A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ヤなことそっとミュート/おやすみホログラム@渋谷La.mama 2017.1.18(wed)

2017年01月20日 00時42分52秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


『Re:Re:Re:Party vol.5』
おやすみホログラム / ヤなことそっとミュート

OPEN/START 19:00/19:30
ADV/DOOR ¥2,500+2D/¥3,000+2D



1月5〜9日の5日連続ドルイベで萌え尽きたかの如く、暫くドル現場から遠ざかっていた。もちろん推しメンのことを忘れたわけではなく、SNSのTLで常に動向をキャッチしていた訳で、次の現場をどうするか鵜の目鷹の目で品定めをしていた次第。その中でひと際目を惹いたのは、82年に筆者の地下音楽ユニットOTHER ROOMで初めて出演し、それ以来何度も出演するとともにゲルニカ、EP-4、JOJO広重、渚にて、ヒカシュー、キノコホテル、アーバンギャルドなど地下ロックのライヴを観に通った渋谷道玄坂の地下倶楽部ラママでの推しアイドルの2マンライヴであった。前回訪れたのは2012年だからはや5年ぶりの来訪である。地下アイドルシーンの人気グループ二組揃い踏みだが、平日なので6-7割程度の入り。ステージが横に広いので余裕で前列で観戦できる。比較的年齢層が高いのは、老舗のライヴハウスの客筋だろうか。

●ヤなことそっとミュート


先日の新宿ロフトの最前2列目で非人道的な圧迫の中で観たヤナミューを再びほぼ最前で、しかもゆったりと余裕を持って観戦できる幸せに、推しメン観るなら平日に限ると再認識した。ステージが低く目線の高さが演者と同じなので、レスがビシバシ来る。それ以上に激しいフォーメーションダンスでステージ前まで迫る動きが多く、目の前30cmで延ばす腕と腕が交差するニアミス状態をドキドキしながら慈しんだ。新曲「Morning」を含めダイナミックなオルタナロックと伸びやかなハモリに昇天寸前。推しメンなでしこのツインテがライヴが進むに連れてだんだん乱れてゆくのが萌えポイントである。ラママの音響システムだとガレージロックっぽく響く。リバーヴのかかり具合が、82年の筆者のライヴ音源に酷似している気がした。



ヤなことそっとミュート 『Re:Re:Re:Party vol.5』 2017.1.18 渋谷La.mama


●おやすみホログラム


おやホロの音源は余り聴かないが、ライヴだと毎回楽曲の良さに惚れ惚れする。ヤナミューのギターロックとは正反対の打ち込みクラブビートだが、パフォーマンスの奔放さで強力なロックフィーリングを放つ。壊れかけのテープレコーダーズの小森氏がゾッコンなのも頷ける。振り付けのないダンスは、現場のノリにガソリンを注ぐ放火魔の如く、萌え上がる炎に昂奮するヲタ連中を煙に巻き込み窒息ならぬ満足の溜め息が、会場のあちこちで同時多発する。カナミルの暴れっぷりは70年代パンクよりも90年代オルタナの極初期を彷彿とする。グランジが誕生した頃のシアトルはこんな感じだったのだろう。



170118_01 “Re:Re:Re:Party”vol.5【おやすみホログラム】


アイドルの
共同体幻想
極まれリ

コメント
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