秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

柳川さげもんめぐり

2006-03-08 | 旅・九州
旧柳川藩主立花家の別邸「御花」の大広間。部屋いっぱいに飾られたお雛様と天井から吊り下げられた「さげもん」、それはそれは見事でした。

さげもんの51個の数は、人生50年といわれた時代に1年でも長生きしてもらいたいという親の願いもあるとか。

着物の残り切れで作り始めたといわれるように、パッチワークや古布手芸に目のない人にとっては、玉手箱をひっくり返したようなもの。

手鞠や干支の動物、桜や梅の花、海老、蝉、蝶、金魚、這い人形、どれもこれもかわいくて激写しようと皆熱心に撮影してました。

今回のツアー参加者が、50~70代のおしゃれな婦人が多かったのも驚きでした。
皆時間厳守で、ハチャメチャな方は一人もいませんでした。

みやびな大使

2006-03-08 | 旅・九州
和歌山の加太に、人形を供養してくれるので有名な淡島神社があります。10年以上前に、落として額に傷のついた市松人形を持っていったことがあります。

ここ日田、隈地区の専念寺は多くの不用になったお雛さんを展示されています。
4月から1年間で集まったものを展示し3月末に供養して処分。

時には外国へみやびな大使としてもらわれていくそうです。
お雛さんもこういった形で、また陽の目を見れるのはうれしいことでしょうね。

この画像に写っている牛車、中に童が乗っています。
子供が遊んでいるうちに見つけたそうです。
珍しいものをお見せしましょうと、住職の奥さんが教えてくれました。

たいていの牛車であれ、籠であれ、扉はかたく閉じられ、まして中に人形がいるなんてことはまずないよね。

天領日田水に惹かれて

2006-03-08 | 旅・九州
19,800円という安さで、日帰りと思われた方もいらっしゃいましたが、1泊2日の旅で天領日田にて宿泊しました。何年か前から天領日田の水が人気で何度かお取り寄せもしました。温泉つかって、湯上りにその水グビグビ飲んだら、と楽しみに出かけました。

昼下がり、天領日田に着いて2時間ほどの自由時間。
地図を片手に三々五々小京都といわれる豆田地区を散策しました、が予想に反して、日本各地で見られる土産物屋さんや、食べ物やさんが軒を並べます。

倉敷だったり、飛騨高山だったり、伊勢だったり、どこかで見た町並み。もうちょっと考えてほしいよね。

お雛さんを展示している所はたいてい300~500円の入場料が必要です。
せこい私達はできるだけ無料の所を探して見物していきました。
しかし1軒ぐらいはと奮発して入ったのが、広瀬資料館です。

江戸時代、九州は3分の1が幕府の天領でした。
その天領から上がる税金が、すべてこの日田に集まり、その公金を扱う金融機関が掛屋である広瀬です。

幕府に収めるまでのプールしている1年間に、掛屋はこのお金を貸し出して大もうけ、これが古今雛や有職雛を買えるほどの莫大な富を残しました。

ガラス越しに撮影したので今ひとつよくわかりにくいですが、画像の次郎左衛門雛は、18世紀後半の立派なものです。

京都の人形師・雛屋次郎左衛門が作りだし、最初は上流階級のものだったそうですが、やがて日田の富の力で買えたんだ。