE JOE(2019年オーストリア、イギリス、ドイツ)
 監督:ジェシカ・ハススナー
 脚本:ジェシカ・ハススナー
    ジェラルディン・バヤール
 出演:エミリー・ビーチャム
    ベン・ウィショー
    ケリー・フォックス
    キット・コーナー
    デヴィッド・ウィルモット

 ■ストーリー■
 シングルマザーのアリスは息子のジョーと2人暮らし。アリスは、バイオ企業で新種の植物の開発を行っていた。アリスは遺伝子操作で人を幸せにする成分を出す不稔性の植物リトルジョーを開発する。アリスは息子ジョーへのプレゼントとしてリトルジョーを持ち帰るのだった。
 ある日、研究所の同僚のベラの犬ベロがいなくなるが、同僚クリスがリトルジョーの温室で見つけるのだった。しかし、そのとき、クリスはリトルジョーの花粉を浴びてしまうのだった。
 後日、ベロは凶暴になり、ベラの噛みつくのだった。ベラは、ベロが変化してしまったため殺処分するのだった。ベラはアリスにリトル・ジョーの花粉には生物を変化させる成分が含まれていて、そのためベロが変わってしまったと言うのだった。また花粉を吸ったクリスも変わったと忠告するのだった。
 
 
 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 オーストリア、イギリス、ドイツの侵略Sci-Fi映画。
 監督&脚本は『Hotel ホテル』(2004年)のジェシカ・ハウスナー。
 
 遺伝子操作されて、人を幸せにする花リトル・ジョーの静かな侵略を描いています。
 侵略と言っても、人食い植物になるとか、人間をゾンビ化させる花というわけではないです。
 花粉によって、人の性格を変えて、リトル・ジョーを増やそうとする、、、。それだけです。
 ヒロインの同僚の女性研究者ベラの犬ベロが凶暴になって、飼い主に噛みついたコトを考えると、あまり良い影響はないみたいです。
 でも、ヒロインの子ども、ジョーによれば「幸せになる」みたいなコト言っていたので果たして、このリトル・ジョーは人類に対してどうなんでしょう??

 ランニングタイム105分と少しだけ長めの作品ですが、途中でだれることなく普通に面白く観れました。

 ストーリー的には『SFボディ・スナッチャー』(1978年)の静かなヴァージョンって感じでしょうか??でもこちらは、別の何かがその人物になるのでなく、性格が変わるだけです、、、。と思ったら、インタヴュー記事によると、ジェシカ・ハスナー監督が影響を受けた作品が『ボディスナッチャー』だそうです。1956年のドン・シーゲル監督『ボディ・スナッチャー 恐怖の街』も1978年の作品、両方とも好きだそうです。

 でも、よーく考えると、ジョーが父親と過ごしたくなったのや、クリスの性格が変わったのも、リトル・ジョーの花粉のせいではないかも??仕事が忙しい母親よりも父親と過ごしたくなったとか、、、。
 アリスやベラの思い込みかも??とSci-Fi映画ファンやホラー映画ファンも満足できるように心理スリラーだと思わせる要素も残しています、、、。
 ヒロインのアリスも精神分析医にかかってますしねー、、。

 やっぱり犬のベロが飼い主に噛みついたのを考えると、花粉の影響ですねー。

 登場人物はベラ以外、とりあえずみんな幸せそうな感じですが、ハッピーエンディングと考えていいのでしょうか??でも、リトル・ジョーが世界中に広まったらどうなるんでしょうね??

  今作の監督&脚本のジェシカ・ハススナーの『Hotel ホテル』は未見なので今度観てみます、、。

 

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『ワールドエンド』

2021-01-30 22:42:37 | SF

ワールドエンド
AVANPOST(2019年ロシア)
 監督:イゴール・バラノフ
 脚本:イリヤ・クーリコフ
 出演:ピョートル・フェードロフ
    アレクセイ・チャドフ
    スヴェトラーナ・イワーノフ
    コンスタンチン・ラヴロネンコ
    ルケリヤ・イリヤシェンコ

 ■ストーリー■
 近未来、あるときブラックアウトが発生し、世界中の大都市で電話、電信、ラジオ、ネットすべてが不通になり使えなくなってしまう。生き残ったロシアの偵察隊が都市部へ向かうが、大量の死体を発見するだけだった。
 世界中の人口が密集した都市部は停電したままの孤立地区となっていた。孤立地区以外の生存サークルはロシア西部と、一部のフィンランド、エストニア、ラトヴィア、ベラルーシ、ウクライナだけだった。孤立地区では住民が死亡し、死体を調べたところ汚染されていた。原因究明のため5つの偵察班を送ったが消息を絶ち、またキーロフ地区に送った戦車旅団が消え去っていた。調査のため孤立地区へ向かうのだが、、、。
 

 ■感想■
 「魔界探偵ゴーゴリ」シリーズのイゴール・バラノフ監督の描くエイリアンによる侵略Sci-Fi映画。
 ストーリーが良くわからない、、正確には登場人物を理解する前にストーリーだけ進んでいきます、、、。
 登場人物の顔を覚える前に、次の展開に、、。
 
 特殊部隊のオレグ??
 元タクシー運転手のユーラ??
 
 IMDbのデータを見ると今作は127分なので、日本版は25分長いヴァージョンのようです。それでもストーリーが良く分からない、、、127分はインターナショナル版なのか、劇場作品版なのか??
 
 ネットで調べたら『ワールドエンド アルティメット完全版』のDVDソフトが2021年4月16日に発売になるようです、、。
 このオリジナル版のランニングタイムは299分!

  TVのミニシリーズ6エピソードみたいですね、、、(ちょっと分からないですけど、、)

 ということは、この日本公開版の152分版はオリジナル約半分、、、。
 127分版は、オリジナルから40%強しか残ってない!!
 
 ところで、この152分版の編集って、どうなんでしょう??

 1980年代にあったTV東京の90分枠に編集していた映画枠(「2時のロードショー」や午前中に放送していた枠です)のスタッフの方が編集すれば良かったのでは??
 すごく面白そうな作品や、名作の2時間超えの作品でも68~69分にしてしまう編集。かなり荒っぽい編集でしたけど、少なくともストーリーは分かりました、、、。

 20万年かけてのエイリアンの地球移住のための改造計画。
 人類発生の秘密
 すごーく壮大なSci-Fi映画、、、。
 
 詰め込みすぎの内容なのに、152分、、、。でもメインは激しい戦闘シーン、、。

 もう少し、戦闘シーン以外の登場人物の紹介やその他のシーンを観てみたい。
 でも、丁寧に描かれていても同じストーリーなら、完全版購入してまで観ようか?どうしようか?迷っちゃいます。

 この152分版ですけど、Sci-Fi映画ファンなら観てもOKな感じでしょうか??
 

 

 

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『インビジブル・シングス 未知なる能力』

2021-01-24 15:08:04 | SF

インビジブル・シングス 未知なる能力
INVISIBLE SUE(2018年ドイツ、ルクセンブルグ)
 監督:マルクス・ディートリッヒ
 脚本:マルクス・ディートリッヒ
 出演:ルビー・M・リヒテンベルク
    アンナ・シリン・ハーベダンク
    ルイ・エクハルト
    ヴィクトリア・メイヤー
    リュック・シルツ

 ■ストーリー■
 遺伝子学の第一人者化学者の母親を持つ12歳の少女スー(スザンヌ)は、コミック”スーパームーン”のファン。”スーパームーン”は孤独な少女Tがある日超能力に目覚めスーパームーンになるというストーリーのコミックだった。
 クラスでも孤独な少女スーは、父親と母親マリー・ハートマン博士の誕生日をサプライズで祝うため勤め先DECの研究室に潜り込むのだった。スーは、母親あてのメッセージを書くため研究室のボードの字を消してしまうのだった。父親のつけた花火に反応し警報がなり、母親が研究室に来て状況を把握、2人を怒るのだった。
 祝おうとしたのに怒られたスーは持っていたムッとして持っていたケーキを機械にぶつけると装置が反応、研究室にあった液体を浴びるのだった。
 翌日、学校でスーは自分が透明になってしまうことに気づくのだった。母親に相談すると、液体をあびた影響だと思われることではないかと言うのだった。液体はNT26Dという薬剤で、ケガをした皮膚に作用して遺伝子を組み換えを行って傷を治すという研究中の薬剤だった。
 そんなとき、スーと一緒にいた母親マリーが何者かに連れ去られてしまうのだった。変人扱いされている発明クラブのカヤ(アプリ)と、スーと同じく”スーパームーン”のファンの転校生トビーと母親マリーを探し始めるのだった。アプリの力を借りてDECの研究所に忍び込む。
 一方、DECのドリル博士は、NT26Dでマリーの娘スーが透明になることを知り、スーを探しはじめるのだった。
 

 ■感想■
 ドイツ、ルクセンブルグのファミリー向けSci-Fi映画。
 透明になる力を手に入れた少女の活躍を描いています。

 実は、今作、2度借りちゃいました、、、。前に観たコト忘れて、タイトルをチェックしていたら、10月くらいに借りてました、、、。2か月前の記憶が、、、。

 観たら思い出しました、、、。
 サミュエル・L・ジャクソン出演のフィンランド、イギリス、ドイツの傑作アクション映画『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』(2014年)も観たコト忘れて2度観ちゃいました、、、。歳のせいで記憶力が悪くなってますねー。

 今作は、つい最近観たコトもあってすぐにストーリー思い出しました。

 面白くて、2回目もしっかり観ちゃいました。

 こういうファミリー向けの実写の映画、好きなんです。
 日本では作らない(作れない?)このジャンルの作品、もっとリリースして欲しいです。

 好きな作品をあげると

 同じく透明になれる13歳の少年を描いたイタリア、フランス映画『インビジブル・スクワッド 悪の部隊と光の戦士』(2014年)も好きな作品です。ストーリーが途中で終わっているので続編”Il ragazzo invisible Seconda gerazione”(2018年)もどこかのメーカーさんリリースして下さい、、。
  
  12歳の少年がアントボーイになって活躍するデンマークのヒーロー物『アントボーイ』(2013年)

 日本でアニメ化された作品のリメイクのようなドイツ映画『小さなバイキング ビッケ』(2009年)と、その続編『ビッケと神々の秘宝』(2011年)。

 タイムトラベル出来る少女を描いた『タイムトラベラーの系譜 ルビー・レッド』(2013年)、『タイムトラベラーの系譜 サファイア・ブルー』(2014年)、『タイムトラベラーの系譜 エメラルド・グリーン』(2016年)。

 魔法使い物『リリーと空飛ぶドラゴン Epiode 1新しい魔法使いの誕生』(2008年)と速編『リリーと空飛ぶドラゴン Episode 2魔法の国マンドランと消えた王様』(2011年)。
 1作目はスゴく面白かったんですが、2作目は普通でした、、。続編は難しいと思わせてくれます。

 
 だけど、今一歩だったり、全然面白くなかった作品も多いので、要注意なのも確か。
 まぁ、それは他のジャンルでも同じですけど、、、。
 ノルウェーの冒険物でそれほどでもなかった『ハンターズ 北欧伝説の秘宝を追え!』(2017年)。

 デンマーク、ノルウェー、チェコ、アイスランドの全然子ども向けに作っていない上に面白くない『ウイッチ・アンドドラゴン 秘密が見える少女』(2015年)(原作は「秘密が見える目の少女」(ハヤカワ書房))。あまりのつまらなさに原作を読んでみたくなりました。どれほど原作を変えているのか知りたくなって、、、、。

 子ども向けか大人向けか分からない上に、1989年ドイツで起きたことがらを描いたドラマだった『ビームマシンで連れ戻せ テレポーテーション大作戦』(2013年)。

 と全然違う作品をあげて感想書いていない、、、。

 とにかくファミリー向けということで、想像通りの展開と、甘目のストーリー(ほめてます)。悪いボスは画像を観ていればすぐに分かるのもファミリー映画ぽくて良いです。
 ところで、今作に出てくるNT26Dですが全員に出るわけではないですが、摂取した人間に透明になるとか、変身できるとかすごすぎる液体で、この存在をしったら、世界中の軍需産業が欲しがるはず。今作の悪いボスも「世界中がひれふす」とか言ってましたけど、軍需産業に売り渡そうとしていたんですけね??
 こういうジャンルの作品が好きな映画ファンは必見。
 最後は、ほんの少しだけ続編を期待させる感じも良いです。

好きな作品のリンクです。

1作目は大傑作。

2作目はストーリー重視に。

少しヒロインが年齢高めなのでファミリー向けではないですね

 

 

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『FREAKS フリークス 能力者たち』

2021-01-02 18:15:34 | SF

FREAKS フリークス 能力者たち
FREAKS(2020年カナダ、アメリカ)
 監督:アダム・B・スタイン
    ザック・リポフスキー
 脚本:アダム・B・スタイン
    ザック・リポフスキー
 出演:レクシー・コーカー
    エミール・ハーシュ
    ブルース・ダーン
    グレイス・パーク
    アマンダ・クルー
    

 ■ストーリー■
 父親と2人で暮らす7歳の少女クロエは、危ないから外出することを禁止されていた。父親が眠っている間に家の前のアイスクリーム屋のトラックに買いに行くと、アイスクリーム屋の老人にトラックの乗せられあることを聞かされるのだった。
 自分はクロエの祖父で、クロエの母親が生きていて”山”にいるというのだ。
 今から10年前に能力者たちの反乱によってダラスが攻撃され、数多くの犠牲者が出て能力者たちはマドック山の施設に強制収容されていた。
 そのことを知ったクロエは父親から教えれていたことが事実と違うことを知るのだった。一方、クロエの祖父はクロエの母親を救うためクロエを利用しようとするのだが、、、。

 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 昨日、2020年ベスト10に選んだ作品『囚われた国家』を記事にしましたが、今回はやはりベスト10に入れた作品を記事にします。

 アダム・B・スタイン、ザック・リポフスキー脚本&監督の超能力Sci-Fi映画。

 地味に始まり、家の中だけでストーリーが進むので、低予算のつまらない作品を借りちゃったなぁ、、と思ったら途中から面白くなり始めて、クライマックスは超盛り上がり、、、。
 
 自分的には超満足の1本!

 10年前のダラスの事件ですが、こんな超能力者たちが普通人に負けちゃったんですか??
 この家族だけでも「X-MEN」シリーズのマグニートーやウルヴァリンよりも強い、、、。
 『フューリー』(1978年)、『スキャナーズ』(1981年)の超能力者が普通人に思えるような超能力。

 もうアメコミの登場人物のような超能力。

 今作の主人公の少女クロエも超能力に目覚めたばかりなのに、「X-MEN」のプロフェッサーxのテレパシー能力より強そう、、。
 離れたところにいる人間を自由に操れる、、、。すごすぎ、、、。
 
 父親の時間を止める能力。
 母親の空を飛んで破壊的な衝撃波を出す。
 祖父の透明になる。
 この家族だけでこ能力、、、。
 
 父親の時間を止める力って、どういうコト??世界中どころか、宇宙の時間を止めちゃうっていうことですよねー、、。

 普通人側の立場にたったら、この能力者たち監禁したくなる気持ちも分かりますが、、、。
 こんなスゴイ超能力を軍事利用しようという考えが起きなかったのがオカシイですが、強すぎてムリだったんでしょうか??
 普通人側に利用される超能力者と、この家族の超能力者同士の戦いを描いたらもっと面白かったのに、、、。

 そんな展開になったら映画の雰囲気が変わりすぎですね。

 

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『囚われた国家』

2021-01-01 18:25:42 | SF

囚われた国家
CAPTIVE STATE(2019年アメリカ)
 監督:ルパート・ワイアット
 脚本:エリカ・ビーニー
    ルパート・ワイアット
 出演:アシュトン・サンダース
    ジョナサン・メジャース
    コルソン・ベイカー
    ヴェラ・ファーミガ
    ジョン・グッドマン

 ■ストーリー■
 人類はエイリアンと接触するが、エイリアンによって制圧され、エイリアンが統治者となり世界を支配していた。エイリアンは地下に居住区を作り、地下資源を採掘していた。
 シカゴのピルゼン地区では、ドラモンド一家は逃げ出そうとしていたがエイリアンに父親と母親は殺されてしまうのだった。
 9年後、生き残ったドラモント家の2人の子どもラファエルとガブリエルのうち、兄のラファエルは死んだと思われていた。シカゴでエイリアンとの団結集会が開かれようとしている日、弟ガブリエルは兄ラファエルと出会い街から逃げるよう言われるのだった。ラファエルはレジスタンスとして集会で行動を起こそうとしていた。
 一方、特捜班のマリガンはエイリアンに対するレジスタンス組織が存在していると確信し、ガブリエルを監視しラファエルが生きていることを知るのだった。

 
 ■感想■
 ルパート・ワイアット監督のエイリアンに侵略され支配さた世界を描くSci-Fi映画。
 
 2020年、自分が観た作品のベスト1にしているのに記事にしていなかったので、記事にします、、。自分が面白かった作品とか感動した作品から記事にしていけば良いのに、、、。
 
 ルパート・ワイアット監督は『DATSUGOKU 脱獄』(2008年)、『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』(2011年)の監督ですが、、、、『猿の惑星 創世記(ジェネシス』って、どの作品??

 2011年以降の「猿の惑星」シリーズ、どれがどれだか、タイトルだけでは分からない、、。
 
 年齢のせいで、「猿の惑星」シリーズで、タイトルを聞いてすぐに分かるのは、旧シリーズ5作とティム・バートン監督の『PLANET OF THE APES 猿の惑星』(2001年)しか分からない、、、。

 『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』はジェームズ・フランコ、ジョン・リスゴー、トム・フェルトンが出演したリブートしたシリーズ1作目でした。 最初、タイトルだけ聞いたときは、どれか分からない状態。あまり印象が残っていない、、、。面白くもつまらなくもない、、普通だった気が、、。

 『DATSUGOKU 脱獄』は刑務所を舞台にした、サスペンス映画ですが。オチが、こんな風に終わるの???みたいな作品で悪い印象しかなかったんですが、、。

 
  今作は、すごーく、すごーく面白かったです。


 TSUTAYA先行レンタルで期待もしないで観た(いつ?今作も観たあと記事にしてませんでした、、、。)のが良かったのか、あまりの面白さにとてつもなく感動しちゃいました。
 TSUTAYA先行レンタル作品も、あまり面白い作品がなくて、GEO先行レンタル作品の方が魅力的では??みたいな感想持ってましたけど、今作でまるっきり大逆転!TSUTAYA先行レンタル開始作品の印象が変わりました!

  と、作品に全然触れずに字数かせぎしちゃいましたが、今作はSci-Fi映画ファンやスパイスリラー映画ファン必見の作品になっています。

 主人公のレジスタンス側の兄ラファエルと、その弟ガブリエルが中心にストーリーが進んでいきますが、レジスタンス側の他のメンバーや、エイリアン側の特捜班のマリガン(ジョン・グッドマン)のことも丁寧に描かれています。
 
 監督のインタヴューによると、レジスタンス側、侵略する側、両方の視点で描きたかったようで、『アルジェの戦い』(1966年)、『影の軍隊』(1969年)を参考にしたとのコト。

  特捜班の追及があまりにも激しいので、ラストは感動的に終わるとは思ってもいなかったんですが、、、。

 

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『KIN キン』

2020-12-27 23:47:49 | SF

KIN キン
KIN(2018年アメリカ)
 監督:ジョナサン・ベイカー
    ジョッシュ・ベイカー
 脚本:ダニエル・ケイシー
 出演:マイルズ・トゥルイット
    ジャック・レイナー
    ゾーイ・クラヴィッツ
    ジェームズ・フランコ
    デニス・クエイド

 

 ■ストーリー■
 イーライは金欲しさに廃工場に入り込み金属を回収し、それを売っていた。ある工場で見たこともない武器を発見するが怖くなり工場をあとにする。しかし、夢にその武器が出てきて気になったイーライは工場へ武器をとりに戻るのだった。そんなとき刑務所帰りの義兄ジミーが家に帰ってくる。ジミーは刑務所にいたときの用心棒代としてテイラーのグループに6万ドルの借金を抱えていた。ジミーは金を父親ハルに無心するが断られてしまう。
 イーライは、廃工場で金属集めをしているコトを知られ、父親ハルに返すよう言われまず勤め先の事務所に向かうが、借金返済のため、ジミーとテイラーはハルが働く事務所の現金を盗もうとしていたときだった。怒ったハルはテイラーに撃たれ死亡、ジミーはテイラーの兄を射殺しその場から逃走する。ジミーは事務所の外にいたイーライにハルが忙しいのでタホ湖で会うことになったと言い、タホ湖へ行くことに、、。イーライは謎の武器を持ちジミーと一緒にタホ湖へ向かうのだが、、、。

 ■感想■
 謎の兵器を拾った少年とその義兄を描くSci-Fi映画。
 謎の兵器を拾って使っても、別に怪物になるかでなく、トカゲ型のエイリアンに追われるワケでもないです。

 てっきり「『SFレーザーブラスト』(1978年)みたいな作品かな??」と思って観たんですけど、全然違ってました、、、。

 謎の兵器を拾った少年イーライでなく、そのどうしようもない兄ジミーが中心にストーリーが進むのに、ジミーにまるっきり共感できない、、、。
 

 父親の勤め先の事務所の金は盗む!
 ストリップバーに14歳の弟を連れていく!
 ストリップバーでは躍ろうとしてトラブルを起こす!
 ストリップバーに置き忘れた金を取り返すためポーカー会場を襲撃!  
 弟には、父親死んだこと言わずにウソつきまくり、、。

 共感度0!!

 あと、今作に出てくるギャングだがなんだかわからないテイラー(とその仲間も)ですがありえません、、、。

 ジミーたちを追って、途中ガソリンスタンドで、トイレを借りれなくて銃をカウンターの上に置いて店内でおしっこしちゃいますが、あんなコトできるワケが無いっ!!!
 絶対に、ガソリンスタンドの店員、どこかに銃とか持ってて反撃されて撃たれてるはず!!
 
 あとジミーとイーライを追って警察署(保安官事務所??)を襲うシーンがありますが、絶対にありえない!!
 凶暴な組織でも警察署を襲って警官たちを殺すなんてしないでしょ!!
 リメイク版の『ロボコップ』(2014年)でも、警官殺し躊躇してましたよー、、、。


 ランニングタイム102分は長すぎ、、、。
 75分くらいでちょうど良いのに、、。『SFレーザーブラスト』だと思っていたら、なぜか『ターミネーター』に、、、。

 

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『ロックアウト』(2012年)

2020-11-28 01:24:28 | SF

ロックアウト
LOCKOUT(2012年フランス)
 監督:スティーヴン・セイント・レジャー
    ジェームズ・マザー
 脚本:スティーヴン・セイント・レジャー
    ジェームズ・マザー
    リュック・ベッソン
 出演:ガイ・ピアース
    マギー・グレイス
    ヴィンセント・リーガン
    ジョセフ・ギルガン
 
 ■ストーリー■ 
 2079年、犯罪者は宇宙に作られた宇宙ステーションの刑務所MS-1に収容されコールドスリープさせられ管理されていた。
 人道活動団体の一員として大統領の娘エミリーが刑務所MS-1に視察にきていたが、犯罪者ハイデルとのインタヴュー中に、ハイデルが暴走、凶悪犯500人をコールドスリープから目覚めさせて、暴動を起こすのだった。
 MS-1ではエミリーを始めとした職員たちは人質となってしまうのだ。
 エミリーを救うため、犯罪者として逮捕されたCIAのエージェント、スノーが派遣されるのだった。

 ■感想■ 
 今回は新しめの作品、、、。ここ最近の記事にしては。
 でも、観たのは7年前だったりして、、。すぐ、記事にすれば良いのに、、、。

 ガイ・ピアース主演の宇宙の刑務所を舞台にしたSF映画。
 制作はリュック・ベッソン。

 今作の設定は宇宙ステーションを舞台にしていますが、それ以外の設定は『ダイ・ハード』(1988年)以降ほとんどどこかで観たコトあるようなアクション映画の設定。
 1人または数人の仲間で、ある場所を占拠した犯人たちと戦う映画!!

 『ダイ・ハード』以外で、少し思いつく作品をいくつかあげると、、、
 
 続編『ダイ・ハード2』(1990年)。 
 スティーヴン・セガール主演の2作品、『沈黙の戦艦』(1992年)、『暴走特急』(1995年)。
 シンシア・ラスロック出演のTVムービー、『フォース』(1993年)。監督は『パッセンジャー57』(1992年)のケヴィン・フックス。
 ジョン・エアーズ監督のSF、『シャドー・チェイサー 地獄の殺戮アンドロイド』(1992年)、『シャドー・チェイサー2』(1994年)。
 ピーター・ハイアムズ監督、ジャン・クロード・ヴァン=ダム出演の『サドン・デス』(1995年)。
 ピーター・ウエラー、トム・ベレンジャー、ダリル・ハンナがなぜ出演??のユルユルのC級作品『デッド・リミット』(1999年)。
 『サドン・デス』系のデイヴ・バウティスタがサッカー場で活躍する『ファイナル・スコア』(2018年)。
 ドゥエイン・ジョンソンが香港の高層ビルで活躍する『スカイスクレイバー』(2018年)等々、、、。

 もはや、これだけあると、アクション映画の1つのジャンルのよう。良く調べればもっともっとあるでしょうねぇ。

 もちろん駄作や1回観れば十分の作品もありますが、何回も観たくなるような傑作も多いです。

 今作『ロックアップ』は、ちょうど平均的な感じです。大傑作というほどでもないですが、つまらなくもない、、。どちらかという面白い方です。この書き方、ほめてるように聞こえない、、、。すいません。

 十分ほめてます。

 ポップコーンでも食べながら軽く観るのに最適な1本!!
 「午後のロードショー」で年1回放送して欲しいくらいです!!

 

 

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『SF攻防都市』

2020-11-22 23:56:23 | SF

SF攻防都市
CITY LIMITS(1984年アメリカ)
 監督:アーロン・リップスタッド
 脚本:ドン・キーズ・オッパー
 原案:アーロン・リップスタッド
    ジェームズ・リーグル
 出演:ジョン・ストックウエル
    ダレル・ラーソン
    キム・キャトラル
    レイ・ドーン・チョン
    ロビー・ベンソン
    ジェームズ・アール・ジョーンズ

 ■ストーリー■
 今から15年後、疫病が流行し大人たちの多くが死に絶え、若者だけが生き残った。
 両親を失ったリーはアルバートに育てられるが、成長し、アルバートの元を離れ、都市へと向かった。
 都市部では、クリッパーズとDAという2つの若者のグループがお互いの領地を守り取り決めたルールの中で生活していた。リーは腕を買われ、いつの間にかクリッパーズに受け入れられ、クリッパーの一員に、、、。

 そんなとき、クリッパーズのメンバー、ワイティが酔って、DAの領地に入ってしまう。DAと協力関係にあるソニアに見つかり殺されてしまうのだった。非道なソニアから逃げ出したウィッキング博士はクリッパーズのリーダー、ミックの危険を知らせにくるのだった。

 DAのリーダー、レイは、ミックに仲間になるよう交渉にくるが、交渉現場にソニアが襲撃!クリッパーズは多くの仲間を失うのだった。

 その後レイは、都市はソニアに支配されてしまったので逃げるようミックに話すが、その場所にソニアが現れ、ミックは囚われてしまうのだった、、、。



 ■感想■
 未DVD化作品の記事に戻ります。
 ビデオはドーベルマンホームビデオから出ていました。


 1984年のなんちゃって”マッドマックス2”系SFアクション映画。
 とか、書いちゃいましたが、作っている側では、実はマッドマックス2を全然意識していないかも??

 近未来のデストピアSF(のつもり風)なんですが、街並みがキレイ!普通にトラックが走っている。スーツを来た大人もちゃんといます。もしかすると、大人に見えるだけで若者っていう設定かもしれませんが、、、。
 普通に酔っぱらってる(多分、ビール??)者もいれば、、、工場では電気がついていたり、、、。

 若者たち以外は、着ている服装も、普通の現代の服装です。
 未来かどうかも、オープニングの「今から15年後」というテロップ以外不明な感じ、、、。
 まぁ、SFの設定にすれば、観る映画ファンはある程度いるから、そうしたんでしょうけど、、、。

 マッドマックス2系って、書きましたが、今作では、水にもガソリンにも、困っている様子もなく、拳銃も普通にあります(弾丸はないですけど、、、。)
 基本的な設定の疫病も収まってます。

 クリッパーズとDAという2つの若者のグループの他に大人(のように見える)ソニアというグループまで出てきて、若者しかいないという設定もすぐにどこかに、、、。

 迫力のないバイクアクション! 
クリッパーズを壊滅させて、何をしたいのか意味不明のソニア!

SF映画として観ないで青春物として観れば、まだ観れるかも、、、。

映画のラストは、ソニアの悪そうなやつを倒して終わりって、、、、。でも、ソニアは、どこか他の都市にも進出していそうな感じなんで、本当の解決になっていなかったりして、、、
 

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『ムーントラップ』

2020-11-17 21:59:35 | SF

ムーントラップ
MOONTRAP(1989年アメリカ)
 監督:ロバート・ダイク
 脚本:テックス・ラグズデール
 出演:ウォルター・コーニック
    ブルース・キャンベル
    リー・ロンバルディ

 ■ストーリー■
 人類が月面着陸をしてから20年、1990年代スペースシャトルで衛星軌道上をいくグラント大佐とレイ・タナー中佐は巨大な宇宙船を発見。宇宙船の亀裂から内部へと入っていくのだった。
 14000年前の有史以前の宇宙飛行士のミイラを発見し、地球へと持ち帰るが、ミイラのそばにあった固い物体から謎の機械が動き出し、施設の中の機械と融合し人間型のロボットに変身、襲ってくるのだった。
 グラント大佐の活躍によりロボットは破壊され、難を逃れるが、月に謎の建造物を発見し調査することに。

 グラント大佐とレイ中佐は、月面で発見した巨大な建造物の中にいた人類と同じかたちの女性メラを発見、3人で着陸地点へと戻るのだった。

 しかし、女性エイリアンがケリアムと呼んだロボットが出現、3人を襲ってくるのだった。
 
 ■感想■
  今回はDVD化されている作品を記事にします。
 でも、作品は1989年のまたまた古い作品です。

 ストーリー、かなり後半まで書いちゃいました、、、。
 今作は1989年の作品ですが、突っ込みどころ満載です。
 主人公ですが、月面の巨大な建造物の中にいた人類にた女性と普通にキスしてます!!!
 彼女、人間に見えますけど、少し考えればわかりますけど、エイリアンですからねー。(少しも考えなくてもわかるけど、、、)
 
 宇宙歴3000年を舞台にしたスペースオペラでないんですから、時代設定は1990年のようだし、、、。
 宇宙船の中にあったミイラも地球に持ってきちゃうし、、、。

 場面展開が早すぎ、宇宙にいたと思ったら、次のシーンでは地球に、、。

 月面にもすぐ行っちゃうし、、。

 超低予算作品だからしょうがないですけど、せめて場面展開はもう少しうまく見せて欲しかったりして、、、、。
 
 ストーリーは、「エイリアン」+「ヴァイラス」って感じでしょうか?って、
 『ヴァイラス』は1998年の作品だから、こっちの方がオリジナル??
 『ヴァイラス』がB級だと、悲しいけど、今作はD級E級って感じ、、、映画にそんな評価のランクがあるのか分からないですけど。

 

 監督&製作はロバート・ダイク。
 今作と同じタイトルの『ムーントラップ:ターゲット・アース』を2017年に撮っています。副題でターゲット・アースがついています。
 今作と関連は何かあるんでしょうか??こちらは、配信のみみたいで、自分は未見です。観る機会あったら記事にします。

 ロバート・ダイク監督は、その他には未公開ですが、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺を防ごうとするタイムトラベル物”Timequest”(2000年)や、エイリアン物”INALIENABLE”(2007年)も撮っています。
 基本、こういうジャンルの作品が好きな監督なんでしょう。

 

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『PROSPECTプロスペクト』

2020-02-01 22:47:22 | SF

PROSPECTプロスペクト
PROSPECT(2018年カナダ)
 監督:ジーク・アール
    クリストファー・コールドウェル
 脚本:ジーク・アール
    クリストファー・コールドウェル
 出演:ペドロ・パスカル
    ソフィー・サッチャー
    ジェイ・デュプラス

 ■ストーリー■
 デイモンとシーの父娘は、貴重な宝石を求めある惑星に降り立つ。しかし、その惑星には同じく貴重な宝石を求めた2人組がいて小競り合いになるのだった。デイモンは2人組の隙を見て反撃を試みるのだが、、
 しかし、その惑星には彼ら以外の傭兵たちのグループが宝石を狙ってやってきていたのだった、、、。


 ■感想■ 
 ジーク・アール、クリストファー・コールデウェル脚本&監督の宇宙Sci-Fi。
 前回の「2019年度ベスト10」の記事でも書きましたが、2人が2014年に撮った同タイトル”prospect”、14分の短編作品をセルフリメイクで長編化した作品です。

 ハッキリ言って、面白い!

 1970年代のSci-Fi映画が好きな映画ファンだったら、すごく面白く観れる(かな?)
 そんな雰囲気な作品です。

 ボロボロの宇宙船、汚い宇宙服、そこらに転がっているようなもので作ったような小道具もこういうSci-Fi映画好きにはたまらないはず?
 少なくとも、自分はこういうの好きです!

 ストーリーも、西部開拓時代の一攫千金を求めてゴールドラッシュのような感じで西部劇好きも楽しめるはず。
 へたな西部劇より、よっぽどウエスタンしてます。

 ウエスタンなのに、アクションシーンは少な目なのは、カナダ映画だから?
 いかにもカナダ映画っぽい感じの作品になってます。
 でも、アメリカ映画でも低予算なら、こんな感じになるんでしょうけど。

 ところで、今作はなぜか、ソフト化されていないようで、残念!!
 こういう作品こそソフトで持っていたいのに、、、。メジャーな作品はいつでも観れそうだし、ソフトも再発しそうだし、あんまりあせらないんですが、こういうB級作品は自分の手元に置いておきたいんですよね。

 ストーリー的には、父親とトラブった男と協力するのはどうなの??っていうところもありますけど、(ネタバレにならないようすごく婉曲的に書いてます)すごく満足感が高かったです!


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『ショートウェーブ』 低予算SFスリラー

2019-11-05 13:33:06 | SF

ショートウェーブ
SHORTWAVE(2016年アメリカ)
 監督:ライアン・グレゴリー・フィリップス
 脚本:ライアン・グレゴリー・フィリップス
 原案:ライアン・グレゴリー・フィリップス
    ロバート・クリーガー
 原案協力:エリック・バルー
      トーマス・H・マクダニエル
      フランク・ポンス
 出演:ファニータ・リンゲリン
    クリストバル・タピア・モント

 ■ストーリー■
 1人娘アマンダが行方不明になり、精神不安定になったイザベルは森の中の研究室つきの屋敷で、科学者の夫のジョッシュと暮らし始めるが、精神が不安定で家から外出できないでいた。
 ジョッシュと共同研究者トーマスは宇宙からの信号を研究していたが、ある時、イザベルは、家の中に何者かの気配を感じ始めるのだが、、、。

 □■□ネタバレあり(本当にしています)□■□
 観る予定の方は、観てから読んで下さい!


 ■感想■
 数多くの映画祭で賞を獲ったSF映画。
 主だったものをいくつかあげると、

 【ニューオーリーンズホラー映画祭】2016
  作品賞 受賞
 【ジャージーシティ ゴールデン・ドア国際映画祭】
  監督賞、脚本賞、撮影賞 受賞
  長編作品賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞、編集賞 のみねーと
 【ニューヨーク市ホラー映画祭】2016  
  女優賞、撮影賞、SF映画作品賞、音響賞 受賞
 【フィルムクエスト】2016
  監督賞、主演女優賞、撮影賞、音響賞 受賞
  長編作品賞、助演男優賞、編集賞 ノミネート
 【トレモノリス国際映画祭】
  編集賞、音響賞 受賞
 【フリークショウ ホラー映画祭】
  審査員賞 受賞  

 これだけ賞を獲ってるんだから、面白いに違いない!!

 と、思って観はじめたら、、、、、。

 

 いつもの、いつもの、、、

 単なるB級SF映画でした、、、、。

 夫の考えが良く分からない。(詳しい説明もないし、、、)

 研究のためとはいえ、計画が最初からおかしすぎでしょ。
 ヒロインのイザベルがなんで、宇宙と交信しやすいのか、説明してッ!

 宇宙と交信でなく、正確にはエイリアンとの交信ですけど。

 今作も、「ここから映画が面白くなるのでは??」というところで作品が終わります。  

 ランニングタイム85分なのに、延々とダラダラと何かあるのでは?と描写して、少し盛り上がったところで終わっちゃいました。

 まぁ、研究の支援者が刺されたり、最後、娘が無事なことが分かったりしてストーリー上の起伏はあるんですが、基本、ゆったりしています。
 
 あと10分くらい短かったら、もう少しテンポが良くなって面白かったかも??

 結局、エリアンは何をしたかったんでしょう??

 最後、家から出て行ったヒロインが町中で暴れまわるような展開とかあれば、印象も違うんですが、、、。
 350万ドルという低予算なんで無理なんでしょうが、『SFレーザーブラスト』(1978年)の主人公なみに暴れて、田舎町を破壊するヒロインの姿で終わればねぇ、、、。

 今作の脚本家や監督が目指す作品とは方向性がまるっきり違っちゃうんでしょうけど、、、。

ショートウェーブ [DVD]
ファニータ・リンジェリン,クリストバル・タピア・モント,カイル・デイヴィス
アメイジングD.C.

 

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『ホスティル』 フランス製終末SF映画

2019-05-08 10:34:28 | SF

ホスティル
HOSTILE(2017年フランス)
 監督:マチュー・テュリ
 脚本:マチュー・テュリ
 出演:ブリタニー・アシュワース
    グレゴリー・フィトゥーシ
    ハピエル・ボテット

 ■ストーリー■ 
 謎のウイルスによって文明が崩壊した未来、わずかに生き残った生存者の1人ジュリエットは食料を調達した帰り道で車が横転、田舎の道の真ん中で車に閉じ込められてしまう。
 ウィルスに伝染して生き残った者は、凶暴で怪力を持つクリーチャーへと変貌していた。光を嫌がるクリーチャーが活動を始めるのは太陽が沈んだ夕方からだった。ジュリエットは仲間に連絡を取るが夜になってしまうため、救出は翌日になることに。
 やがて日が暮れクリーチャーが動き出す時間がやってきた、、、。 


 ■感想■ 
 フランス製の終末SF映画。
 謎のウイルスに感染したクリーチャーが出てきますが、基本的にあまりからんできません、、、。

 ランニングタイム83分なのに、ストーリー紹介、大目に書いちゃいました、、、。

 
 ハッキリ言って、低予算系の作品です。

 メインの舞台は田舎の広い荒野の真ん中の大型トレーラーと、その周りの世界。
 ヒロインの思い出の回想シーンで、文明が崩壊する前の街並みや恋人との生活シーンが出てきますが、これも普通にロケしているだけで、とうていお金がかかっているとは、、、。

 制作費100万ドルなんで、フランス映画としてかなりの低予算。
 
 数多くの映画祭で評判になり、75の賞のノミネートと20の賞を受賞しています。
 主だったものをあげると

 【シッチェス カタロニア国際映画祭】2017
  パノラマ観客賞 ノミネート
 【ナイト・オブ・ホラー・インターナショナル・フィルム・フェスティバル】2017
  作品賞、監督賞、男優賞、女優賞 ノミネート
 【ビバオ・ファンタジー・フィルム・フェスティバル】2018
  作品賞、脚本賞 ノミネート
 【ファンタスティックプラネット シドニーSF&ファンタジー映画祭】2017
  作品賞 受賞
 【ロンドンSF映画祭】
  作品賞 ノミネート
 【オースティン外国SF映画祭】
  観客賞 ノミネート
 【メルボルン フェニックス映画祭】
  フェニックス賞 受賞
 等々。
  【シッチェス カタロニア国際映画祭】と【オースティンSF映画祭】以外はあまり知らないですが、とにかく色んな映画祭で評判に。

 ヒロインのかつて普通の生活を送っていたときの回想シーンが、あまりにも多いのでラストの展開はネタがばれちゃうんですが、、、。

 「フランス映画だから、回想シーンあるのかな??」
 ってレベルでなく、あきらかにストーリーに絡んでるでしょ!くらいに普通の生活シーンが出てくるので、こういうSF映画、ファンタジー映画を観なれている映画ファンにはわかりすぎるラストの展開、、、。

 そこが気にならなければ、けっこう楽しく観れます。
 気づかないように観ていたのに、中盤で、もしかしたら、、、。と思っていたら、「やっぱり」の展開。

HOSTILE [DVD]
マテュー・テュリ,ザヴィエ・ジャン,フレデリック・ポワリエ,ヴィンセント・ビエイラード・バロン,ジョエル・ヤコヴェッラ
ブロードウェイ

 

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『マッドスピード』マッドマックス風2015

2018-11-27 21:37:01 | SF

マッド・スピード
ROAD WARS(2015年アメリカ)
 監督:マーク・アトキンス
 脚本:マーク・アトキンス
 出演:クロエ・ファーンワース
    コール・パーカー
    ジョン・フリーマン

 ■ストーリー■
 水が汚染され、ゾンビのような者になってしまうウィルスが蔓延した近未来。
 荒野でキレイな水資源を持つダラスのグループにある男がやってくる。
 見張りは感染者と思い発砲するが、その男がしゃべり始めたので、感染者でないことが分かりグループの本拠地へ連れていくことになる。
 発砲され撃たれた男は記憶がなく名前も思い出せずにいた。

 記憶喪失の男は、ウィルスに感染しないという言い伝えの者ではないかと思われ、グループでは、その男の血で血清を作ろうとするのだが…。

 ■感想■
 『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015年)の便乗作品。
 製作は、ヒット作品の便乗作品や、低予算のエンターテイメント作品で映画ファンにお馴染みのアサイラム。
 
 

 1980年代に流行した”マッドマックス2”系では芸がないと思ったのか、今作は”マッドマックス2”+”ゾンビ映画”風の味付けになっていますッ!!
 
 ゾンビ風な味付けのところだけが今風と言えば、今風!!


 最後にホンの少し、ゾンビ映画的なヒネリもあって、そこが面白いといえば面白いですが、逆にジャマといえばジャマな感じ。
  終末Sci-Fiアクション映画を観たかったのに、なんか違う印象になってしまう展開!!


 映画の冒頭、主人公の男が出てこないで、野生動物みたいなメイクをした女性が出てきますが、最後になって、この女性がヒロインだったのが分かります!!

 「えー、主人公記憶喪失の男は主人公で無かったの??

 今作の原題は”ROAD WARS”。
 ちなみに『マッドマックス2』(1981年)のアメリカ公開題は”ROAD WARRIORS”です。
 こんなタイトル、みんなが考え付きそうなのに、誰もつけてこなかったんですね!!


 タイトル負け、パッケージデザイン負けしないと良いなぁ~、、、。
 と思って観ていたら、もともと期待していなかったせいか、けっこう楽しく観ることができました!!


  けっこう楽しくと言っても、1980年代のイタリア映画のマッドマックス2もどきの『マッドライダー』(1983年)や『カーバイオレンス』(ビデオ題:『マッドファイター』)(1983年)の方が1000倍楽しく観れます!!

 1980年代のイタリア映画といえば、まだまだ勢いがありましたからね!!
 そんなイタリア映画のエンターテイメント作品と比べたら可哀想ですが、、、。


 資源が枯渇した近未来、少人数の生き残りとかがチープな改造車で荒野を走る映画、けっこう好きなんで評価も甘いです!!

 なんかスピードが全然出なさそうな、火炎放射器が天井についた車、けっこうカッコ良いです!!
 
 ”マッドマックス2”の便乗作品は絶対に観るという映画ファン向け!! 

マッド・スピード [DVD]
クロエ・ファーンワース
アルバトロス

 

 

 

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『アンドロン』 殺人ゲーム2154

2018-09-25 19:14:20 | SF

アンドロン
ANDRON(2015年イタリア、イギリス、マルタ共和国、カナダ)
   監督:フランチェスコ・チンクェマーニ
 脚本:フランチェスコ・チンクェマーニ     
 出演:レオ・ハワード
    ゲイル・ハロルド
    ミシェル・ライアン
    アントニア・キャンベル=ヒュージ
    ダニー・グローヴァー
    アレック・ボールドウィン

 ■ストーリー■
 2154年、”リデンプション・ゲーム”が行われていた。挑戦者10名で参加し、生き残った者には富と名声と自由が得られるのだった。またこのゲームの観客は勝者に賭け、勝者に賭けた者にも富と自由が得られるルールとなっていた。
 ゲームが開始され、挑戦者たちは目覚めるが、記憶を無くしているため状況をつかめずにいた。
 ゲームを進めるうちに1人の参加者が昔警官だったことを思い出すのだった。彼女の記憶によると、現在が2154年であり、25年前に原因不明の大惨事が起き90億の人間が死亡し、9企業がネットワークを築き世界を支配し、富裕層以外の人間たちは奴隷となっているというものだった。
 にわかには信じられない内容ではあるものの、参加者たちは前に進んでいくのだが…。

 ■感想■
 ここ数年ブームになっている、ゲームに参加した者たちを描くSci-Fi映画。
 ヴァーチャルゲームだったり、生死を賭けて行うゲームだったり、こういう作品、みんな好きなんでしょうか?

 Sci-Fi映画でなくても、サスペンス映画でも、こういう作品が多いんですよね。

 登場人物が参加するゲームの設定とかも自由にできるし、それなりの製作費でも作れるからなんでしょうか?

 文句言うなら観なければ良いんでしょうが、製作国にイタリアがあったので、つい観ちゃいました!

 イタリア映画というだけで、「観なければ」という義務感が、、、、。

 「マカロニウエスタン」

 「ジャッロ」

 「ポリッツィオテスキ」

 その他、「犯罪物」「ギャング映画」「マッドマックス2+ニューヨーク1997」のパクリ、

 イタリア映画が好きなんです!

 でも、今作はイタリア映画っていうだけで、全然面白くなかったです、、、、。
 観る前から、面白くないだろうなぁって思っていたんで、良いんですけど。

 観終わった瞬間、全然内容を忘れちゃいました。続編を期待させる終わり方ですけど、続編は作らないでね。

 続編といえば、イタリアのジュヴナイル系Sci-Fi映画『インビジブル・スクワッド悪の部隊と光の戦士』(2014年)の続編の”Il ragazzo invisibile: Seconda generazione”(2018年) をリリースして下さい!! 20点


アンドロン [DVD]
フランチェスコ・チンクェマーニ
ニューセレクト

続編をリリースして下さい。

インビジブル・スクワッド 悪の部隊と光の戦士 [DVD]
ルドヴィコ・ジラルデッロ,ヴァレリア・ゴリノ,ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ,クリスト・ジフコフ,ヴァーノン・ドブチェフ
トランスフォーマー

 

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