『デスパレート』
DANS LA TOURMENTE(2011年フランス)
監督 クリストフ・ルッジア
脚本 クリストフ・ルッジア
出演 クロヴィス・コルニアック
イヴァン・アタル
マティルド・セニエ
セリーヌ・サレット
マルク・ブリュネ
■ストーリー■
社長のシャルリエの工場で働くフランクは、シャルリエが労働者を見捨てて工場を閉鎖しようとしているのを盗み聞いてしまうのだった。シャルリエが賄賂として200万ユーロの金を金庫に持っているコトをしったフランクは、3年前にクビになり、今や生活に困っている友人マックスや、他の友人たちを仲間に引き入れ、200万ユーロを盗み出すことにするのだった。しかし、直前になり友人2人は、計画に参加しなくなり、マックスと2人で工場に向かうのだった。
脅すために用意しておいた弾丸の入っていない銃を持ってきたマックスっだったが、シャルリエを脅すときに銃を発砲、シャルリエを殺してしまうのだった。
■感想■
クロヴィス・コルニアック、イヴァン・アタル主演のフランス製犯罪物。
強盗を働き、仲間のイヴァン・アタルが殺人を犯したために、主人公のクロヴィス・コルニアックは、大ピンチに!
偶然見つけたことにした大金は、奥さんが警察に届けようと言い出すし、工場は閉鎖されちゃうし、状況は悪くなるばかり。
事件後、イヴァン・アタルは、すぐに警察に手配されちゃうし、中盤から後半にかけての展開はすごいスピードで展開していきます。
前半が、登場人物の紹介みたいな感じで、少し丁寧な印象なのに、中盤からは、香港映画なみの展開の早さ!何かバランスが悪いですけど、面白く観るコトができました!
事件を追う警察も、普通の強盗事件を追う警官たちと、大臣に依頼されて動いているであろう私服警官たちがでてきます。
フランス映画といえば、悪徳警官が出てくるのが当たり前ですからね。今作にもモチロン登場します!!
どんなフランスの犯罪映画を観ても、ほとんどと言っても良いほど、悪い警官が出てきますもんね!
フランスって警察も信用出来ない国なんでしょうか??
フランス映画ファンには、十分楽しめる作品になっています!!
こういうちょっとした作品が観れるとうれしくなっちゃいます。
ところで、今作はレンタルオンリーで、セル版は発売していないようですね。セル版をなぜ発売しないんでしょうかね?? 60点