上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト feat.アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス
『ALIVE』 日本ツアー2014
上原ひろみ(p)
Anthony Jackson(b)
Simon Phillips(ds)
2年前にライカ蒙古襲来して、日本中を戦場のメリークリスマス前夜の狂騒に陥れたSMピアノトリオが、2014年5月にリリースしたアルバム『ALIVE』のレコ発ツアーで再び来襲、お騒がせの愉快犯三人組として指名手配ならぬ全国行脚中。
⇒上原ひろみ@東京国際フォーラム ホールA 2012.12.9 (sun)
北はデンマークから南はアルゼンチンまで、世界中を旅してきたザ・トリオ・プロジェクトの日本でのお楽しみは食事だという。特に丼ぶりやラーメンなどファストフードからインスピレーションを得るらしい。医食同源ではなく「音食同源」なのがひろみイズムなのであろう。
演奏の激しさ、三人の交感&交歓の深さ、BABYMETALに匹敵するヘドバンDANCEピアノ演奏、ドラムを叩くラモス瑠偉&ウクレレの代わりにベースならぬコントラバスギターを弾く小錦八十吉の存在感、そしてロリ声萌えMCを堪能して、顔を上気させた5012人の観客は2時間半の楽しい激論闘争に廃墟化したインターナショナル討論会場(forum)を後にした。
●上原ひろみ・萌えMC抜粋
『大部分が即興演奏なので、今日ここでこの瞬間にしか生まれない時間を楽しんでください』
『私たち3人はライヴ演奏しているときこそ「生きている」ことを実感します。ライヴは3人だけではできません。今日ここに集まってくださった皆さんがいるからこそ「ライヴ」が成立しました。皆さんのお蔭で私たちは今日も「生きる」ことが出来ます。』
『ライヴが終わった後も皆さんに生き続けて欲しいので申し上げます。シートベルトをお締めください。』
●凡例(論考に変えて)
⇒アーバンギャルドの欝フェス@渋谷club asia 2011.8.10(wed)
⇒アーバンギャルド vs でんぱ組.inc@渋谷 O-Crest 2012.7.11 (wed)
⇒モーサム・トーンベンダー/オレンジレンジ@渋谷クラブクアトロ 2012.12.26 (wed)
Photo by 船木和倖
⇒カオスフェス2013 2013年4月7日(日) 日比谷野外音楽堂
Photo by Yuko Under
⇒JAZZ非常階段+JAZZBiS階段 2014年4月22日(火)新宿Pit Inn
上記ライヴ現場で筆者が受けた衝撃は、演奏者や音楽だけではなく、オーディエンス・観客(アーバンギャル&ギャルソン/アイドルヲタ/ジャンプ女子/研究員etc.)が生み出すパワーによる強烈な「生命力体験」によるものであった。その事実を120%肯定し、観客の力で「生かされている」ことを認める「上原ひろみ」「アンソニー・ジャクソン」「サイモン・フィリップス」の三位一体の霊魂は、観客が存在しない日常生活を「食事」に救いを求めてやり過ごしているのかもしれない。
Set List
1. WARRIOR
2. PLAYER
3. DREAMER
4. SEEKER
5. Flashback (VOICE)
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6. MOVE (MOVE)
7. WANDERER
8. Margarita! (MOVE)
9. FIREFLY
10.ALIVE
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11.SPIRIT
生命(Alive)は
父(The Father)と子(The Son)と聖霊(The Holy Spirit)
集う場所(Trinity)
クリスマスイヴイヴに『カオスフェス2014』の開催が発表されたが、同時に来日中の上原ひろみとBO NINGENも、カオス帝王・非常階段も出演しない不手際は、ひとえに当ブログの力不足の所作である。深く反省を促したい。
⇒上原ひろみ@ブルーノート東京 2013.3.22 (fri) +妄想企画書 その2
<TSUTAYA presents カオスフェス 2014~Tカードで全員入場だよ~>
2014年12月23日(火) 新木場STUDIO COAST OPEN 16:00/START 18:00
[MAIN ACT] でんぱ組.inc/が~まるちょば/忘れらんねえよ/SODA!
[GUEST PERFORMER] いっこく堂
[DJ] DJ D-YAMA/PandaBoy/DJ 汐りんご/DJテンテンコ
⇒公式サイト