『山猫は眠らない2狙撃手の掟』
SNIPER2(2002年アメリカ)
監督 クレイグ・R・バクスリー
脚本 ロン・ミタ
ジム・マクレイン
原案 マイケル・フロスト・ベックナー
出演 トム・ベレンジャー、ボキーム・ウッドバイン
エリカ・マロジャーン
■ストーリー■
海兵隊を傷病退役した狙撃手トーマス・ベケットは鹿の撃ち方を教えて生活をしていた。そんな彼の元に軍情報部とCIAが現われ、バルカン半島で民族浄化運動を行なっているヴァルストリア将軍の狙撃という非公式な任務を依頼してくる。ベケットは退役する前の階級の軍人に戻してもらう条件を提示。そして、恩赦を条件に今回の任務を引き受けた元陸軍の狙撃手だった死刑囚コールを観測員にして現地へ向かう。現地での連絡員ソフィアの手配のもと準備を始めるのだった。
■感想■
トム・ベレンジャー主演の『山猫は眠らない』(1992年)のなんと10年ぶりの続篇です。
「えーっ、なんで今さら…」って感じもしますけど、これはこれでうれしかったりして。
ハリウッドもホントにネタ切れなんですね。
とか言って自分も喜んで観てるだから、製作したプロデュサーの正解ですね!
主演は、もちろん前作に引き続きトム・ベレンジャー。
監督は前作のルイス・ロッサから、アクション派のクレイグ・R・バクスリーにバトンタッチしてます。
クレイグ・R・バクスリーといえば、アクションシーンしか記憶に残っていない自動車業界の大物相手に刑事が暴れる『アクション・ジャクソン大都会最前線』(1987年)、ドルフ・ラングレンVSエイリアンの『ダーク・エンジェル』(1990年)、アメリカでは大ヒットしたアクション映画『ストーンコールド』(1991年)等々が思い出されますが、ヒットした劇場作品はどれもこれも1990年代初頭くらいまでなんで、少しなつかしい感じです。その後は活躍の場をTVムービーを中心にしているようです。
久々の劇場公開作品かと思いきや、本国アメリカでは今作は、どうやらDVDスルー作品だったみたいですね。
主演のトム・ベレンジャーだけいれば、今後もどんどんシリーズ化出来るから、このシリーズは良いかもしれないですね。
実際、今作の続きのパート3『山猫は眠らない 決別の照準』が2004年に作られてます。日本でも『山猫は眠らない 決別の照準』は2005年に劇場公開されました。大々的な宣伝もされずに…。って結局、DVDになったとき“劇場公開作”って謳うためになの??
っていうか本国アメリカでも、DVDスルーなので劇場公開した日本の方が素晴らしかったですね…。
前作『山猫は眠らない』も大作って感じじゃないし、どちらかといえばB級も香りがプンプンのアクションでしたけど、続篇の今作は、もっともっと、“B級”です。
前作はパナマのジャングルを舞台にして暑苦しさが画面全体から伝わってくるような感じの作品でしたけど、今作は作品の舞台が市街地になって雰囲気はガラッと変わりました。
市街地を舞台にしたことで、良くありがちな狙撃物の1本になっちゃってますけど、前作のファンなら大丈夫!絶対に楽しめるはず!
狙撃の任務と、もう1つの隠された任務(といっても実際は全然秘密になってないですけど)にとっての重要な人物パヴェルとベケットの外交論は面白かったです。
「外交がなければ軍隊もいらない」
っておいおいって感じの外交論でしたけど。
でもこういうセリフのやりとりが、B級アクションでも、作品全体を引き締めるんですよね!
全編アクション、アクション(のための準備シーン)、アクション(のための準備シーンとか)で観る者を最後まで飽きさせません。
今作がイギリス作品だったら、変な密約とか陰謀とかがあって、
主人公たちが任務を遂行したあと置き去りにされるとか、
実は主人公の任務自体、イギリス政府の陰謀で暗殺目標の将軍は悪い人じゃありませんでした。
とかとか、ひねくれた展開があるのに、今作はアメリカ映画なので、前作同様ストレートなアクションを楽しむ作品です。
アクション映画としては90分のランニングタイムもエンターテイメント作品としてはちょうど良い長さだし、全然退屈しません!!
ランニングタイムが、丁度良い長さというコトもあり、トム・ベレンジャーたちが、現地のレジスタンスのソフィアとも変な関係(良い関係か)にもならないし、タイトな感じでいいです。
でも、ソフィアの退場の仕方も、あれれって感じですけどね。まぁ、リアルといえばリアルで良いです。
確か、1作目は100分だったんで、あと10分くらいカットしたら面白くなったのに!とか思った記憶があります。この10分の差がけっこう大きいんですよね。でも、前作を観てからの方が数倍楽しめるので、前作を観てない人は1作目から観るように。 65点
SNIPER2(2002年アメリカ)
監督 クレイグ・R・バクスリー
脚本 ロン・ミタ
ジム・マクレイン
原案 マイケル・フロスト・ベックナー
出演 トム・ベレンジャー、ボキーム・ウッドバイン
エリカ・マロジャーン
■ストーリー■
海兵隊を傷病退役した狙撃手トーマス・ベケットは鹿の撃ち方を教えて生活をしていた。そんな彼の元に軍情報部とCIAが現われ、バルカン半島で民族浄化運動を行なっているヴァルストリア将軍の狙撃という非公式な任務を依頼してくる。ベケットは退役する前の階級の軍人に戻してもらう条件を提示。そして、恩赦を条件に今回の任務を引き受けた元陸軍の狙撃手だった死刑囚コールを観測員にして現地へ向かう。現地での連絡員ソフィアの手配のもと準備を始めるのだった。
■感想■
トム・ベレンジャー主演の『山猫は眠らない』(1992年)のなんと10年ぶりの続篇です。
「えーっ、なんで今さら…」って感じもしますけど、これはこれでうれしかったりして。
ハリウッドもホントにネタ切れなんですね。
とか言って自分も喜んで観てるだから、製作したプロデュサーの正解ですね!
主演は、もちろん前作に引き続きトム・ベレンジャー。
監督は前作のルイス・ロッサから、アクション派のクレイグ・R・バクスリーにバトンタッチしてます。
クレイグ・R・バクスリーといえば、アクションシーンしか記憶に残っていない自動車業界の大物相手に刑事が暴れる『アクション・ジャクソン大都会最前線』(1987年)、ドルフ・ラングレンVSエイリアンの『ダーク・エンジェル』(1990年)、アメリカでは大ヒットしたアクション映画『ストーンコールド』(1991年)等々が思い出されますが、ヒットした劇場作品はどれもこれも1990年代初頭くらいまでなんで、少しなつかしい感じです。その後は活躍の場をTVムービーを中心にしているようです。
久々の劇場公開作品かと思いきや、本国アメリカでは今作は、どうやらDVDスルー作品だったみたいですね。
主演のトム・ベレンジャーだけいれば、今後もどんどんシリーズ化出来るから、このシリーズは良いかもしれないですね。
実際、今作の続きのパート3『山猫は眠らない 決別の照準』が2004年に作られてます。日本でも『山猫は眠らない 決別の照準』は2005年に劇場公開されました。大々的な宣伝もされずに…。って結局、DVDになったとき“劇場公開作”って謳うためになの??
っていうか本国アメリカでも、DVDスルーなので劇場公開した日本の方が素晴らしかったですね…。
前作『山猫は眠らない』も大作って感じじゃないし、どちらかといえばB級も香りがプンプンのアクションでしたけど、続篇の今作は、もっともっと、“B級”です。
前作はパナマのジャングルを舞台にして暑苦しさが画面全体から伝わってくるような感じの作品でしたけど、今作は作品の舞台が市街地になって雰囲気はガラッと変わりました。
市街地を舞台にしたことで、良くありがちな狙撃物の1本になっちゃってますけど、前作のファンなら大丈夫!絶対に楽しめるはず!
狙撃の任務と、もう1つの隠された任務(といっても実際は全然秘密になってないですけど)にとっての重要な人物パヴェルとベケットの外交論は面白かったです。
「外交がなければ軍隊もいらない」
っておいおいって感じの外交論でしたけど。
でもこういうセリフのやりとりが、B級アクションでも、作品全体を引き締めるんですよね!
全編アクション、アクション(のための準備シーン)、アクション(のための準備シーンとか)で観る者を最後まで飽きさせません。
今作がイギリス作品だったら、変な密約とか陰謀とかがあって、
主人公たちが任務を遂行したあと置き去りにされるとか、
実は主人公の任務自体、イギリス政府の陰謀で暗殺目標の将軍は悪い人じゃありませんでした。
とかとか、ひねくれた展開があるのに、今作はアメリカ映画なので、前作同様ストレートなアクションを楽しむ作品です。
アクション映画としては90分のランニングタイムもエンターテイメント作品としてはちょうど良い長さだし、全然退屈しません!!
ランニングタイムが、丁度良い長さというコトもあり、トム・ベレンジャーたちが、現地のレジスタンスのソフィアとも変な関係(良い関係か)にもならないし、タイトな感じでいいです。
でも、ソフィアの退場の仕方も、あれれって感じですけどね。まぁ、リアルといえばリアルで良いです。
確か、1作目は100分だったんで、あと10分くらいカットしたら面白くなったのに!とか思った記憶があります。この10分の差がけっこう大きいんですよね。でも、前作を観てからの方が数倍楽しめるので、前作を観てない人は1作目から観るように。 65点
![]() |
山猫は眠らない2 -狙撃手の掟- [DVD] |
トム・ベレンジャー,ボキーム・ウッドバイン,エリカ・マロジャーン,タマス・プスカ | |
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
![]() |
山猫は眠らない3 -決別の照準- [DVD] |
トム・ベレンジャー,バイロン・マン,ジョン・ドーマン,デニス・アーント | |
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
![]() |
山猫は眠らない [DVD] |
マイケル・フロスト・ベックナー,クラッシュ・レイランド | |
パイオニアLDC |