奥出雲たたら旅から帰り1週間が過ぎました。
砂鉄を含む山肌砕き川に流す鉄穴流しでは、比重によって砂鉄を区分けします。
重い鉄が沈むから、川底に溜まる土を揺り上げて揺り上げて選別します。
情報過多だった「たたら旅」も時間の経過で、区分け。
私の脳にとって軽いものは流れ行きました。
深く記憶にとどまったものを記録しておきます。
旅の2日目午前中は雲南市の鉄師、田部家を見学しました。
その帰りのバス乗る直前の隙間時間に買った「手焼きたたら煎餅」
よく見たら型押し施されてました。
漢字の鐡、菅谷たたら、桂の木、ほたる、
SUGAYAのなんかわからんおっちゃんキャラクターは鉄師?
1番最後まで気になったのは桂の木かな。
それを考察する前に、スマホ画像から一部を貼り付けます。
田部家土蔵繋がる鉄の歴史村。
マンホールには鉄の歴史村
坂を上り鉄の歴史博物館へ向かいました。
島根県雲南市吉田町吉田2533
郷土資料館内でビデオ「和銅風土記」
昭和44年(1969)たたら操業復元の記録です。
30分もあったけど興味深く視聴。
展示物見た後、菅谷たたら山内へ。
雲南市吉田町吉田4210-2
住所は同じ吉田でも、バス移動10分ぐらい?
先に見学した場所は田部家を中心に居住区エリア。
たたら従事する職人と家族の暮らす長屋家屋。保管する蔵とか。
到着までにバス道から谷側集落を見下ろせます。
菅谷は田部家の中心的なたたらです。
宝暦元年(1751)から大正10年(1921)まで操業されてました。
奇跡的に現存する日本唯一の重要文化財たたらです。
たたらの詳細は端折ります。
お連れが鉄の博物館で買った本持って来てくれて、
昨日までザッと目を通してました。
スンゴイ技術ですが説明無理😓
高殿傍の立派な桂の木、落葉が芳ばしい香り放ちます。
この葉っぱはお焼香の抹香になるんですって。
バス駐車場横の田んぼの看板に
平成30年新嘗祭献穀祭田
さて、
あちこちで見かけた漢字、
鐡
鉄という字の正字は鐵で、これを解くと「金++呈」 は「切る」という意味があり、 「真っ直ぐに物を切り落とす鋭利な金属」を表している。
鋼は「金+岡」で、岡は「堅い大地を意味し、硬くて丈夫な物」を表している。
また、別に鐵を「金の王なる哉」と解く説がある。
江戸時代の思想家三浦梅園は、
「金とは五金(金、銀、銅、鉛、鉄)の総称なり、五金の内にては鉄を至宝とす。
如何となれば鉄その価、廉にして、その用広し、民生一日も無くんば有るべからず」
と記しているが、現在最も広範に利用されている金属であることを考えると、正鵠を射た説ともいえる。
色付けはサイト独自で、アンダーラインは私。
今の漢字、鉄ー金を失うってどういう意味なんだろう。