ロンドン郊外のあきこさんちに泊めてもらって、毎朝焼き立ての手作りパンをいただきました。
用意された数種類のジャムの中で、この真っ黒なマーマレードがいたく気に入りました。
どうやら、マーマレードの元祖らしい。
シヴィルオレンジという苦くて種の多いオレンジは生食には向かない。
これをスペインからの船一艘分引き受けたマダムが、ジャムにしたのがマーマレードの始まりだと教えてもらいました。
帰ってから調べてみると、Wikiには
由来が4つ載ってました。
・1700年頃にスペインで誤って船一杯にビターオレンジを買ってしまったイギリスの商人が悲嘆していたところ、奥方がこれを砂糖漬けのジャムにしたところ大変好評となった。その際に、庭で遊んでいた一人息子のメアーをMair Ma lad!(メアー、私の息子よ!) と手伝いに呼んだ事が由来とされた説。
・ポルトガル語由来で、もとはマルメラーダ (ポルトガル語: marmalade)と言うマルメロの砂糖漬けのような食品を指すものが由来とされた説。
・マリ・マラード (仏: Marie malade, 病気のマリ) に綴りが近いことから、スコットランドのメアリー女王が腹痛の時に食べたから、あるいは、仮病を使ってでも食べたがったから、という民間語源がある。
・スコットランドのダンディーで、現在の形のマーマレードが初めてつくられたとされている。
スーパーに案内してもらって、3種のマーマレードを購入しました。
真ん中はフランク・クーパー ヴィンテージ オックスフォード マーマレード
イギリスのマーマレードといえば“フランク・クーパー"といわれる逸品として今日まで愛され続けています。
エリザベス女王が愛する英国王室御用達のマーマレードです。
焦がしたキャラメルの甘みと苦みがチーズにぴったりのヴィンテージマーマレード。
「オックスフォード・マーマレード (Oxford Marmalade)」は、フランク・クーパーズによって有名になった。
右端は、買うときは知らずに買ったけど、「マッカイ」(Mackays)のマーマレードのようです。
スコットランド地方のダンディーマーマレード→こちら
このブログからそのまま引用させてもらいますと
現在、私たちが食べているマーマレードの起源は、英国・スコットランドの街 ダンディー(Dundee)の海岸沿いで、お菓子(キャンディ)を売る小さなお店を経営していたケイラー一家が1700年代に作り出したといわれています。
スコットランドでは、オレンジは栽培されていません。
由来は、ダンディーの海岸に大量のセヴィル・オレンジを積んだスペインの船が冬の嵐で遭難。売り物にならなくなったオレンジを、ジェイムズ・ケイラーが、二束三文で全部買い取ります。
しかし、このセヴィル産のオレンジ、予想に反して、渋みと苦味があり、売り物にならないことに気づいた彼は消沈。そんな夫を救ったのが妻のジャネット。
彼女は、それまでのオレンジを煮て作るジャム(実と汁を煮詰めるだけ)でなく、皮を捨てるのがもったいない、というスコットランド人特有の無駄を好まない性格から、皮を厚切りにして刻んで使いました。
これが、オレンジ独特の香りと甘さと苦味のバランスの取れた「マーマレード」の誕生の瞬間です。
ということは、あきこさんから聞いたエピソードも、Wikiに載ってたことも同じ話ですね。
シヴィルオレンジは、スペインのセヴィル・オレンジ(seville orange)
日本語になると、セビリアだったのですね。
そういえば、スペインの街角ではオレンジの街路樹よく見かけました。
どうやらスコットランドの独立の住民投票は NO 反対で決まりのようです。
このマーマレードの起源を調べてると、
スコットランドのメアリー女王やイングランドのエリザベス1世が登場します。
現在はエリザベス2世です。
1603年、エリザベス1世の死とともに彼女の遺言によって、
イングランドとスコットランド連合王国が出現したのでした。
あれから400年!
二人の女王の数奇な運命は、とても興味深かったので、項を改めます。
次に続く
用意された数種類のジャムの中で、この真っ黒なマーマレードがいたく気に入りました。
どうやら、マーマレードの元祖らしい。
シヴィルオレンジという苦くて種の多いオレンジは生食には向かない。
これをスペインからの船一艘分引き受けたマダムが、ジャムにしたのがマーマレードの始まりだと教えてもらいました。
帰ってから調べてみると、Wikiには
由来が4つ載ってました。
・1700年頃にスペインで誤って船一杯にビターオレンジを買ってしまったイギリスの商人が悲嘆していたところ、奥方がこれを砂糖漬けのジャムにしたところ大変好評となった。その際に、庭で遊んでいた一人息子のメアーをMair Ma lad!(メアー、私の息子よ!) と手伝いに呼んだ事が由来とされた説。
・ポルトガル語由来で、もとはマルメラーダ (ポルトガル語: marmalade)と言うマルメロの砂糖漬けのような食品を指すものが由来とされた説。
・マリ・マラード (仏: Marie malade, 病気のマリ) に綴りが近いことから、スコットランドのメアリー女王が腹痛の時に食べたから、あるいは、仮病を使ってでも食べたがったから、という民間語源がある。
・スコットランドのダンディーで、現在の形のマーマレードが初めてつくられたとされている。
スーパーに案内してもらって、3種のマーマレードを購入しました。
真ん中はフランク・クーパー ヴィンテージ オックスフォード マーマレード
イギリスのマーマレードといえば“フランク・クーパー"といわれる逸品として今日まで愛され続けています。
エリザベス女王が愛する英国王室御用達のマーマレードです。
焦がしたキャラメルの甘みと苦みがチーズにぴったりのヴィンテージマーマレード。
「オックスフォード・マーマレード (Oxford Marmalade)」は、フランク・クーパーズによって有名になった。
右端は、買うときは知らずに買ったけど、「マッカイ」(Mackays)のマーマレードのようです。
スコットランド地方のダンディーマーマレード→こちら
このブログからそのまま引用させてもらいますと
現在、私たちが食べているマーマレードの起源は、英国・スコットランドの街 ダンディー(Dundee)の海岸沿いで、お菓子(キャンディ)を売る小さなお店を経営していたケイラー一家が1700年代に作り出したといわれています。
スコットランドでは、オレンジは栽培されていません。
由来は、ダンディーの海岸に大量のセヴィル・オレンジを積んだスペインの船が冬の嵐で遭難。売り物にならなくなったオレンジを、ジェイムズ・ケイラーが、二束三文で全部買い取ります。
しかし、このセヴィル産のオレンジ、予想に反して、渋みと苦味があり、売り物にならないことに気づいた彼は消沈。そんな夫を救ったのが妻のジャネット。
彼女は、それまでのオレンジを煮て作るジャム(実と汁を煮詰めるだけ)でなく、皮を捨てるのがもったいない、というスコットランド人特有の無駄を好まない性格から、皮を厚切りにして刻んで使いました。
これが、オレンジ独特の香りと甘さと苦味のバランスの取れた「マーマレード」の誕生の瞬間です。
ということは、あきこさんから聞いたエピソードも、Wikiに載ってたことも同じ話ですね。
シヴィルオレンジは、スペインのセヴィル・オレンジ(seville orange)
日本語になると、セビリアだったのですね。
そういえば、スペインの街角ではオレンジの街路樹よく見かけました。
どうやらスコットランドの独立の住民投票は NO 反対で決まりのようです。
このマーマレードの起源を調べてると、
スコットランドのメアリー女王やイングランドのエリザベス1世が登場します。
現在はエリザベス2世です。
1603年、エリザベス1世の死とともに彼女の遺言によって、
イングランドとスコットランド連合王国が出現したのでした。
あれから400年!
二人の女王の数奇な運命は、とても興味深かったので、項を改めます。
次に続く
確かに貨幣をはじめとする経済考えたらNoという判断になるのかな。
明治維新のころ伊藤博文とか何人か渡英してますでしょう。
長州出身の総理について書かれたサイト見てたら、
彼らが行ったのはスコットランドのグラスゴーのようです。
イングランドとスコットランドの歴史、
そのうち女王がらみでUPしますのでまた見てください。
オレンジピールが入ったチョコやパン、ケーキも大好きなんですよ。
リンゴバターは他の方のブログでもみました。
美味しいらしいですね。
今度見つけたら買ってみたいです。
地球規模一般的に「独立運動」と言えば血なまぐさい争いになるところ、さすがに、民主主義発祥の地、憲政の王国だと感銘しました。
スコットランドが独立すると、スコッチの関税が上がるのではとはらはらしておりました。
もっとも、最近はスコッチなぞはほとんど口にしておりませんが・・・
普段はパンにジャム・マーマレードをつけないんですが、旅先ではたっぷりつけます。心のゆとりが生まれる感じなんですよ。
ジャムではないですが、先日「りんごバター」というのを買ってきて、パンに載せて食べました。バターというより、すりおろしリンゴに甘味をつけた感じです。美味しいですよ。