秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

夢千代日記の湯村温泉

2020-11-07 | おでかけ・近畿




春来川のほとりに沸く高熱温泉です。


日帰りバスツアーは浜坂でお昼終えて、次向かったのが湯村温泉。
滞在時間に限りあるので、足湯だけ。

湯村は30年以上前に3回は行きました。
温泉入ってカニ食べるのに、当時は国道9号線で大変な道中だった。
子育て真っ只中で、観光した記憶全くなし。

湯村が舞台の夢千代日記1981年TVドラマも映画も舞台もみてない。

脚本の早坂暁さん 曰く。
「いつか原爆のことを書きたい」という長年抱き続けた思いが、胎内被爆した主人公・夢千代で結実した。
夢千代の母親は山陰地方から明るい“表日本”を目指して広島にやってきたが、本当の太陽の光ではなく原爆というニセの太陽の光を浴びることになってしまった。
その設定は、当時、“表日本”は高度経済成長路線で豊かにはなったが、何かニセの太陽のようで何かが欠けていると感じていたからだという。
しかし“裏日本”の小さな町にはそこに欠けているものが失われずに残されている。太陽はあたらないけれど、ニセの太陽もない。そのことを描くために選んだ舞台だった。 
  NHKアーカイブス ドラマ人間模様 『夢千代日記』


余部の鉄橋を渡って表日本へ倖を夢見た人、夢が砕けて辿りついた人、それぞれです。
山陰の小さな温泉町「湯の里温泉」に厳しい本格的な冬がやって来ます。
ここで生きる人たちは、春を望みながら「てんでしのぎ」ですが肩を寄せ合って生きる道連れがいます。 
(夢千代日記より)

これに触れた、神々が動いているのブログ記事
感動的だったんですけど、どこか見つけられなかった。




848年慈覚大師によって発見されたと伝わります。
湯村断層に沿って湧いた温泉で、花崗岩の割れ目から98℃の高温泉が湧出します。

入浴だけでなく、調理や洗濯など古くから生活に湯、
ここもジオの暮らしがいきづいてます。







4 コメント

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たぶんこれじゃないかな (とめさん)
2020-11-09 00:48:27
2010年9月11日の『台風9号をコラージュする』って記事のコメント欄に書いてました。

>「てんでしのぎ」の元ネタは「銚子の川口、てんでんしのぎ」。
千葉の銚子の利根川河口ですね。
すごい難所だったようで、慰霊のための千人塚があります。

たとえ沈みゆく舟の主が父であれ、兄弟であれ、いつも酒をのんでふざけあってる仲間であれ、けっして助けられない。助けようとすれば自滅する。
気持ちを抑えこみ、歯を食いしばって自分の舟を操るしかないんです。
沈む方もそれがわかっているから、助けをもとめずに波にのまれてゆく。

夢千代さんの置屋も、そういうシビアな世界ですよね。
彼女は原爆症で、あと数年の命。
だれも彼女を助けられないし、彼女もまた、だれを助けることもできない。
みんなそれがわかってるから、去るときは水くさいってくらい黙って立ち去ってゆく。
だれかにすがりたいギリギリのところで、自立している。

そんな夢千代さんがはじめて「すがりたい」って思う男性(石坂浩二)を登場させ、日本海に沈めちゃうわけですから、早坂暁も酷なストーリーを考えたもんです(苦笑)。

自立はある意味節操であり、他人を尊重し思いやる心だと僕は思います。
それは想像力でもあります。
自己本位な生き方に、想像力は必要じゃない。
最近多いですけどね。想像力のない方が。とくに親御さんに。
で、自己本位な方ほど孤独を主張する。
そんなもん存在しないんですけどね、ほんとうは。

僕らはてんでしのぎの旅人だと思います。
家族もまた、併走する舟だし、夢千代さんの置屋です。
旅の道行きの道づれです。
だからこそ大事にしたいと思う。
旅の途中で死んでいった仲間たちもそう。
すがりつかず、思い出を尊重し思いやれば、
すべての思い出もまた道行きの道づれです。
なんてにぎやかな旅(笑)。

あのドラマの最後で、夢千代さん暗い顔してなかったですよね。
「わたしたちには道づれがいます」
いまになって思えば、とても深いセリフだったな~と。

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とめさんへ (ulala)
2020-11-09 13:49:29
ご提示ありがとうございます。
コメント欄だったから、検索ワードいくら変えてもヒットしなかったんだ。
10年も前の記事だったんですね。

30年ほど前に訪れた湯村は、あのドラマのお陰で有名に。
あちこちで吉永小百合さん芸者姿の看板やポスターみかけました。
あの記事読むまで、山陰の温泉芸者さんの色恋沙汰ドラマだと思ってた。
それだけに深いなぁ~と感激ひとしおでした。

>すべての思い出もまた道行きの道づれです。
なんてにぎやかな旅(笑)。

この一節いいですね。
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考えてみれば (とめさん)
2020-11-10 00:20:21
翌年にホントにてんでんしのぎの巨大津波が起きたんですよね。
身内やご近所を助けようとした人たちが波にのまれてしまった。
意識しないある種の予感みたいのがあったのかもしれない。
73機目の戦闘機の夢を見たのも、コメントを書いたのとおなじ時期だったし。
で、北朝鮮の延坪島砲撃事件⇒空母73(ナミ)出動⇒母なる水の禊と相成るわけです。
というか、なんだか小浜といい、当時を思い出すようなトコまわってませんか(笑)。
湯村温泉はいつか行ってみたいと思ってる場処です。
いいなぁ。
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とめさんへ (ulala)
2020-11-10 12:06:08
湯村温泉の湯が高温だったなんて、昔は知らなかった。
今でこそ源泉かけ流しとか、加熱してませんとかがアピールになりますけど。
温泉もいいけど、カニも美味しい。
日本海の魚は美味しいのは、山陰も若狭も、玄界灘もそうでしたね。

『太陽はあたらないけれど、ニセの太陽もない。』

自分の船(身・命)は自分で守れの「てんでんしのぎ」
今の菅首相の「自助・共助・公助」

いっけん同じようでいて、その根本は異なるのを、民は敏感にかぎ取ってるのでしょうね。

認知症で時々フリーズするバイデンさん。
議会での追及で答えられずフリーズする首相。
ともに高齢で立ち位置も似てるのかな。
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