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お伊勢さんの正式名称は「神宮」Jinguu じんぐう。
天照大神を祀る皇大神宮は、内宮 ないくう
豊受大神を祀る豊受大神宮は、外宮 げくう
濁らずにくうと読むんですよ、と同行のNさんに教えてもらった。
神宮はじんぐう、別宮はべつぐうと読むのにね。
へぇ~ なんでやろうと調べたけれどわからんかった。
もう一人の同行者Aさんが気付いたことは、
通行札が、外宮は左側通行なのに、内宮は右側通行だった。
これまた不思議。
外宮の月夜見宮では雨風強くかなり濡れてしまったけれど
神路通りを10分ほど歩いて、外宮の北御門鳥居へ
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ここで度会橋から歩いて来られるNさんを待つ。
伊勢市に到着してから1時間後が待ち合わせでした。
待ってる間も吹きなぐりの雨は容赦なく、服はぼとぼと、
防水ではないタウンリュックの中に入れたものまで濡れていた。
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古いほうのお宮は特別参拝の人しか中に入れません。
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カメラのレンズに雨のしずくがついて、どの画像も凄まじかった様子が見てとれると思います。
ココから先は撮影禁止です。
正午頃、正宮にお参りできました。
外玉垣南御門には、白い御幌(みとばり)が垂れ下がり中は見えません。
雨の中、傘を持ちながらお賽銭を出して手を合わせるのは至難の業でした。
モタモタしてたらちょうどその時、なぜか急に風が中から吹いてきて、
その白い御幌が巻き上がり中の御正殿が完全に見えました。
まるで豊受大神(とようけのおおかみ)がよく来たねと声をかけてくださったような…
わぁ~カメラにこのシーンおさめたい!!
しかし撮影厳禁です。
心のシャッター切って、記憶に焼き付けました。
この間5秒程度、あっという間の出来事でした。
しかしまるで映画のスローモーションのように感じました。
感激覚めやらぬ思いで同行者にその御幌があいたことを話すと、どちらも知らないと。
あれ~私の見たシーンはなんだったんだろう…
外宮には別宮が4つあります。
一つは先にお参りした月夜見宮です。
残り3つが正宮に対峙するようにあるのですが、雨風強くお参りを断念しました。
荒御魂(あらみたま)をお祀りする別宮の多賀宮(たがのみや)は、
山の頂にあるので階段を百段ほど上らないといけないのです。
それゆえかつては高宮(たかのみや)と呼ばれていました。
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帰りは表参道を戻り、火除橋を渡り振りかえると
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左側通行なんやね、と確認。
このときはまだ内宮が右側通行とは知らなかった。
外宮でてすぐのお店で昼食。
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濡れた洋服がだいぶ乾いたものの、まだ生乾き。
雨足弱くなるもいつまた雨風つよくなるやもしれんので、内宮へはバスで行くことにしました。
内宮までバス代410円、高っ!!!
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雨はあがり、これなら歩いたらよかったね。
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まぁ~なんとこちら内宮は、右側通行。
なんでやろう~
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参宮終えると、神楽殿ごしの青空が清清しかった。
4/2 4:40pm 追記
内宮の右、外宮の左側通行の意味わかりました!
内宮の参道に沿って右側に五十鈴川、外宮の参道の左側に宮川の支流。
その清流で禊をすれば自然に川沿いに歩くことになります。
極めて神聖な正宮に、少しでも遠い位置から俗界の人間が禊(手水)を終えた後徐々に近づく様に考慮されたもの。
天候の加減で川辺では禊が困難な時もあり、現在は手水舎が用意されています。
神域に入る前の手水舎が、内宮は右側(五十鈴川)に、外宮は左側(宮川の名残の池)にあります。
内宮と外宮で通行ルールが異なる。
エスカレーターは大阪では歩く人が左側、東京では右側。
なのに、京都では右側を空けて立っています。
これは、自然発生のルール?
でも、伊勢では立札を立てて分けていた!!
それなりの理由があるのでは??
言葉変えて検索しましたがヒットしませんでした。
Nさんもぜひお時間あるときに調べてみてください。
ご協力よろしくお願いします。
大阪の左側ルールは、1970年大阪万博のときに決めたかとよく言われます。
ところが阪急だったかが導入したと聞いたような…
こちらが世界ルールなんですよね?