A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二+HIKO+T.美川+ドラびでお/LINEKRAFT+D.Maekawa/Numb+M.Sakaguchi/ASTRO+進入禁止@秋葉原Club Goodman 2019.8.17(sat)

2019年08月21日 00時40分33秒 | 灰野敬二さんのこと


<GIGA NOISE SPECIAL! レジェンド オブ ノイズ 2nd>
開場 18:30 / 開演 19:00
予約 ¥3,000/当日 ¥3,500(+1drink)

灰野敬二+HIKO+T.美川+ドラびでお
LINEKRAFT+Daisuke Maekawa(GRIM)
Numb+Masayoshi Sakaguchi+VJ M.U.//Mikudarihan Uppercut
ASTRO+進入禁止



2016年5月にスタートしたノイズ塗れの長時間イベント「GIGA NOISE」の特別編。大御所から若手まで4組のスペシャルユニットによるノイズ伝説の現在進行形を詳らかにするイベントである。そしてこの日は"King of Noise"非常階段のメンバーにしてJapanoiseの中核Incapacitantsの美川俊治の59歳の誕生日。まさにBirthday of Legend of Noise(ノイズ伝説生誕祭)でありClecbration Day(祭典の日)に相応しい奇跡のライヴとなった。

●ASTRO+進入禁止


Incapacitantsと並ぶJapanoiseの代表格C.C.C.C.で活躍した長谷川洋とフィメール・ノイジシャンRohcoによるデュオユニットASTROと、敬愛する非常階段と同じ四文字熟語のユニット名の進入禁止とのコラボレーション。空間性を活かしたスペーシーなASTROの電子音とストロングスタイルの進入禁止のハーシュノイズが二基のレーザー光線と交差する音響空間は伝説の夜の幕開けを重圧で飾った。

ASTRO+進入禁止 noise drone industrial 2019/08/17



●Numb+Masayoshi Sakaguchi+VJ M.U.//Mikudarihan Uppercut


90年代から活動するNumbとモジュラーヴィジュアルユニットBariumのMasayoshi Sakaguchi & VJ M.U.によるコラボレーション。二台のモジュラーシンセの変幻自在なインダストリアルビートとアブストラクトなヴィジュアル効果により怪奇骨董音楽箱の如き見世物小屋に変貌したライブハウスの音と光のジェットコースターに眩惑された。

●LINEKRAFT+Daisuke Maekawa(GRIM)


"自ら孤立する者のための産業社会音楽"を標榜するLINEKRAFTと伝説的インダストリアルユニットGRIMのギタリストDaisuke Maekawaのコラボ。ドラム缶メタルパーカッションとエレクトロニクスを暴力的に演奏するLINEKRAFTの肉体性と、ジャズマスターを掻きむしり轟音を発するMaekawaのロック美学がバイオニックノイズの祝祭の儀式を繰り広げ、LINEKRAFTのタトゥー塗れの裸体がステージに崩れ落ちるカタストロフを迎えた。

GRIM @ Will To Power: Electronics II, 2016.06.17(LINEKRAFTも参加したドイツのライヴ)



●灰野敬二+HIKO+T.美川+ドラびでお


ノイズやインダストリアルというジャンルが生まれる前から活動する地下ロックの重鎮・灰野敬二、日本ハードコアパンクの先駆者GAUZEのHIKO、ジャパノイズの祖・T.美川、オリジナル楽器で唯一無二の世界感をクリエイトするドラびでお。GIGA NOISE SPECIALのトリにこれほど相応しいコラボレーションはない。マシンガンのようなドラムの連打とギター×ノイズ×エレクトロニクスのサウンドの弾幕が会場全体を覆い尽くす。圧巻という他ない30分の狂騒のエンディングは「Happy Birthday, Mr. Mikawa」という灰野の祝福の言葉だった。

halno+hiko+mikawa+doravideo


アイドルの生誕イベントのように客席から届けられたバースデーケーキのロウソクを吹き消す美川の笑顔がみんなの心に幸せの火を灯した。



生誕祭
ノイズの嵐と
ケーキの甘さ

<灰野敬二 次回のライヴ>
8月23日(金)東京 成城アトリエ第Q藝術
ハイパー能「睡蓮」


白拍子パフォーマーとして知られる桜井真樹子企画のイベントに灰野敬二が出演。スイカをヒントに作られた楽器ポリゴノーラの演奏と生け花を取り入れ、「ハイパー能」としてジャンヌ・ダルクの亡霊を巡るストーリーを持つユニークなパフォーマンスを楽しめる貴重な機会。

開場:19:00
開演:19:30 (21:00 終演予定)
入場料:前売り¥3,500 当日¥4,000 

アーティスト
シテ:桜井真樹子(妖精、ジャンヌ・ダルク、龍笛)
ワキ:灰野敬二(クロード・モネ、ポリゴノーラ)
後見:加藤ひろえ(蓮、生け花)
協力:アトリエ第Q藝術、(有)生物振動研究所

ご予約・お問い合わせ
090-6034-7716, makiko_puti@mac.com(桜井)
03-6874-7739(13時-19時) q.art.seijo@gmail.com (アトリエ第Q藝術)
コメント (1)
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