『ボーダー』
RIGHTEOUS KILL(2008年アメリカ)
監督 ジョン・アヴネット
脚本 ジョン・アヴネット
出演 ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ
カーティス・ジャクソン、カーラ・グギーノ
ドニー・ウォルバーグ、ジョン・レグイザモ
トリルビー・グローヴァー、ブライアン・デネヒー
■ストーリー■
ある日、野放しになっている街の悪党たちが至近距離から銃で撃ち殺される事件が連続して起きるのだった。現場には韻を踏んだ詩が手書きでカードに残されていた。長年コンビを組んできたタークとルースターのコンビは、この事件の捜査にあたるが、被害者が無用心に殺されているコトから、警察関係者が犯人だと疑惑が生まれるのだった。連続殺人鬼に殺された被害者たちの事件に関わっているタークが怪しいと疑われ始めるのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ主演の刑事、犯罪物。
映画の冒頭で、ロバート・デ・ニーロがビデオに向かって告白を!
殺しのシーンのあとにも、何回かロバート・デ・ニーロの告白シーンが挿入されます!
ミステリー映画好きだったら、このシーンだけで、ある程度、ネタが割れちゃいます!
まず、このデ・ニーロの告白シーンのせいで、まず思い浮かぶのが、
“犯人はデ・ニーロじゃ無い!”
まさに、その通りの展開!!
だとしたら、誰が犯人??
デ・ニーロ演じる刑事のパートナー、ルースター??
デ・ニーロの恋人の女性刑事、カーラ・グギーノ??
同僚の刑事、ペレズ??
ペレズのパートナー、ライリー??
上司のヒンギス警部補??
今作は、一応、共演者もそれなりの俳優をキャスティングしているので、誰が犯人か、けっこう分からない展開になっています。
1番怪しい人間が、犯人でした!
「う~ん、単純すぎ!」
まぁ、今作の場合、ストーリーや、“犯人は誰??”みたいなミステリー要素を楽しむ作品でなくて、あくまでも、ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの共演を楽しむ作品なんで、ミステリー度は低くて良いんでしょうね。監督、脚本が『88ミニッツ』(2007年)のジョン・アヴネットなんで、ミステリー的には期待できないのは観る前から分かっていたんですけどね。
刑事アクション度 ★
ミステリー度 ★★
って感じです!でも、『88ミニッツ』の方がまだミステリー度が高かったような…。
今作は、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノのシーンを撮るので、精一杯だったんでしょうね。
とにかく、デ・ニーロの告白を撮ったビデオ映像のシーンは余計です。あのシーンは無い方が良かったのに…。
ところで、ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの刑事ってイヤですよねぇ。あんな貫禄のある2人が、普通の刑事だなんて。警部補も扱いづらいですよね。あの2人が刑事って、どうなんですか??
警部(キャプテン)役か、警視補(デヴュティインスペクター)役か、警視(インスペクター)役でも全然おかしく無い2人が刑事役ですからね。 65点
<声の出演>
ロバート・デ・ニーロ(ターク) 堀 勝之祐
アル・パチーノ(ルースター) 山路 和弘
カーラ・グギーノ(カレン) 田中 敦子
ブライアン・デネヒー(ヒンギス) 間宮 康弘
ジョン・レグイザモ(ペレズ) 井上 剛
ドニー・ウォルバーグ(ライリー) 里 卓哉
カーティス・ジャクソン(スパイダー) 西村 晃範
ボーダー [DVD] | |
ロバート・デ・ニーロ,アル・パチーノ,カーティス・ジャクソン,カーラ・グギーノ,ジョン・レグイザモ | |
Happinet(SB)(D) |