A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

灰野敬二×太田惠資×U-zhaan@六本木SuperDeluxe 2014.6.18(wed)

2014年06月20日 00時24分52秒 | 灰野敬二さんのこと


3.11後の世界,音楽の虹の橋「天竺箔」
灰野敬二 × 太田惠資 × U-zhaan


灰野敬二が「いつでも一緒に演りたい人」「彼は(所謂インプロでの演奏に於いて)相手が出した音に反応して絡むというようなことは充分にわかった上で、“その次のこと”を演ってくる」と語るヴァイオリン奏者・太田惠資との約2年半振りとなる共演に、両者ともに初顔合わせとなる実力派タブラ奏者・ユザーンが加わり、未知の音楽を顕わし奏でます。是非体験しにいらしてください。



灰野敬二と太田惠資の初共演は2003年4月16日大泉学園in Fだった。JAZZ&地酒と称するキャパ10数人程度の気の置けない小さな店で、灰野が都内に住んでいた頃は二月に一度くらい出演していた。ジャズ・即興のユニークな組み合わせが売り。初顔合わせのその日は、最初は緊張感があったが、徐々に心が通い合い、太田のメガホンやおもちゃを駆使したパフォーマンスに笑いも起こる楽しい共演になった。まだ灰野のライヴに通いだして1年ほどだったが、いつもの灰野のピーンと張った空気を、太田が掻き混ぜる演奏がとても新鮮だった。終演後に外の階段で、煙草を吸う太田と、煙が届かない上階で寛ぐ灰野に、「ぜひレギュラーで活動してください」と興奮気味に話しかけたことを覚えている。その気持ちが通じたのか、灰野と太田は何度も共演するようになった。

ユザーンの演奏は、フェスティバルFUKUSHIMAやJAZZ ART仙川などで何度か観たが、印象に残っているのは5年前の中原昌也とのセッション。インド音楽の伝統を踏まえた上で新たな方向性を持つタブラがノイズや電子音と親和性が高いことに驚いた。アコースティック感覚のセッションを時折行う灰野や太田と共演歴がないとは意外だったが、何かしら縁がないと出会いというものは起こり得ないのも確か。今回縁結びをした「3.11後の世界,音楽の虹の橋」の企画者の慧眼に敬意を表したい。


(写真の撮影・掲載については主催者の許可を得ています。以下同)

椅子席がちょうど埋まった客席を見渡すと、いつになく女性が多いのに気がついた。おしゃれタウン六本木ということを差し引いても普段の灰野や太田のライヴでは見ない客層だから、ユザーンギャルなのだろうか?休憩時間に女子トイレに列ができる状況は、スーデラではあまり経験したことがない。

前半は3パターンの組み合わせを変えたデュオ演奏。

太田×ユザーン:宇宙人がチュニジアかモロッコの街角でセッションしているようなヴァイオリンとタブラのエキゾチックな演奏。



ユザーン×灰野:灰野のシュルティボックスのドローンに乗せた大らかな歌をタブラの反復リズムが鼓動させる。後半は灰野がアタックの強いタラブッカを叩き、ユザーンのミニマルなタブラと好対照を成し、異能グルーヴの魔法の絨毯で連れ去られるような瞑想感があった。



灰野×太田:エレクトリック・ギターとヴァイオリンの火の出るような爆音デュオ。この日は全体的にアコースティックだと思っていたので、想定外の重低音の地響きに背筋がゾクゾクした。



後半はトリオ演奏。

灰野はパーカッション、笛、ブルガリなど楽器を持ち替え、音量的には比較的穏やかな演奏。それだけに英語と日本語の両方を使い分けた歌が全面に聴こえる。ユザーンとピッタリ息が合ったようなグルーヴを産み出し、その上を太田のヴァイオリンが縦横無尽に駆け巡る。場面展開も見事に移り変わり、まるで示し合わせたかのような展開。タブラからは信じられないほど多彩な音色が溢れ出す。1時間に亘り一篇の組曲のようなドラマティックな演奏に酔った。イベントタイトル通り「天竺」に遊んだ夜だった。




エスノとは
呼びたくないね
タブラビート


<灰野敬二Live Schedule>
2014.6.28(土) 六本木Super Deluxe
MERZBOW+石橋 / 灰野+O'ROURKE
メルツバウ + 石橋英子 デュオ/灰野敬二 + ジム・オルーク デュオ


2014.7.4(金) 秋葉原Club Goodman
doravideo presents<頂上決戦!>
灰野敬二/JOJO広重/doravideo


2014.7.12(土) KATA + Time Out Cafe & Diner [LIQUIDROOM 2F]
mu h – double helix – release party
[GUEST]灰野敬二 (EXPERIMENTAL MIXTURE)他



2014.7.20 (日) 六本木SuperDeluxe
HARDY SOUL + 湯浅湾
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COLD WAVE:冷たい時代のロック~井上陽水/ディス・ヒート/ジョン・レノン/スジバンetc.

2014年06月19日 01時34分04秒 | 妄想狂の独り言


先日スーパーデラックスで秋山徹次&キャル・ライアルのクールなギターデュオを観ているときに頭に浮かんだ「COLD WAVE」という言葉を掘り下げてみようと、検索サイトをググったところ、1977年に英SOUNDS紙がクラフトワークの『ヨーロッパ特急』にディスクデビューで初めて使った言葉だと判明した。その後「機械のように冷たい(COLD)と同時に情熱的」なスージー&ザ・バンシーズの記事で「70年代から80年代へ突入する寒波(COLD WAVE)の咆哮を聴け」と主張。さらにジョイ・ディヴィジョンも「COLD WAVE」と表現された。此の言葉はヨーロッパへ飛び火して、80年代フランスやベルギーのポストパンクを表すことになった。



筆者の思い描いた「コールド・ウェイヴ」とは若干異なるが、「COLD」という形容詞は21世紀音楽に於いては、ある種キーワードだと感じる。冷たい音楽の氷山の一角をご紹介。

●氷の世界/井上陽水


冷たいといえば氷。さっそく氷の音楽をググったところ出てきたのは、井上陽水の『氷の世界』だった。40年前にリリースされたこのアルバムは日本初のミリオンセラーアルバムであり日本のポップスの金字塔。陽水の曲は散々カラオケで歌ってきたくせに、実はオリジナルヴァージョンを聴くのはほぼ初めてという為体(ていたらく)。思ってたよりずっとロックっぽい、25歳の陽水の冷徹な歌の記録に頭を垂れた。




●Out Of Cold Storage/This Heat


カンタベリーロックのひとつクワイエット・サンのドラマームのチャールズ・ヘイワードが、1976年にチャールズ・ブレンとギャレス・ウィリアムズと結成したのがディス・ヒート。彼らの1stアルバムの日本盤LPの帯には「アイス世代の代表格」と書かれていた。2006年発売の『冷凍保存庫の中から』と題された本作は、ディス・ヒートの結成30周年を記念したコンプリート・ボックス・セット。オフィシャル・リリースのアルバム5枚に加え、未発表音源を収録したボーナス・ディスクとオリジナル・ブックレットを追加。




●Cold Turkey/John Lennon & Plastic Ono Band


コールド・ターキー(Cold Turkey、邦題:冷たい七面鳥)は1969年にジョン・レノン率いるプラスティック・オノ・バンドの第2弾シングルとして発表した曲。タイトルは直訳すれば邦題通り「冷たい七面鳥」という意味であるが、スラングでは「(ヘロインなど薬物中毒の)禁断症状」 といった意味合いになる。ジョンはこの曲をビートルズの曲として発表しようと考え、他のメンバーに提案したが「冗談じゃない」と反対され、結局プラスティック・オノ・バンドの曲として発表せざるを得なかった。楽曲が発表された際に「ドラッグ・ソングであること」を理由にBBCなど英米の放送局で放送禁止指定を受けてしまった。しかし、そうした放送禁止指定を受けながらも本作は英米のチャートで最高14位に入るヒット作品となった。筆者の好みは『サムタイムズ・イン・ニューヨーク・シティ』のエリック・クラプトンやジョージ・ハリスン入りのライヴ・ヴァージョン。




●Cold Blood/Cold Blood


60年代末サンフランシスコ出身のバンドの中では珍しくサイケデリアではないバンド。R&B、ブルース、ロック、ジャズの要素が混在したファンキーなサウンドは、ビル・グラハムのお気に入りで、フィルモアの常連バンドだった。1969年のデビュー作は、ソウルフルでチャーミングなリディア・ペンスのヴォーカルによるロックな魅力に溢れた1枚。バンド名の元ネタは恐らく1965年にトゥルーマン・カポーティが発表したノンフィクションミステリー小説『冷血(In Cold Blood)』と思われる(未確認)。



時至り
音楽界に
寒波来る

●Cold Wave/Cold Wave


2010年デトロイトからデビューした4人組インディーバンド。飲み友達がジャムった自称「相棒ロック」。シューゲイズっぽいサウンドは悪くない。


試聴ページ
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女子力アップ!フラゲ祭り~オブ・ワンダー/サイサイ/バニビ/9nine/パスピエ/アーバンギャルド

2014年06月18日 00時24分56秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


梅雨の雨が一段落した快晴の日、二日前に800人の警官に包囲された噂の交差点を抜け徒歩数分、東洋一のCDショップに足を踏み入れる。店内は明日の発売日を待てずフライングゲットしようと彷徨う男女で活気づいている。ハイタッチついでにボディタッチ(痴漢)する輩も少なくなかったという敗戦の日より、今日の方が彼らは健気に見える。目に入るのは出来立てほやほやの色とりどりのディスプレイに囲まれ、私を買ってと訴えかける魅惑的な女子CD群。迷わずフラゲして女子力アップを目指そう。採点付きで紹介記事アップ。

xxx of WONDER(オブ・ワンダー)
 

アート、ミュージック、ファッションなどさまざまなジャンルに渡る新しい「ガールズ・ポップ・カルチャー」を渋谷から世界に発信するプロジェクト「SHIBUYA GIRLS POP」を拠点に渋谷ガール系クリエイターにより結成されたスペシャルユニットxxx of WONDER(オブ・ワンダー)の1stミニアルバム『WONDER of WONDER(不思議の不思議)』。マジカルゆるふわヴォイスで魅了する南波志帆ちゃんに胸キュンだが、顔出しNGの作詞作曲家フレネシの存在が気に罹る。ジャケを含めて乙女パワーにビリビリ感電。女子力70点、乙女力100点。




Silent Siren
 

もはや読モというよりバンギャと呼ぶべきはぴるん4人組の新曲はその名も「幸運女子(ラッキーガール)」。アイドルブームに惑わされずにバンド一筋を貫いた甲斐があり、2015年1月日本武道館でのワンマンライブが決定。すぃーぽッ!すぃーぽッ!と笑顔で唄うサイサイは、SCANDALの正統な後継者として、甘ポップロック道を極めて欲しい、というのがドルヲタ化により戦列離脱した筆者からの最後のお願い。女子力100点、運命力77点。




バニラビーンズ
 

4月に10thシングル「ワタシ・・・不幸グセ」をリリースしたばかりの北欧の風のオシャレ系アイドル、バニラビーズが早くも11thシングル「きっといい場所(フチ)」をリリース。カプセルトイ(がちゃがちゃ)で大ヒットした「コップのフチ子」の公式ソングとのことだが、正直フチ子のことは何も知らなかった。名前の通りコップのフチに座ったりぶら下がったりするおもちゃで、リアルフチ子を演じたバニビのMVを観れば分かり易い。女子力75点、崖っぷち力96点。




9nine
 

モデル、歌手、女優、タレント、声優からなる5人組パフォーマンスガールズユニット。2005年に9人組でデビューしたのが名前の由来と思ったら、10が完璧とすると"9"のみんなが集まることで10に近づけるように頑張ろう、完璧じゃないが目標を持った者が集まり完璧なもの、ひとつのものを目指すという意味を込めて付けられたという。歌とダンスの“クオリティーの高いライブパフォーマンス”で定評があり、8月21日に日本武道館公演を控えている。3rdアルバム『MAGI9 PLAYLAND』からのMVはDance Shotバージョン3曲。女子力66点、踊ってみた力92点。




パスピエ
 

印象派作曲家ドビュッシーに由来する新世代女子ロックバンド、パスピエの2ndアルバムは『幕の内ISM』。『わたし開花したわ』『ONOMIMONO』『演出家出演』という一連の山本山パターンを脱し、椎名林檎っぽいタイトルに変化。初回限定盤DVDのライヴ映像はバンド史上初の試み。顔出しを嫌うバンドだが、アニメMVの一部で晒している。にも拘らずミステリアスな雰囲気が色濃く漂う。大胡田なつきは浜崎容子にちょっと似てる?女子力25点、不思議ちゃん力77点。




アーバンギャルド
 

遂に出ます!前衛都市の6thアルバム『鬱くしい国』。メンバーチェンジ、レーベル移籍を経た新生アーバンサウンドは、憑き物が落ちたように突き抜けた明快ポップテロリズム。心中、腹切り、ロリータ、ジサツ、戦争、R.I.P.といったアーバン用語が散りばめられた歌の世界では、今まで以上にコンビニエント且つエニグマティックに言葉が格闘している。テクノポップ、ロック、パンク、ヒップホップに加え、AOR、アイドル歌謡、プログレ、シャンソン江と幅を広げたサウンドスペクタクルは、もはや収拾がつかない天才ぶりの証明。女子力というより少女性を一貫して描く彼らの世界は、「夜想」アーバンギャルド特集号で解明されるのだろうか?女子力30点、少(処)女力99点。
アーバンギャルド「鬱くしい国」浜崎容子・松永天馬インタビュー(Zigg)




鬱り気な
鬱向き女子は
鬱陶しくも
鬱くしい

BABYMETAL
 

フラゲ女子祭り真っ最中に超ビッグニュースが飛び込んできた。世界的怪物女子No.1レディー・ガガがアメリカツアーのサポートアクトにBABYMETALを緊急召集、7月30日から「LADY GAGA'S artRAVE: the ARTPOP ball」USツアー5公演でサポートアクトを務める。直前の7月27日にハリウッドにある老舗シアターThe Fonda Theatreでのワンマンライブも決定。女子力55点、天晴度120点。
ベビーメタルがレディーメタルに変身するとき、メタルモンスターが生れる!
BABYMETAL、レディー・ガガ米国ツアー参加&ワンマンも(ナタリー)

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Aidan Baker/グンジョーガクレヨン/group A/秋山徹次+Cal Lyall@SDLX 2014.6.15(sun)

2014年06月17日 00時25分13秒 | 素晴らしき変態音楽


Aidan Baker LIVE IN JAPAN 2014

Live:Aidan Baker/グンジョーガクレヨン/group A/秋山徹次 + Cal Lyall
DJ:Evil Penguin

アンビエント・ドゥームの旗手NadjaのAidan Baker、2年ぶり来日公演



灰野敬二とのNAZORANAIに参加するスティーヴン・オマリーのバンドSunn O)))や先日来日したEarthと並ぶドゥーム・メタルの極北NADJAの再来日ツアーが6月20日から始まるのに先立って中心メンバーのエイダン・ベイカーのソロ・ライヴが企画された。といっても、NADJAやエイダンのことを知っていた訳ではない。グンジョーガクレヨンの組原正からスーデラ出演の知らせを受けて「是が非でも観なければ」と駆けつけた次第。実は一昨年、組原と知り合ったばかりの頃に、グンジョーとして精力的にライヴをしたいとの意向を受けて、スーパーデラックスのブッキング担当者に紹介メールを送ったことがあるのだ。その時は梨の礫だったが、2年経って初出演が適うとは誠に目出たい。非常階段と同じく結成35周年を迎えた鬼才前衛バンドへの注目が高まってきた。対バンもとても興味深い優良企画。

秋山徹次Cal Lyall

(写真の撮影・掲載については出演者の許可を得ています。以下同)

日本の即興ギタリストの中でストイックさにかけては右に出るものがいないと筆者が断じる秋山徹次と、スーデラや落合Soup界隈の外国人ミュージシャンの顔役キャル・ライアルのデュオ。秋山の演奏を観る度に、前回どんなプレイをしたのか思い出せなくなるという不可思議な感覚に襲われる。デジャヴ(既視感)の正反対のジャメブ(未視感)または非視感とでも言えばいいのだろうか。それだけ抽象度が高い証拠だろうし、デレク・ベイリーの言う「ノンイディオマティック」に即しているのかもしれない。秋山に比べればキャルのプレイは「音楽」の残滓が感じられるが、二人が同時に音を出すことで、音楽vs非音楽/即物的vs概念的/ノイズvsサイレンスの境界は曖昧になり、冷徹な音空間が聴き手の心の温度を3~5℃低くする。語り合いでも独り言でもない両者の軽やかな音の解放を観ながら「COLD WAVE/Ice Age Improvisation(氷河期即興)」という造語を思い付いた。



グンジョーガクレヨン


以前グンジョーガクレヨンのことを「セルフコンテインド」即興バンドと呼んだことがある。Self Containedとは「自己充足の」という意味で、他者の助けが無くとも自分(たち)だけで生きる(活動する)ことが出来る存在ということ。また、「打ち解けない」「無口な」という意味もあり、外部のミュージシャンと交流せずにバンド内の結束を固めてきたかつてのグンジョーのスタンスに合致するように思う。しかし、現在の彼らは完全に開かれて、外へ向かうベクトルが著しく増大している。そのエネルギーは最近活動のベースにする阿佐ヶ谷Yellow Visionや八丁堀七針クラスの小さな小屋ではこんがらがって渦を巻くカオス状態に陥るが、スーデラの広い空間だと、遮るもの無く拡散し、聴き手の知覚を気持ちよく刺激する。ビリー・ホリデイへのオマージュのような組原の異形もヌケのいい解放的な演奏により浄化された美を生み出す。前田がベース弦を掻きむしり、宮川が敵討ちのようにスティックを打ち付ける。その類い稀な密度とスケール感は間もなくスーパーデラックスでも手狭になるかもしれない。



group A


2012年結成、Tommi Tokyo (vocal/synthesizer/ beat)とSayaka Botanic (violin/keyboard)んp二人からなる女子アヴァンギャルドユニット。Sayakaは灰野敬二の海外ライヴのオーガナイズのサポートもしている。三度笠に白いニッカーズに上半身は裸に白のペイントというコスチュームはダダイスティックなコンセプトがある。壁面に映像を映写してトータルアート空間を生み出す。トライバルなテクノイズに電気変調したヴァイオリン。音の感触は80年代インダストリアル風味たっぷりで、女性らしいバイオニックな官能性をアピールする。蟲が増殖する映像に舞う二人の姿には原始的な表現欲求が満ちていた。



Aidan Baker


「ドゥーム(Doom)」とは「運命,破滅,滅亡,死」という意味で、ドゥーム・メタルは、初期ブラック・サバスの「終末」やオカルトといった世界観と重々しく遅いサウンドを継承したバンド群を指す。海外で高い人気を誇るBORISもDoomと呼ばれることが多い。時にリズムレスで徹底的にダウナーな重低音ノイズが「メタル」と語られるのは日本人には違和感があるが、海外でのへヴィメタルのシーンは、日本のヘビメタとは全く別の文脈で発展しており、極めて先鋭的だという。その中心メンバーのソロ演奏が、爆音や暴力性とは無縁のアンビエントサウンドになるのは、元来彼が平和主義者で哲学者の素質があることを示しているのだろう。ギター一本抱えて消え入るような微弱音を紡ぎ出し、じわじわと音量を上げていく辛抱強い演奏は、秋山徹次に似たストイックさだが、即興演奏の気紛れすら許さない厳格さは、原理主義的禁欲過激派と呼びたくなる。その辺のヘビメタバンドが裸足で逃げ出す超ヘヴィな音世界を堪能した。



ヘビメタと
ヘヴィメタルは
別モノです

四者四様のバラエティのあるイベントだったが、いずれもエクストリームミュージックの極北を体現するスタンスが共通した、異形の越境者たちの宴だった。



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クリス・スペディング@初台The DOORS 2014.6.14(sat)

2014年06月16日 00時43分13秒 | ロッケンロール万歳!


■英国音楽/VINYL JAPAN presents
【CHRIS SPEDDING】

英国が誇る伝説のギターヒーロー【CHRIS SPEDDING】の23年振りの来日ソロ公演 決定 !!!!
60年代後半、英国JAZZ シーンでデビューし、現在に至る迄、全世界のROCKシーンに影響を与え続ける天才ギタリスト!!!
通算2度目となる23年振りの来日ソロ公演は、東京2公演!!!!
今回のTOKYO公演のバックは......
【MALCOLM BRUCE】なんとJACK BRUCEの息子さんがBassistで来日。GINGER BAKERの息子さんと結成した”SONS OF CREAM"は、話題にもなりました。
【CHRIS PAGE】 ANDY FRASER BANDやCHEESEのDrummerとして活躍中。



テレヴィジョンやエレクトリック・プルーンズの招聘元のVINYL JAPAN(以下VJ)のN氏が今年はじめに「最大にリスペクトする革ジャン・ギタリストが来日決定!」とFBに書いていたのを見て、「彼」のことだとピンと来た。VJの招聘するアーティストは70年代ロック好きの心を魅惑するラインアップばかりだが、特に英国ロックの隠れた名手の発掘には頭が下がる。23年ぶりの単独来日になるクリス・スペディングは正にVJにピッタリのアーティストに違いない。



クリスの名前を知ったのは中学生の時にレコード店で入手した小冊子だと記憶する。ビートルズやピンク・フロイドと一緒に、クリス・スペディングの『無言歌』と『バタード・オーナメンツ・ウィズ・クリス・スペディング』のジャケットが掲載されていた。まだロックを聴き始めたばかりで知識欲旺盛だったので、ほんの小さな情報でも貪欲に吸収していた頃、そのジャケットに何を感じたのかは覚えていないが、名前だけはしっかり心に刻まれた。同じ頃1977年にNHK「ヤング・ミュージック・ショー」でブライアン・フェリーの来日コンサートが放映され、黒い革ジャンにリーゼントでフライングVを弾くクールなギタリストに心奪われた。それがクリス・スペディングだった。このステージは多くのギター少年の心を捕らえたようで、当時15歳の布袋寅泰は、クリスを観て「もう髪を伸ばす必要はない」と確信したという。

 

30年越しの夢 ROXY MUSIC 追記/HOTEI OFFICIAL BLOG

特に印象的だったのはギターを揺らして大きくビブラートさせる奏法。後日ギター雑誌に「誰でも出来る簡単なプレイ」と書かれていたが、同じような弾き方をするギタリストを他に見たことはない。ラジオでは渋谷陽一が何度か「夢のギター・ジャンボリー(Guitar Jamboree)」(75年のソロ・アルバム『天才クリス・スペディング(Chris Spedding)』収録)をかけて、有名ギタリストを研究したプレイが話題になると共に、「物真似ギタリスト」という不名誉なイメージを植え付けたのも確か。筆者は何故か「ギター・ジャンボリー」よりも一緒に流れた「モーターバイクでぶっ飛ばせ(Motor Bikin')」の方がカッコいいと感じた。

 

1979年に初めてヨーロッパ旅行に行った時、パリのシャンゼリゼ通りの一等地のレコード店で『ギター・グラフィティ(Guitar Graffiti)』が大々的に宣伝されていた。市内観光ツアーの途中だったので後で買おうと思い、夕方再訪したら閉店していて買えなかった。悔しくて別のレコード屋で「クリス・スペディングはあるか」と尋ねてススメられたのがロイ・ハーパーの『When An Old Cricketter Leaves The Crease』(UKオリジナル・タイトル『HQ』)というLPだった。折角だから買ったが、よく考えれば何故フランスでわざわざ中古のアメリカ盤を購入したのかが不思議である。内容は英国らしい陰影あるフォークロックでとても気に入った。

 

 

でもやっぱり、クリスのギターをガッツリ聴きたいと、同年5月に吉祥寺のレコード屋で購入したのが『必殺ギター!(Hurt)』。ショッキングピンクのジャケットがメチャクチャカッコ良い。過激なジャケに比べて内容は端正なロックンロール中心で、凄腕ギタリストのソロと思って聴くとたぶん肩透かしだろうが、筆者は予備知識がなかったせいか素直に楽しめた。かなりの愛聴盤になり、ブライアン・フェリーで感動したビブラート奏法を何度も練習した。

 

80年代初頭にストレイ・キャッツやサイコビリーの影響でロカビリーがマイブームになり、中古レコードで買い求めたロバート・ゴードンのレコードにクリス・スペディングの名前を発見し驚いた。『ロック・ビリー・ブギ(Rock Billy Boogie)』(1978)と題されたLPはプレスリー似のロカビリー歌手ロバート・ゴードンとクリスの初共演盤。彼らは30年後に再会し共演ツアーを行うことになる。

 

大好きなニューヨークのストリート・ロック詩人エリオット・マーフィーと共演ライヴ盤『Live Hot Point』(1989)がリリースされたのも嬉しかった。1990年のエリオットの来日ツアーにクリスも同行したような記憶があるのだが、その証拠は見つからない。翌年にクリスの単独来日ライヴがあったので、混同しているのかもしれない。クリスはその後、2001年9月にロキシー・ミュージック、2002年11月にブライアン・フェリーの日本ツアーで来日したとのこと。





21世紀になってから殆どクリス・スペディングの動向をチェックしていなかったので、まもなく70歳になる高齢で果たしてまともに演奏出来るのか多少不安でもあった。集まった100人余りの白髪も交じる男子多数のオーディエンスは皆同じ気持ちを抱いていたに違いない。姿を現したクリスは年相応に恰幅のいい体格だが、眼光鋭いリーゼントには往年の輝きがある。1曲目「ワイルド・イン・ザ・ストリート」は多少レイドバックしているが、シンプルなトリオ演奏はしっかりしている。そしてギター・ソロでサステインの効いたビブラートが炸裂。一瞬で35年前にワープする感覚。派手さは殆ど無く、全曲3分前後、ロケンロー名曲カヴァーやマルコム・ブルースが唄うクリーム・ナンバーを交えた約90分のステージは短くはあったが、45年以上ブリティッシュ・ロックの土台を支える実力派の底力を十二分に堪能した。彼のギター&彼のヴォーカルに抵抗出来ない同好の士が多数いることにも勇気づけられる思いがした。



Chris Spedding Website
詳細な活動歴やディスコグラフィー、特にセッション歴は驚異的

スペディング
わたしの心に
棲んでいる

「ギター・ジャンボリー」の登場ギタリストが40年前と変わっていないことがTLネタになっているが、此の曲はあくまで楽曲であり、受け狙いの宴会芸ではないことを理解すれば、時代に合わせて更新する理由も必要がないことが分かるハズ。
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ふぇのたす@渋谷WWW 2014.6.13(fri)

2014年06月15日 00時52分35秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


ふぇのたすワンマンライブ
「2014ねん、なつ」~今年一番早い夏イベント~




ふぇのたす(Phenotas)という名前は、ヤマモトショウ(ギター、シンセ)と澤"sweets”ミキヒコ(デジタルドラム)がやっていたバンドPHENOMENにシンガーソングライターのみこが加わり、「PHENOMEN+(プラス)」と表記したのがきっかけだった。当初はベースもいる普通のバンド編成だったのが、ベースの脱退とデジタルドラムの導入により、”既存のバンド・フォーマットから自由になれた”(ヤマモトショウ)という。”音楽として面白ければ何でもアリ”(同上)というスタンスは、如何にもデジタル&インターネット世代らしい。そのスタンスは彼らのイメージにも表れている。



アイドルの売り出しに顕著な過度のストーリー性は、従来の日本のポップス/ロックにも色濃く存在する。苦節何年下積時代といったバンドの苦労話や涙のエピソードは、意図せずとも何処かで語られ、リスナーの心に訴えかける。ところが、ふぇのたすにはそんな影は全くない。もちろん結成して2年しか経ってないし、それ以前にはそれなりの苦労話もあるだろう。だが、注目すべきは渋谷WWWを埋めた450人のファンの誰一人として感動エピソードを求めていないことである。



7割型男子、それもメンバーより少し年齢が上の世代中心。アイドルを追うほど貪欲にはなれないが、J-POPの応援ソングも疲れる。でも音楽に溺れて楽しい時間を過ごしたい。日常の憂さや苦労から隔絶され、暗い黒歴史から断絶したふぇのたすの世界がそんなファンに憩いを与える。一度聴けば覚えられるポップなメロディと単純明快な歌詞。高圧的なダンスビートや押し付けがましいハイテンションノイズのない、クールなデジタル空間は、無重力状態に近い解放感がある。



極めつけはみこの甘いキュートな歌声。以前彼女の声を「ロリータヴォイス」と表現したのだが、生で聴くうちにどうも違うことに気付いた。「ロリータ」に付随するSEXの要素が皆無なのだ。かと言ってきゃりーぱみゅぱみゅのクールな声とも、でんぱ組のアニメ声とも異なる。みこだけの不思議な魅力がある。こじつけだが「みこ=巫女」と置き換えれば、彼女の歌は口寄せでありご神託ということになる。つまり、ヤマモトショウが女子力を発揮して書いた歌詞を、万人の胸に響くように声で届ける役割を担っているのだ。彼女の声には、人の心を惹かずにはおれない、秘密の周波数が隠れているに違いない。とすれば、神のお告げを伝える念力ヴォイスを備えたこの三人組がより多くの人の心にさざ波を立て、さらに拡散していく可能性は高い。実際のところ、12月11日に渋谷クアトロワンマンが決定した裏には、天の御心が働いていると考えるべきなのかもしれない。



50年前にレイ・チャールズ、サム・クック、ジェームス・ブラウン、オーティス・レディング、アレサ・フランクリンが「スウィート・ソウル・ミュージック」を生み出した。2010年代後半、現象追加(Phenomenon plus)トリオが「スウィート・エレクトロポップの騎手」と呼ばれることになる可能性は決してゼロとは言えないだろう。



ふぇのたすインタビュー「かわいい」だけじゃダメみたい


オバケかも
怪奇現象
天の声

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炎陽の月に妖艶女子ビデヲ~きゃりー/アーバン/BiS/ベルハー/ゆるめるモ!/Glim Spanky/てあし

2014年06月13日 00時27分28秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


六月の別名はみなづき(水無月)。梅雨でジトジトなのになぜ水が無いのか、物心ついて頃からずっと疑問だった。恐らくこれは「No Pain No Gain(労なくして益なし、苦は楽の種)」や「No Music, No Life(音楽なくして生活なし、音楽は生活の種)」と同じく修辞学で言う「Iterative Negative Contrast Method(反復否定対照法)」に違いない。即ち「No Water, No Idol(水なくしてアイドルなし、水はアイドルの種)」。



六月の異名には他にいすずくれづき(弥涼暮月)、かぜまちづき(風待月)、けんびづき(建未月)、すいげつ(水月)、すずくれづき(涼暮月)、せみのはつき(蝉羽月)、たなしづき(田無月)、たんげつ(旦月)、とこなつづき(常夏月)、なるかみづき(鳴神月)、ばんげつ(晩月)、ふくげつ(伏月)、まつかぜづき(松風月)、ようひょう(陽氷)などがあるが、個人的にはえんよう(炎陽)がいい。照りつける夏の太陽、または夏そのものを指す「Flaming Sun」こそ、我らが待ち望む季節に違いない。炎のように燃え上がる恋の季節を目前にして投下された女子ビデヲ観察記。




きゃりーぱみゅぱみゅ


きゃりーちゃんの最新リリースは7777枚限定CD付グッズ『きらきらキラー』。あくまでグッズ、つまりCDではない。イマイチ理解不能なリリース方法だったが、ブツが届いてなるほど、ピンクのビニールバッグの中に7インチジャケとミニポスターとステッカー等オマケが色々。チョコレートにCDがオマケで付いた食玩CDと同じ。ってことはオリコンチャートにカウントされない?かどうかは知らないが、7月リリースの3rdアルバム『ぴかぴかファンタジン』からのリード・トラックであることは確か。本日”ミュージックビデヲ解禁”とのニュースがTLを賑わせたので、期待したがFULLヴァージョンの動画サイトでの公開はまだ先とのこと。きゃりーの射殺で始まる裏切りビデヲとのことなので期待しよう。


きゃりーぱみゅぱみゅ、新曲“きらきらキラー”のミュージック・ビデオ完成
きゃりーぱみゅぱみゅの映画が7月12日に公開決定




アーバンギャルド


ニュー・アルバム『鬱くしい国』リリースまで後10日。先月公開された「さくらメメント」に続き「自撮入門」のビデヲが公開された。グラドルやアイドルはもちろん自撮りにハマる現代人の心の闇を浮き彫りにするジサツのススメ。インディーでもメジャーでも何処のレーベルでも全くブレない前衛都市の屈強な魂に触れる為に発売記念イベント「アーバンギャルドの公開処刑9」と「アーバンギャルド全国ツアー'14~鬱くしい国へ!」開催。


アーバンギャルドSkream!インタビュー
アーバンギャルド松永天馬、詩のボクシング全国大会で優勝


BiS


BiS(新生アイドル研究会)横浜アリーナ解散ライヴまで25日18時間24分12秒(執筆時)。7月2日にBEST ALBUM『うりゃおい!!!』リリースも決定し、最終ゴールへ奪取する6人による「nerve」新ビデヲは、NIGOプロデュースによる振付けメインのBiSらしからぬ女子力満開萌エロビデヲ。ローラ・アシュレー風花柄ワンピとスク水どっちもエエのぉ。エヴィゾった後に人差し指で画面にタッチしちゃうのは筆者とT.美川だけではあるまい。日本エヴィゾリ化計画実施中。当ブログ一押しアイドルグループ「でんき組.inc」も参加!


BiS「nerve」フリコピにアイドル続々参戦! 女子流、まいにゃ、でんき組


BELLRING少女ハート


BiSの後継者最右翼サブカルアイドルがベルハーことBELLRING少女ハート。数回経験した現場では、ワッキー&ゆっふぃー在籍時のBiSを想起させるユルさが印象的だった。だが筆者にとってのベルハーの魅力は、あくまで楽曲派の立場に立ってのものである。サイケとプログレを標榜するに相応しい、コアなアングラ感たっぷりの音づくりの妙は、20年前サイケ原理主義伝承派だった頃の自分に聴かせてやりたい。




ゆるめるモ!


昨年半ばから俄に楽曲派ヲタを中心に注目を集めるYou'll Melt More!(ゆるめるモ!)、通称「モ!」。2012年12月の初ライヴ以来、クラウトロック/ニューウェイヴ/エレクトロへのコアなオマージュ(パクリ)に果敢に挑戦。持ちネタはNEU!、ESG、DEVO、MBVなど。まだ現場を体験したことがないので何ともいえないが、マニア殺しのパクリネタと、割と普通っぽいメイン曲のギャップがオモロいかも。6月21日四ッ谷OUTBREAK!での「自家発電Vo.3」に非常階段等と共に出演する。もしかして「ゆるめる階段」やんのか?


ゆるめるモ!初のフルアルバムはDevo、リキッドワンマンも


GLIM SPANKY


注目ビデヲはアイドルだけじゃない。新手のバンド女子のおススメは、男女二人組GLIM SPANKY。ブルージーな女子ヴォーカルの噂はチラホラ聞いていたが、リリースされたばかりの『焦燥』のビデヲには仰け反った。グレイス・スリックじゃね。今何年?1968年!と自信を持って答えそうな彼らのキャチコピーは「オーセンティック・ロックの騎手」。確かピンク・フロイドの1stの初回の邦題が『サイケデリック・ロックの騎手」だったのでは(うろ覚え)?音の方もゴリゴリのギターロックでなかなかいい。バンド形態でのライヴを観てみたい。




てあしくちびる


もひとつ個性派ビデヲ。栃木県足利市在住の男女二人組てあしくちびるは、昨年山崎怠雅の対バンで観てひっくり返った。ヴァイオリン(&チェロ)女子とアコギ男子がリズム隊抜きで生み出すビート感と、ラップとうたの境界線を捻り切る激烈うた芸で、世界のカオスを一手一足に引き受ける天晴なデュオ。リリースされたばかりの1stアルバム『Punch! Kick! Kiss!』からのビデヲがこれまた秀逸なコミック仕立て。写真と音だけでは判りにくい手足こんがらがる世界観を見事に再現している。とは言っても彼らの魅力はやっぱり生ライヴ。嗚呼また観たい観た愛(ぁい)!




女子ビデヲ
井上ビデオじゃ
ありません

<男子ビデヲの注目はコチラ>
浅井健一


7月9日リリースのSolo Album『Nancy』からの先行シングル「紙飛行機」。クロマニヨンズに同名異曲あり。

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本田珠也+坂田明+JOJO広重@新宿Pit Inn 2014.6.10(tue)*特別付録ピンナップ付き

2014年06月12日 00時30分28秒 | 素晴らしき変態音楽


TAMAYA HONDA 非常禁!

【MEMBERS】本田珠也(Ds)坂田 明(Sax)JOJO広重(G)

本田珠也がお送りするスペシャル・セッション。叩きまくり、吹きまくり、弾きまくり!「非常禁」だけに、先の読めない展開の1夜。音の洪水に飲み込まれる爆音ナイト、となりますか!

JAZZNOISEJAZZNOISEJAZZNOISEJAZZNOISEJAZZNOISEJAZZNOISEJAZZNOISEJAZZNOISEJAZZNOISEJAZZNOISEJAZZNOISEJAZZNOISEJAZZNOISEJAZZNOISEJAZZNOISEJAZZNOISE

先日の渋谷タワーレコードのトークショーで「アウェーなライヴ」とJOJO広重が語っていた新宿ピットインでの「非常禁!」。2013年5月大阪・春一番でF1トリオ(坂田+本田+高岡大祐)と広重+Junkoのセッションがあったが野外の大ステージでのひと枠だったので、ひとつのコンサートまるまる完全共演するのは初めて。特に史上初の本田と広重のガチンコ対決が興味深い。一方、本田がほぼレギュラー的に共演する坂田明とは、広重もJAZZ非常階段で何度も共演しているが、いくらJAZZ非やJAZZBiS階段で蹂躙したとは言っても、やはりジャズの聖地48年新宿ピットインの揺るがぬ重圧の下では、みんなの表情がジャズっぽくなるのは致し方ない。

広重が非常階段を離れて、畑違いのミュージシャンとガチでセッションするのは、2003年8月6日吉祥寺Manda-la2で行われたJOJO広重+小沢靖(b/不失者)+石塚俊明(ds/頭脳警察)以来。もう11年前になるが、故・小沢靖が不失者以外のユニットでベースを演奏した[6/12 09:55訂正]最初で最後のレアなライヴでもあり、今でもよく覚えている。当時、広重の弾き語りソロは観たり聴いたりしていたが、非常階段のライヴを観たことはなかった。広重がギターメインに演奏するのを初めて観て、予想外に表情豊かなプレイが印象に残った。それから10年以上経って、どんな演奏を見せるか興味は尽きない。今回のライヴは前半は組み合わせを変えたデュオ3セット、後半はトリオ演奏という構成。

●JOJO広重+本田珠也

(写真の撮影・掲載については出演者の許可を得ています。以下同)

最初は広重+本田。はじめから両者がフルスロットルの演奏。最初に手の内を明かしてしまおうという意図か。一歩も引かない激音バトルが暫し続くが、中盤で波が引くように音圧が低くなる。本田の細かいフィルインに広重が薄いフィードバックを被せる。ロックかジャズかという線引きはしたくないが、本田のプレイは、力技に頼りがちなロックドラマーとは全く異なり、一打一打が命を持って舞い上がり、連続した流れと感情の波を描き出す。その意味では非ロック/非ジャズと言うしかないのかもしれない。

●坂田明+本田珠也


2セッション目は坂田+本田。F1トリオをはじめとして共演歴の長いふたりだが、デュオで演奏することは余り多くないのではなかろうか。坂田のクラリネットに、シンバルの弓弾きのドローン音を重ねる本田のプレイは、昔なじみの手慣れた安心感ではなく、一期一会の出会いの緊張感と歓びが濃厚に感じられた。細いロープの上を爪先立ちして歩くような注意深いプレイが絡み合い、徐々に大胆な冒険が加わり、最後に雷鳴ドラムがクラリネットの絶叫を誘発する恍惚のエンディングに雪崩れ込んだ。

●坂田明+JOJO広重


前半のラストは坂田+広重デュオ。JAZZ非での共演は常にトリオやグループだったので、ふたりきりの演奏は、2年前に渋谷アップリンクでの「ノイズ大学」で10分程度セッションして以来二度目。前回がトークショーの余興に近かったことを考えれば、刺しの真剣勝負は初めてと言って良かろう。フリーキーにブロウする坂田のアルトに、広重はフィードバックをエフェクターでコントロール。ギターというよりエレクトロニック・ノイズと呼ぶ方が相応しい、空間を切り裂く高周波を巻き散らす。割れるガラス、鋭い氷柱の刃、稲妻の閃光、牙を剥き出した狼の群れに襲われる恐怖。様々な夢想が頭の中を駆け巡る。耳に痛い轟音にも関わらず、イマジネーション豊かな芳醇な時間だった。

●本田珠也+坂田明+JOJO広重


後半は待望のトリオ。三者三様に技を尽くして、一瞬たりとも気を抜けない、三つ巴のハイテンションな音模様をカタチ作る。前半のデュオのどれとも似ていない特殊な音宇宙は「3x3=∞」級のビッグバンに違いない。坂田は途中でサックスを置いて、ハンドベルを鳴らしながらハナモゲラ語の激烈歌唱を披露。演奏のテンションが嫌が応にも高まる。大らかなサックスが広大なアジアの平原を想起させ、ドラムのトリルが大地を揺らし、痙攣ギターがスコールを降らす。ジャズもノイズもロックも関係なく、創造性に溢れた音楽表現の極みに酔い痴れた。




●論考「JOJO広重はギターヒーロー」


広重はピックを使わず、弦を弾(はじ)いたり擦ったり撫でたり叩いたり、とても繊細な指さばきでギターを鳴らす。「ノイズギター」というと大抵エフェクターの種類とか、アンプのセッティングとか、機材面で語られることが多いが、どのように弦を弾いて(もしくは弾かないで)音を鳴らしているか、というギター演奏の基本のキを抜きにしては、リアルなノイズを生み出すことは出来ない。また、足を広げ身体の前にギターを構えるロック風アクションは、長年の経験で覚えた微妙なフィードバックを調整する為の動作スタイルなのである。グループ演奏では大音量で耳障りな騒音を発して暴れているだけのように見える広重のギタープレイは、実は丁寧に練り上げられた職人技(ワザ)なのである。先日ギタリストの復権を願ったばかりだが、思わぬところに隠れたギターヒーローを発見した。非常階段結成35周年にあたる今年、「プレイヤー」「ギターマガジン」「ヤングギター」各誌は、可及的速やかにJOJO広重を巻頭特集すべきであろう。
エクストリーム@昭和女子大学 人見記念講堂 2014.6.8(sun)

ギター弾き
ノイズもジャズもロックもメタルもパンクもブルースもカントリー&ウェスタンも演歌も関係なく
カッコいいもん勝ち

【特別付録】
カッコイイ!JOJO広重ピンナップ *プリントアウトして部屋に飾ろう!

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エクストリーム@昭和女子大学 人見記念講堂 2014.6.8(sun)

2014年06月10日 00時15分15秒 | ロッケンロール万歳!


EXTREME
25th ANNIVERSARY JAPAN TOUR

四半世紀に及ぶ歴史の集大成!ヒット曲を完全網羅したベスト・ライヴ!

1989年にデビューしたアーティストは日本ではDREAMS COME TRUE、The Boom、小室哲哉(歌手としてソロデビュー)、ニューエスト・モデルとメスカリン・ドライヴ(メジャーデビュー)、フリッパーズ・ギター、LINDBERG、ジッタリン・ジン。海外ではスキッド・ロウ、ストーン・ローゼズ等がいる。ボストン出身のファンクメタルバンド、エクストリームも同年アルバム『エクストリーム』でデビューを飾った。現在デビュー25周年記念ワールド・ツアー中。日本でも高い人気を誇り、90年代前半に日本武道館や大阪城ホールで来日コンサートをした。日本ツアーは2012年『ポルノグラフィティ』再現ツアー以来2年ぶり。
エクストリーム@渋谷公会堂 2012.4.20 (fri)



東京3公演、大阪1公演のツアー初日の人見記念講堂。会場を埋めた観客は男女比7:3、90年代の往年のファンが多い。特に当時ギター小僧だった中年男子が目立つ。20年経ったいま、経済的に余裕ができた彼らが、昔憧れた高価なギターを買い漁り、ちょっとしたビンテージギターブームが起っていると言う。かつて背中まで伸ばしていた髪は寂しくなったが、気持ちは今もギター少年。そんな熱心なファンが同じく中年になったロックバンドを見つめる。



ファンキーなビートとポップなメロディーに踊ったり唄ったり盛り上がるが、やはり目当はギターヒーロー、ヌーノ・ベッテンコートのギタープレイ。面白い程正確なピッキングの早弾きフレーズの連発に大きな歓声が上がる。思えば、ギターがロックの花形だった時代はいつまでだったのだろう。ハードロックやヘヴィメタルがチャートの主役だったのは90年代半ばまで。入れ替わりにラップやヒップホップがチャートを席巻し、ロック側ではオルタナやデジロックがメインストリームになった。ギターはいるにはいるが、延々と派手なフレーズを弾きまくることは殆どない。かといってヴォーカリストがバンドを仕切るか、というとそうでもない。歌と楽器を併せたバンド全体としてアピールするようになった。それはそれで平等で悪くはないが、やはりロックのカッコ良さを象徴するのはギターに違いない。ギタリストの復権を望みたいものである。



SET LIST
01. Play With Me
02. Rest In Peace
03. Flesh 'n' Blood
04. Get The Funk Out
05. Am I Ever Gonna Change
06. Cynical
07. It ('s A Monster)
08. Midnight Express
09. More Than Words
10. Color Me Blind
11. Kid Ego
12. Take Us Alive
13. Flight of the Wounded Bumblebee
14. He-Man Woman Hater
15. Cupid's Dead
Encore 1
16. Dark Horse (Katy Perry cover)
17. Warheads
18. When I First Kissed You
19. Hole Hearted
Encore 2
20. Decadence Dance

憧れた
ロックの花形
ギタリスト

【ギターの逆襲】ドラム&ベースに負けるな。歴史的に有名なギターリフ100連発マジでスゴイ!!

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【レーベル特集】ヴァニティ・レコードは自惚れ地下音楽家の避難住宅だったのだろうか?

2014年06月09日 00時41分17秒 | 素晴らしき変態音楽


vanity
音節 van • i • ty
発音 vǽnəti
[名](複 -ties)
1 [U]うぬぼれ,慢心;虚栄心
2 うぬぼれ[虚栄心]の表れ;うぬぼれの種[対象],ひどく自慢する[鼻にかける]もの[こと].
3 [U]無価値,つまらなさ;むなしさ,はかなさ,無益,空虚;
[C]価値のない[つまらない]もの[こと];無意味な[むなしい]もの[こと]


先日アンバランス・レコードについてYouTube検索をしていた時に、もうひとつの初期関西自主レーベル「ヴァニティ・レコード」の音源を見つけた。ムムこれは?と思いググり続けて、筆者が存在すら知らなかったレア音源を多数発見。このレーベルに関しては2年前に記事を書いたが、今回見つけた音源を含め、再度纏めておくことにする。
百鬼夜行の回想録~80'sインディーズ特集 第2回「ヴァニティ・レコード編」

YouTubeの音源がいつ削除されるか判らないし、もしかしたら本記事で人目に晒すことで、それが促進される可能性もなきにしにあらずだが、1年前に主宰者の阿木譲自身がブログで明らかにすると宣言した割には、一向に進展がないので、それを促す為にも記事化することにした。もし阿木氏本人や関係者が読むことがあったら、是非ともヴァニティ・レコードの真実を語っていただきたい。
阿木 譲 a perfect day「Vanity Records 1978 – 1981」

なお資料として、2010年に「SAVE MUSIC BEFORE LOOSE IT」という海外レーベルからリリースされた海賊盤コンピLPを参照した。

■ヴァニティ・レコード[vanity records]  
ヴァニティ・レコードは日本の音楽の最高の秘密のひとつである。ジェームズ・チャンス&ザ・コントーションズ、マーティン・レヴ、さらにESGまで、70年代後期のニューヨークのポストパンク・シーン、初期テクノの傑作、ディスコパンク、ノイジーなランドスケープに本物の日本フレイヴァーを融合したサウンド。
『ロック・マガジン』編集長の阿木譲によって1978年に京都で設立されたこのレーベルは、短いながらもたいへん興味深い制作をおこなった。たった10枚のLP、3枚のシングル、1作の2枚組コンピ、数作のカセットが1978年~1981年の間に制作された。何枚かのフレクシディスク(ソノシート)が『ロック・マガジン』の付録として1980年に配布された。
全てのレコードは極端な限定盤で、たった200枚~500枚のみがリリースされた。殆どのジャケットがハンドメイドで、現在オリジナル・プレスは入手困難で、数100ドルもの値段で取引されている。

『浄/DADA』 0001 1978.07.01 LP Ltd.200

A1 Yuuen・Inraku・Gaki
A2 Udonbara
B1 Rokujinzuu
B2 Seijyo-No-Chi. Mizu

DADA - Jyo [full album]



『Crystallization/SAB』 0002 1978.09 LP

A1 Yume-No-Ishi
A2 Marble
B1 Menou
B2 Agate


 

『アーント・サリー/アーント・サリー』 0003 1979.05 LP
 
A1 Aunt Sally
A2 かがみ
A3 醒めた火事場で
A4 日が朽ちて
A5 すべて売り物
B1 Essey
B2 I Was Chosen
B3 転機
B4 フランクに
B5 夢遊の少年
B6 ローレライ




『ANONYM/TOLERANCE』 0004 1979.10 LP

A1 Two Owls
A2 I Wanna Be A Homicide
A3 Osteo-Tomy
A4 JUIN-Irénée
A5 Anonym
B1 Laughiñ In The Shadows
B2 Through The Glass
B3 Tecno-Room
B4 Voyage Au Bout De La Nuit


 

『乗物図鑑/あがた森魚』 0005 1980.04 LP 300枚限定
 
A1 恋のラジオシティ
A2 ブリキ・ロックンロール
A3 サブマリン
A4 エアプレイン
B1 コックテイル・マシーン
B2 黄昏ワルツ
B3 Rの解答
B4 連続香水瓶




『R.N.A.O Meet P.O.P.O/RNA ORGANISM』 0006 1980 LP
 
R1 Weimar 22
R2 Howareyou, Whyou
R3 After
R4 Bring To Naught
R5 Nativity
R6 Yes, Every Africa Must Be Free Eternally
N1 Say It Loud, I'm Dilettante, I'm Proud
N2 Matrix

R.N.A. Organism - R.N.A.O Meets P.O.P.O (Japan, 1980) (Minimal, Synth-pop, Experimental)



『SYMPATHY NERVOUS/SYMPATHY NERVOUS』 0007 1980.07 LP

A1 A Worm
A2 Go On And Off
A3 Temperament
A4 Deaf Picture
B1 Automatic Type
B2 Quick Starttype
B3 Inverted Type
B4 Sympathetic Nerves



 
『BGM/Back Ground Music』 0008 1980 LP 

A1. Mix
A2. Neo Dancer
A3. Repeat
A4. And
B1. Member Ship Card
B2. In Put
B3. Abstract
B4. Romantic Romance
B5. Recovery Room




『Ready Made/Normal Brain』 0009 1980 LP
 
A1 M-U-S-I-C
A2 Frottage "One Way"
A3 Thrift
A4 You Are Busy, I Am Easy
A5 Tomorrow Never Knows
B1 Mist

Normal Brain - Lady Maid (Minimal, Experimental, Japan, 1981, full release)



『2LP MUSIC/V.A.』 0010~0011 1980.12

A1 Pessimeist - Sattyuzai
A2 UnAble Mirror - Hischool Pigs
A3 UnAble Mirror - Ignorant Animal
A4 MR - 213
A5 Adode/Cathode - …Of The Passive Voice Through The Light
B1 Kiiro Radical - Denki Noise Dance
B2 Kiiro Radical - Denki Noise Dance
B3 Kiiro Radical - Denki Noise Dance
B4 Kiiro Radical - Denki Noise Dance
B5 Kiiro Radical - Denki Noise Dance
B6 Tokyo - Cassette Tape
C1 Daily Expression - Inka Sanka
C2 Daily Expression - Inka Sanka
C3 Plazma Music - Green Brain
C4 Nose - Dolby Nr On
C5 New York - 1976
D1 Arbeit - Bunders Nachrichten Dienst
D2 Isolation - Invivo
D3 Necter Low - Artificial One



 
『DIVIN/TOLERANCE』 0012 1981 LP

A1 Pulse Static (Tranqillia)
A2 1 F Yuragi
A3 Misa (Gig's Tapes In "C")
B1 Sound Round
B2 Bokw Wa Zurui Robot (Stolen From Kad)
B3 Sacrifice
B4 Motor Fan
B5 Tiez Rekcuz

Tolerance - Sacrifice

 

『Polaroid/Sympathy Nervous』 VA-S1 1980 7inchEP

A Polaroid
B1 Polyester 35 Micron
B2 d.b.TV

 


『Hide & Seek/Mad Tea Party』 VA-S2 1980 7inchEP

A Hide And Seek
B1 Modern Time's Pop
B2 In A Tea Bag


 

『You'll No So Wit/Perfect Mother』 VA-S3 1980 7inchEP

A1 Dark Disco - Da. Da. Da. Da. Da. Run
B1 You'll No So Witt
B2 Ephemeral Pieces


 

『Gray Cross/Salaried Man Club』 VAT-1 1981 Ct.
 
A1 Martial Music
A2 Fe.
A3 The Thought Of Y
A4 Cinerama
B Gray Cross




『Denki Noise Dance/Kiiro Radical』 VAT-2 1981 Ct.

A Denki Noise Dance
B Denki Noise Dance




『Pocket Plaetaria/Den Sei Kwan』 VAT-3 1981 Ct.

A1 Transparent Radio
A2 P×T×C=1
A3 Thugu-Rikwo
B1 Sarava Tetsudo
B2 Pocket Planetaria
B3 Plastic Garden




『B.B.B./Invivo』 VAT-4 1981 Ct.
 
A1 Invivo / B.B.B. Micoplasm (1983)
A2 I.D.50 (Live)
A3 M.I.C.
A4 Macrolide (C H NO)
A5 Bacteroides
B1 Invitro / Proteus Amoxicillin
B2 Klebsiella -
B3 Micoplasma (1979)
B4 Dead World (LC M)




『Endless Dark Dream/Wireless Sight』 VAT-5 1981 Ct.  

A Automatic Funny Sight
B Endless Dark Dream

Wireless Sight - Endless Dark Dream (Side A)



『Shibou/Nishimura Alimoti』 VAT-6 1981 Ct.
 
A1 Bunbunbae
A2 Hyojyo No Uta
A3 Inkasanka
A4 Lock And Role
B1 Yasai Ga Kirai
B2 Ninshiki Yoso
B3 Moeagaru Chukinto
B4 Nakayubi Tomare
B5 Reito Shokki
B6 Tori Ga Tonda Rarara
B7 Zesshyo

Nishimura Alimoti ‎– Bunbunbae




『The Magnetic Fields of The Earth/Max V. Mathews』 Vanity 2001 1979 Flexi 『ROCK MAGAZINE』付録
 
『The Voice of Brian Eno/Brian Eno』 Vanity 2002 1979 Flexi 『ROCK MAGAZINE』付録


『恋のラジオシティ/あがた森魚』 Vanity 2003 1980.03 Flexi 『ROCK MAGAZINE』30号付録  

『Frottage/Normal Brain』 Vanity 2004 1980.05 Flexi 『ROCK MAGAZINE』31号付録


『Today's Thrill/Tolerance』 Vanity 2005 1980.07 Flexi 『ROCK MAGAZINE』32号付録


『HOVLAKIN/ほぶらきん』 Vanity 2006 1980.09 Flexi 『ROCK MAGAZINE』33号付録
1. MURA NO KAJIYA
2. SAKANA-URI
3. GOSUN
4. PELICAN GIRL
 
『Phone Tisch Poesie Kurt Schwitters』 Vanity 8101 1981 Flexi『ROCK MAGAZINE』付録
 
『Love Song/System』 Vanity 8102 1981.03 Flexi 『ROCK MAGAZINE』36号付録  

『Cross, Grow, Prayer/B. C. Gilbert & G. Lewis』 Vanity 8103 1981.05 Flexi 『ROCK MAGAZINE』37号付録


『June 6, '81, Krefeld/Die Krupps』 Vanity 8104 1981.09 Flexi 『ROCK MAGAZINE』39号付録


『June 3,'81, The Venue, London/Furious Pig』 Vanity 8105 1981.11 Flexi 『ROCK MAGAZINE』40号付録
 
『Guitar Solo/Holger Czukay』 Vanity 8106 1982.01 Flexi 『ROCK MAGAZINE』41号付録


知りたいな
幻のレーベルの
真実を

【画像をCLICK!】『関西ノイズ』プレイリスト
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