『殺人ルーツ ザイリアン』
CONTAMINATION.7(1989年イタリア、カナダ、アメリカ)
監督:マーティン・ニューリン(ファッブリッツィオ・ラウレンティ)
ジョー・ダマト(ノンクレジット)
脚本:ダニエル・スティール(ダニエル・ストロッパ)
アルバート・ローレンス
マーティン・ニューリン(ファブリッツィオ・ラウレンティ)(ノンクレジット)
音楽:カルロ・マリア・コルディア
出演:メアリー・セラーズ
ジェイソン・ソーシアー
ババ・リーヴス
チェルシー・スター
■ストーリー■
ジョシーが久しぶりに自然豊かな故郷の田舎に帰って来る。ジョシーと同じバスに乗っていた若い女性スーザンは、のどが渇き給油所で途中下車するが、バスに乗り遅れてしまう。次のバスが数日後に来ると知り、そばの町まで車に乗せてもらうが襲われそうになり森の中に逃げ込むが、森の木に襲われるのだった。
ジョシーとボーイフレンドのマットは森の中で、森の木に襲われた女性を発見し、保安官に伝えるが、しばらくすると死体は消えていた。保安官が発電所のブリッツィ博士に密かに連絡して、死体を移動していたのだ。
一方、森の中に放射線があることを突き止めた発電所のテイラー博士は、放射能廃棄物が正規の場所に届けていないことを発見し報告する。所長から、存在を危険視されたテイラー博士は2人組に追われるが、森の中に逃げたため、追っ手の2人は森の木に襲われる難を逃れるのだった。それを見ていたテイラー博士は、保安官事務所に向かい森の木の危険性を訴えるが保安官に捕えられてしまうのだった、、、。
□■□ネタバレあり□■□
■感想■
またまた古い作品、、しかも未DVD化作品です。
1989年のイタリアのホラー映画。
RCAコロンビアピクチャーズ・ビデオからVHSソフトがリリースされていました。
今作は、アメリカ映画としてパッケージに書いてありました。アメリカ映画と宣伝しないで、本当のイタリア映画として宣伝した方が観る映画ファンは多かったと思うのですが、、、。
当時はアメリカ映画として宣伝した方がヒットすると思われてたんでしょうねぇ、、、。
自分も気づかずに見逃すところでした、、、。というより、イタリア映画と気づいてレンタルビデオ屋を、数件、探し回ってレンタルして観た気が、、、。
監督のマーティン・ニューリンは、ファブリッツィオ・ラウレンティの変名です。
リンダ・ブレア主演のオカルト映画『エクソシストの謎』(1988年)も撮っていますが、あとはTVムービーやドキュメンタリー中心に撮っている監督のようです。
森の中に何かがあると訴えるテイラー博士がスーツ姿の2人組に追われるシーンが延々と描かれています。映画の中の時間でも何時間カーチェイスしてたの??って感じで夜になっちゃてます。画面自体、少し明るくなったりもするので良く分からないのですが、、、(笑)
『ジョーズ』の”木””ver+『チャイナシンドローム』って感じでしょうか??
それにしても、被害者が多い映画です。バスから降りた女性から始まって、給油所のワンちゃん、犬の飼い主、追っ手2人、保安官助手、保安官、老夫婦、、、、まだまだ死にまくり、、。
どう見ても田舎の小さな町(バスが全然来ない)なので、これだけ死んだら大事件のはず!!
田舎すぎて、事件が伝わらないのか??
イタリアの低予算のエンターテイメント作品らしく、最後はあっけなく終わっちゃいます、、、。
最後は、ブルドーザーで森の中の木をなぎ倒して終わり!!
「えー、それで終わり!!!」
しかも、土の中から黄色いドラム缶がいくつも出てきますが、それも気にせず、ブルドーザーで土砂ごと木を倒して終わり!!って。
あの黄色いドラム缶の中に今回の事件の原因の物質が入っているのでは???
で、最後は、ホラー映画定番の終わり方、、、。あのブルドーザーでなぎ倒しただけじゃ解決するワケないですよね、、、。
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