『ザ・リング2』
THE RING TWO
監督 中田 秀夫
脚本 アーレン・クルーガー
オリジナル脚本 高橋 洋
原作 鈴木 光司
出演 ナオミ・ワッツ、サイモン・ベイカー
デビッド・ドーフマン、シシー・スパセイク
エミリー・ヴァンキャンプ、エリザベス・パーキンス
ゲイリー・コール、ライアン・メリマン
■ストーリー■
アメリカの田舎町、高校生のカップルが告白をする。自分のことを好きだった女の子に告白した少年は彼女に恐怖のビデオを見るように薦めるのだった。『ザ・リング』の事件から半年後、レイチェルとエイダンの母子は大都市シアトルから小さな田舎町アストリアに引っ越して生活していた。ある日、レイチェルは新聞社アストリア日報の記者として高校生の謎の怪死事件を聞きつける。レイチェルは被害者の高校生の顔を見るがその顔は、恐怖のビデオテープによって起こる顔だった!
■感想■
Jホラーの名作『リング』(1998年)のアメリカ版リメイク『ザ・リング』(2002年)の続篇です。
監督は、前作のゴア・ヴァービンスキーからオリジナル版の『リング』の中田秀夫にバトンタッチしました!
ネタ切れハリウッドは、作品のリメイクだけに飽き足らずオリジナル版の監督まで呼んじゃいました。
『THE JUON呪怨』(2004年)でも、オリジナル版の清水崇監督が、監督してましたモンね。才能ある人が本場ハリウッドにいくことは良いことです。
でも、ゴア・ヴァービンスキーの演出も十分ハッタリが効いてて良かったと思うんですけど、本人が「ホラー映画はイヤだ」って言って、代わったみたいです。けっこう繊細な人なんですネ。
出演は、前作から引き続きヒロインに『ダウン』(2001年)、『マルホランド・ドライブ』(2001年)のナオミ・ワッツ。
ウワサでは、ナオミ・ワッツはエレベーターを舞台にしたホラー映画『悪魔の密室』(1983年)のハリウッドリメイク版『ダウン』に出演したことを過去恥部にしてるようですけど、低予算ホラーとしては、けっこう面白かったんですけど、ホラー映画がキライなんでしょうかね??
まぁ、どちらかといえば、ノーマルな感性してるんでしょうねぇ~。
でも、デヴィッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』や、『ザ・リング』シリーズだって十分、ジャンル映画っぽいと思うんですけどね。
息子エイダンにデビッド・ドーフマン。
上司マックスに『ランド・オブ・ザ・デッド』(2005年) のサイモン・ベイカー。
あと、『キャリー』(1976年)のシシー・スパセイクが出演しています!
ところで、今作はうっかりミスがあります!
そのうっかりミスとは、サマラの力で、鹿の群れがナオミ・ワッツと息子エイダンが乗ってる車を襲ってくるシーンです!
ナオミ・ワッツ側の窓ガラスが割れたのに、次のシーンで窓ガラスが元に戻ってます。
窓ガラスに反射したナオミ・ワッツの顔が写っているので、完全にガラスがあります。エイダン側も元に戻ってそうなんですけど、ちょっと微妙です。
で、次のシーンではまた割れたガラスになってます。サマラの力恐るべし!
自分はこういううっかりミスのシーンには、けっこう気がつかない方なんですけど、今回は気が付いちゃいました!!!
劇場で観たら気がつかなかったかもしれませんけど、TVの鮮明な画面で観ていたら、気がついちゃいました!!
で、今作の感想なんですけど、オリジナル版の『リング』から離れて、完全にハリウッド版のオリジナルバージョンになってます。
アメリカ人が、いかにも好きそうな、親子の絆系ホラーに変化してます。“リング”シリーズの恐怖って、「ビデオテープの映像を観た人間がドンドン感染していって死んでいく」っていうところだと思うんですけどね。
まぁ、こういう変更もアリでしょ。もう1回、「ザ・リング」の焼き直し作品を観せられても困っちゃいますからね。
脚本は前作『ザ・リング』から引き続きアーレン・クルーガー。
アーレン・クルーガーの脚本作のラインナップといったら、
・メジャー系なのにトンデモスリラー『隣人は静かに笑う』(1998年)。
・ジョン・フランケンハイマー監督の2転3転スリラー『レインディア・ゲーム』(2000年)。
・ケビン・ウィリアムソンから、うまくストーリーを引き継いだティーン系大ヒットスラッシャームービーの3作目『スクリーム3』(2000年)。
・フィリップ・K・ディック原作ののSF『クローン』(2001年)。
と、面白い映画の脚本を書きまくってますからね。もうほとんどが、ジャンル映画専門って感じで良いです!良いです!
今作は、かなり評判が悪かったんで、全然期待してなかったせいか、けっこう面白く観れました!
出だしの高校生のエピソードも、あの恐怖のビデオが世間に広がっていることを感じさせてくれて良いシーンです。ビデオテープネタは、そこで終わりなんですけどネ!!
そのあと、レイチェル、エイダン母子にサマラの恐怖が収束していって、だんだんこじんまりして行くんで「おや、おや?」って感じですけど、これはこれで良しとしましょう。
このエイダンに迫ってくる恐怖と、世間一般で恐怖のビデオが広まってく恐怖を平行して描いていって、最後、両方とも解決!とかだったら、もうプラス20点!って感じだったんですけどね。 65点
THE RING TWO
監督 中田 秀夫
脚本 アーレン・クルーガー
オリジナル脚本 高橋 洋
原作 鈴木 光司
出演 ナオミ・ワッツ、サイモン・ベイカー
デビッド・ドーフマン、シシー・スパセイク
エミリー・ヴァンキャンプ、エリザベス・パーキンス
ゲイリー・コール、ライアン・メリマン
■ストーリー■
アメリカの田舎町、高校生のカップルが告白をする。自分のことを好きだった女の子に告白した少年は彼女に恐怖のビデオを見るように薦めるのだった。『ザ・リング』の事件から半年後、レイチェルとエイダンの母子は大都市シアトルから小さな田舎町アストリアに引っ越して生活していた。ある日、レイチェルは新聞社アストリア日報の記者として高校生の謎の怪死事件を聞きつける。レイチェルは被害者の高校生の顔を見るがその顔は、恐怖のビデオテープによって起こる顔だった!
■感想■
Jホラーの名作『リング』(1998年)のアメリカ版リメイク『ザ・リング』(2002年)の続篇です。
監督は、前作のゴア・ヴァービンスキーからオリジナル版の『リング』の中田秀夫にバトンタッチしました!
ネタ切れハリウッドは、作品のリメイクだけに飽き足らずオリジナル版の監督まで呼んじゃいました。
『THE JUON呪怨』(2004年)でも、オリジナル版の清水崇監督が、監督してましたモンね。才能ある人が本場ハリウッドにいくことは良いことです。
でも、ゴア・ヴァービンスキーの演出も十分ハッタリが効いてて良かったと思うんですけど、本人が「ホラー映画はイヤだ」って言って、代わったみたいです。けっこう繊細な人なんですネ。
出演は、前作から引き続きヒロインに『ダウン』(2001年)、『マルホランド・ドライブ』(2001年)のナオミ・ワッツ。
ウワサでは、ナオミ・ワッツはエレベーターを舞台にしたホラー映画『悪魔の密室』(1983年)のハリウッドリメイク版『ダウン』に出演したことを過去恥部にしてるようですけど、低予算ホラーとしては、けっこう面白かったんですけど、ホラー映画がキライなんでしょうかね??
まぁ、どちらかといえば、ノーマルな感性してるんでしょうねぇ~。
でも、デヴィッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』や、『ザ・リング』シリーズだって十分、ジャンル映画っぽいと思うんですけどね。
息子エイダンにデビッド・ドーフマン。
上司マックスに『ランド・オブ・ザ・デッド』(2005年) のサイモン・ベイカー。
あと、『キャリー』(1976年)のシシー・スパセイクが出演しています!
ところで、今作はうっかりミスがあります!
そのうっかりミスとは、サマラの力で、鹿の群れがナオミ・ワッツと息子エイダンが乗ってる車を襲ってくるシーンです!
ナオミ・ワッツ側の窓ガラスが割れたのに、次のシーンで窓ガラスが元に戻ってます。
窓ガラスに反射したナオミ・ワッツの顔が写っているので、完全にガラスがあります。エイダン側も元に戻ってそうなんですけど、ちょっと微妙です。
で、次のシーンではまた割れたガラスになってます。サマラの力恐るべし!
自分はこういううっかりミスのシーンには、けっこう気がつかない方なんですけど、今回は気が付いちゃいました!!!
劇場で観たら気がつかなかったかもしれませんけど、TVの鮮明な画面で観ていたら、気がついちゃいました!!
で、今作の感想なんですけど、オリジナル版の『リング』から離れて、完全にハリウッド版のオリジナルバージョンになってます。
アメリカ人が、いかにも好きそうな、親子の絆系ホラーに変化してます。“リング”シリーズの恐怖って、「ビデオテープの映像を観た人間がドンドン感染していって死んでいく」っていうところだと思うんですけどね。
まぁ、こういう変更もアリでしょ。もう1回、「ザ・リング」の焼き直し作品を観せられても困っちゃいますからね。
脚本は前作『ザ・リング』から引き続きアーレン・クルーガー。
アーレン・クルーガーの脚本作のラインナップといったら、
・メジャー系なのにトンデモスリラー『隣人は静かに笑う』(1998年)。
・ジョン・フランケンハイマー監督の2転3転スリラー『レインディア・ゲーム』(2000年)。
・ケビン・ウィリアムソンから、うまくストーリーを引き継いだティーン系大ヒットスラッシャームービーの3作目『スクリーム3』(2000年)。
・フィリップ・K・ディック原作ののSF『クローン』(2001年)。
と、面白い映画の脚本を書きまくってますからね。もうほとんどが、ジャンル映画専門って感じで良いです!良いです!
今作は、かなり評判が悪かったんで、全然期待してなかったせいか、けっこう面白く観れました!
出だしの高校生のエピソードも、あの恐怖のビデオが世間に広がっていることを感じさせてくれて良いシーンです。ビデオテープネタは、そこで終わりなんですけどネ!!
そのあと、レイチェル、エイダン母子にサマラの恐怖が収束していって、だんだんこじんまりして行くんで「おや、おや?」って感じですけど、これはこれで良しとしましょう。
このエイダンに迫ってくる恐怖と、世間一般で恐怖のビデオが広まってく恐怖を平行して描いていって、最後、両方とも解決!とかだったら、もうプラス20点!って感じだったんですけどね。 65点
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