A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

アンラ・コーティス/長谷川洋/中原昌也@studio gland bleu 高円寺店 2011.2.16(wed)

2011年02月18日 00時40分39秒 | 素晴らしき変態音楽
中原氏からアンラとAstro=長谷川洋氏と一緒にレコーディングするという話を聞いて、Facebookで長谷川氏に連絡を取ったところ、立会いを快諾していただいた。

この日はたまたまスケジュールが入ってなかったのでアンラからレコーディングの申し出があり、実現に至ったとのこと。現状は具体的なリリース予定は立っておらず、とりあえず録音・編集してからレーベルを探すのだという。

高円寺HIGHの近くのこじんまりした練習スタジオ。私が学生時代にバンドの練習をしていたスタジオと同じ空気が妙に懐かしい。グランドピアノが置いてあり、アンラは即座にピアノを使うことに決定。中原氏は床に座り込んで機材をセッティング。長谷川氏はギター・アンプと椅子の上にセットする。

長谷川氏が1時間のロング・セット1発でどうかという提案を伝えると、3セットくらいやりたいとアンラ。その方がセッションごとに雰囲気が変わっていいだろうと。

それだけ決めて早速レコーディング開始。アンラはコンタクト・マイクをピアノの中やスチール棚に付けて物音ノイズを、中原、長谷川両氏はエレクトロ・ノイズを奏でる。最初のトラックは30分、2番目は"少しおとなしめに"やはり30分。スタジオの終了時間が迫ってきたので最後は"ラウドに"15分のセッション。三者三様の演奏が折り重なる芳醇な時間。観客は私一人きり。世界一流のノイジシャンの共演を間近で観られて感謝感激。最高に贅沢な体験だった。

録音が終わると大急ぎで機材撤収。アンラは大きなスーツケースを持ち歩いているので大変だ。滞日中、荷物一式を持って行く先々のミュージシャンやプロモーターの家に宿泊してツアーをしている。この日は長谷川氏の家に泊まるとのこと。

打上げを兼ねてホルモン焼き居酒屋へ。アンラは魚介類は苦手だが他は何でも食べる。アルゼンチンに関する知識に乏しい我々はもっぱらアンラから現地情報を聞き出す。アルゼンチンの伝統料理は「アサド」という様々な肉のバーベキュー/レイノルズのドラマー、トマシンは最近は余り音楽活動はしていないが元気に暮らしている/ブエノスアイレスは人口1000万人の大都市でライヴハウスやクラブも多数あったが、最近大きなライヴハウスが火事になり100人を超える死者を出した事故があり、以来取り締まりが厳しくなっている/ノイズやアヴァンギャルドの音楽シーンは少数ではあるが熱心なファンに支えられて確実に存在している/アンラは2月22日生まれで今年39歳、本国では音楽学校の教師をして生計を立てている。などなど。

アンラは翌日映画美学校でワークショップをやるのだが、間に合えばClub Mission'sでの灰野さんのライヴに来て挨拶したいと言っていた。灰野さんと面識は無いが、レイノルズが不失者と比較されることが多く、興味を持っているとのこと。
アンラ・コーティス・インタビュー

アルゼンチン
遠くにありて
近き魂

3/12(土)落合SOUPにてASTRO+Hair Stylisticsのライヴがあるそうだ。これは面白いよ!


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アンラ・コーティス/ヘア・スタイリスティックス他@六本木SDLX 2011.2.15 (tue)

2011年02月17日 01時19分36秒 | 素晴らしき変態音楽
Dirty Love Night!
出演: アンラ・コーティス (from アルゼンチン / Reynols)、秋山徹次、中村としまる、ヘア・スタイリスティクス / 南米アルゼンチンの伝説的な実験音楽グループ「Reynols (レイノルズ)」の事実上の“バンマス”にして、世界中でソロ活動を展開する音楽家のアンラ・コーティスが、地球の裏側より日本へ6年ぶりにやって来る。この日繰り広げられるのは日本が世界に誇るミュージシャンたちとのダーティでとびきりの愛情に満ちたエクストリームな邂逅!(SDLX HPより)

レイノルズといえば「電子雑音」で生前の田野幸治さんがかなりプッシュしていたバンドである。ダウン症のトマシンというドラマー/ヴォーカリストがいて、その独特な風貌も手伝って一部のファンの間ではカリスマ的に評価されていた。残念ながら私は聴いたことはない。6年前の来日というのも知らなかったが、その際にボアダムズの山本精一氏&Yoshimi嬢、田端満氏&川口雅巳氏と共演、それぞれCDを制作している。

平日でもあり動員はちょっと寂しかった。カリスマとはいえやはりごく一部の間のことで、レイノルズの作品も現在入手不可能だししょうがない。その分ゆったり観れて良かった。

最初はアンラとヘア・スタイリスティックス=中原昌也氏のセッション。アンラは荷物用の台車やキャリヤー、鉄パイプなどにコンタクト・マイクを付けて叩いたり擦りつけたりして音を出し、電気的に変調させる手法で物音ノイズを奏でる。包み込むような中原氏の電子音響の心地よさとアンラのアクション・パフォーマンスのハプニング的な面白さで気分が高揚していく。30分ほどの演奏。

続いて秋山氏(g)、中村氏(electro)とアンラの共演。まっとうな即興演奏をアンラがギターでかき乱す非調和パフォーマンス。南米的とでも言えばいいのだろうか、アンラの大らかな演奏が光る30分だった。

最後に全員でセッション。アンラは弓で弦を擦ったりE-Bowでドローン音を奏でたり、長い髪を振り乱して激しく弾きまくったり、いろんなスタイルを展開。迎え撃つ日本勢もかなり気合の入った演奏を聴かせ、それぞれの音が拡散していく中に大きな流れのある秀逸な45分間のインプロヴィゼーションとなる。

アンラは演奏テクニック云々ではなく、パフォーマー(表現者)として素晴らしい。
翌日に予定されているAstro=長谷川洋氏と中原氏とのレコーディングではどういう演奏を聴かせるのだろうか。楽しみである。

レイノルズ
聴いておけば
良かったな

中原氏から41枚目になる特殊仕様のCD-Rを購入。このシリーズ、いつまで続くのだろう。








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踊る大捜査線のテーマ曲が20年前の曲にそっくりな件についての真相

2011年02月16日 00時43分30秒 | ラジオやテレビのこと
人気ドラマ『踊る大捜査線』の中で使われる印象的なイントロはみなさんご存じだろうか。曲名は『RHYTHM AND POLICE』と言い松本晃彦氏が独自に作曲したもの。実はこの曲には元の曲があるというのだ。元の曲の名前はBARCELATA CASTRO LORENZOが作曲した『El cascabel』という曲だ。2つの曲のイントロを聴いて貰えばわかるがそっくりなのがわかるはずだ。

そんな2つの曲にネット上でパクリ疑惑としての情報が流れてしまったようだ。ソース元はWikipediaとなってしまうが次のように書かれている。「原曲はBARCELATA CASTRO LORENZOが作曲作詞したメキシコのEl cascabel(日本音楽著作権協会(JASRAC)作品コード0K3-4404-1)であるが、著作権は消滅しているため、著作権使用料の観点からは独立した2つの曲として扱われる」とのことだ。

またこのWikipediaの項目だが注目が集まったここ数日にこの項目が急激に書き換わっていた形跡がある。特にこの曲に関しての箇所が多く修正、削除されており、書き換わる前の情報では「松本晃彦が独自に作曲したものであり、原曲者は存在しない」と言い切っている内容であった。その差分は今でも見ることが出来る。

下記に2つの楽曲を並べてみたので比較してみて欲しい。
(ガジェット通信)





織田裕二
これはクリソツ
パクリだろう

まあよくある話ではあるが。


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坂田明×灰野敬二@下北沢 Lady Jane 2011.2.13 (sun)

2011年02月15日 00時45分16秒 | 灰野敬二さんのこと
二元合金の効用~笑劇(ファルス)の使徒と悲劇(トラジディ)の使徒が、道すがら、シモキタの路地で袖振り会えば。(Lady Janeフライヤーより)

坂田さんと灰野さんの共演は2005年12月のキッドアイラックホール以来約5年振りとなる。フリージャズの巨匠の演奏はそれだけで素晴らしいのだが、灰野さんと交感することにより非ジャズ/非ロックの世界へワープし霊感が溢れるユニークなライヴとなる。

Lady Janeの外で開場を待っていたら、30分前になって坂田さんが到着。それからのサウンドチェックだったので、かなり押すかと思ったが、流石百戦錬磨のプロ、簡単な音合わせだけでチェック終了。時間通りの開場になった。坂田さんのファンも多く、Lady Janeは普段はアーティストの控えの場となっている奥のテーブルにも観客が座る盛況ぶり。

ほぼ定刻通りに坂田さんのサックスからライヴ開始。灰野さんはギターでアブストラクトなコードを重ねる。坂田さんは灰野さんに合わせるでもなく、自然体で伸びやかなフレーズを繰り出す。お互いに動じない強靭な意志に貫かれているが、二人の間に暖かい絆のようなものを感じた。灰野さんが哀秘謡で「さすらい」「愛しのマックス」(第1部)、「骨まで愛して」「知りたくないの」「黒い花びら」(第2部)を歌う。ギターに金属板を乗せてモーターでノイズを出したり、ビヨンビヨンと鳴るオリジナルの弦楽器やダラブッカを演奏。坂田さんはアルト・サックスとクラリネット、ベルや鈴、そしてヴォーカルも披露してくれた。さすがにハナモゲラ語ではなかったが(笑)。密かにオーネット・コールマンの「ロンリー・ウーマン」のフレーズを紛れ込ませニヤッとさせる。濃厚な2時間だった。

私は最近、阿部薫さんにはまっていてフリージャズのサックス・ソロを聴きまくっているのだが、元々阿部薫さんに見出されたという坂田さんのプレイは魂を高揚させる開かれた自由な感性に満ちており、とても感慨深かった。
坂田明HP

灰野さんが自分より年上のミュージシャンと共演することは少ないだけに、7歳年上の大先輩との共演は貴重な機会だったと思う。坂田さんのユーモラスな面がもっと発揮されても良かったか?

ジャンル超え
二つの魂
屹立す

灰野さんはついにパソコンを購入したそうだが、もっぱらamazonのオーダーに使うだけで、音楽制作やメールはしないらしい。

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踊るネコ(ネコ動画10)

2011年02月14日 00時35分32秒 | 動画の歓び
久しぶりにネコ動画。ネタは古いけど、なかなか愛嬌のあるネコ君です。


ネコダンス
アヒルもいれば
二重丸

Shall we dance?
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割礼@吉祥寺 Manda-la2 2011.2.11 (fri)

2011年02月13日 01時07分44秒 | 素晴らしき変態音楽
雪の降る夜、割礼の5時間ワンマン・ライヴ。

私は前売り券を買っていたのだが、生憎所用で千葉へ行かねばならず、開演から1時間遅れてManda-la2に着いた。階段で足を滑らせてしまい落下、腰と右足を負傷。そんな状態で、長時間スタンディングの観戦になった。

しかし割礼のゆったりしたグルーヴに身を任せていると身体の痛みなど忘れて気分が高揚し夢見心地になって行く。「Hope」「空中のチョコレート工場」「アキレス」「ネイルフラン」「ゲーペーウー」「マリブ」「ルシアル」等が第1部で、30分休憩のあと第2部は「ラヴ?」「ベッド」「海辺のあの娘」「太陽がいっぱい」「セカイノマヒル」「風」「リボンの騎士」、珍しく宍戸氏(vo.g)がMCをした「がけっぷちのモーテル」等。第2部は鎌田氏(b)と松橋氏(ds)のデュオや宍戸氏と山際氏(g)のデュオ・パートがあり飽きさせない。のべ4時間半があっという間に感じられた。

メンバーの子供たちが"パパ~"と走り回るほのぼのした雰囲気が割礼らしかった。
終演後最新CD「星を見る」にメンバーのサインを貰い、物販でCDRを3作購入しホクホクして帰路についた。

結成して30年近い彼らだが、スタンスは当初から変らず地に足の着いた地道な活動を続けている日本のロック・シーンに輝く希有なバンドである。まだ観たことのない人はビデオ映像による照明がサイケデリック感覚漂う独特のステージを体験するべきである。
割礼HP

割礼と
5時間共に
過ごす夜

次回は2/27シベールの日曜日との2マン@新宿JAM。その日はスタジオコーストでの「I'll Be Your Mirror」と重なっていて行けなくて残念。


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マンナンライフがヤケクソ? 蒟蒻畑の表記がTwitterで話題に

2011年02月12日 02時25分00秒 | インターネットの世界
喉を詰まらせ、死亡事故が起こし、行政からの指導が入ってしまったマンナンライフの『蒟蒻畑』だが、とんでもない異変がおきていると、Twitterで話題になっている。写真を見ると、確かに喉を詰まらせるなどの注意を促す表記が大きく表示されているが、その表記があまりにも酷い。もはやヤケクソではないかというコメントも出始めている。マンナンライフは本当にこんなパッケージを流通させたのか。

画像はついっぷるに投稿されている。
そして、蒟蒻畑の表記は
『小さなお子様や高齢者の方は絶対に食べないでください死にます。』
『死にます。』なんという恐ろしい勧告なのだろうか。
Twitterでも驚きの対応に様々な声が寄せられている。

Twitterのコメントでは

・クソ行政とマスコミの被害者やな
・美味しいのわかるケド こうまでして( ^ω^)・・・
・購買意欲が湧いた
・マンナン買い支え運動ktkr
・か わ い そ う す ぎ る (゜Д゜)!!
・消費者庁のアピールに付き合わされた結果がこれだよ!営業妨害としか思えん。消費者を甘やかしすぎ!

ただ、ネタばれになるが、この表記が市場に出回っているかどうかは確認できていない。
もちろん愉快犯による、コラージュの可能性もある

事実、1センチ大にする新商品を開発中とのことだ。
■こんにゃくゼリーで安全基準 業者に新商品開発要請へ - 47NEWS(よんななニュース)

とはいえ愉快犯であっても無視できない問題だ。
何もできないマンナンライフを擁護するため、作られたものだとしたら
Twitterでこれだけ広まっている以上、十分な結果を残し
消費者からの同情の票を集める起爆剤になるだろう。

おせち問題も消費者からの声が集まり、社会現象へと発展した
Twitterでのこのような活動がいつか火を吹く日がくるのかもしれない。
(秒刊SUNDAY)

死ぬ覚悟
なければ食べちゃ
いけません

蒟蒻畑食べたいね。



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甘く切ないガールズ・ロッカーの軌跡~映画「ランナウェイズ」

2011年02月11日 01時25分34秒 | 映画やDVDのこと
1970年代後半に大人気を誇ったガールズ・バンドの草分け、ザ・ランナウェイズの結成から解散までの軌跡を描いた映画「ランナウェイズ」の試写会へ行って来た。彼女達が日本で話題になった当時青春時代をすごした私にとって思い入れのあるバンドである。

当時は珍しかった全員女性、しかもティーンエイジャーのロック・バンドで、リード・ヴォーカルのシェリー・カリーのコスチュームは下着姿というセクシー路線。しかしサウンドは当時勃興してきたパンク・ロックに通じるハード・ロック。「ミュージック・ライフ」や「音楽専科」など当時の日本の音楽雑誌ではパンク・ロックのひとつとして紹介され、特に同時期にデビューしたブロンディーと比較されることが多かった。また、全裸で演奏したらしい等というスキャンダラスな噂がラジオで報じられもした。

仕掛け人はアメリカ音楽シーンで悪名高いマネージャーのキム・フォウリー。シェリーの魅力に話題性があると踏んだキムは、彼女を露骨にアピールすることでバンドを成功に導いた。映画ではマイケル・シャノンが奇人変人振りを発揮し見事な変態マネージャー像を描き出している。

突然の大成功(特に日本での)に戸惑い、家族との関係、メンバー同士の諍いなど問題が次々露呈して行き、シェリーはバンドを去ることになる。ザ・ランナウェイズ解散後ギターのジョーン・ジェットはブラックハーツを結成し「I Love Rock'n Roll」で世界的に大ヒットさせた。

映画はザ・ランナウェイズは勿論、イギー・ポップ、デヴィッド・ボウイ、スージー・クアトロ、セックス・ピストルズなどノリの良いロッケンロールが全編を貫く爽快な出来。後半バンドの崩壊シーンは少し悲しいが。ロック・ファンなら楽しめる映画である。3月公開。
ランナウェイズ公式HP

チェリー・ボム
悩殺爆弾
魅了され

ベースのジャッキー・フォックスは本人の意向なのか、別の人物に置き換えられている。



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♪このごろはやりの女の子 お尻の小さな女の子~住所不定無職/日本マドンナ

2011年02月10日 00時47分35秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
最近私はフリージャズやアヴァンギャルド・ロックにどっぷり漬かっており、本来好きだったガールズロック系を聴くことが少なくなってしまった。キノコホテル以降女の子バンドとはすっかりご無沙汰だったのである。

しかし最近巷を賑わすキュートなガールズロック・バンドに出会った。

ひとつは"住所不定無職"。昨年リリースしたデビュー・アルバム「ベイビー! キミのビートルズはボク!!!」がインディーズ・チャートでNo.1に輝き人気を博した3人組。担当楽器がそれぞれ"ギターとか"となっていて、脱力した佇まいが何とも魅力的である。今年1月にCD+DVDのフルヴォリューム・シングル「JAKAJAAAAAN!!!!!(ジャカジャーン!!!!!)」をリリースしたばかり。実は私は2009年に彼女たちのライヴを観るチャンスがあったのだが、体調不良で観に行けなかった。あの時観ていればフェイヴァリット・バンドになっていただろう。今ライヴが観たいバンドNo.1である。テレビの「めちゃイケ」のエンディングテーマにも曲が使われているし、近々ブレイク間違いないだろう。

もうひとつは"日本マドンナ"。2009年に結成されたまだ10代のトリオで、よりパンキッシュでぶっ壊れたロッケンロールを聴かせる。昨年ミニ・アルバム「卒業制作」でデビュー、今年1月に2ndミニ・アルバム「月経前症候群~PMS~」をリリース。これもインディーズ・チャートでヒット中。タイトルからも分かるように歯に衣着せず女の子の心理を赤裸々に歌うスタイルは、Theピーズの女性版とも赤痢の現代版ともいえる。彼女たちのライヴも観てみたい。かなり激しそうだからロートルの私に耐え切れるだろうか。

女の子
いつも元気に
跳ね回る

小難しい音楽に頭を抱えているのもいいけど、たまには可愛い女の子を観て弾けなきゃね!



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Merzbow/Bo Ningen/RUINS alone他@東高円寺UFO CLUB 2011.2.7 (mon)

2011年02月09日 00時35分44秒 | 素晴らしき変態音楽
「Style Band Tokyo+BO NINGEN presents Far East Electric Psychedelic」というイベント。ロンドン在住の日本人バンドBo Ningenの凱旋ライヴ企画だ。出演はガガキライズ、RUINS alone、Bo Ningen、Merzbow+Kishow。Merzbowが観たかったのだが、事前にBo Ningenのことを調べたら中々好みのバンドの模様。月曜日なので行くか行くまいか迷っていたところ、ばるぼらさんがツイッターでBo Ningenのことをツイートしていたのに刺激され行くことにした。

定時で会社を切り上げ、UFO CLUBに着いた時には最初のガガキライズが始まっていた。gとdsの変拍子ハードコア・インスト・バンド。結構アグレッシヴでイベントの幕開けにはいいかも。平日にも拘らず観客は満員に近い位入っている。20代くらいの男女が半々。

2番目は吉田達也氏のソロ・プロジェクトRUINS alone。打ち込みのサウンドに合わせて吉田氏がドラムとヴォーカルを聴かせる。久々に観たが、超複雑な変拍子をやすやすと叩きこなす吉田氏の技には舌を巻く。そういえばイタリアのアヴァンギャルド・ジャズロック・バンドAREAが来日するんだよなあ。

3番目に期待のBo Ningenが登場。全員腰までの長髪、女物のドレスにベルボトム・ジーンズにタイダイのシャツ。1970年代初期のハード・サイケ・バンドや1980年代初期の大阪のバンド、サバート・ブレイズ等を想わせる風貌はかなりキャラが立っている。イギリスでは音楽メディアから"東洋の奇跡"と評され話題になっているという。フロントマンのヴォーカル&ベーシストTaigenは亀川千代氏を髣髴させる姫カットだ。全曲日本語でハードコアなビートにへヴィなベース、2本のギターのファズを効かせたサイケデリックな絡みが野生的なアクションと共に繰り出され、とてもカッコいい。初期のゆらゆら帝国をハード&ヘヴィにした感じの妖怪ロック。日本語独特の情念的な響きが海外で評価されるのも頷ける。客も熱狂的でとてもいいライヴだった。
Bo Ningen MySpace

ラストはMerzbow+Kishow。Kishow氏はベーシスト。秋田さんはパワーブックとフィルム缶をバネで挟んだようなオリジナル楽器を演奏。大音量で容赦ないハーシュ・ノイズを展開。Bo Ningenの興奮冷めやらぬ観客に冷や水を浴びせるようなクールネスに貫かれたステージだった。でも個人的にはMerzbowはライヴよりもCDの方が好きだ。

出演者が個性的で、イベント・タイトルの"極東電撃サイケデリック"がピッタリの充実した夜だった。

ボーニンゲン
只者じゃない
気をつけろ

逆輸入で日本で話題になれば面白い。








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