『ザ・オウル 激闘伝説』
THE OWL(1992年アメリカ)
監督:アラン・スミシー(トム・ホランド)
脚本:トム・ホランド
原作:ロバート・フォワード
出演:エイドリアン・ポール
パトリシア・シャポノー
ブライアン・トンプソン
アラン・スカーフ
■ストーリー■
夜の街を彷徨い歩き、自警団員として犯罪者たちに制裁を加えていくアレックス。
夜の街で正義を行うヒーローとして、眠っていない男として”ザ・オウル”と呼ばれていた。ある夜のドラッグストアで強盗を倒し去っていくが、その場にいた少女リサは彼の後をつけ、行方が分からなくなった父親を捜してくれと依頼されるのだった。
少女リサの父親は植物の成長を早める研究を行っている生化学者だったことを知るのだった。リサを自宅に連れて行くが、謎の男たちが家探しを行っていた。男たちの会話からアイスという男が事件に関わっていることを知るのだった。
アレックスは、知り合いの巡査サンテアに娘を預け、捜査を始めるのだった。しかし、サンテアとリサはアイスに捕えられてしまうのだった、、、、。
■感想■
トム・ホランド(アラン・スミシー名義)監督のTVムービー。
良くレンタルビデオ屋に置いてあって、いつか観よう、いつか観ようって後回しになっていて、借りたら、普通の作品だったので、微妙な感じでした。
面白くも、つまらなくもない、、、。
アラン・スミシーは、監督が自分の名前を使って欲しくないときに使う名前なので、トム・ホランド監督は、作品が気に入らなかったんでしょう、、、。
でも、今作では、トム・ホランドは製作総指揮と脚本を書いているのに、、なぜ??
作品のデキ、不出来はともかく、ある程度は、満足のいく作品に仕上げたのでは??と思うのですが、、、。
実は、今作はTVムービーのパイロット版と言っても、1991年のCBSの48分のシリーズ化されなかったパイロット版だった作品を、削除シーンを足して世界公開用に84分にした作品のようです。
やけに、主人公のフラッシュバックシーン(それも同じ)が何回もでてくるのでオカシイと思ったんですが、世界配給用に同じシーンを何回も入れてランニングタイムを84分にしたんでしょう!!
世界配給はビデオ用なのか、TV放映用なのかわかりませんが、84分にはこだわらなくて、同じシーンを何回も使うくらいなら、いっそのこと、75分くらいにしちゃえば良かったのに、、、。
48分で作った作品を勝手に84分にされちゃったんで気にいらなくて監督名アラン・スミシーにしちゃったんでしょうか??どうなんでしょうねぇ?
TVムービーとはいえ、悪党どもを主人公は、銃を撃ちまくりで殺しまくりですが、1990年代前半のアメリカのTVコード大丈夫だったんでしょうか??
パイロット版らしく家族の復讐もできず、中途半端な終わり方で、こんな作品リリースしなくても良かったのでは??みたいな感じの作品ですが、未公開なら、未公開でどんな作品なのか気になっちゃう!!
トム・ホランド監督は『戦慄!呪われた夜』(1982年)、『フライトナイト』(1985年)、『チャイルド・プレイ』(1988年)、『ランゴリアーズ』(1995年)の監督です。
最近では低予算のホラー映画『ドール・メーカー』(2017年)がDVDスルーで公開されました。
エンターテイメント作品を撮る監督なんで、今作でも手堅く演出しています。
でも、脚本(原作??)おかしいのでは??、婦人警官(刑事??)を連れ去ったりしないでしょう??近未来の警察が民営化したデトロイトとかじゃないんだから、、、。
警官に手をだす犯罪者って、リアリティないかも??
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