『ゾンビナイト』
ZOMBIE NIGHT(2003年カナダ)
監督 デヴィッド・J・フランシス
脚本 デヴィッド・J・フランシス
出演 ダニー・チクノヴィッチ
サンドラ・セゴヴィッチ
ジョン・カーソン
■ストーリー■
別荘からの帰り道に、カーラジオで、ゾンビが出現したことを知ったマークの家族は、車が故障したため、近所の倉庫に隠れることにするのだった。
数日後、外に出たマークはデイブ、キースといった男たちを含めた数人のグループと合流するのだが。
■感想■
またまた、最近ブームになっている「ゾンビ映画」の1本がDVDで公開されました。
今作は、どうやら劇場作品でなくて、超低予算のビデオ公開作品(オリジナルビデオ)でした。
超低予算のわりには、けっこう頑張って、それなりに楽しめる作品でした!
今作の感想は、「2003年の作品ですか??」って思うような作品でした。
1980年代のゾンビ映画の1本って言われても、全然、違和感が無いような作品でした。ゾンビ映画として、残念ながら目新しいところは、全然無いです。安心して観ていられるとも言えますけどね。
今作に、1番影響を与えたであろう“ゾンビ”作品は、やっぱりジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』(1978年)でしょうか??
TVでニュースキャスターが報道してるシーンとか、倉庫(もしかしてショッピングセンターなのかな??)に閉じこもるシーンとか、いかにも監督の「自分流の『ゾンビ』が撮りたかったよーッ!」って感じが、ヒシヒシ伝わってくるような感じです。
「う~ん、ほめすぎかも??」
「ゾンビ映画」に対する熱意だけは感じられる作品です!でも、残念ながら、出演者の演技と、良くわからないストーリーは、さすが低予算ビデオって感じです。
冒頭、ラジオで、インドとパキスタンが戦争が起きたとか言ってるのに、あまりに無関心な登場人物に、少し引きます。
その後、なぜか、乗ってる車が故障!
その後、またまた、なぜか、カギのかかっていないショッピングセンターみたいな倉庫に閉じこもります。
その後、外に出たマークが、なぜか家族を置いて出歩いていたデイブと遭遇して、血まみれの死体だらけの道を見ます。
「ゾンビ??映画でも見てるのか??」と全然、ノンビリしています。
「おいおい、血まみれの死体を見ても何とも思わないのかーッ!!」って感じです。
その後、なぜか、登場人物たちが、異様に増えて、色んなグループと合流して、誰が誰だか覚える時間もなく、ドンドン登場人物たちが退場していきます。
あと、こういうグループの中に絶対にいる悪党役のデレクが、どんどん仲間を殺していきます。良く考えたら、こういうときこそ、協力しあって人手が多い方が助かるはずなのに!!
まぁ、そんな突っ込みをしながら、ランニングタイム92分楽しく観れました。
超低予算のゾンビ映画としては普通のデキでした。
『ハウス・オブ・ザ・デッド』(2003年)を、メチャクチャ言ってるような映画ファンにこそ観てもらいたいような作品です。『ハウス・オブ・ザ・デッド』がいかに面白いかわかるはず。
「ゾンビ映画なら、どんな作品でも観るぞ!」というゾンビ映画ファンなら楽しめるはず! 50点
ゾンビナイト [DVD] | |
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