A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

石原志保(舞踏)+灰野敬二@中野 Plan B 2007.11.7(wed)

2007年11月07日 23時58分16秒 | 灰野敬二さんのこと
石原志保 独舞「昭和の体重」其の六/振付=田中泯 音楽=灰野敬二 照明=田中あみ 美術=らん。
2年ぶりのPlan B。今日の灰野さんは舞踏家の石原志保さんとの共演だ。
観客は7割以上が舞踏ファン。明らかに音楽ファンとノリが違う。中高年の人が多く、お互い知り合いのようで待合室(Plan Bにはステージとは別に待合室があり、客は開演までそこで待つのだ)で舞踏関係の話に花が咲く。
予定通り20時少し過ぎに開演。客席は補助席も出るほどの盛況ぶり。ステージというかパフォーマンススペースには人が入れるくらいの酒樽(?)が三つあるだけ。ひとつは天井から縄でぶら下がっており、ふたつは床に置いてある。右奥に灰野さんの演奏スペースがある。
今日の演奏は全編ハーディーガーディー。私はこの楽器が苦手なのだが、舞踏の伴奏になるとどう聴こえるか興味深い。黒いドレスを着た灰野さんがまず登場。ギーギー音を出し始める。そこへ赤い着物の石原さんが登場。さすが舞踏界のカリスマ田中泯さん直系の弟子だけあってオーラが全身から漂っている。特に狂気を秘めた目の輝きが尋常じゃない。ゆっくりした動きで樽の中へ入って転がったり、何かを求めて悶えたり、水を張った樽の中に全身を沈めて笑い声をあげたり、何だか凄い。灰野さんも要所要所で場面転換するように音を変化させる。
舞踏については詳しくないので今日の踊りがどれだけのものか評価出来ないが、60分強全く飽きないで観れたことは確かだ。
終演時に出口で田中泯さんが現在拠点にしている山梨県の山奥で穫れた野菜等を即売していたのが面白かった。

舞踏家は
眸の奥に
何を見る

随分昔私の大学の学園祭に田中泯&舞塾が出演し、局部を隠した裸身でパフォーマンスしていたのが懐かしい。
(c) Mickey
コメント
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