サマーソニック2012で来日中の新生ニュー・オーダー。中心人物ピーター・フック抜きのラインナップが物議を醸しているが、海外フェスの映像を観る限り、80年代の切れ味はさすがに無いものの、演奏力の高さとテクノロジーの進歩により往年の輝きを取り戻したように思える。
▼2012年6月ベルリンでのライヴTV映像44分
彼らの最大のヒット曲「ブルー・マンデイ」を英国ウェールズの男性聖歌隊Brythoniad Welsh Male Voice Choirがカヴァーし、ニュー・オーダーがヘッドライナーで出演する北ウェールズのポートメイリオンでのイベントFestival No.6用に制作された映像が公開された。イギリス音楽界ではポップスとクラシックを融合したクロスオーヴァーが盛んだが、この聖歌隊のアレンジはピアノに乗せてお馴染みのメロディが重厚なコーラスで響く素晴らしい出来になっている。ビデオの作りもハイセンスである。
英国の威信をかけたロンドン五輪の開会式と閉会式で英国ロック/ポップスの名曲がBGMに使われたり演奏されたりしたが、かの地ではポップ・ミュージックとシリアス・ミュージックの垣根が低いのが羨ましい。
新秩序
我が祖国にも
欲しいもの
この国の政治家には余り期待できないけど、もう少しポップ・カルチャーを真剣に考えて欲しいものだ。