『カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇』
COLOR OUT OF SPACE(2019年アメリカ、ポルトガル、マレーシア)
監督:リチャード・スタンリー
脚本:リチャード・スタンリー
スカーレット・アマリス
原作:H・P・ラヴクラフト
出演:ニコラス・ケイジ
ジョエリー・リチャードソン
マデリン・アーサー
ブレンダン・マイヤー
ジュリアン・ヒリヤード
■ストーリー■
アーカムの町から離れた林のそばに住むネイサン・ガードナーの一家。ある夜、家の前に隕石が落下する。翌朝、隕石の様子を見にトゥーマ市長とピアース保安官がやってくる。その場へ、林の中の湖で調査していた水文学者のワード・フィリップスがやって来る。ワードは調査のため隣人のエズラに話を聞き、水質の調査を行うのだった。
大きかった隕石は姿を消し、地面には大きな穴が出来ていた。そして、井戸のそばに赤い花が咲き始めるのだった。その夜、うわのそらだった料理中だったネイサンの妻テレサは包丁で指を切ってしまうのだった。ネイサンとテレサが病院を行っている間にも、家のそばに赤い花が次々と咲き始めるのだった。ガードナー家の末っ子ジャックは井戸の中の何者かと会話をはじめ、井戸からは不気味な赤紫の昆虫を発見するのだった。一方、長女ラヴィニアは幻を見始め体調を崩すのだった。
ワードは水が汚染されていることを知り、水を飲まないように忠告し、アーカムの町のラボへ調査のために向かうのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
H・P・ラヴクラフト「宇宙からの色(異次元の迷彩)」を映画化した作品。
監督は『ハードウェア』(1990年)のリチャード・スタンリー。
ニコラス・ケイジ出演の作品にしては、普通の面白さのだったので感動しちゃいました、、、。
ニコラス・ケイジの映画と言えば、2016年の『ドッグ・イート・ドッグ』あたりから、観終わったときに、「もうニコラス・ケイジ主演の映画は観続けなくても良いかなぁ??」と思い始めたものの、、 その後も、『キング・ホステージ』(2016年)、『ヴェンジェンス』(2017年)、『ヒューマンハンター』(2017年)、『マッド・ダディ』(2017年)、『マンディ 地獄のロードウォリアー』(2017年)、『コード211』(2018年)、『トゥ・ヘル』(2018年)、『ナイトストーム』(2019年)、『ザ・ビースト』(2019年)と公開されるたびについつい観ちゃって今にいたるんですが、、、
ちなみに、2018年の『ダークサイド』、2019年の『ラストパニッシャー』『KILLERS10人の殺し屋たち』は未見です、、。
そんなにつまらなくはないんですが、特別面白くもない作品に出演しまくりって感じで、、、。
『ドッグ・イート・ドッグ』以前の作品でも『ラスト・リベンジ』(2014年)観たときは、、何ー、これ??と思っちゃったこともあったんですが、色んな作品に出演しすぎ、、。
で、今作は、H・P・ラヴクラフト原作、リチャード・スタンリー監督なんで、ニコラス・ケイジ出演作品ですけど、観たくなり鑑賞しました。
ハッキリ言って、ちゃんとSci-Fiホラー映画になってます。それもそれなりに面白い!!
後味の悪さはあるものの、Sci-Fi映画、ホラー映画のジャンルが好きな映画ファンは観ておかないと、、。
ランニングタイム110分と決して短くない長さですけど、だれることなく緊張感もって最後まで一気にストーリーが進んでいきます。
ところどころにクリーチャーが出てきて、最初のカマキリみたいな昆虫は怖かったです。怖いと言うより気持ち悪いって感じ、、。
ホラー映画の登場人物は、たいてい1人くらいは事件に対して対応が早いですが、今作の登場人物たちは何もできないまま最後まで犠牲者のまま。現実的と言えば現実的!
吹替は山路和弘さん。
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