百年続くというお豆腐さんで一丁買って4人で分けていただく。
豆の甘みに加え、焦がし風味が珍しい。
かばたの水で冷やされ美味しくいただけた。
比良山系から流れる安曇川の伏流水が、尽きることない針江の川端(かばた)
この地域では掘ればどこでも伏流水が地下水となって湧き上がる。
各家屋にこうした水場が設けられています。
百年地中に潜りミネラル豊富な軟水。
無菌ですからもちろん飲めます。
水温は年中14度、手を入れるとひやり。
果物や野菜など冷やすのに便利。
何よりも無料で尽きないのがうれしい。
各家庭の川端には大きな鯉を飼ってて悠々と泳いでる。
鍋や食器の残り滓を食べてくれて汚れを落としてくれる。
カレーは大好物らしい。
だからといって人間が食べないものは鯉も食べないそうだ。
ゴミを捨てぬよう汚さぬよう大事に使う。
上流から下流へと流れていく水を守るため、共に暮らす里の住民はお互いを思いやり心をつなぐ。
小さな祠に昔はお地蔵さんがいらして、前に水飲み場。
外で遊ぶ子どもたちはここで喉を潤したそうだ。
今でも水は湧き上がってる。
下水道は、深く掘ると伏流水にあたるので、道路地面スレスレにある。
勾配がつけれないからモーターで流すので、そのための機械が道のあちこちに円柱となって出ている。
これを隠すために常夜燈
この電力は後ろの家の屋根にソーラーパネル設置。
この川べりの常夜燈の電力は、背後の水車による水力発電だって。
エコなシステムで水も電気も循環してる。
なんと日本人て賢いんだと感激した。
自然あふれる日本の原風景。
飛び交う蝶々やトンボだって生き生きと元気そうだった。
古き良き時代の日本がちゃんと残され、そのための努力を当然とする日本人の心も感じることができた。
NHKスペシャル映像詩
里山命めぐる水辺
2005年(平成17年)第57回イタリア賞を受賞。