
EXTREME
25th ANNIVERSARY JAPAN TOUR
四半世紀に及ぶ歴史の集大成!ヒット曲を完全網羅したベスト・ライヴ!
1989年にデビューしたアーティストは日本ではDREAMS COME TRUE、The Boom、小室哲哉(歌手としてソロデビュー)、ニューエスト・モデルとメスカリン・ドライヴ(メジャーデビュー)、フリッパーズ・ギター、LINDBERG、ジッタリン・ジン。海外ではスキッド・ロウ、ストーン・ローゼズ等がいる。ボストン出身のファンクメタルバンド、エクストリームも同年アルバム『エクストリーム』でデビューを飾った。現在デビュー25周年記念ワールド・ツアー中。日本でも高い人気を誇り、90年代前半に日本武道館や大阪城ホールで来日コンサートをした。日本ツアーは2012年『ポルノグラフィティ』再現ツアー以来2年ぶり。
⇒エクストリーム@渋谷公会堂 2012.4.20 (fri)
東京3公演、大阪1公演のツアー初日の人見記念講堂。会場を埋めた観客は男女比7:3、90年代の往年のファンが多い。特に当時ギター小僧だった中年男子が目立つ。20年経ったいま、経済的に余裕ができた彼らが、昔憧れた高価なギターを買い漁り、ちょっとしたビンテージギターブームが起っていると言う。かつて背中まで伸ばしていた髪は寂しくなったが、気持ちは今もギター少年。そんな熱心なファンが同じく中年になったロックバンドを見つめる。
ファンキーなビートとポップなメロディーに踊ったり唄ったり盛り上がるが、やはり目当はギターヒーロー、ヌーノ・ベッテンコートのギタープレイ。面白い程正確なピッキングの早弾きフレーズの連発に大きな歓声が上がる。思えば、ギターがロックの花形だった時代はいつまでだったのだろう。ハードロックやヘヴィメタルがチャートの主役だったのは90年代半ばまで。入れ替わりにラップやヒップホップがチャートを席巻し、ロック側ではオルタナやデジロックがメインストリームになった。ギターはいるにはいるが、延々と派手なフレーズを弾きまくることは殆どない。かといってヴォーカリストがバンドを仕切るか、というとそうでもない。歌と楽器を併せたバンド全体としてアピールするようになった。それはそれで平等で悪くはないが、やはりロックのカッコ良さを象徴するのはギターに違いない。ギタリストの復権を望みたいものである。
SET LIST
01. Play With Me
02. Rest In Peace
03. Flesh 'n' Blood
04. Get The Funk Out
05. Am I Ever Gonna Change
06. Cynical
07. It ('s A Monster)
08. Midnight Express
09. More Than Words
10. Color Me Blind
11. Kid Ego
12. Take Us Alive
13. Flight of the Wounded Bumblebee
14. He-Man Woman Hater
15. Cupid's Dead
Encore 1
16. Dark Horse (Katy Perry cover)
17. Warheads
18. When I First Kissed You
19. Hole Hearted
Encore 2
20. Decadence Dance
憧れた
ロックの花形
ギタリスト
⇒【ギターの逆襲】ドラム&ベースに負けるな。歴史的に有名なギターリフ100連発マジでスゴイ!!