秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

雛流し船

2006-03-09 | 旅・九州
雛めぐり最終回です。鍋島家ゆかりの品々を展示している徴古館の横には佐嘉神社があります。佐賀市内の真ん中にあるというのにゆったりとした壮大な神社です。

幕末に、佐賀鍋島藩を他藩よりも何歩もリードさせた名君10代藩主鍋島直正と、11代藩主直大が祀られています。

佐賀鍋島藩はちょー厳しいスパルタ教育として知られた藩だそうで、教育レベルも高かったとか。

副島種臣や江藤新平、大隈重信などもここにあった藩校・弘道館で学び、その精神は早稲田大学にも繋がってるはず?

この神社の本殿に、お願いを祈祷してくださる雛流し船が置いてありました。もちろんお願いしてきました。

佐賀はひなびてる?

2006-03-09 | 旅・九州
佐賀といえば、はなわ。あのヒットした佐賀県の歌で、いかにひなびた所かを揶揄されてました。それだけに有田や伊万里の焼き物を見るのでなければ、それほど期待してませんでした。

ところが今回初めて佐賀市を訪れてわかったことは、予想だにしなかったゆったりとした格調高さです。
さすが鍋島藩主のお膝元、お雛様も格上です。

鮫島小紋や佐賀錦をまとったお雛様も素敵でしたが、見学者が一緒に写らずにお雛様だけを撮影するのは禁じられていました。
また鍋島藩主の奥方の立派なものは一切撮影禁止です。

この画像は旧三省銀行の床の間に飾られていたものです。
ここでお茶と雛あられが無料でふるまわれていたのもうれしい。

なんともこの飾り方に品があって感心しました。
雛祭りの観光パンフレットも上々の出来で、ぜんぜんひなびてない。
旧古賀銀行もすばらしかった。

お雛めぐりのチケットが500円ですべて廻れます。
ボランティアの人たちも大勢いて、街角のあちこちに配慮が伺え皆で盛り上げようという熱気が感じられました。

今回訪れた中で一番印象に残った街です。
俗っぽい下賎な観光化をせずに、昔からの伝統を大事に保存しながら、現代的な街づくりをしていってほしいなと切に思いました。

さげもん

2006-03-09 | 旅・九州
これは柳川ではなく、佐賀の旧三省銀行で展示されていたさげもんです。ここだけでなく、古い建物は2階の一部が吹き抜けになって、手すりから1階が見下ろせます。この構造素敵ですね。

ここでは300年の伝統を誇る鮫島段通も飾られていて、創作実演だけでなく販売もされていました。

毛足の長い綿の敷物は、現在でもモダンなデザインと色目です。
ほしかったけど、座布団ぐらいのサイズでも1万円超えてました。