『ヘヴンズ・ドア殺人症候群』
(2002年日本)
監督 石川 二郎
脚本 高木 裕治
出演 田中 美奈子、前田 耕陽、福井 裕佳梨、蛭子 能収
■ストーリー■
捜査班は、連続殺人犯の雨宮を逮捕する。この事件には匿名の似顔絵を警察に送ってきた者がいたのだった。似顔絵を送ってきたのは美奈という教会の施設に住んでいる少女だった。美奈はテレビに映った事件から犯人の顔が思い浮かぶサイコメトラーだったのだ。
その後も死体を冷凍して殺すという事件が発生する。女性刑事、小夜はサイコメトラーの美奈の力を借り、この事件の犯人の似顔絵を描いてもらい事件を解決するのだった。しかし、この容疑者が他殺であることが分かり捜査が続けられることになるのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
田中美奈子、前田耕陽主演の日本製のサイコホラー映画。
サイコメトラーの力を持つ少女と連続殺人事件を追う女性刑事の活躍を描くスリラー映画かと思いきや、そう感じさせるのは、始まって数分だけ!
あとは、グダグダ、ユルユルの日本映画になっていきます!
田中美奈子、前田耕陽主演っていうことで、どちらかといえば旬を過ぎたアイドルを使っているのに、内容はアイドル映画なみのダラダラ感!
サイコメトラーの力は、ちょっとだけ本編に絡んできますが、本当にちょっとだけ!
結局、サイコメトラーは偽者で、事件の核心は“生きていたくないと思う人間が集まるwebサイト”「ヘヴンズドア」という脱力感一杯のオチ!
でも、サイトでどうやって、真犯人が他の犯人を操っていたのか、肝心なところが意味不明なところが2002年の作品ならではってコトでいいでしょうか??
サイトに来ていた人同士が、掲示板か何かで連絡取り合っていたんでしょうかね??
観客をビックリさせるためだけに考えたようなオチだから、細かいコトは気にしないでね!ってことなんでしょうか??
珍しい、日本映画のサイコホラー物なのにこれでは観てガッカリ状態!!
ミステリーとしても中途半端!
サイコホラーとしても中途半端!
最後は日本映画特有の、お涙頂戴系の友情映画に!
今までの事件の犯人たちが、ヒロインの田中美奈子の前に現れる最後の最後のシーンも意味不明だし、いかにもホラー映画はこういうオチが良いでしょ!みたいな感じで、この製作スタッフはホラー映画が逆にわかってない!って思っちゃいます!
まぁ、低予算映画だから文句ばっかり言ってもしょうがないんですけどね。
日本映画でも菊池秀行原作の『雨の町』(2006年)とか、同じく低予算のホラー『携帯彼氏』(2009年)とか、日本映画でも、それなりに楽しめる作品は作れるんだから、もう少し頑張って欲しいですね。
『雨の町』は、日本映画以外のホラー映画ファンが観てもちゃんと楽しめる正統派の作品です!
20点
(2002年日本)
監督 石川 二郎
脚本 高木 裕治
出演 田中 美奈子、前田 耕陽、福井 裕佳梨、蛭子 能収
■ストーリー■
捜査班は、連続殺人犯の雨宮を逮捕する。この事件には匿名の似顔絵を警察に送ってきた者がいたのだった。似顔絵を送ってきたのは美奈という教会の施設に住んでいる少女だった。美奈はテレビに映った事件から犯人の顔が思い浮かぶサイコメトラーだったのだ。
その後も死体を冷凍して殺すという事件が発生する。女性刑事、小夜はサイコメトラーの美奈の力を借り、この事件の犯人の似顔絵を描いてもらい事件を解決するのだった。しかし、この容疑者が他殺であることが分かり捜査が続けられることになるのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
田中美奈子、前田耕陽主演の日本製のサイコホラー映画。
サイコメトラーの力を持つ少女と連続殺人事件を追う女性刑事の活躍を描くスリラー映画かと思いきや、そう感じさせるのは、始まって数分だけ!
あとは、グダグダ、ユルユルの日本映画になっていきます!
田中美奈子、前田耕陽主演っていうことで、どちらかといえば旬を過ぎたアイドルを使っているのに、内容はアイドル映画なみのダラダラ感!
サイコメトラーの力は、ちょっとだけ本編に絡んできますが、本当にちょっとだけ!
結局、サイコメトラーは偽者で、事件の核心は“生きていたくないと思う人間が集まるwebサイト”「ヘヴンズドア」という脱力感一杯のオチ!
でも、サイトでどうやって、真犯人が他の犯人を操っていたのか、肝心なところが意味不明なところが2002年の作品ならではってコトでいいでしょうか??
サイトに来ていた人同士が、掲示板か何かで連絡取り合っていたんでしょうかね??
観客をビックリさせるためだけに考えたようなオチだから、細かいコトは気にしないでね!ってことなんでしょうか??
珍しい、日本映画のサイコホラー物なのにこれでは観てガッカリ状態!!
ミステリーとしても中途半端!
サイコホラーとしても中途半端!
最後は日本映画特有の、お涙頂戴系の友情映画に!
今までの事件の犯人たちが、ヒロインの田中美奈子の前に現れる最後の最後のシーンも意味不明だし、いかにもホラー映画はこういうオチが良いでしょ!みたいな感じで、この製作スタッフはホラー映画が逆にわかってない!って思っちゃいます!
まぁ、低予算映画だから文句ばっかり言ってもしょうがないんですけどね。
日本映画でも菊池秀行原作の『雨の町』(2006年)とか、同じく低予算のホラー『携帯彼氏』(2009年)とか、日本映画でも、それなりに楽しめる作品は作れるんだから、もう少し頑張って欲しいですね。
『雨の町』は、日本映画以外のホラー映画ファンが観てもちゃんと楽しめる正統派の作品です!
20点
雨の町 デラックス版 [DVD] | |
田中誠,菊地秀行 | |
ジェネオン エンタテインメント |