Great Hunting Night SPESCIAL
第一話「グレートハンティング大地に立つ!!」
<出演者>
赤い公園
The SALOVERS
ハナエ
OPA : GOOD BYE APRIL
司会:ダイノジ
2015年3月にメジャーデビューが決まった”東京おしゃれタウンの音楽デリカテッセン”ふぇのたすが所属する新人発掘育成セクションGREAT HUNTINGの15周年イベント。バンドブーム30周年を推進する為にはバンドマンの夢の実現を支援する仕組みを知ることが必要だろう。このイベントはまさに絶好の機会。現在育成中の若手から、話題の映画『日々ロック』に出演するバンド界の花形まで一同に会したコンサートを、数多くのバンドの亡霊が棲むという魔界・鶯谷にて体験できるWKTK(ワクテカ)な一夜であった。
コンサートの内容は、「読むだけで観た気になれる」と評判の某ナタリー音楽サイトにレポートされているので、ココでは「バンドをやる意味」に特化した実のある記事をお伝えしたい。
⇒ナタリーライヴレポート
●GOOD BYE APRIL
2010年に結成されてすぐに所属した若手は現在夢に向かって邁進中。音楽に対して真面目に取り組む真摯な姿勢が初々しい。飾らない語り口でスタッフへの感謝と恩返しを約束する素直さはバンドを夢見る後輩達のいいお手本。バンド界に年功序列はないが、礼儀作法は心得ておいた方が好まれる。
●ハナエ
中二病ど真ん中「みんな死ね」時代にデモテープを送ったハナエちゃん。自分の曲だと「ポップ歌手とバックバンド」なのが、心の闇にあかりを灯したバンドART-SCHOOLの木下理樹を迎えたカヴァー曲「乾いた花」では、突然ロックシンガーに変身してバンドと一体化。「みんな殺す」ことなく無事に成人式を迎えられたのは、単(ひとえ)に音楽とバンドのお陰である。
●The SALOVERS
バンド結成前の中学生の頃からお世話になっているというヴォーカルの古舘佑太郎は、この日一番の古株であることをしっかり意識した上で、バンドへの憧れと不安を歌った「バンドを始めた頃」をスタッフに捧げ、中二病からの完全脱却を証明した。人間としての成長過程に於いてバンドの有効性は注目に値する。『日々ロック』での役名「犬レイプ」こそ獣から人間への脱皮の徴(しるし)である。
●赤い公園
引きこもる程ではないが人の目を真っ直ぐ見ることが出来ない症状を「羞恥心シューゲイザー」と呼ぶ地域があるかは知らないが、シャイな小娘が、顔を上げるだけじゃなく、人気TV番組のあんぱんまんのモノマネでお茶の間にアピールできたことで、バンドの治癒力の高さが実証された。STAP細胞のように追証実験が必要なら、デビュー前の合宿で曲が出来ない地獄を体験しネガティブ女子(N女)だった津野米咲(g)が、180度転身してバンドが楽しいポジティブガール(P-GIRL)に改心した事実を研究ノートにまとめて提出すればいい。
⇒マジ?『赤い公園』の佐藤千明が日テレ「ものまねグランプリ」に出てたw
中二病
万能薬は
バンドです