『オックスフォード連続殺人』
THE OXFORD MURDERS(2008年イギリス、スペイン、フランス)
監督 アレックス・デ・ラ・イグレシア
脚本 アレックス・デ・ラ・イグレシア
ホルヘ・ゲリカエチェバァリア
原作 ギジェルモ・マルティネス「オックスフォード連続殺人」
出演 イライアジャ・ウッド、ジョン・ハート、レオノール・ワトリング
ジム・カーター、ジュリー・コックス、アレックス・コックス
バーン・ゴーマン、ドミニク・ビノン
■ストーリー■
伝説的な数学教授セルダムと知り合うため、アメリカからイギリスにやってきたマーティンはセルダム教授に会うことが出来ずショックを受ける。しかし、ある日、セルダム教授の知人のイーグルトン夫人の下宿に帰ると、家の前にセルダム教授がいるのだった。教授は、夫人のジュリアの様子を見にきたのだった。マーティンとセルダム教授が家に入ると夫人が殺されていた。一見、夫人は自然死にみえたが、セルダム教授は殺人だということに気がつくのだった。
■感想■
アルゼンチンのミステリー作家ギジェルモ・マルティネス原作「オックスフォード連続殺人」(扶桑社ミステリー)の映画化。
監督は『ビースト獣の日』(1995年)、『マカロニ・ウエスタン800発の銃弾』(2002年)、『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト ベビー・ルーム』(2006年)のアレックス・デ・ラ・イグレシア。
劇場未公開のDVDスルーだったから出来たのかもしれないですが、原作通りのタイトルということで、まず好感が持てます!
原作小説があるにも関わらず、まるっきり違うタイトルにしてしまって、
「この映画って○○の映画化作品だったのぉ~??」って思うことも多々ありますからね!!
で、映画の内容なんですけど、驚愕のラストになっていない!ごくごく普通のミステリーでした。
「そういうオチ??」
って感じで、あまり驚けないトリックの作品でした。
アガサ・クリステティが書かれた時代だったら、ある意味、それなりのミステリーになったでしょうけど、今作のオチも今となっては、定番系のオチですよね。
トリックを楽しむというより、主人公の学生と伝説的な数学の大学教授の素人探偵コンビの設定と活躍を楽しめってコトですよね。
原作小説がある場合は、やっぱり原作の魅力に負うところが大きいですから、面白くてもつまらなくても監督や脚本に責任は、そんなにはないと思うんですけどね。特にミステリーのジャンルの場合は、その傾向が強いんですかね??
今作は、“犯人”や“トリック”を当てようと思わないで、ミステリー映画の雰囲気を楽しめば十分って感じで鑑賞すれば、それなりに楽しめます。
もちろん、日本の2時間サスペンスの10000000000000000000000000000000倍面白いですけど。
オチ的には、普通のミステリー作品ですけど、ジョン・ハート、イライジャ・ウッド、レオノール・ワトリングといった俳優の演技もあって、見応えのある作品になっています。
あまりミステリー映画を観ない人や、ミステリー小説を読まない人だったら、それなりに楽しめるオチにはなっているので、興味のある映画ファンの方は楽しんで鑑賞して下さい。
まぁ、でも原作があるので、ストーリーが良く出来ているのは当たり前といえば、当たり前なんですけどね。
でも、こういうしっかりとした劇場未公開作品がDVD化されるのはウレシイですね。
ハリウッド製でなく、イギリス、スペイン、フランス製の今作が観れただけでも喜ばないとダメですよね!
ミステリー、ホラー、香港映画のジャンルは、未公開のままってコトが多いですからね。
まぁ、ホラー映画は、製作される本数が多いからどうしても未公開作品の数が多くなってしまうんでしょうけど、けっこう話題になった作品でも未公開ってことがありますからね。 55点
THE OXFORD MURDERS(2008年イギリス、スペイン、フランス)
監督 アレックス・デ・ラ・イグレシア
脚本 アレックス・デ・ラ・イグレシア
ホルヘ・ゲリカエチェバァリア
原作 ギジェルモ・マルティネス「オックスフォード連続殺人」
出演 イライアジャ・ウッド、ジョン・ハート、レオノール・ワトリング
ジム・カーター、ジュリー・コックス、アレックス・コックス
バーン・ゴーマン、ドミニク・ビノン
■ストーリー■
伝説的な数学教授セルダムと知り合うため、アメリカからイギリスにやってきたマーティンはセルダム教授に会うことが出来ずショックを受ける。しかし、ある日、セルダム教授の知人のイーグルトン夫人の下宿に帰ると、家の前にセルダム教授がいるのだった。教授は、夫人のジュリアの様子を見にきたのだった。マーティンとセルダム教授が家に入ると夫人が殺されていた。一見、夫人は自然死にみえたが、セルダム教授は殺人だということに気がつくのだった。
■感想■
アルゼンチンのミステリー作家ギジェルモ・マルティネス原作「オックスフォード連続殺人」(扶桑社ミステリー)の映画化。
監督は『ビースト獣の日』(1995年)、『マカロニ・ウエスタン800発の銃弾』(2002年)、『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト ベビー・ルーム』(2006年)のアレックス・デ・ラ・イグレシア。
劇場未公開のDVDスルーだったから出来たのかもしれないですが、原作通りのタイトルということで、まず好感が持てます!
原作小説があるにも関わらず、まるっきり違うタイトルにしてしまって、
「この映画って○○の映画化作品だったのぉ~??」って思うことも多々ありますからね!!
で、映画の内容なんですけど、驚愕のラストになっていない!ごくごく普通のミステリーでした。
「そういうオチ??」
って感じで、あまり驚けないトリックの作品でした。
アガサ・クリステティが書かれた時代だったら、ある意味、それなりのミステリーになったでしょうけど、今作のオチも今となっては、定番系のオチですよね。
トリックを楽しむというより、主人公の学生と伝説的な数学の大学教授の素人探偵コンビの設定と活躍を楽しめってコトですよね。
原作小説がある場合は、やっぱり原作の魅力に負うところが大きいですから、面白くてもつまらなくても監督や脚本に責任は、そんなにはないと思うんですけどね。特にミステリーのジャンルの場合は、その傾向が強いんですかね??
今作は、“犯人”や“トリック”を当てようと思わないで、ミステリー映画の雰囲気を楽しめば十分って感じで鑑賞すれば、それなりに楽しめます。
もちろん、日本の2時間サスペンスの10000000000000000000000000000000倍面白いですけど。
オチ的には、普通のミステリー作品ですけど、ジョン・ハート、イライジャ・ウッド、レオノール・ワトリングといった俳優の演技もあって、見応えのある作品になっています。
あまりミステリー映画を観ない人や、ミステリー小説を読まない人だったら、それなりに楽しめるオチにはなっているので、興味のある映画ファンの方は楽しんで鑑賞して下さい。
まぁ、でも原作があるので、ストーリーが良く出来ているのは当たり前といえば、当たり前なんですけどね。
でも、こういうしっかりとした劇場未公開作品がDVD化されるのはウレシイですね。
ハリウッド製でなく、イギリス、スペイン、フランス製の今作が観れただけでも喜ばないとダメですよね!
ミステリー、ホラー、香港映画のジャンルは、未公開のままってコトが多いですからね。
まぁ、ホラー映画は、製作される本数が多いからどうしても未公開作品の数が多くなってしまうんでしょうけど、けっこう話題になった作品でも未公開ってことがありますからね。 55点
オックスフォード連続殺人 [DVD] | |
アレックス・デ・ラ・イグレシア,ホルヘ・ゲリカエチェバリア,ギジェルモ・マルティネス | |
ファインフィルムズ |
オックスフォード連続殺人 (扶桑社ミステリー) | |
Guillermo Mart´inez,和泉 圭亮 | |
扶桑社 |