秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

新年を寿ぐ 花びら餅

2019-01-09 | 世情雑感


新年互例会でいただいた新春の和菓子のなかに、花びら餅が入ってます。

平安時代、宮中で長寿を願う新年の「歯固め」の儀式に、大根や猪、押鮎(=古来、新年の祝いに用いていた塩漬けにした鮎)などを食べる習わしがあり、江戸時代にそれを模した菓子が広まったのが、のちの「花びら餅」の原形。
「花びら餅」は、明治に入り茶道裏千家の初釜のお菓子として親しまれるようになった。


若いころ裏千家の茶道を5年以上習ってました。
初釜も何度か経験ありますが、お作法も含めほとんどが忘却の彼方。
当時の茶事や茶会などで花びら餅が出た記憶がないのです。
習ってた先生が関西ではなくて倉吉出身の方だったからなのかな。



白いお餅から左右に伸びた甘煮のゴボウ、
これは押鮎に見立てておかれたものだそうです。

ゴボウは、土の中にしっかり根を張るので「家の基礎がしっかりしている」ことや「長寿」を願う意味が込められています。


わずかではありますが長く保存してた茶道具をネットオークションでぼちぼち処分してます。
購入した価格を思うと、着物同様手放すのが惜しくなりますが、需要供給のバランス考えると…。




6 コメント

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Unknown (TM)
2019-01-10 11:44:30
いつもお正月に花びら餅を食べていました。
ちょっと味噌味がして美味しいですよね~。

ここのところお菓子類を食べない暮らしをしているので、今年のお正月は買いませんでした。でも新年だから買ってこようかな。
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TMさんへ (ulala)
2019-01-11 14:07:24
花びら餅、お正月にお召し上がりになってらしたのですね。
私は恥ずかしながら、昨年のお正月にいただくまで存じませんでした。
お味噌を挟むなんて考えましたね~
日本の食べ物は繊細で手が込んでて、やっぱり世界に誇れますね。
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予備知識あったのに。 (りひと)
2019-01-24 18:02:10
今日いちご大福狙いで行った和菓子屋さん。残念ながら売切れ。その確認で隅々まで和菓子をウォッチ。なんと花びら餅無かった思ったら一つだけ。私買った方が良いかな?と思ったんですけどお値段が。
今記事確認したら歯固めの歯に釘付けに。製作の手間と文化継承考えたら買うべきでした。
和菓子の季節感本当癒されますね。日頃縁遠い生活していますので知識を人から頂いて興味から勉強したいですね。色合いもザ・日本!鮎気になりますし、ごぼうも。
玉鷲勝っちゃいましたね。野見宿禰さん復活してきたかも?高安さん御嶽海さ貴景勝さん面白くなりそうですね。裏キーワードが春日っぽいですね。1938
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りひとさんへ (ulala)
2019-01-24 19:25:05
今回頂戴したコメントの鮎に反応して、
静岡の安倍川が干上がってて鮎が遡上できないんだって。
川底が剥き出しになってて、河口から約5.5キロ上流まで行かないと水がないそうですよ。
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あべかわ (りひと)
2019-01-25 12:16:12
そうそうテレビでやってました、鮎ですね。

吉野でもあゆのお菓子がありますし、こちらのお店でみた花びら持ちみて鮎の形って思いましたよ。季節感と風習と昔からの習わしの中にあゆがいますね。

でそこにお水がないと維持出来ないわけで。
魚に占いなのでお水に関わる巫女巫覡もちろんこちらに関わるはずで、はあ大変です。

水神をうまくコントロール出来る巫覡が必要だと思います。そうそう昨日聞いてきたお言葉の中での台風のお話し、台風はお水を運んでもくるんですよね。災害としか思っていなかった台風に対しても評価が少し変わってきました。

人間ないものねだりでなんかとっても人間って何事もブレるんだあと。ならば自然ってブレない物なのだと改めて受け入れるのみと感じますね。

初午の準備のお話しも身近に出始めましたけど、吉野がまた気になってきました。
あと大坂なおみさんの特集多いですけどあかつちのコートへのなんか特殊な敬意もありそうですよね。奈良と吉野とお水と土とそして台風も、気になりますね。鮎絡みでもね、でこの記事って花びら餅、茶道でも何か関係あるのかなあ?
季節風習を大事にする文化の中大事な物が隠れてそうですね。ごぼうも気になります。5818

今日は鷽替、道真さんも絡んでいるのかな?
先ほど片付けしていたら吉野の屠蘇が見つかりました。年末から橘・かりん・ゆずや大根・味噌、もち・七草と色々な物を文化で継承して身体を守るような感じ。鮎もきっと何かあるんでしょうね?少なくてもお水の良し悪しは明確に判定してくれる。いいお水の所に鮎がいる。それで人間はここはいいお水だとそのお水を維持しようと守るのでしょう。お水がない事で人間が出来る事って何にもないようには思います。
という事で鮎もお水がないと遡上出来るわけない。
と思うとお水を大事にすることが大事ですよ。
どこかの民族が山でそれをしていたなら見習わないといけない時期なのでしょうね。山神と水神だんは明治でどうも人間と距離置かれてしまった。
ならばくっ付けてくれる巫女や巫覡とまた人間も敬意を自然に持たないといけない時期なのでしょうね。
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りひとさんへ (ulala)
2019-01-25 19:13:32
鮎はなぜ占いか検索したらいっぱいヒット、多くの方が?なんですね。
祇園祭山鉾「占出山(うらでやま)」よりコピペさせてもらいます。

神功皇后が戦勝祈願として「もし魚が釣れたら、戦勝まちがいない」と念じながら釣をしていて釣り上げた魚が「あゆ」だったことに由来
「あゆ」の漢字は「魚」偏に「占」に

中国では「鮎」は「なまず」を意味し「地震を占う魚」がその結びつきの由来と言う説も

日本の鮎、新鮮なものは鮎が餌とする水苔の瑞々しい香りまで感じることができます。
なんか中国の鮎(ナマズ)って、今ではウナギの代わりにも調理されてるらしいけど、ウナギはウナギで美味しいけれど、繊細さではずいぶん異なりますね。
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