明治天皇皇女で元神宮祭主の北白川房子様の御歌です。
内宮の別宮の一つに、風日祈宮(かざひのみのみや)があります。
先の記事の最後の画像、神楽殿を南に風日祈宮御橋を渡ります。
雨があがり陽があたり蒸発する湯気がゆらゆら立ち上り幻想的でした。
昔は、風神社と呼ばれたらしいです。
級長津彦命(しなつひこのみこと)
級長戸辺命(しなとべのみこと)が祀られています。
先週、奈良の龍田大社お参りして、まだ記事に出来てませんが、
この風の神様が気になっていたのです。
稲は風媒花で、受精は風次第。
いい風吹いてくれないと稲は実りません。
悪い風が吹くと稲は倒れます。
本来は農耕に適した風雨をもたらす神で、風と雨の順調をお祈りします。
1281年(弘安4年)元寇襲来の時、朝廷より二条為氏大納言が勅使として神宮に派遣され祈られた。
すると両社社殿が鳴動して赤い雲が立ち上り西のほうに駆け抜けて、
西の海に神風を起こして元寇を全滅させた。
この国を守ったご神威により、それ以降、国難に際して国家の平安を護る神様に。
別宮に昇格となり、幕末には黒船を追い払う攘夷祈願も行なわれたそうです。
風宮は困難に立ち向かう意思が欲しい時や、現状打破を願っている時に参拝すると道が開けるといわれてます。
左手の白い幕に覆われている場所に、新しいお宮の遷宮が今年とりおこなわれます。
お伊勢さんの別宮は、内宮外宮あわせて14社あり、両正宮を支えるとりわけ重要なお宮です。
式年遷宮はまだ終わってなくて、今年は別宮の遷宮の年です。
内宮の正宮に参宮したあと、人の流れは荒祭宮へ
天照大神の荒御魂(あらみたま)を祀り、御正宮と同じ年に遷宮が行なわれるもっとも格式の高い別宮です。
皆さんいろんなパワーを戴いておられました。
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