『キラードール』
KILLER UNDER THE BED(2015年)
監督:ジョン・ヘア
脚本:J・ブライアン・ディック
原案:J・ブライアン・ディック
ケン・サンダース
出演:クリスティ・スワンソン
ブレック・バッシンジャー
マディソン・ロウラー
アシュリー・ファース
クリス・プラスカス
■ストーリー■
歯科医のサラと娘の姉妹クリッシーとカイリーは、クリッシーの運動部の関係で新しい町にに引っ越してくる。サラは以前この町に住んでいたが、姉妹は初めて住む町だった。引っ越して来た夜、納屋でカイリーはブードゥーの人形を発見し部屋へ持って帰り、ネットで調べ、その人形が願いをかなえる人形だと知るのだった。
新しい学校へとクリッシーとカイリーは通学するが、転校早々、カイリーは世話係のティナに金を100ドルせびられるのだった。しばらくするとティナは金でなく着ているジャケットを渡すよう要求し、翌日まで考えておくよう言ってくるのだった。
父親のジャケットの形見で渡したくないカイリーに対して、高額寄付者の娘のティナには逆らわない方が良いとアドバイスするクリッシーとケンカするカイリーは、ブードゥーの人形にクリッシーの足に痛みがあるようにと願うのだった。翌朝、クリッシーはカイリーの願い通り足に痛みがあると訴えるのだった、、。
■感想■
ブードゥーの呪いの人形を手に入れた少女が、最初は願いを聞き入れてもらい喜んでいたものの、その後、ブードゥーの呪いが解かれず暴走してしまう恐怖を描いたホラー映画。
ホラー映画と言っても、全然怖くないです。
映画の冒頭、納屋に逃げる女性が何かに追われていて悲鳴を上げるシーンで始まるので、てっきり人形が襲ってくるホラー映画??と思っていたのですが、、違ってました、、。
1977年のカナダの『呪いの人形』(VHS題:『甦る怨霊 魔界少女キャシー』)や、「死霊館」シリーズの『アナベル 死霊館の人形』(2014年)みたいな作品かと思ったら全然違う、、違いすぎる、、。
想像のはるか上を行く、、ホラーというより学園ドラマとかコメディ映画みたいな感じの作品でした、、。「えー、、今作ってホラーですよねー」
納屋でヒロインがブードゥーの人形を見つけて部屋に持ち帰るシーンがありますけど、、あの人形を部屋へ持ち帰りますか??
個人の考えがあるでしょうけど、、。自分だったら持っていかない、、。
途中、途中、キリの良いところで画面が暗くなるので、多分TV用に作られた作品ではないかな??
と思うような軽い雰囲気の作品です(いい意味で)
ランニングタイムも90分で、怖いシーンや、ゴアシーン、エロシーンもないので家族みんなで、あっという間に観れるような作品です。でも人形が暴れまくるので、12歳以下のお子さんの鑑賞は注意して下さい、、。
日本版タイトルにも、原題にも”キラー”の単語が入ってますけど、、結局誰も死なない、、。
地上波の90分枠とかで放送したら、楽しく観れそうな作品です、、。
NETFLIX配信ですが、「13+」になってます、、。
ホラー要素では怖いシーンはないものの、学校でのイジメがあったり、イヤな生徒も生き残ったりして、それが怖いシーンかも??
あのいじめっ子だけはもう少し懲らしめた方が良かった気がしまうけどねー。
「学校の先生が自分を好きになるように、、」って願う主人公も十分怖いですけど、、、。
学校の先生は、とりあえず大事になりませんでしたけど、、。母親サラの同僚の歯科医ライダーにいたっては警察ザタになって、、この町では歯科医できないでしょう、、、。
それも、原因はカイリーのかけた呪いって、、。
主人公、迷惑かけすぎー、、。
最後も何かブードゥーの人形吊るして終わりって、主人公の家族中かなり大雑把な性格では??
あの家から引っ越すにしろ、引っ越さないにしろ、人形あのままってワケにはいかないでしょ、、。
ホラー映画度 ★
学園ドラマ度 ★★★★
コメディ度 ★★
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