A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二+藤掛正隆@横浜 Stormy Monday 2007.12.12(wed)

2007年12月14日 22時14分22秒 | 灰野敬二さんのこと
このデュオを観るのは今年4回目。2月に灰野さんが体調不良でキャンセルしたこともあったが、今年行われた藤掛さんとのライヴはすべて観たことになる。変幻自在な灰野ワールドとドスの効いた藤掛さんのDsとの共演は毎回雰囲気が違うが、あくまでロックに根ざしたもので常に魂が渇望してしまう。
今日は平日で動員は少なかったが、二人は関係なくマイペースの演奏を繰り広げた。まずは灰野さんが2台のリズムマシーンを操り、Dsとの濃密なパーカッション合戦が始まる。歌をワンコーラス歌ったところでPAのヒューズが飛んでしまった。あとはインストの演奏。リズムマシーンは20分ほど続き、次にSGを手に緩急のあるプレイで飽きさせない。久々にインスト1時間の演奏だったが二人の強靭な対決を堪能した。
休憩中、灰野さん、藤掛さんも加わりどやどやとPAの修理。無事音が出るようになった。
後半の演奏はカポを二つつけたGとDsのパワー・セッション。"Exploding Invitable(不可避的に爆発する)"(by Andy Warhol)に鳴り続けるGのジャングリーなストロークとタイトなリズムのDsの渦の中に、精神が別の世界へ飛ばされるような瞬間が何度もあった。今年最高の演奏だったのではないだろうか。

魂が
吹き飛ばされる
デュオの妙

今回の写真は初めて藤掛さんの演奏風景を使ってみました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする