A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ザ・ピーナッツ「オン・ステージ」

2007年11月09日 22時12分08秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
何故突然ザ・ピーナッツかというと、その鍵は先日の朝生愛さんのシングルにある。
彼らは日本の女性コーラス・デュオの先駆けで、映画「モスラ」に双子の小人「小美人」役で出演し、♪モスラ~や、モスラ~♪という元祖電波系の歌を歌っていたので有名だ。
そんな彼らが1972年に発表したのがこのライヴ盤。当時洋楽が大挙して日本に来襲したことが分かるエグイ選曲になっている。
「情熱の花」「ウナ・セラ・ディ東京 」「恋のフーガ」「可愛い花 」といった彼らの歌謡ヒットに交じって、キャロル・キングの「イッツ・トゥー・レイト」、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの「プラウド・メアリー」、果てはユーライア・ヒープの「対自核」、さらにはキング・クリムゾンの「エピタフ」まで演っている。「エピタフ」はメロトロン風のストリングスオーケストラをバックに得意のハモリ入りでメロドラマティックに盛り上がる感動を禁じえない快演である。朝生愛さんの「アイランド」も良かったし、キング・クリムゾンのバラードは女性ヴォーカルと親和性があるといえるだろう。
20年前にこのLPを中古盤で見つけて選曲を見たときは度肝を抜かれた。これに「モスラの歌」が入っていれば完璧だったのだが。
「エピタフ」の感動の覚めぬ間に、元タイガースの岸部シローの"ぽっぷすたいむと~ん~ね~る~"という司会が入り「監獄ロック」などのオールディーズ・メドレーに突入するのもシュールだ。さすがは日本の歌謡界の双子女帝、ザ・ピーナッツである。

ピーナッツ
ロバート・フリップ
腰抜かす

茉奈佳奈にもあふりらんぽあたりをカヴァーしてもらいたいものだ。
(c) Mickey
コメント (2)
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