『レギオン』
REGION(2010年アメリカ)
監督 スコット・スチュワート
脚本 ピーター・シンク
スコット・スチュワート
出演 ポール・ベタニー、デニス・クエイド
ルーカス・ブラック、タイリース・ギブソン
エイドリアンヌ。バリッキ、チャールズ・S・ダットン
ウィラ・ホランド、ケヴィン・デュランド
■ストーリー■
ロサンゼルスの街に天使ミカエルが降り立つ。人類を滅亡させようと神が天使の軍団を放ったことに、反旗をひるがえしたため地上にやってきたのだった。
一方、町から離れた砂漠のダイナーに老婆がやってくる。ステーキを食べ始めた老婆が凶暴化しダイナーの人々を襲い始めるのだった。老婆を撃退するものの、ハエの大群がやってきてダイナーを覆うのだった。異常な事態に戸惑うダイナーの人々の前に、大量の武器を持ってミカエルがやって来るのだった。
■感想■
人類と神が放った天使ガブリエルとの戦いを描くホラー映画。
人類と天使が戦う映画と言って、ホラー映画ファンが、まず思い浮かべるのは『ゴッド・アーミー悪の天使』(1994年)ですよね!
「う~ん、『ゴッド・アーミー悪の天使』の面白さまで、遠く及ばない感じ」
監督のスコット・スチュワートは、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年)、『ナイトミュージアム』(2006年)、『ダイ・ハード4』(2007年)等のVFXに関わったスタッフです。
低予算というコトで、世界で起きていることは、無線(ラジオ??)の放送の声で済まして、主人公たちは荒野のダイナーで篭城することに!
こういうアイデアはキライじゃ無いですけど、世界で起きていることが余りにも壮大なのに、無線の声だけっていうのは、いかにも低予算すぎ!
監督も、ホラー映画が好きなのは、分かるんですけど、センスがあるのかは微妙なトコロです。
天使の軍団が人類抹殺のために起こすのが、心が弱い人に乗り移って殺しまくるってどういうコト??天使の軍団っていうから、スゴイことすると思いきや、このチマチマした行動って、省エネってコトなんでしょうかね??人類抹殺まで、何年かかっちゃうんでしょうね??
人類の救世主になる赤ん坊を殺しにくるのに、天使が1人だけって、なめすぎでしょう!元天使のミカエルもいるのに…。
でも、倒しても、倒しても、次のシーンで、天使ガブリエルが出てくるのは、けっこうインパクトがありました!天使だから不死身なんですよね!ダイナーが爆発しても、暴走した車から飛び出しても全然大丈夫なんですもんね。
ダイナーで最初に現れた老婆はけっこう迫力あったのに、その後は、クライマックスの天使ガブリエルが出てくるまでキャラクターの魅力が弱いです。あの老婆も天使が操っている普通の人間なんですかね??
題材は、すごく面白そうなのに、なぜか、今ひとつ盛り上がりに欠けるのは、なぜ??
同じ内容でも、ジョン・カーペンター監督がリメイクしたら、面白くなりそうなのに…。
もう、いっそのこと、『ゴッド・アーミー悪の天使』のグレゴリー・ワイデンが監督、脚本しちゃえば良かったのに…。
『ゴッド・アーミー悪の天使』と言えば、シリーズ4作目“THE PROPHECY UPRISING”(2005年)、5作目“THE PROPHECY FORSAKEN”(2005年)は未だに未公開のままですね。
有名なホラー映画のシリーズ作も観れないなんて、1970年代~1980年代のかつての日本みたい!!
韓流のドラマをソフト化するヒマとお金があるんなら、ホラー映画や香港映画をソフト化して欲しいですね~! 70点
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