『プラチナデータ』
(2013年日本)
監督 大友 啓史
脚本 浜田 秀哉
原作 東野 圭吾
出演 二宮 和也
豊川 悦司
鈴木 保奈美
生瀬 勝久
■ストーリー■
近未来、国民のDNAデータを秘そかに収集し、犯罪現場に残されたDNAと照合し犯人逮捕に活用していた。そしてそのDNAデータは「プラチナデータ」と呼ばれていた。警察庁の特殊解析研究所に勤める神楽龍平は、このDNA捜査システムを開発した天才科学者だったが、ある日、連続殺人事件現場に残されたDNAが、彼を犯人だと割り出すのだった。身に覚えの無い神楽はデータを消去し、研究所から逃亡するのだった。一方、刑事の浅間は、データ解析をした神楽は犯人では無いのではないかと思いつつも追跡を始めるのだった。
■感想■
東野圭吾原作の同名小説「プラチナデータ」(幻冬舎)の映画化作品。
監督が『るろうに剣心』(2012年)の大友啓史ということで、期待して観たんですが、やはり日本映画、普通の何の特長もないオーソドックスなTVドラマのような作品でした。
とにかく、ランニングタイム134分が、長すぎ!
TVの2時間サスペンスなみの作品に134分!
TVの2時間サスペンスもどうしようも無い作品ばかりだから、今の時代だと、今作くらいで、頑張っている作品になっちゃうんでしょうか?
一応、ミステリー風のテーマの作品なのに、必要とも思えない爆発シーンや、お涙頂戴系なラストの展開で、いつもの日本映画になっています。
見せ場も多くして、出演者のファンには良いですけど、1本の作品として観ると、全然良くない作品に・・・。
ストーリーが全然ないのが、とにかくダメ!
「だから、何??」
みたいなストーリー!
!!!
まず天才科学者なのに、警察からの追跡をかわす神楽の存在が不自然すぎ!
「あんたは、007タイプのスパイか??」と思わず突っ込みたくなりました!
2重人格の要素がか出てきた段階で、DNA分析で二宮和也が犯人という結果が出てきた謎
がすべてオジャン!
唐突に出てくる真犯人!唐突というより、誰が犯人でも全然OKな感じの方が問題ですけど・・・。
必要性が感じられない、恋愛映画風なラストでの展開!
そして、134分というムダに長い時間!
せめて、ランニングタイムが90分くらいなら、楽しく観れたかもしれないですけどね。
原作が、この映画版とどれくらい違うのか知りませんけど、どれくらい違うんでしょうね??
わざわざ原作を読み比べる気にはなりませんしねぇ。
出演者のファンだったら、観ても良いとは思いますけど・・・。 50点
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