A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

麗しのガールズ・ロック特集 Vol.3~70年代から80年代半ば編

2011年06月15日 00時25分27秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界

自分でものめり込んでしまうガールズ・ロック特集、今回は1970年代を中心に心ときめかしたアーティストを紹介しよう。

まずは元祖ガールズ・ロックと言えばこの人、スージー・クアトロ。レザーのパンツ・スーツに身を包み男勝りのグラム・ロックを歌う姉御。カッコいい!この「48 Crush」は80年代イギリスのガールズ・パンク・バンドGymslipsがカヴァー・シングルを出したというのは誰も知らないトリビア。



NYパンクの女帝パティ・スミス。テレヴィジョンやラモーンズとともにNYパンク・シーンを生み出したオリジネイター。現在も健在で活躍する素敵な女流詩人である。



同じくNYパンク・シーンから現れたのがブロンディー。シンガーのデボラ・ハリーはCBGBの顔としても有名だった。ディスコ・ビートを取り入れて世界的スーパーバンドになるがデビュー当時は60's風のガレージ・ロックだった。



ガールズ・パンクと言えば東のブロンディーvs西のランナウェイズと宣伝されたが、そのセンセーショナルなステージ衣装、全員ティーンエイジャーという話題で日本で大人気アイドルとなった。ヴォーカルのシェリー・カーリーのあどけなさの残るルックスと下着姿は当時の男子中高生には鼻血ブーものだった。個人的にはドラムのサンディ・ウェストがお気に入り。



1980年ロサンゼルスから登場したゴーゴーズ。シンガーのベリンダ・カーライルのいまいち垢抜けない田舎のねーちゃんといった雰囲気が逆に新鮮だった。「Our Lips Are Sealed」の邦題は「泡いっぱいの恋」。"Our"と”泡”を掛けてるのね。



同じくロサンゼルス出身のバングルスは当時一部で盛り上がった”ペイズリー・アンダーグラウンド”というネオ・サイケ・シーン出身。マドンナのレーベルと契約してから世界的ヒットを数々放った。映画「レス・ザン・ゼロ」からサイモン&ガーファンクルの「冬の散歩道」のカヴァー。



最後にお得意のマイナーものを。1984年ロサンゼルスから登場したガレージ・ロック・バンド、パンドラスのデビュー曲がYouTubeにあって興奮した。60'sガレージ・パンクのカヴァーでワイルドに迫る。カッコええ!



いつの時代も
一番華やかなのは
ガールズ・ロック

女の子のパワーにはどんな男も適わない。
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嘘つきバービー@恵比寿リキッドルーム 2011.6.12(sun)

2011年06月14日 00時15分23秒 | 素晴らしき変態音楽

佐世保出身の3ピース・バンド、嘘つきバービーの名前はいろんなところで見聞きしていたが、実際に音を聴いたりライヴを観たりする機会はなかった。1ヶ月ほど前CDレンタル・ショップでたまたまメジャー・デビュー作「ニニニニ」を手にして不思議なアートワークと曲名に惹かれて借りてきて一発でノックアウトされた次第。YouTubeで動画をチェックしてみるとおかっぱ頭の妖怪じみたベース&ヴォーカリスト、椅子に座って悶えるギタリスト、腰までの長髪で叩きまくるドラマーと3人のキャラが立っていてとてもユニーク。6月にワンマン・ライヴがあることを知り即座にセヴンイレヴンへ走りチケットを入手した。

2002年に結成された彼らは2006年にタワーレコード限定ミニ・アルバムでデビューを飾り、インディーで1枚のアルバムと数枚のミニ・アルバム/シングルをリリースしている。そのどれもが妙にシュールなヘタウマ・アートワークで飾られており、独特の世界観が貫かれている。PVも以前紹介した「ねこ子」をはじめとして一筋縄では行かない奇妙な感性が溢れており何度観ても見飽きない。

「不定期大発表会」と題されたワンマン公演は男女半々くらい、20代中心の若い観客で賑わっている。女性はおかっぱ率が高い。一癖ありそうなサブカル系のファン層である。若い元気な客に揉みくちゃにされるのを恐れて後ろの方に落ち着く。開演前のSEは童謡やアニメ主題歌。独特の雰囲気が醸し出される。開演時間になり暗転するとステージには子供の人形が座っていて、前説を行う。この人形は「不不不」というファンにはお馴染みのキャラクターらしい。そして3人が登場。ベースの岩下氏は金髪だ。ギターの千布氏はPV通りジャズマスターを手に椅子に座る。一曲目から変態的なビートを打ち出したバービー節全開だ。「ニニニニ」収録以外の曲は聴いたことがないのだが、ノリがとても良く楽しめる。激しい曲では客席前の方はモッシュの嵐だ。岩下氏のとぼけた歌と3人が爆発するインスト・パートの対比が面白い。アンコールではミッシェルガン・エレファントの「リボルバー・ジャンキーズ」をコクヨの学習ノート(笑)に書いた歌詞を見ながら演奏、さらにゆらゆら帝国の「グレープフルーツちょうだい」をカヴァー。彼らのルーツが伺える選曲だった。新人とはいえない彼らだが、これからのロックの可能性を感じさせる希望に満ちたライヴだった。
嘘つきバービーHP

嘘つきの
バービーちゃんは
面白い

Wikipediaで調べたら嘘つきバービーのジャンルは「童謡ロック」となっていた。納得。

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ネコ動画16:大きな箱とネコ

2011年06月13日 01時36分06秒 | 動画の歓び

以前も紹介したお茶目なネコちゃんmaruの動画。
今回maruは大きな箱が気になってしょうがないようです。



ネコと箱
入って出て行く
ただそれだけ

ネコの好奇心にはつくづく感心する。
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TADZIO/Hair Stylistics/渡辺琢磨etc.@渋谷O-nest 2011.6.10(fri)

2011年06月12日 00時26分39秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界

仙台出身のキュートな二人組ハードコア・バンドTADZIO(タッジオ)の1st Album Release Party。

彼らは既に渡辺琢磨氏と一緒に四国・九州でレコ発をやったが、移動が長くて大変疲れるツアーだったそうだ。でもまだこれからの新人バンド、過酷なツアーは必ず通らなきゃ行けない道なのだ。

この日は東京のレコ発。ふたりが好きな久土'N'茶谷をはじめ、中原昌也氏(Hair Stylistics)、渡辺琢磨氏のスペシャル・ユニット=タッグマッチ!ファックオフ!などが登場。ホールの上の階のラウンジでもL?K?O?のDJやコンピューマのユニットの演奏などが行われていたようだ。

一発目はタッグマッチ!ファックオフ!(渡辺琢磨+牧野琢磨+須藤俊明+弘中聡)。渡辺氏の奔放なピアノ・プレイと強力なビートが名前通り激しくタッグする変態プログレ・ジャズを展開。湯浅湾のギタリストの牧野氏のサイケデリックなプレイも良かった。



続いて久土'N'茶谷。ドラムとアコギで往年のフォークナンバーを爆音でカヴァーするユニットだ。山本久土氏は最近腕を骨折したそうで、回復して一発目のライヴ。テクニシャンの二人の技が交錯するステージはパンク魂が籠っている。



中原昌也氏(Hair Stylistics)。前回のUFO Clubとほぼ同じセッティング。最初はPAだけから音を出して油断させておいて途中から後ろに並ぶ2台のアンプから耳をつんざく爆音の応酬。最近とみにハーシュ・ノイズへの接近が見られる中原氏、私生活の充実ぶり(秘)が伺える演奏だった。



次にいきなり派手な衣装を着た男性が登場し、何と沢田研二の口パクものまねショーが始まる。これには観客も大喜び。リリース・パーティーならではの粋な演出と言ったところか。このショーで客席がリラックスしてTADZIOを迎える準備ができたことは確か。

いよいよTADZIOのリーダー(vo,g)、部長(ds,vo)の登場。部長はセミロングだった髪をショートカットにしてボーイッシュにイメージチェンジ。リーダーは髪をツインテールにしている。カッワイ~! 二人ともショートパンツに物販の手作りTシャツLサイズを着ているので生足が拝めて嬉しい。いつものようにふたり向き合っての演奏だが、ツアーを重ねて来ただけあって堂々としたステージ。Tシャツのネックをカットしてあるので、演奏が進むと肩がはだけて来て、それがセクシー過ぎて演奏に集中できない(苦笑)。某ネット・インタビューで「ファンにおじさんが多いんです」と語っていた二人だが、このおじさん殺しの演出(?)は反則技。やっぱりヴィジュアルは大切だなあと実感した次第。キュートなルックスはもっと露出されても良い。ゲストにGroupのKen-G(sax)を迎えたアンコールが終わって23:30。二人の魅力にメロメロになった夜だった。



リーダーと
部長が贈る
ラヴ爆弾

男性ファンが8割と多かったが、女性ファンが増えたらもっといいのにね。P-Vineさん女性向けの宣伝よろしくお願いします。


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ドラえもん :ジャイアンが久々の新曲を発表 自慢の歌で女の子を励ます

2011年06月11日 01時10分27秒 | ラジオやテレビのこと

アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)のジャイアンこと剛田武が10日放送のエピソード「新曲発表!ジャイアンにボエボエ?」の中で新曲「ジャイアンにボエボエ」を披露した。新曲は22日発売のCD「ドラえもん ツイン★ベスト」に収録される。

“日本一有名なガキ大将”のジャイアンの趣味は歌。個性的かつ破壊的な歌声で、これまで多くの人を病院送りにしてきたが、本人は“ゲージュツ的”であると信じて疑わず、強引にリサイタルを開いては「ボエー!」という強烈な歌声で野比のび太ら登場人物を苦しめてきた。一方、「映画ドラえもん のび太の魔界大冒険」「映画ドラえもん  のび太の南海大冒険」では、歌で敵を倒したこともある。

「新曲発表!ジャイアンにボエボエ?」は、ジャイアンの誕生日6月15日を記念したスペシャルストーリーで、ジャイアンの歌に魅了されファンクラブを作ってしまった隣町の女の子・たか子を中心に物語が展開する。走り高跳びの有望選手のたか子は、緊張のあまり大会で失敗した過去があり、次の大会でうまく跳べないのではないかと不安を抱いていた。ジャイアンは、彼女を励ますために自分も何かに挑戦することを決意。ラジオの有名オーディション番組に出演すると言い出すが……というストーリー。ジャイアンは、たか子のために新曲を制作する。
(毎日新聞デジタル)

ジャイアンと
メルツバウが
共演したら

ジャイアンってホントにいい奴だね。
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アート・リンゼイ+大友良英@渋谷duo music exchange 2011.6.8(wed)

2011年06月10日 00時27分13秒 | 素晴らしき変態音楽

この3ヶ月間ぐらいジェームス・チャンスやDNA、リディア・ランチなどNo New York系の作品にどっぷりハマっていた私にとって、今回のアート・リンゼイの来日は全く偶然ながらもある意味必然的な出会いだったの様な気がする。

アート・リンゼイといえばラウンジ・リザーズの印象が強い。スタイリッシュなジョン・ルーリーのフェイク・ジャズをガギグゲゴとギターで撹乱していたのがアート。チューニング無視の12弦ギターを掻き毟る破壊力には同時期に聴いたジェームス・ブラッド・ウルマーやソニー・シャーロックと並ぶ異能ギタリストの真髄を見た。その後結成したアンビシャス・ラヴァーズまでは追っていたのだが、それ以降彼の活動から目を離していた間にボサノヴァ系ブラジル音楽の世界でお洒落ミュージシャンとして人気アーティストの仲間入りを果たした。日本でも坂本龍一やコーネリアスと共演し広く知られる存在となった。日本のレコード会社は何とエイベックスである。

今回の来日の経緯は分からないが、相対性理論のライヴにゲスト参加したらしいので、そっちがメインだったのかもしれない。しかしファンにとってはソロ公演こそ待ち望まれたものである。しかも共演者が大友良英となると、ジャズ/ノイズ/インプロ系の演奏が大いに期待できる。会場には珍しく椅子が並べられているが立ち見も出る超満員。そのうちどのくらいの人がDNAのアート・リンゼイを知っているか分からないが。

まずはアートのソロ。何処のメーカーなのか青い独特の形をした12弦ギターをスーツを着て構える長身の立ち姿は昔のイメージそのまま。例によってチューニングされていない「ガ行」のギターをときに激しく掻き毟り、時にピッチシフターでギュイーンと喚かせながらも、きちんとしたメロディーのある曲を飄々とした声で歌う。醸し出す狂気はDNA時代と全く変わっておらず嬉しくなってしまう。「オハヨー」「アンプの近くの人うるさくてゴメンナサイ」と日本語交じりでMCし会場を和ませる。アートのユーモラスで暖かい人柄の滲み出る演奏だった。


休憩の後、大友さんとのデュオ。大友さんは椅子に座ってSGを弾く。ジャズのコード・ブログレッションを活かしたプレイの美しいボサノヴァ・チューンで油断させておいて、間奏では激烈なノイズ・ギターが鬩ぎ合うインプロが全開。かと思うと再びボサノヴァへと戻る。その流れがスリリングで目を離せない。初共演だというがとてもそうは思えない阿吽の呼吸。「アートが歌うからお前も歌えと楽屋で言われたから」と大友さんが照れながら40年前のフォークソング、加川良の「教訓1」を歌う一幕も。なかなか歌もいけますね。ジャズ~ロック~ノイズと技を使い分ける器用な大友さんと「ガ行」痙攣ギター・ワンパターンのアートの対比が鮮やかで、ギター2本でも素晴らしいダイナミズムを味わえた。アンコールに2度も応えてくれ、アートも相当嬉しかったに違いない。

No New York魂
未だに生きてる
リンゼイさん

同じ狂気のノン・チューニング・ギタリスト、ジャド・フェア(ハーフ・ジャパニーズ)との共演を観てみたいものだ。

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NYパンクの女帝ブリジット・ウェスト~Brijitte West & the Desperate Hopefuls

2011年06月09日 01時16分18秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界

3年半前にブログに書いた1990年代半ばに活動したニューヨーク出身のパンク・バンド、NYルースの紅一点のヴォーカリスト/ギタリスト、ブリジット・ウェストが新たなバンドを結成しアルバムをリリースした。

現在はロンドン在住のブリジット嬢はロッケンロールへの情熱を捨てはせず、NYルースの解散から10数年たって若いイケメンのメンバーをバックに再びコケティッシュなヴォーカルを聴かせてくれる。もうアラフォー世代の彼女だがジャケット写真ではバスタブに身を横たえ艶かしく危うい香りを漂わせている。収録曲もNYルース時代と変わらぬストレートでポップなパンク・ロックでとてもナスティーで猥雑な雰囲気がひたすらカッコいい。10曲で30分。ロッケンロールの基本である。15年前の勢いをそのままに疾走するサウンドはまさに女性版イギー・ポップといったイメージだ。1990年代当時はグランジ一色のロック・シーンで過小評価されたブリジット嬢の魅力は時代が変わっても決して色褪せることはない。痛快極まりない一撃。
Brijitte West HP

ブリジット
心の底から
ロッケンロール!

ぜひライヴを観てみたい!

最新ライヴ動画:



NYルースのPV:


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石橋英子@NHKみんなの広場 ふれあいホール 2011.6.6(mon)

2011年06月08日 00時15分02秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界

NHK-FM「ライブビート」の公開収録が当たった。4月の渋谷WWW出演のバンド=ジム・オルーク(g)、須藤俊明(b)、山本達久(ds)にヴァイオリンの波多野敦子さんが加わった編成。
ふれあいホールはさすがNHKといえる立派な会場で座り心地のいい椅子でゆっくりライヴを楽しめる。

NHKの公開収録に初めて参加したのは高校生の時、TV「レッツ・ゴー・ヤング」だった。NHKホールへの道の両側に大勢の女性が群がって「チケット売ってください」と泣き叫んでおり、一体誰のファンかな、郷ひろみかなぁ、などと思っていたら、なんと初来日のジャパンが出演したのだった。日本の歌手の時にはおとなしく聴いていた少女たちが、ジャパンが登場すると共に一斉に立ち上がりギャ~ッと絶叫する凄まじい熱狂振り。私たちは完全に圧倒されてしまった。あれほど女の子を熱狂させたバンドはジャパンが最後だったのじゃないだろうか。とにかく演奏も何もあったものじゃなかった。

さて今回の石橋英子嬢は全く違った穏やかな曲調と呟くような儚いヴォーカルが夢見心地にさせてくれる。バンドの演奏もツボを心得ていて大人のためのポップ・ソング。最初のMCで石橋嬢が「バンド名は石橋英子と死んでしまった人たちです。ジョン・ボーナムさん、ジャコ・パストリアスさん、デレク・ベイリーさん、ストラトヴァリウスさん」とメンバー紹介したのには笑った。新曲を交えて1時間20分のステージ。素晴らしいライヴを無料で楽しめたのはとっても貴重な経験だった。

NHK
公開収録
お得です

放送は6月26日(日)23:00~24:00 NHK-FM。

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The Salovers(サラバーズ)@渋谷WWW 2011.6.5(sun)

2011年06月07日 00時30分01秒 | ロッケンロール万歳!
この日曜日は女子高生のKちゃんに付き合って原宿~渋谷とデート。


まずは原宿のBEAMS recordsへ。ここはアパレル・ブランドBEAMSのセレクト・ショップで、ボサノバやクラブ・ジャズ、ドゥワップ、スイング、SSWなど新旧問わずBEAMSのイメージで選んだ一癖あるお洒落なCDが販売されている。カセットをコンピューターでデジタル化できるTape Expressなるテープレコーダーを発見。家に死蔵している500本のカセット・テープを活かすことに夢を馳せたが、このレコーダー、amazonのレビューを見ると賛否両論なので購入は保留する。その代わりエゴ・ラッピン推薦のKitty Daisy & Lewisという3兄弟のCDを購入。ロックンロールからスカ、ジャンプブルースが混じりあった、フレッシュでモダンなサウンドが中々いい。何と母親はThe Raincoatsのメンバーとのこと。BEAMS recordsオリジナル特典のライヴ・カセットをGet。


渋谷へ移動しWWWで若手ギター・ロック・バンド、The Salovers(サラバーズ)のレコ発。平均年齢19歳だけあり、観客も同年代の若者ばかり。私はもしかして最年長?

サポートにシェイクシェイクグループという4人組+1が登場、アメリカン・ルーツ・ロックを想わせるアーシーなサウンドで会場を暖める。40分ほどのステージ。

いつの間にかWWWはかなりの満員。私たちは上段の手すりの位置を確保できゆったり観られた。OKAMOTO'S、小林太郎、ガリレオガリレイ、黒猫チェルシーなどこの世代からも多くのバンドが次々に世に輩出されているが、The Saloversはその中でも勢いと可能性に満ち、頭ひとつ抜き出た注目の存在である。2本のギターが炸裂する激しいサウンドの中にヴォーカルの等身大の歌詞が良く聴き取れるしっかりしたメロディーが光る。今時の10代の感性は私には良く分からないが、自分がもし同世代だったら大いに共感すると思う。サイモン&ガーファンクルのライヴ盤を聴いていたらポール・サイモンがMCで「サラバーズ・イズ・グッド」と言ってる様に聴こえたよ、というようなMCも新鮮でいい。新世代のロックの息吹を感じたライヴだった。観客が若くてノリ方を知らないのか妙におとなしかったのも面白かった。

サラバーズ
知らなかったら
チェックしな

Kちゃんはライヴには満足したものの初めての大音量のロックの耳鳴りに悩まされている。


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キノコホテル@新宿ロフト 2011.6.4(sat)

2011年06月06日 00時19分56秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界

「サロン・ド・キノコ~恍惚の逃避行・新宿編」新宿ロフト2デイズの第一夜。
整理番号5番という良番だったので、一段高くなった柵のところを確保できた。最近人気の上昇とともにステージ前はモッシュの嵐でキツくなったので後ろの方からステージ全体を俯瞰するようにしている。

ロフトは満員で殆どが男性客。キノコホテルが女性限定のライヴを行う気持ちもよくわかる。
開演時間になるとステージ前のスクリーンに「もえつきたいの」「真夜中のエンジェルベイビー」「非情なる夜明け」のPV+『マリアンヌの恍惚』の告知ビデオを流し気を持たせる。やっと幕が開くと客が一斉にステージ前に押し寄せるが、支配人抜きのインストをしばらく演奏してまだ待たせる。観客の期待が頂点に達したところで支配人がムチを手に登場。一気にキノコホテル・ワールドが爆発する。『マリアンヌの恍惚』の曲を中心に定番の「真っ赤なゼリー」や「キノコホテル唱歌」「静かな森で」などからなるセトリ。MCでは支配人用のセトリがステージに用意してない不手際への不満や、札幌での実演会の熱狂の模様、そして社運をかけて8月に渋谷クアトロ・ワンマン実演会に挑むことが発表される。アンコールでは支配人は金髪の看守姿(PV参照)で現れた。ますます規模を広げるキノコホテル。毎回何かしらの驚きを伝えてくれる。物販ではクアトロの先行チケットや2種類のTシャツなどが販売され長い列ができていた。


私は行かなかったが第二夜ではアンコールで映画「ゴジラ対ヘドラ」のテーマ曲「返せ太陽を」や最近やらないレアなナンバーも演奏したという。やはりキノコホテルの実演会は聴き逃せないな。

Set List
01. オープニングの曲~キノコホテル唱歌II
02. ネオンの泪
03. 愛人共犯世界
04. 真夜中のエンジェルベイビー
05. 謎の女B
06. 砂漠
07. 荒野へ
08. 白い部屋
09. 還らざる海
10. 風景
11. 非情なる夜明け
12. キノコノトリコ
13. #84
14. 真っ赤なゼリー
15. キノコホテル唱歌
<アンコール>
16. 静かな森で
17. もえつきたいの
18. 人魚の恋

ニョキニョキと
成長して行く
キノコ達

8月の実演会は灰野さんやヘアスタのスケジュールが分かるまで保留にしておくつもりだ。でも売り切れちゃったらどうしよう。


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