今週はライヴの予定がなく寂しかったのでツイッターで何か良いライヴはないか、と呟いたところ渋谷Bar Issheeのドラびでお+さがゆきのライヴを推薦されて行くつもりになっていたが、前日になって川口雅巳氏のツイートでニューロックシンジケイトのライヴが高円寺であることを知った。川口氏のライヴは何度も観たことがあるが、彼のメイン・バンドであるニューロックシンジケイトはまだ観たことがなかった。それに高円寺のタウン誌「Show Off」の最新号の表紙がキノコホテルらしいので、ライヴついでにタウン誌もゲットしようと思い高円寺に行くことに決めた。
高円寺で古着屋やレコード屋を回るが置いてあったのは「Show Off」の前の号だった。マリアンヌ支配人の表紙は拝めず。しかし現物を手に入れたことで郵送でも注文できることを知って一安心、Club Mission'sへ向かう。この日のイベントは以前灰野さん+亀川千代氏+kiyasu氏が出演した「高架下のユース」。出演はハリハラ/ゴイゾン/ゴーゴートップレス/川口雅巳ニューロックシンジケイト。雨のド平日でもありお客は殆ど入っていない。
Vo/GとDsの二人組ハリハラの最後から観た。まあ普通のロック。
川口氏がいたので挨拶する。次は川口氏の弁では”ポスト・ロック的”なゴーゴートップレス。う~ん、ポスト・ロックというよりオルタナの王道という感じ。悪くはないのだがまだまだこれからの4人組。積極的にライヴをやっているようだからそのうち頭角を現すかもしれない。
次に川口雅巳ニューロックシンジケイト。とはいってもベースの菊地明氏がMandogでイギリス・ツアー中のため、元電動プリン/dipのヨシノトランス氏をヘルプに迎えた変則編成。ドラムは長髪のパワー・ドラマー、kiyasu氏である。音の立ち方が他のバンドとは比較にならない。川口氏のサイケデリックなギター・プレイが爆発、60年代アシッド・ロックを髣髴とさせるサウンドはバンド名そのままだ。1970年代後半の日本のフリージャズ界でNew Jazz Syndicateというビッグ・バンドが活動していたが、そこから名前をとったのかしら。裸のラリーズ、村八分、外道など70'sアングラ・ロックが好きな人ならチェックすべきバンドだ。ねっとりした川口氏のヴォーカルも良い。1曲ハングルで歌った曲もあった。川口氏は1970年生まれというから中原昌也氏と同年代だ。ヘアスタとの共演も面白いのでは。7月13日には高円寺Show Boatで恒松正敏グループ、突然段ボールと共演する。美味しい組み合わせ。
川口雅巳ニューロックシンジケイトHP
最後のゴイゾンは何者かと思ったら、ノイズ・ユニット異形人のギター、ニラ氏の率いる即興ノイズ・バンドだった。いきなり挨拶されてびっくりした。タンジェリン・ドリームやアシュラ・テンペルなど初期クラウト・ロックを思わせる轟音ドローン・サウンドは心地よく夢の世界へ連れて行ってくれた(実際ウトウトしてしまった)。
ゴイゾンHP
ニューロック
私がやってた
アートロック
翌日「Show Off」にメールしたら、キノコホテルの掲載号を送ってくれるとのこと。良かった!