『アウトライブ』
飛天舞 OUT LIVE(2000年韓国)
監督 キム・ヨンジュン
脚本 キム・ヨンジュン
原作 キム・ヘリン
出演 シン・ヒョンジュン、キム・ヒソン
チョン・ジニョン
■ストーリー■
14世紀、蒙古族、高麗族、漢族が争っていた元朝末期の中国、両親を亡くした高麗族のジナは、少女ソルリと出会う。ともに育ってきた2人だが、ソルリの母が死に、ソルリは父親の蒙古族の将軍タルガのいる紹興へ行くことになる。一方、ジナは、叔父グァクジョンから武術を学ぶのだった。そんなある日、グァクジョンが襲われ、無敵の必殺技を表した武術の秘伝書“飛天神記”を狙われるのだった。ジナは死ぬ直前のグァクジョンから、両親の死の真相を聞くのだった。ジナはソルリのもとへ向かうのだった。
■感想■
無敵な武術の秘伝書を持つ男ジナと蒙古族の美しい娘ソルリの愛をテーマに、必殺技を記した秘伝書「飛天神記」をめぐる戦いを描く韓国製武侠系アクション。
原作は、女流漫画家キム・ヘリンの韓国の人気コミック。
「あれー!あれー」
「なに??なに??」
と思っているうちに、ドンドンストーリーが進んでいっちゃいます!!
「何が起きてるの??ちょっと待って!待って!!」って言いたくなること必至の前半部分です!
“ついていけないのは自分だけ??”
ストーリーはその後、中盤から、後半にかけて、「韓国映画」にありがちな、登場人物たちのグダグダ!ダラダラな展開に!!それでも、ストーリーだけはドンドン進んでいきます!!
ストーリーは、今一な作品ですけど、アクションシーンは素晴らしいです!!なんとアクションシーンは、香港映画界からチン・シウトン率いるアクションチームが担当してます!!チン・シウトンなんで、ワイヤーワークはもうバッチリです!!
すべてのシーンで、人間がクルクルクルクルッ!ドッピャー!クルクルクルッ!ドッピャー!!って感じで飛び回ってます!!もう感動的としか言いようがありません!!でも、ストーリーが大したことがないんで、その素晴らしいワイヤーアクションしか覚えてません。
同じ韓国映画の時代劇アクション『燃ゆる月』(2000年)を見たときも、余りにも早い前半部分の展開についていけませんでした!!
「あれーッ、この作品って、もしかしてTVシリーズの総集編だったっけ??」って思っちゃう展開でした。
今作も、ホントに展開が早いのに、全然盛り上がらないです!!ランニングタイム117分と2時間近い作品ですけど、この117分の中で、ストーリー上、何年の時間過ぎてるんでしょう??
まぁ、原作が長いのかもしれないけど、原作知らない人間が観たら、まるっきり理解出来ないです!!全部のストーリーを117分にどうしても収めなくても良いのに!!1本の作品にするのあきらめてランニングタイム80分くらいの作品で、2部作とか3部作にして作れば良いのに!!
原作知らない観客には、登場人物たちが何を考えてるのか全然わからないです!!だから、主人公たちの行動の理由もわからないです!!日本の1970年代の時代劇の映画のように、シリーズ物でも作るかのような感覚で作れば良かったのに!!
若山富三郎の「子連れ狼」シリーズや、石原裕次郎の『影狩り』(1972年)、『影狩り 吠えろ大砲』(1972年)とかみたいに80~90分で連作にするつもりで作れば良かったのに!!
まぁ、そうは言っても、日本でも長編コミックの「デビルマン」を1本の作品として作ってましたっけ??
今作を観た印象って、まるで一時期、日本で流行ったアニメのTVシリーズの総集編を再編集して、あたかも1本の映画にしてた状態の出来です。元ネタの原作とかTVシリーズを知らない人には、ストーリーさえ良く分からない、まるっきり感情移入出来ない状態の117分間です!TVシリーズを再編集して劇場公開した『宇宙戦艦ヤマト』(1977年)みたいな感じです。
料理でも、《お腹いっぱい》と《おいしい》では、まるっきり意味が違いますからねぇ!!ストーリーをたくさん詰め込めば良いってわけじゃ無いですからね!!もう少しコンパクトに描いてくれても良かったのに!!そして、最後は『スターウォーズ帝国の逆襲』(1980年)みたいに、“続く”って感じでも良かったのに!!15点
飛天舞 OUT LIVE(2000年韓国)
監督 キム・ヨンジュン
脚本 キム・ヨンジュン
原作 キム・ヘリン
出演 シン・ヒョンジュン、キム・ヒソン
チョン・ジニョン
■ストーリー■
14世紀、蒙古族、高麗族、漢族が争っていた元朝末期の中国、両親を亡くした高麗族のジナは、少女ソルリと出会う。ともに育ってきた2人だが、ソルリの母が死に、ソルリは父親の蒙古族の将軍タルガのいる紹興へ行くことになる。一方、ジナは、叔父グァクジョンから武術を学ぶのだった。そんなある日、グァクジョンが襲われ、無敵の必殺技を表した武術の秘伝書“飛天神記”を狙われるのだった。ジナは死ぬ直前のグァクジョンから、両親の死の真相を聞くのだった。ジナはソルリのもとへ向かうのだった。
■感想■
無敵な武術の秘伝書を持つ男ジナと蒙古族の美しい娘ソルリの愛をテーマに、必殺技を記した秘伝書「飛天神記」をめぐる戦いを描く韓国製武侠系アクション。
原作は、女流漫画家キム・ヘリンの韓国の人気コミック。
「あれー!あれー」
「なに??なに??」
と思っているうちに、ドンドンストーリーが進んでいっちゃいます!!
「何が起きてるの??ちょっと待って!待って!!」って言いたくなること必至の前半部分です!
“ついていけないのは自分だけ??”
ストーリーはその後、中盤から、後半にかけて、「韓国映画」にありがちな、登場人物たちのグダグダ!ダラダラな展開に!!それでも、ストーリーだけはドンドン進んでいきます!!
ストーリーは、今一な作品ですけど、アクションシーンは素晴らしいです!!なんとアクションシーンは、香港映画界からチン・シウトン率いるアクションチームが担当してます!!チン・シウトンなんで、ワイヤーワークはもうバッチリです!!
すべてのシーンで、人間がクルクルクルクルッ!ドッピャー!クルクルクルッ!ドッピャー!!って感じで飛び回ってます!!もう感動的としか言いようがありません!!でも、ストーリーが大したことがないんで、その素晴らしいワイヤーアクションしか覚えてません。
同じ韓国映画の時代劇アクション『燃ゆる月』(2000年)を見たときも、余りにも早い前半部分の展開についていけませんでした!!
「あれーッ、この作品って、もしかしてTVシリーズの総集編だったっけ??」って思っちゃう展開でした。
今作も、ホントに展開が早いのに、全然盛り上がらないです!!ランニングタイム117分と2時間近い作品ですけど、この117分の中で、ストーリー上、何年の時間過ぎてるんでしょう??
まぁ、原作が長いのかもしれないけど、原作知らない人間が観たら、まるっきり理解出来ないです!!全部のストーリーを117分にどうしても収めなくても良いのに!!1本の作品にするのあきらめてランニングタイム80分くらいの作品で、2部作とか3部作にして作れば良いのに!!
原作知らない観客には、登場人物たちが何を考えてるのか全然わからないです!!だから、主人公たちの行動の理由もわからないです!!日本の1970年代の時代劇の映画のように、シリーズ物でも作るかのような感覚で作れば良かったのに!!
若山富三郎の「子連れ狼」シリーズや、石原裕次郎の『影狩り』(1972年)、『影狩り 吠えろ大砲』(1972年)とかみたいに80~90分で連作にするつもりで作れば良かったのに!!
まぁ、そうは言っても、日本でも長編コミックの「デビルマン」を1本の作品として作ってましたっけ??
今作を観た印象って、まるで一時期、日本で流行ったアニメのTVシリーズの総集編を再編集して、あたかも1本の映画にしてた状態の出来です。元ネタの原作とかTVシリーズを知らない人には、ストーリーさえ良く分からない、まるっきり感情移入出来ない状態の117分間です!TVシリーズを再編集して劇場公開した『宇宙戦艦ヤマト』(1977年)みたいな感じです。
料理でも、《お腹いっぱい》と《おいしい》では、まるっきり意味が違いますからねぇ!!ストーリーをたくさん詰め込めば良いってわけじゃ無いですからね!!もう少しコンパクトに描いてくれても良かったのに!!そして、最後は『スターウォーズ帝国の逆襲』(1980年)みたいに、“続く”って感じでも良かったのに!!15点
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