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『ブラッディ・ローラ殺戮の催眠美少女』殺人眠り姫

2010-03-16 23:56:27 | ホラー

ブラッディ・ローラ殺戮の催眠美少女
WILLUAM MALONE'S PARASOMNIA(2008年アメリカ)
 監督          ウィリアム・マローン
 脚本          ウィリアム・マローン 
 出演          ディラン・パーセル
             シェリリン・ウィルソン
             ジェフリー・コムズ
             ティモシー・ボトムズ
             パトリック・キルパトリック
             ショーン・ヤング
 
 ■ストーリー■
 薬物更生で入院した友人ドーンボスを病院に見舞いに行ったダニーは、ある病室でクライネーレヴィン症候群に脱力発作を併発して眠り続けている患者ローラ・バクスターを発見する。ダニーはローラの魅了に惹かれ、その後も、ローラの病室にやってくる。友人ドーンボスも退院する日がやってくるが、ドーンボスからローラが研究のため施設に移されることになることを聞くのだった。一方、ローラを恋人と思いこんでいる連続殺人鬼バイロン・ヴォルプもその病院に監禁されていたのだった。

 ■感想■
 ウィリアム・マローン監督のホラー映画。
 ウィリアム・マローン監督といえば
 『バイオ・スケアード悪魔の遺伝子』(1980年)『クリーチャー』(1985年)『フィアー・ドット・コム』(2002年)とコンスタントにホラー映画を撮り続けている監督です!
 TVシリーズのホラーアンソロジー「マスターズ・オブ・ホラー」でも「閉ざされた場所」を監督していました!

 □宇宙を舞台にした傑作スリラー『エイリアン』に影響を受けたであろう『クリーチャー』
 □ウィリアム・キャッスル監督の『地獄へつヾく部屋』(1959年)リメイクの『TATARIタタリ』
 □マリオ・バーヴァ監督の『呪いの人形』(1966年)から多大な影響を受けたであろう『フィアー・ドット・コム』

 と、オリジナリティある作品よりも、他の作品からの影響を受けたような作品やリメイクの印象が強いウィリアム・マローン監督ですけど、今作は“完全な”オリジナル!!(←多分!!)

 でも、オリジナルなだけで、主人公に感情移入できない!!
 ヒロインのローラを勝手に病院から連れてきちゃって!
 
 「それは、誘拐だぁ~」って思わず叫んじゃいました!!

 事件に巻き込まれて友人まで被害に遭っちゃって、自分だけがひどい目にあうならまだしも…。
 オリジナルになると、感情移入しずらい破綻しまくりのキャラクターを主人公として登場させてしまうウィリアム・マローン監督!!
 連続殺人鬼のヴォルプも、なんでこんな普通の病院に監禁されているのか意味不明だし!!どう考えても『ターミネーター2』(1991年)でサラ・コナーが入院させられていた警戒厳重な病院に入院するべきでしょ!!
 でも、まぁ、細かいコト言わなければ、ホラー映画としては、ランニングタイム103分、退屈せずに観れるんで及第点ではあります。

 映画の冒頭でショーン・ヤングが死ぬシーンも意味不明なところから始まって、主人公が眠っているヒロインに一目ぼれして誘拐しちゃうところとか、展開的には、どこまで行ってもB級系ですが、B級ホラーが好きな映画ファンだったら十分楽しめるはず!! 
 ティーン向けの“青春ホラー”としてポップコーンでも食べながら観ればそれなりに楽しめます!!

 ラストの展開も含めて“青春ホラー”として楽しめば良いんでしょうけどね!!

 でも、やっぱりウィリアム・マローン監督には、パクリ系とかの作品の方が似合っているんでしょうね!! 60点

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『呪いの館』のリメイク??(リメイクでなければパクリ!)

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マリオ・バーヴァ監督のクラシック!印象的なシーンの連続!

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『ゾーン・オブ・ザ・デッド』ケン・フォーリーVSゾンビ

2010-02-28 23:34:12 | ホラー
ゾーン・オブ・ザ・デッド
ZONE OF THE DEAD(2009年イタリア、スペイン、セルビア)
 監督 ミラン・コニェヴィッチ
     ミラン・トドロヴィッチ
 脚本 ミラン・コニェヴィッチ
 出演 ケン・フォーリー、クリスティナ・ケルベ、エミリオ・ロソ、ミオドラグ・クロストヴィッチ

 ■ストーリー■
 1985年、ユーゴスロヴィアのパンチェボ工業地区で4体の白骨死体を発見する。トルコ人の墓場であったと思われる場所で発見された白骨体は疫病で死亡したものと思われた。不思議なことに白骨体の腐敗のスピードが異様に遅い状態だった。また、発見者の1人が骨でケガをしたのだが救急隊がきたときにはすでに死亡していた。死亡した発見者が起き上がり襲ってくるのだった。
 現代、セルビアのパンチェボでは軍事演習が行われようとしていた。演習場のそばの駅で、演習を抜け出した軍人たちと駅員がささいなことでケンカになり銃を発砲してしまうのだった。その発砲で駅に入ってきたタンクローリーに穴があき、中から謎のガスが噴出してしまうのだった。そのガスにより駅員や兵隊たちはゾンビと化してしまうのだった。
 一方、女性捜査官ミーナ・ミリアスの初仕事として、インターポールの伝説的な捜査官モーティマー・レイエスと一緒に囚人611号の護送することとなる。ミーナとレイエスが囚人をベオグラードまで運ぶ途中、パンチェボ地区を通ったとき、ゾンビと化した住民たちに襲われるのだった。ミーナたちは、近くの警察署に逃げ込むのだったが…。
 
 ■感想■
 ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』(78年)のケン・フォーリー出演のゾンビ映画。
 セルビア初の“ゾンビ映画”だそうです!!
 正確にはセルビア、スペイン、イタリア合作のようです!!

 “ゾンビ映画”はお手の物のイタリアが製作に関わっているおかげか、かなり面白い手堅いB級ゾンビ映画になっています。
 ゾンビが出現する原因等とかあまり良く語られないですけど、映画の冒頭のシーンで古い白骨体の腐敗が異様に遅いとかって説明してるから大丈夫でしょ!!ってあたりがいかにもB級映画っぽくて良いです!!

 ケン・フォーリーが出演しているのだけが特長の作品かと思いきや、見せ場、見せ場の連続で、ゾンビ映画としてかなり楽しく観れる作品になっています!!
 ケン・フォーリー、女性捜査官、護送されていた囚人と謎の軍人とかが拳銃や日本刀でゾンビをバッタバッタとブチ殺していくシーンは爽快感たっぷり!!

 でも、B級ゾンビ映画として突っ込みどころもちゃんと用意されています!!まぁ、わざと突っ込まれようとしているワケじゃないんでしょうけどね!!
 なぜ人間を“ゾンビ化”させてしまうような危険な毒ガスが演習場にやってくるのか??とか、警察署から逃げたくないといった大学教授の頭を突然拳銃でぶち抜くのかとか、警察署に逃げ込んだもののパニックにおちいってゾンビが襲ってくる方に逃げる女性とか、さすが、B級ゾンビ映画と思わせるシーンの連続!!
 中でも、「拳銃の弾が残り少なくて、あと3発しかない」とかいっているそばから、ゾンビの集団が現れたら、拳銃撃ちまくり状態には、思わず「なぜだ~ッ!!」って画面に突っ込んじゃいました!!
 一緒にいた捜査官をだますために、「3発しかない」って言ったの??なぜ??なぜ??なぜ??撮影したあと映画を編集している段階でおかしくなっちゃったんでしょうか??
 あんなに撃ちまくるんだったら、「弾が残り少ない」なんて言うシーン必要なかったんだから、いっそのことカットしちゃえば良かったのに…。

 でも、数多いリビングデッド系のゾンビ映画の中でも、かなり面白い作品です!!ゾンビ映画の多くは観終わったあとで後悔しないことの方が少なく無いですからね!!ハッキリ言って、メジャーな作品以外で、このデキなら十分でしょ!! 65点
 
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『エコーズ2』3作目は無しにして!

2010-02-26 22:18:43 | ホラー

エコーズ2
STIR OF ECHOES THE HOMECOMING(2007年アメリカ、カナダ)
 監督          アーニー・バーバラッシュ
 脚本          アーニー・バーバラッシュ
 出演          ロブ・ロウ
              マーニー・マクフェイル

 ■ストーリー■
 イラクでの出兵中、アメリカ軍を攻撃する罠のために暴走したワゴン車を破壊する指示を出したテッドは負傷し、母国アメリカに戻ってくる。ワゴン車に乗っていたのが民間人であったため幻覚を見るようになるのだった。幻覚に悩まされるようになったテッドはどんどん精神的に追いつめられていくのだった。また、幻覚に悩まされるテッドは妻モリーや息子マックスとの関係も悪化していくのだった。


 ■感想■
 リチャード・マシスン原作、ケヴィン・ベーコン主演のスリラー映画『エコーズ』(⒚99年)の続編。
 前作は、偶然かかった催眠術から霊が見えるようになった一般人の体験する恐怖を描いていましたけど、今作は、完全に「幽霊物」になっています!
 
 続編といっても、前作とつながりが無いのでタイトル便乗系ってことでしょうねぇ。
 脚本にリチャード・マシスンが関わっているとか、前作の主人公が今作の主人公だとかそういうつながりも無いのに、“霊”ならぬ“幻覚”を見るから続編にしちゃえ!!っていうのは大胆すぎ!!
 

 全然盛り上がらない“駄作のオカルト映画”っていう印象しか残らない作品でした!
 
 主人公が故郷に帰ってきてから、やたらと幻覚を見るんで、これは、まさか「夢オチ」と同じく禁断の     
“主人公は最初に死んでいました!!”系オチ??って心配しながら、観ましたけど、そこまではひどい作品では無かったです!!

 でも、本当に盛り上がらない作品でした!!

 ミステリー的な意味で捉えれば今作は、ごく普通な感じなラストの展開を迎えるんですけどね。オカルト映画としては、なんで主人公の設定が、イラクに出兵して誤って民間人を殺した設定にしたのかが、大げさすぎです!
 

 オカルト映画としても20年以上前の作品といってもおかしくないくらい古い設定!
 ミステリー映画としても、ごく普通!
 続編としては、前作とまるっきり関係ない作品!
 
 まぁ、監督が『CUBE ZERO』(2004年)を監督したり、『CUBE 2』(2002年)の脚本家のアーニー・バーバラッシュですから期待した方が悪いんですけどね!!アーニー・バーバラッシュ監督はサスペンス映画はあまり向いてないのでは??
 
 今作も、死体などを見せるゴアシーンだけ、やたらていねいに描写してますけど、もう少しストーリーを練って欲しかったです!主人公が幻覚を見る設定が無くても単なるミステリー映画として作るくらいの意気込みが欲しかったです。ムリなんでしょうけど・・・。

 “どんなオカルト映画でも観るぞ!!”っていう映画ファン向けです! 10点

エコーズ2 [DVD]
ロブ・ロウ,マーニー・マクフェィル,ヴィク・サハイ,カティア・ガードナー
ビデオメーカー

今作を観るまえに前作を!(今作と関係ないですけど)

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『サバイバル・フィールド』最も危険なサバイバルゲーム

2010-02-25 07:50:03 | ホラー
サバイバル・フィールド
PAINTBALL(2008年スペイン)
 監督 ダニエル・ベンマヨール
 脚本 マリオ・ショーンドルフ
 出演 ブレンダン・マッキー、ジェニファー・マター、パトリック・レジス、イオイオーネ・ペレス、ニール・マルケス

 ■ストーリー■
 サバイバルゲームに参加した若者たちが、目隠しをされ競技場へと連れてこられるのだった。初めて出会うメンバーは“グリーンチーム”としてゲームに参加し、6つのフラッグを目指して、“オレンジチーム”と競いあうことになるのだった。
 1つ目のフラッグがある廃車置場でオレンジチームからの攻撃を受けながらグリーンチームは1つ目の目的のものを手に入れるのだった。しかし、そのとき、実弾がメンバーを狙いメンバーの1人、クローディアが殺されてしまうのだった。

 ■感想■
 サバイバルゲームに参加した若者たちが体験する恐怖を描くスペイン製ホラー。
 
 サバイバルゲームに遊びで参加した若者が何者かに狙われるという誰でも思いつきそうなアイデアのホラー映画ですけど、それなりに楽しく見れる作品になっています。
 でもランニングタイム90分は長すぎ!長すぎ!長すぎ!
 あと15分くらい短かかったら、もっとすごく面白く見れたのに…。退屈もしないし、殺人鬼の正体は何??っていう興味も手伝って1時間くらいまでは楽しく見れるんで、本当にこの90分という長さはもったいないです!!

 完全武装したハンターが武器を持たない若者たちを狙うっていうのは、かなり不利な条件なんで、主人公たちは、どんどん死にまくり!オレンジチームが殺されるシーンとかも描いて時間かせぎをすれば、もっと楽しく見れたのに…。

 このゲームにゴルゴ13が参加していれば、ハンターなんて一瞬で返り討ちにしちゃったのに。まぁ、ゴルゴ13ことデューク東郷はもともと、仕事の依頼ででもなければ、こんなサバイバルゲームに参加自体しないですけどね。
 このゲームに以前参加した若者の遺族が殺し屋に依頼して、組織に復讐するためゲームに参加するみたいなキャラクターでも1人参加していたらもっと面白くなったのに。でも、それじゃ、本当にゴルゴ13になっちゃいますね。ホラー映画じゃなくて、アクション映画になっちゃいますしね!!

 そういえば、人間狩りのハンティングを楽しむグループの凶行を描きながら、最後は逆に追いつめられていく1974年のスリラー映画『ダーティハンター』もDVD化されないですね!
 TVで放映されたときの日本語吹替え音声つきでDVD化して欲しいですね。

 2009年の今作は、謎の組織が人間が殺されるシーンをカメラに収めて楽しんでいるっていう最近ブームな『ホステル』系な感じの作品で、いかにも今風な作品になっています。自分は、加害者が、謎のハンターに追いつめられ被害者に転じていく『ダーティハンター』の方がヒネリがあって好きですね!!
 2009年の作品より1974年の作品の方がヒネリがあるなんて!!

 まぁ、ヒネリがない単なるホラー映画でも、75分くらいだったらそれでOKなんですけど、90分は長すぎです!! 45点
サバイバル・フィールド [DVD]

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『サルベージ 都市封鎖』バイオ・モンスター襲来!

2010-02-22 20:25:14 | ホラー
サルベージ 都市封鎖
SALVAGE(2008年イギリス)
 監督 ローレンス・ガウ
 脚本 ローレンス・ガウ
 出演 ネーヴ・マクリントッシュ、リンゼイ・コッカー、ディーン・アンドリュース
 
 ■ストーリー■
 祖母が退院することになり、ジョディは父親と離婚して遠くの町で暮らす母親ベスのもとでクリスマス明けまで過ごすことになる。祖母の退院が早まり、数時間早くベスの家にやってくると母親は見知らぬ男とセックスの最中だった。ショックのあまりジョディは友達のリアンの家へと逃げ込むのだった。慌ててジョディのあとを追うベスだったが門前払いを受けてしまう。ちょうどそのとき、SASの部隊が現れ住民は家の中に入り鍵をしめて閉じこもるよう指示をするのだった。と、そこへナイフを持った町の医師のシャーマが家から出てきてSASに射殺されてしまうのだった。

 □■□ネタばれあり!!□■□
 ■感想■
 イギリス製の低予算ホラー。

 戒厳令が突然ひかれた田舎町の恐怖を描いた作品です。
 ウィルスによるパニックが描いているのかと思いきや、良く見るとSASの部隊がガスマスクをつけていないので、違うコトがわかりますが、では何??
 
 なんと、新兵器の実験で生み出されたモンスターだということが中盤で判明します!!
 それも大して強くないモンスターです! 
 SASの部隊が次々と殺されていきますが、あんなモンスターに殺されていくなんて、SASをバカにしすぎ!!
 
 世界最強の特殊部隊と言われるSASがあんな弱いモンスターに殺されていくはずが無い!!町の警察とかなら分かりますけど、SASがあんな火かき棒を突き刺しただけで殺されるモンスターにやられるわけがないでしょ!!
 あんな弱いモンスター相手だったら、SASが登場して10分で事件解決のはず!途中、モンスターにやられて重症を追ったSASの隊員が、ベスに「娘を連れて町から逃げろ!」っていうから、どんなスゴイ怪物が出てくるのかと思ったら、なんと「13日の金曜日」のジェイソンよりも弱い怪物でした!!

 モンスターに噛まれた人間がまたゾンビになって襲ってくるとかなら、数が増殖して倒すのが大変っていうのも分かりますけど、そんな設定も無いし、たった1人のモンスターに苦戦するはずがないでしょ!!

 あとSASの部隊も町の人間もどんどん殺しすぎ!!あれじゃ、町の人間まで動揺して町に飛び出して暴れちゃうでしょう。モンスターが増殖するわけでもないのに、町の人間を殺すのは意味不明すぎ!!SASだったら敵を見つけたら即座に撃つだろうけど、民間人を殺す指令を受けていなければあそこまで住民を殺すはずがないです!!
 ジョディが逃げ込んだ友人リアンをわざわざ殺す意味も分からない!!

 低予算のホラー映画としては、80分というランニングタイムの短さもあって、それなりに見れる作品になっています。あと5分くらい短くても良かったのかな??とも思いますけど、こんなもんですかね??
 これが100分とかだったら、評価も少し下がっちゃいますけど、この短さは評価できます!! 50点
サルベージ ‐都市封鎖‐ [DVD]

タキ・コーポレーション

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『パラサイト・バイティング食人草』旅行者SOS!!

2010-02-08 22:01:35 | ホラー
パラサイト・バイティング食人草
THE RUINS(2008年アメリカ)
 監督 カーター・スミス
 脚本 スコット・B・スミス
 原作 スコット・スミス
 出演 ジョナサン・タッカー、ジェナ・マローン、ローラ・ラムジー、ショーン・アシュモア

 ■ストーリー■
 メキシコにリゾートに来ていた学生ジェフ、エイミー、ステイシー、エリックの4人はホテルのプールサイドで知り合ったドイツ人マティアスに誘われ、ギリシャ人のディミトリとともに、マヤの遺跡の観光に行くことにするのだった。マティアスの弟が遺跡を観光しに行き行方不明なっていたのだ。
 森の茂みの中の隠されたような道の奥に進み遺跡にたどり着くが、突然、現地の住民が現れ何かを叫ぶのだった。言葉が通じないまま、彼らは何とか接触を持とうとするが、ディミトリに矢が放たれ頭を撃たれ殺されてしまうのだった。矢と銃を持った現地の住民に追い立てられるかのように、5人は緑のツタに覆われたピラミッドの上へと逃げるのだった。
 
 ■感想■
 「シンプル・プラン」のスコット・スミスのスリラー小説「ルインズ 廃墟の奥へ」(扶桑社ミステリー)の映画化作品。
 前作「シンプル・プラン」の正統派のミステリーから、13年ぶりの2作目の長編小説の原作は、オカルトチックなスリラー作品になっています。

 スコット・スミスの「ルインズ 廃墟の奥へ」の映像化作品もDVDスルーになっちゃうんですね。スコット・スミス原作っていうだけでは弱いんでしょうかね??
 
 原作は上下巻の長編小説でしたけど、映画版はなんとランニングタイム90分、実質本編85分のこじんまりとしたホラー映画になっています。

 大長編の原作が、90分弱のB級チックなホラー映画に!!

 原作者自ら脚本を書いているから全然OKなんですけど、こんなに短くしなくても良いのに!!
 まぁ、内容的には、映画版で十分内容を伝えてるんですけどね!!細かい描写を描いて長々とした作品にするよりかは、85分の映画にした方がはるかに良いですけどね。
 原作者のスコット・スミスは、ホラー映画とか好きなんでしょうね。
 「あのシーンも映像化したい!」
 「このシーンも映像化したい!」
 って入れたいのが原作者の心理なんでしょうけど、映画版はスパッと短いコンパクトな作品にしちゃっているんですから!
 “映画と小説は別物!映画は短めに!!”
 みたいな感じで好印象です!!
 
 あと、原作とはラストが違いますけど、ホラー映画的には、この映画版のような変更をしたおかげで、いかにもB級チックなホラー映画っぽくなっててこれも今作のいいところです!!まぁ、観終わった印象が弱冠ちがいますけど、本当は原作と同じ展開でも良いんですけどね。

 ところで、この日本版タイトルの“食人草”って、もろにネタばれ!まぁ、大多数のホラー映画ファンは原作のことも知っているから、それほどネタバレじゃないんでしょうけど、この“食人草”のタイトルはヒドすぎでしょ!!この副題は要らなかった気がしちゃいます!!日本版DVDのタイトルは、原作と同じく「ルインズ」でも良かったのに!!

 DVDの特典に入っていた“別エンディング”も1980年代チックなホラー映画みたいでけっこう好きですけどね。でもコメント通り、あれじゃ、まるっきり違う映画になっちゃいますもんね。それでも、あえて別エンディングの方が続編を期待させて良かったかも??70点


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原作は扶桑社ミステリーの原作は上下巻の大長編
ルインズ〈上〉―廃墟の奥へ (扶桑社ミステリー)
スコット スミス
扶桑社

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ルインズ〈下〉―廃墟の奥へ (扶桑社ミステリー)
スコット スミス
扶桑社

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『MOTHER マザー』定番ホラー

2010-01-30 06:21:31 | ホラー
MOTHER マザー
HOUSE OF VOICES(2005年フランス)
 監督 パスカル・ロジェ
 脚本 パスカル・ロジェ
 出演 ヴィルジニー・ルドッワイヤン、ルー・ドワイヨン、カトリオーナ・マコール、ドリナ・ラザール、エリック・ブラット

 ■ストーリー■
 1958年フレンチアルプスにある孤児院“サンタンジュ”に妊娠しているアンナが世話係としてやってくる。アンナはどうやら以前の雇い主との間で問題を起こしたため、妊娠を隠して勤めだすのだった。
 アンナが着任早々、サンタンジュは閉鎖されることが決まっており、孤児たちは新しい場所へと巣立っていくのだった。しかし、精神が不自由なジュディスだけが里親が決まらずサンタンジュに残ることになるのだった。
 院長のフランカルドは不在がちなため、広い孤児院にアンナとジュディスと先輩の雑用係りの3人で過ごすことになるのだが、アンナの身の周りで不思議な現象が起きはじめるのだった。

 □■□ネタばれあり!□■□
 ■感想■
 『マーターズ』(08年)のパスカル・ロジェ監督の2004年のホラー映画。
 記事をアップするのが逆になってしまいましたが、『マーターズ』を観る前に予習のつもりで鑑賞しました。
 
 『マーターズ』は、ホラー映画ファンの間で、すごく評判になっていたんで、期待してたんですよね!でも、『マーターズ』を先に観ていたら、今作『MOTHER マザー』は観ていなかったかも??
 『マーターズ』って、グロイ印象が強いだけで、ストーリーが前半と後半で違う作風の作品になっているのが面白いだけって感じの感想しか持たなかったんですよね。
 
 とにかく、今作は、ごくごく普通のホラー映画です!!
 
 普通というか、オーソドックスというか、定番のホラーというか、なんで今さらこんなホラー映画、撮るの??って印象の作品です!!でも、まぁ、オーソドックスな展開なだけに安心して観ていられますけどね。
 
 それにしても、ランニングタイム100分は長すぎ!長すぎ!長すぎ!
 
 演出力は、それなりにあるんでしょうけど、このストーリーで100分はひっぱりすぎ!!
 孤児院にいた幽霊たちがゾンビになって暴れだして、町の住民たちを襲うようなクライマックスがあるとか、実はこの孤児院がナチスがヒットラーのクローン人間を作るための実験をするための施設で、最後はナチハンターとの大銃撃戦でも用意してくれているなら、100分でも全然OKですけど、観ていてオチが分かってしまうような定番の展開で100分は長すぎ!!
 この内容なら、80分くらいでOKです!!

 『マーターズ』のときも、そうでしたけど、登場するキャラクターに誰も感情移入できない感じです。アクション映画でも、ホラー映画でも、普通は感情移入できるようなキャラクターが主人公ってコトが多いですけど、なぜか、パスカル・ロジェ監督の作品の主人公たちは感情移入できない感じ!
 
 ちょっと突き放しすぎな感じも…。

 ちょっとイヤな感じの主人公たち!!と思ってるから、悲劇的な展開になっても、「へ~、そうなんだ!!」っていう感じになっちゃいます!!今作のヒロインもちょっと神経質な感じで、好きなキャラクターでは無かったです!!

 ところで今作は、『クライングフリーマン』(96年)、『ジェヴォーダンの獣』(01年)、『サイレントヒル』(06年)の監督クリストフ・ガンズが製作で関わっています!!ホラー映画的には、パスカル・ロジェ監督作品っていうことよりも、そっちの方が重要かも!!
 また、キャストに、『地獄の門』(80年)、『ビヨンド』(80年)、『アマゾニアン柔肌に秘めた魔境伝説』(88年)のカトリオーナ・マッコールが出演しています!!院長の役なんで、ちょこっとしか画面には出てきませんけど、ホラー映画ファンに目配せしたような、こういうキャスティングには、少しだけうれしくなっちゃいます!!
 でも、今作で喜べるのはそこだけなんですけどね!!40点 
MOTHER マザー [DVD]

アルバトロス

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『マーターズ』フレンチゴアゴア

2010-01-23 09:44:01 | ホラー
マーターズ
MARTYRS(2007年フランス、カナダ)
 監督 パスカル・ロジェ
 脚本 パスカル・ロジェ
 出演 モルジャーナ・アラウィ、ミレーヌ・ジャンバイノ

 ■ストーリー■
 1970年初頭、何者かに監禁され拷問されていた少女リュシーが、は監禁場所の工場から逃げ出すことに成功するのだった。リュシーは施設に保護され、同じく施設にいた少女アンナとう友達もできるのだった。
 15年後、ある日曜日の朝、平穏に暮らす、ごく普通の家族のもとに猟銃をもったリュシーが現れ、家族を惨殺していくのだった。リュシーはこの家族の母親が自分を監禁、拷問した犯人だと信じていたのだ。家族を殺し復讐を終えたリュシーは、アンナを呼び出すのだった。

 □■□ネタバレあり!!□■□
 ■感想■
 2009年にホラー映画ファンの間で評判になった残酷ホラー。
 今、世間的にはこういうホラー映画が受けるんでしょうか??
 
 「う~ん、残酷なだけで普通…」

 感想を一言で言えば、それだけって感じです。
 
 二転三転するストーリーも、あまり驚けなかったです!
 冒頭から、リュシーが家族を殺すシーンまでは面白かったですけど、そのあと、だんだんと盛り上がりが欠けて、どんどん普通のゴアシーン満載のホラー映画に!!

 前半リュシーがヒロインかな??と思っていると、中盤からアンナがヒロインになっていきます。ストーリーも大幅に変わりまるで違う映画を観ている印象です。でも、ヒロインも変わり、作品の印象まで変わり、ここまで作品の印象が変わってしまうなら、いっそのコト中盤、アンナが捕まるシーンから映画が始まっても大丈夫な感じに!!

 この前半の展開って、観客を惑わすために、前半は勘違いサイコギャルが一般家族を間違って殺しちゃってどうしよう??っていう映画って思わせるためのストーリー展開なんでしょうけど、1回は通用しても2回、3回目の鑑賞にはキツイんじゃないでしょうか??

 オムニバス映画の1エピソードでも良い様な感じの作品に思えてきちゃいます!!二転三転するストーリーで驚かそうってコトなんでしょうけど、自分的には、全然驚けなかったです!!
 ごく普通の平和そうな家族の描写な中に、猟銃を持った少女が現れるシーンも、ホラー映画的には、それほど違和感は無いですしね!!
 
 『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(75年)の可愛らしい“うさぎ”のシーンの方が、笑いもどぎつさも1000倍印象的!!まぁ、『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』はラストのインパクトも今作の100000倍ありますけどね。
 あと、最近観た作品では、『ローグアサシン』(07年)の方がよっぽど、“だまされた感”が強くて楽しめました!!
   
 大体、ヒロインのアンナは殺人事件の起きた現場に長く居すぎ!!
 映画的には正解でも、あそこにずっといるのは解せないです!!すぐに警察を呼ぶとか、逃げたりしなきゃダメでしょ!!だから、あんなことに!!少なくとも謎の地下室を発見した段階で、監禁されている女性を助けているヒマは無いはず!!
 勝手に仮面も外しちゃって!!病院でやらないと、キズが化膿しちゃうでしょ!!勝手に風呂までいれて!!地下室を発見した段階で警察に電話すれば良かったのに!!映画としてストーリーがつながらないからいけないんでしょうけどね!!

 監禁、拷問しているカルト集団の目的も、ぶっ飛びすぎ!!だから、カルトなんでしょうけど…。
 あまりの身勝手さに、「死後の世界を知りたきゃ、自分で死ね!!」って感じです!!
 とにかく観て陰鬱な気分になること必至です!!ホラー映画を観て暗い気持ちになるなんて!!ハリウッド的なハッピー映画もイヤですけど、こういう作品も苦手です。

 大変、話題になった作品ですけど、自分的には最近のフレンチホラー映画としては、アレクサンドル・アジャ監督『ハイ・テンション』(03年)の方が断然好きです!!30点

マーターズ [DVD]

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『クライモリ禁猟区』クライモリ番外編

2010-01-17 17:19:34 | ホラー
クライモリ禁猟区
SPLINTERD(2009年イギリス)
 監督 シメオン・ハリガン
 脚本 シメオン・ハリガン
     スティーブン・トリミンガム
     マット・アーチャー
 出演 ホリー・ウェストン、サチャ・ダーワン、ソル・エラス、サディ・ピッカーリン、ジョナサン・リードウィン

 ■ストーリー■
 北ウェールズでは謎の生物に牧場が襲われる事件が発生していた。“ボドミンムーアの獣”の仕業ではないかと噂もたっていた。ソフィーは北ウェールズを調査するため仲間4人を連れ森へと向かうのだった。ソフィーとジョンは森の奥に向かい古い洋館に立ち入るが屋敷の中で何者かが現れ、ジョンは殺されソフィーは監禁されてしまうのだった。

 □■□ネタバレあり!!□■□
 ■感想■
 イギリス製のホラー。
 タイトルに“クライモリ”の文字が入っていたのでてっきり「クライモリ」シリーズ第3弾“WRONG TURN LEFT FOR DEAD”(09年)だと思ってレンタルしちゃいました!!
 原題の“SPLINTERD”のタイトルを観てビックリ!!
 
 「しまった~!!これって『クライモリ』シリーズの3作目“WRONG TURN:LEFT FOR DEAD”じゃな~いッ!!」

 もう“クライモリ”ってタイトルにだけ反応して借りちゃいました!
 
 今作を“WRONG TURN:LEFT FOR DEAD”だと思って観たホラー映画ファンは全国に500人はいるはず!!
 DVDのパッケージとかしっかり読めば「クライモリ」シリーズじゃないのは、すぐに分かるんですけどね。観る前に、その作品の情報を余り入れないようにしてるんで、こういうコトもしばしばなんで、しょうがないんですけどね!!
 まぁ、間違って観た作品でも、面白ければ全然OKなんですけど…。


 冒頭、森の中でキャンプしようとして、近くの牧場が襲われているっていうことをソフィーが言ったら、仲間の1人サムが「何だ!それ知らないぞ」みたいなコト言うシーンがありますけど、サムってニュース観てないの??
 ニュースで事件のこと放映してるシーンあったし、新聞とかでも話題になってるでしょ!!
 
 ヒロインの監禁場所にサムが助けに来るシーンがありますけど、あそこらへんで監禁している男の正体が分かっちゃいました!!まぁ、冒頭からヒントありまくりなんですけどね。
 本当に「狼男」映画だとは思いませんでした!!
 
 と、中盤まで楽しく思って観ていたら、なんと驚きの展開!!
 「狼男映画じゃない!!」
 「それどころかホラー映画でも無いかも??」
 
 「クライモリ」シリーズでない上に、「狼男映画」でもない!!
 ダブルでショック!!

 まぁ、大きくジャンル分けすれば“ホラー映画”にはなるんでしょうけど、殺人をくりかえしているのが、普通の人間だし、ホラー映画っていうよりサスペンスとかスリラーって感じでしょうかね?? 

 それにしても、今作のランニングタイム90分は長すぎ!
 ほとんど低予算のホラー映画に毛が生えたくらいの感じの作品なのに90分はダメダメ!あと15分くらい短ければ、それなりに面白く感じれたのに!!
 ストーリーも、あともう1ヒネリ、2ヒネリあれば良かったのに…。40点

 
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『ザ・フォッグ』ジョン・カーペンター監督作リメイク

2009-12-30 10:45:14 | ホラー
ザ・フォッグ
THE FOG(2005年アメリカ、カナダ、フランス)
 監督 ルパート・ウェインライト
 脚本 クーパー・レイン
 オリジナル脚本 ジョン・カーペンター
          デブラ・ヒル
 出演 トム・ウェリング、マギー・グレイス、ラデ・シェルベッジア、ケネス・ウォルシュ、セルマ・ブレア

 ■ストーリー■
 オレゴン州の小さな港町を持つ島、アントニオ島では4人の男たちによって町が作られたことを記念し、観光シーズンに合わせて彼らの銅像が建てられるのだった。そんなある夜、沖から風に逆らい濃霧がアントニオベイに向かってきていた。そして濃霧は手始めにニックの漁船に乗る住民を殺すのだった。

 ■感想■
 ジョン・カーペンター監督の傑作ホラー『ザ・フォッグ』(80年)のリメイク。
 なんで、ジョン・カーペンター監督の傑作を今さらリメイクする必要があるんでしょう??オリジナル版が1980年の作品だから、25年も経っているからなんでしょうけど、リメイクするなら、オリジナル版とまるっきり違う魅力的な要素を入れて欲しいです!!
 
 登場人物のキャラクターなのか??
 殺される被害者の数なのか??
 オリジナルなストーリーなのか??
 他のもっと変わった要素なのか??

 リメイクなら何かしら新しい作品としての魅力を見せて欲しいです。
 今作を観るマニアックなホラー映画ファンはオリジナル版も知っている人なはずなんですから!!
 
 でも、単純に「ホラー映画でも観ようか??」っていう人にはこういうリメイクも良いのかもしれないですね。
 オリジナル版も知らない若い世代の映画ファンもいますからね。製作したアメリカを含めて、そういう若いホラー映画ファンの方が数も多そうだし。 
 
 オリジナル版に比べるとどうしても出演者が軽い印象を受けちゃいます。
 「ヤングスーパーマン」のトム・ウェリング
 「LOST」のマギー・グレイス
 
 なんかTV俳優がメインなんで印象が軽くなっちゃいます。
 オリジナル版のジェミー・リー・カーティス、ジャネット・リー、エイドリアン・バーボー、ハル・ホルブルック、トム・アトキンス、チャールズ・サイファース、ナンシー・ルーミスと言ったキャスティングと比べても、やっぱり軽すぎですよね。
 
 でも今作の製作スタッフもリメイクとしての魅力を出そうとしてオリジナル版との違いを出そうとしています。
 前作では殺される住民の数は6名でしたけど、リメイク版では殺しまくり!!
 住民たちが殺されるシーンがあんまり描かれていないのは残念ですけど、もっともっとそういうシーンを描いて欲しかったですね。オリジナル版のランニングタイムが89分でリメイク版は99分で10分も長いんですから。
 
 オリジナル版で前半部分で描かれていた突然町中のガソリンスタンドとかで起きる不思議な出来事のシーンとかも描いていないんですから時間はあるはずですから!あの一連のシーンはスピルバーグ監督が『未知との遭遇 特別編』(80年)のために考えていたシーンを先に撮影して使ってしまったとかいうウワサがありましたよね。
 そのエピソードを聞いたときには「ジョン・カーペンター監督ってひどいなぁ」って思ったもんですけど、あとから冷静になって考えると、完成する前にベラベラ他の監督にしゃべってしまったスピルバーグにも問題があるのでは??と思います。
 それに『未知との遭遇 特別編』と『ザ・フォッグ』だったら、『ザ・フォッグ』の方が作品的にもそのシーンが活きている気が!!『』だって、結局は『未知との遭遇』(77年)のシーン撮り直しリメイクでしょ!!チョチョイのチョイ的な作品に言われたくない気も…(実際は大作だからチョチョイのチョイじゃないんですけど)。自分的には『未知との遭遇 特別編』より『未知との遭遇』の方が断然好きですしね。
 点数をつけるなら
 『未知との遭遇』       70点
 『未知との遭遇 特別編』 50点
 って感じなんですよね。

 『ザ・フォッグ』のコトを考えるたびにそのシーンのことが思い出されちゃうんですよね。

 ところでリメイク版の『ザ・フォッグ』ですけど、オリジナル版の霧の中から幽霊が復讐に現れるという単純なアイデアが良かったせいか、それなりに面白い作品に仕上がってます。
 主人公2人の若者に感情移入できないことを除けばけっこう楽しく観れます。
 
 でもアメリカ人は不死身なのかセルマ・ブレア演じるDJは大型車に追突され海に車ごと落ちるのに、次のシーンでは子どもに会うために走ってきます!!
 「あれ、海から這い出たら服がもう乾いちゃったのね。ケガもせずに」
 セルマ・ブレアのおばさんは霧に襲われたら一瞬ですぐに死んじゃったのに・・・。

 最後の展開も、アントニオアイランドの住民皆殺しなの??って展開だと思ったら、なんか意味不明の展開で終りだし、ちょっとガッカリ!!なんで主人公たち生き残るの??55点 
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ジョン・カーペンター監督のオリジナル版、日本語吹替え音声つきで再発して下さい!!
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『ダーク・オブ・ザ・デッド』ダル(DULL)・オブ・ザ・デッド

2009-12-26 09:45:17 | ホラー
ダーク・オブ・ザ・デッド
VIRUS UNDEAD(2008年ドイツ)
 監督 ヴォルフ・ヴォルフ
     オームツィ
 脚本 ヴォルフ・ヤンケ
 出演 フィリップ・ダン、アンナ・ソフィア・ブロイヤー、ニコラス・ユルゲンス

 ■ストーリー■
 鳥インフルエンザを研究していたノーベル賞受賞学者の医学博士ベルゲンが謎の死をとげる。ベルゲン博士の孫としてしか見られない生活がイヤで逃げ出した孫のロバートは、家の整理のために友人2人を連れ田舎へ帰ってくるのだった。

 ■感想■
 鳥インフルエンザが変形して人間をゾンビ状態にしてしまう恐怖を描いたホラー映画。
 ゾンビ状態と言っても、本当のブードゥー教のゾンビじゃなくて、ジョージ・A・ロメロ監督が作ったリビングデッド系のゾンビです!!

 とにかく長すぎ!長すぎ!!長すぎ!!
 ランニングタイム93分は長すぎ!!
 魅力の無い若者たちのドラマを延々と分と見せられて、本格的な事件が起きるのが始まってから50分もしてから!!
 フィルムのムダ使いは止めて欲しいです!!

 まず冒頭の車の事故のシーンが意味不明!!このシーンでおよそ1分30秒も!!
 思わせぶりなクレジットを出しながらのオープニングが終わるのにおよそ5分!
 主な舞台となるベルゲン博士の邸宅に主人公達が着くまでにおよそ17分!!
 まぁ、その間に主人公たちがガソリンスタンドで元恋人のマーリーンに出会ったり、昔の町の人間たちと会ってたりはするんですけどね。
 ロバートに恨みをもつポールマンが斧を持って襲ってくるまでにおよそ40分!!
 その後、警官のリーマンがゾンビ状態になって女性を襲うシーンまでに、映画が始まってからおよそ50分!!この映画がゾンビ映画だ!!って展開になるまでに50分!!50分!!50分!!50分!!
 わずか93分の作品なのに、50分!!
 “ゾンビ映画”ファンからメチャクチャ言われているウーヴェ・ボル監督の『ハウス・オブ・ザ・デッド』(03年)が大大大大傑作に思えてきます!
 もともと『ハウス・オブ・ザ・デッド』は自分的にはけっこう好きな作品なんであんまり良い例じゃないですけど。
 それどころか今作『ダーク・オブ・ザ・デッド』に比べたたら、その続編であんまり話題ににもならない『ハウス・オブ・ザ・デッド2』(05年)の方が1000000倍面白いです!!

 ブルーノ・マッティ監督の『サンゲリア2』(88年)の方が映画としてちゃんとした作品になってます!!今作と『サンゲリア2』を比べたら、学生の作った自主映画とハリウッドのメジャー会社の大作くらい違いを感じちゃいます。
 いや、本当にブルーノ・マッティ監督の『ゾンビ2009』(07年)の方が断然スキです!!

 とにかく、演出も脚本も全然魅力的じゃないです!それでも、そんな今作でも、あと25分くらいカットしてプロの声優さんで吹替えで放送されたらけっこう面白くみれちゃいそうな感じです!!
 長すぎ!長すぎ!!長すぎ!!
 こういう監督、脚本家は映画のテンポを考えて作って欲しいですね。

 それでもマニアックな“ゾンビ映画ファン”は観なければいけない作品です!!
 どんなにつまらないと分かっていてもゾンビが出てくるっていうだけで、観続けなければいけないのがゾンビ映画ファンですもんね。自分はそこまでゾンビ映画ファンじゃないですけど…。
 マニアックなゾンビ映画ファンが観たら今作の評価も自分とは全然違うんでしょうけどね。30点 
 
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『ザ・シャウトさまよえる幻響』さまよえる芸術映画風

2009-12-22 23:16:04 | ホラー
ザ・シャウトさまよえる幻響
THE SHOUT(1978年イギリス)
 監督 イエジー・スコリモフスキ
 脚本 マイケル・オースティン
     イエジー・スコモフスキ
 原作 ロバート・グレイブス
 出演 アラン・ベイツ、スザンナ・ヨーク、ジョン・ハート、ロバート・スティーブンス、ティム・カリー

 ■ストーリー■
 精神病院でのクリケット大会にスコアラーとして参加したロバートは、同じくスコアラーをやっている男チャールズ・クロスリーと出会う。チャールズは魂が4つに分解されたと信じている男だったが、ある男の話を話し始めるのだった。
 教会のオルガンを弾く音楽家のアンソニーの前にある日、クロスリーが現れ家に招待してくれと頼むのだった。最初はクロスリーの頼みを断るアンソニーだったが、強引さに負けて家にあげてしまうのだった。クロスリーは18年間、オーストラリアにいて魔術を覚えたというのだった。

 ■感想■
 イエジー・スコリモフスキ監督のホラー映画。
 「叫び声」で人を殺害できる魔術を身につけて男を描いた作品です。

 製作年度1978年だからでしょうけど、ゆったりダラダラ系の作品に!!
 叫び声で人を殺せるっていう男が登場するってコトだけが“ホラー映画”としてのジャンルに入りますけど、あとはダラダラ!

 意味不明なシーンが多数出てきて、結局意味不明なストーリーに!!

 ジョン・ハートが手に握っていた石って??
 砂丘に埋められた石って??
 クロスリーを逮捕しにきた警官が倒れますけど、あの警官はあのまま??

 あの石はクロスリーの魂ってコトなんでしょうけど、勝手に観てる人が想像しろっていうことなんでしょうけど、説明不足なのは不親切すぎ。

 今作は「カンヌ映画祭」で審査員賞を受賞した作品なんで、作品のノリというか雰囲気はちょっと変わった作品っていうのは想像していたんですけど、想像通りというか想像以上にというか、とにかくエンターテイメント系の内容なのに、わざと外してるって感じの作品になってます。
 監督が『水の中のナイフ』(62年)、『早春』(70年)のイエジー・スコリモフスキだから、しょうが無いですけどね。期待しないで観たらそれなりに楽しく観れます!!
 
 今作に比べたら同じくオーストラリアの魔術をテーマにした作品でも、ピーター・ウィアー監督の『ザ・ラスト・ウェーブ』(77年)が大エンターテイメントに思えてきちゃいます。

 題材的には魔術を覚えた人間が、周りの人間を殺しまくるみたいな感じでいくらでも面白くなりそうなだけに惜しい感じです。B級ホラー映画としてリメイクしたら面白くなりそうなテーマですよね。リメイクといえば『ザ・ラスト・ウェーブ』もB級ホラー&スペクタクル映画としてリメイクして欲しいですけどね。
 雰囲気がホラー映画っぽくないし、芸術映画っぽいから、変わった作品が好きな人にはたまらない感じなんでしょうけどね。とにかくカルト度は高い作品だっていうのは理解できます・・・。 

 カルト度が高いのと面白いのとは違うコトも理解できます・・・。35点

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『変態島』新・新・新チャイルド

2009-12-05 10:40:40 | ホラー
変態島
VINYAN(2008年フランス、ベルギー、イギリス、オーストラリア)
 監督 ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
 脚本 ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
 出演 エマニュアル・ベアール、ルーファス・シーウェル、ベッチ・オササヌグラ
 
 ■ストーリー■
 半年前に津波で子供を行方不明になったポールとジャンヌの夫妻は半年前に息子のジョシュアを津波でさらわれ、以後ジョシュアは行方不明になっていた。2人はクリスマス休暇で訪れたプーケットでミャンマーの風景が映ったビデオの中にジョシュアに似た子を発見するのだった。2人はジョシュアを探すため、ミャンマーに顔の利くタクシン・ガオという謎の男を探し始めるのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 『変態村』(04年)のファブリス・ドゥ・ウェルツ
 
 “5分に1回、変態の連続!!”
 
 が謳い文句のホラー、サスペンス映画。でも本当は96分に0回の変態って感じです!!

 『変態村』は未見なので良く分からないですけど、この監督&脚本のファブリス・ドゥ・ウェルツは、あんまりホラー映画が好きじゃないんですかね??

 ホラー映画が好きな監督で、この作品のデキだたったら、かなりガッカリ!!

 全然盛り上がらないまま、これからというところで、映画が終わっちゃいます! 「だから、何??」
 って感じで、プツン!です!!

 プーケットで出会い、バヤム島で再び会うキムっていう謎の女性が、全然ストーリーに絡んでこない!!なら、なぜ登場したの??
 ラストの方で出てくる子供たちが支配している村の存在だけが描きたかったんでしょうけど、本当に「だから、何??」って思っちゃいますね。

 これが1970年代初頭の作品で、70年代に劇場未公開で90分枠のTVの映画劇場ででも放映されたら評価は違うのかもしれないですけどね!ランニングタイム96分は長すぎ!長すぎ!長すぎ!
 この内容なら、あと30分カットしても長いくらい!!

 なんか、1つのアイデアだけで1本、映画を作っちゃいましたよ!ハイ、どうぞ!!って言われても、困っちゃいます!
 難病物や恋愛映画よりはマシですけど、ただ、それだけ!!
 
 ファブリス・ドゥ・ウェルツ監督には、あんまりホラーとかサスペンスとかは撮って欲しくないです。あんまりというより、絶対に!!

 子供を津波で亡くした夫婦が似た子供を見つけて、探しに行って恐ろしい体験をするっていう発想自体は面白いだけに、このデキには満足出来ないです!!
 もっともっとホラー映画が得意な監督や脚本家が撮ったら面白くなったでしょうにね。それだけに「惜しい!!」って感じです。

 ところで、なぜ最後、ヒロインだけ生き残れたの??
 何の説明も無しに、こういう展開だったら面白いでしょ!!っていう監督の声が聞こえてきそうです。
 でも、ホラー映画ファンだったら、途中で絶対にラストの展開がバレバレ!!

 ①ジョシュアは見つからずじまいでヒロインたち2人は死んじゃう!
 ②ジョシュアは生きていたけど、子供の王国で偉くなっていて、ヒロインたち2人を殺しちゃう。
 
 大体、この2つのパターンか、または、その変則パターンが王道中の王道の展開ですからね。
 ジョシュアが生きていて、ヒロインたち2人と一緒に帰るっていうのが1番ビックリの展開です!それじゃ面白くないですけどね。20点 

変態島 [DVD]

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『フェーズ7 超厳戒感染レベル』感染レベル28日後...

2009-11-29 17:04:40 | ホラー

フェーズ7超厳戒感染レベル
(フランス映画祭2009題:『ミュータント』)
MUTANT(2009年フランス)
 監督          ダヴィッド・モルレ
 脚本          ダヴィッド・モルレ
             ジョアン・ベルナール
             ルイ=ポール・ドゥサンテ
 出演          エレーヌ・ドゥ・フジュローレ
             フランシス・ルノー
             マリー=ソーナ・コンデ

 ■ストーリー■
 夏過ぎに大流行したウィルスにより人々が大勢が死んだ。ウィルスに感染した人間は凶暴化し人喰いと化し人々を襲い始まるのだった。ノア基地だけが人々の希望となっていた。救急医のソニア・デュプレは恋人のマルコと軍人と救急車で感染エリアからの脱出を図ろうとしていた。しかし、途中立ち寄った建物の中で感染者にみえる患者を発見したことから3人で争いが起きてしまうのだった。

 □■□ネタバレあり!未見の人は鑑賞後に!!□■□
 
 ■感想■
 フランス製の“ウィルス”系のホラー映画。
 正確には“ウィルス”系というより『28日後...』(2002年)以降流行の走る“ゾンビ”系のホラーです!
 ヨーロッパフィルムフェスティバルでの上映時間は95分だったらしいんですけど、日本版は85分です!
 なぜ??
 なぜ、カット版なんでしょうか??

 日本版の85分版でも十分面白いですけど、ちょっと気になっちゃいます!!
 
 「すごく面白いです!」
 未公開(正確には「フランス映画祭2009」で『ミュータント』のタイトルで上映されていますけど)の作品で、これくらい面白い作品に出会えると、ウレシクなっちゃいます!!

 低予算の作品なんで、登場人物が少なく、舞台が限られた空間で描かれるので、被害の出ている町の状況が良く分からなかったりします。
 まぁ、「被害状況は他のゾンビ映画を観て想像して!!」ってコトなんでしょうけど、そこ以外は良く出来てました!!
 それにしても低予算です!
 低予算と言っても、救急車1台に、ヘリコプター1台、銃が多数、大きな屋敷でロケとそれなりに制作費はかかってますけどね。
 山奥の屋敷にウィルス患者が大量に走って襲ってくるシーンには思わずウキウキしちゃいました!!
 
 「うわ~!ここから面白くなりそう!!」
 
 でも今作のウィルス患者って、ゾンビじゃないから、銃で撃ったら死んじゃうんですよね!でも走ってくるから、かなり怖いです!!
 
 生存者がいるのか、いないのか不明のまま終わる作品の多いこういう系統のホラー映画は多いですけど、今作の場合はちゃんとヘリコプターで軍人が助けにやってきます!!
 途中でヒロインのソニアがウィルスに感染したマルコを倉庫みたいなところに閉じ込めるシーンがあるんで、最後の方でマルコが暴れだすんだろうなぁって思っていたら、本当にそうなっちゃいました。
 
 ラストの方でヒロインのソニアがマルコに噛まれるシーンがあるんで、てっきりソニアも病気になっって、ノア基地でソニアが発病して暴れだして基地中、大パニックで終わるのかと思っちゃいました!!
 病気には免疫を持っていても、マルコはソニアの血を輸血してるんで、てっきり違う生命体になっちゃって病気も変種したってことになるのかな??って勝手に思い込んじゃいました。
 
 そうでなかったら、ソニアが感染してると思い込んだ軍人に撃たれて殺されちゃうラストなのかな??とも想像しちゃいました。
 ライフルで撃った軍人に、そばにいた仲間が「グッドショット!!」って言うのかと…。

 ゾンビ映画の多くがそうであるように、今作も悲劇的の終わるのかと思いきや、このラストにはちょっとビックリ!!
 この展開は、まさに監督、脚本のダヴィッド・モルレに「想像したラストと違うんで驚いただろう??」って言われているみたいで気持ち良い終わり方です!!
 こういう形で想像を裏切られるのは気分が良いです!!

 ところで、冒頭、救急車でヒロインのソニア、マルコ、女性の軍人、ウィルス患者が乗っているシーンで始まりますけど、あれはどういうシチュエーションで軍人は乗り合わせたんでしょうね??映画が終わったあと、その作品について語り合うのが好きなフランス人が作った作品だから、そんなコト気になるなら、みんなで話し合ってね。ってことなんでしょうけど、ちょっと気になっちゃいました。

 あと疑問点としては、ヒロインとマルコが女性の軍人と争うシーンがありますけど、あの争う原因が分からないです!もう病気のことは広く知れ渡っているんだから、あの軍人の行動は正しいって分かっているハズ!!
 あの病気の男性はウィルスに感染していそうでしたもんね。まぁ、あそこで男性を殺して、誰も感染しないで3人で山奥の屋敷に行ったら、全然違う作品になっちゃいますけどね。 80点

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『カット!Cut』オーストラリアの銀色のハサミ

2009-10-25 10:00:21 | ホラー

カット!Cut
CUT(2000年オーストラリア)
 監督          ギンブル・レンドール
 脚本          デイヴ・ワーナー
 出演          モリー・リングウォルド
             カイリー・ミノーグ
             ジェシカ・ネイビア

 ■ストーリー■
 ホラー映画「熱い血」“HOT BLOODED”の撮影中、殺人鬼役の男優に監督が殺される事件が起きる。撮影は中止となり、映画は未完のまま撮影されたフィルムはそのまま保管されることになるのだった。以後、「熱い血」を完成させようとする監督が現れるが、上映中に何者かに殺され犯人は不明のままだった。
 12年後、「熱い血」を完成させようと学生グループが映画製作に乗り出し、未完の作品だった「熱い血」の主演女優ヴァネッサに出演依頼をするのだった。

 □■□ネタバレあり!!□■□
 ■感想■
 モリー・リングウォルド主演のオーストラリア製ホラー。
 未完のホラー映画を完成させようとした映画製作の学生たちが殺人鬼に襲われるスラッシャームービー!!
 
 ネタバレしちゃうと、スラッシャームービーでなく、オカルト映画です!!
 
 フィルムの中の殺人鬼が現実の世界に現れて製作者たちを殺すという映画でした!!
 ホラー映画だから、殺人鬼が現実世界に現れる理由なんかいらないんでしょうけど、一応、それなりの説明はして欲しかったです!!
 スラッシャームービーだと思っていたら、オカルトホラーだったんですから、ちょっとビックリ驚きでした。
 驚きというより、ちょっとショックでした!!
 
 てっきりホラー映画の製作なんか止めた方が良いって主人公たちに注意する先生が犯人だと思ったのに・・・。

 ランニングタイム83分と短めなんで、それなりにテンポが良いですけど、殺されるためだけに出てくる登場人物たちの区別がつきにくいです。
 
 「なんで、こんなにキャラクターがいるの??」って思うくらいに殺されキャラクターが登場してきます。覚える間もなく、ドンドン殺人鬼に殺されていきます!!
 
 それに今作は、全体的に画面が少し暗いですしね。良く観えない・・・。ホラー映画の場合、夜や暗闇が舞台のことが多いから、そういう作品も多いんですけどね。

 自分的には、単純なスラッシャームービーの方が断然好きです!
 『13日の金曜日』(1980年)以降、雨後のタケノコ状態で量産されたB級スラッシャームービーってポップコーンでも食べながらワーワー言って観るのに最適ですもんね。
 でも、「呪われたフィルム」の設定って、ホラー映画ファンに魅力あるテーマなんでしょうか??
 最近でも『マーダー・フィルム』(2008年)って作品がありました。
 同じテーマのような作品ではホラーアンソロジーのTVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」のジョン・カーペンター監督のエピソード「世界の終り」が!!

 それなりには楽しめる作品です!自分的にはオカルト映画系より、スラッシャームービー系の方が好みなんですけどね! 30点 

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