『天使VS悪魔』
EL ULTIMO JUSTO(2008年メキシコ)
監督 マニュエル・カルバーロ
脚本 マニュエル・カルバーロ
マヌ・ディエズ
出演 ディエゴ・マルティン
アナ・クラウディオ・タランコン
アントニオ・デシェント
ブライアン・トンプソン
■ストーリー■
はるか昔より「36人の“正しき人々”が死んだとき、世界は崩壊する」という言伝えがあった。“正しき人々”を殺そうとする悪魔の組織は”2匹の蛇のナイフ”を使い、次々と正しき人々を殺して、生き残りは報道カメラマンのテオだけになっていた。正しき人々は“2匹の蛇のナイフ”で殺されないと転生してしまうのだった。悪魔の組織に狙われたテオは、謎のミリアムという女性と共に、秘密を探るため生まれ故郷へと向かうのだったが…。
■感想■
2007年のメキシコのオカルト系アクション映画。
オカルト系の要素は、あまり(全然かも)比重はおいておらず、アクション中心の作品になっていて、誰が観ても楽しめる作品を目指しています。
2匹の蛇のナイフで殺さないと、世界のどこかで転生してしまうっていう設定はけっこう面白いですね。世界のどこかって、広すぎでしょう!!
タイトルの「天使vs悪魔」は、当時話題になった、ダン・ブラウン原作の長いだけのダラダラ観光チックなサスペンス『天使と悪魔』から採ったんでしょうねぇ。
『天使と悪魔』よりは当然面白いです!!
『天使と悪魔』からタイトルをパクらなくても全然良いのに!逆に観る人が減っちゃう気がしちゃいますけど、どうなんでしょう??
ジャンルが全然違うのに…。
『天使と悪魔』が大作なだけで、ごくごく普通のサスペンス映画なだけに、なぜこんなタイトルつけちゃったんでしょう??
間違って観ちゃう映画ファンも少しはいるんでしょうけどねぇ。
設定としては、良くありがちな設定の作品です。
はるか昔から、聖なる集団と悪魔の集団が戦っていて、なぜか聖なる集団は劣勢で、正しき者が1人になっちゃいました!さて、どうしましょう??
的なストーリーの作品です。まぁ、定番チックで、安心して観ていられるっていうのもありますね。ランニングタイム102分、テンポ良く、どんどん進んでいくんで、こういう設定についていける映画ファンは必見!!
スペイン映画だと思って観たら、珍しいメキシコ映画でした。
自分はメキシコ映画はあまり観ないんですけど、メキシコ映画も、エンターテイメント作品をしっかり作っているんですね。 60点
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