でんぱ組／きゃりー／N'夙川BOYS／LinQ／妄想キャリ／氣志團etc.＠お台場辺り 2014.8.3（sun）

J-CREWプロジェクト～やっぱり海が好き～　
UMI-POP'14×TAKENOKO!!!
船の科学館 野外特設ステージ

中田ヤスタカ(CAPSULE)、きゃりーぱみゅぱみゅ、でんぱ組.inc、RAM RIDER、綾小路 翔&早乙女 光(氣志團)、OFF THE ROCKER、ケラケラ、N'夙川BOYS、DAISHI DANCE、Tomoyuki Tanaka(FPM)、西村ひよこちゃん(TRUMP ROOM) and more!!!

　

東京アイドルフェスティバル（TIF）2014
2014年8月2日（土）・3日（日）
お台場・青海周辺エリア各所

アイドル合計138組



My観覧記
＜UMI-POP＞
でんぱ組.inc＋でんでんバンド


UMI-POPは10代ばかりかと想像してたら、半分近くが有料チケットの普通の客だった。でんぱ組がトップバッター。やはりバンド形式は迫力が違う。高速パンク「ちゅるりちゅるりら」の勢いで突っ走るステージ。えいたそのお団子頭に釘付け。

1. ちゅるりちゅるりら
2. VANDALISM
3. でんぱれーどJAPAN
4. なんてたってシャングリラ
5. イツカ、ハルカカナタ
6. でんでんぱっしょん

ケバブを食す。灼熱の中殆ど日陰がない環境に耐え切れず離脱。TIF会場のフジテレビ方面へ徒歩で向かう。お台場王国の有料エリアに阻まれてエラい遠回りになり、意識朦朧状態。

＜TIF2014 マイナビステージ＞
放課後プリンセス


フジテレビ前の階段に腰を下ろして、マイナビステージを観覧。ステージ前のヲタの熱狂ぶりを眺めるだけでクラクラしてくる。衣装と人数でアフィリアサーガ？と思ってたら違った。着せ替えアイドル「放課後プリンセス」。

ここも熱いので、ダイバーシティ裏のガンダム像へ移動。途中で聴き覚えのある歌が。遠くのHOT STAGEでNegiccoがやっていた。有料エリアなので観れないが、ヲタの拍手を聴けば盛り上がりぶりは伺える。

＜TIF2014 FESTIVAL STAGE＞
OS☆U


しず風＆絆～KIZUNA～


はちきんガールズ


ミライスカート


ガンダム像前にFESTIVAL STAGE。ステージ前エリアは各グループ推しのヲタが占領。熱狂してジャンプやモッシュをすると、警備員に注意される。名古屋のロコドルOS☆U（オーエスユー）はソースカツ丼ぱわー、Tパレットレコード所属しず風＆絆はロックぽい。はちきんガールズのときは熱くてショッピングモールに退避。京都のミライスカートは初の東京。京都弁が初々しかった。

でんぱ組.inc


ミライスカートのときステージ前エリアへ侵攻、そのまま優先エリア間際まで前進。濃いヲタに囲まれて約7メートルの近距離で観戦。バンドじゃなくてもキレキレのサウンドは太陽よりも熱かった。

1. でんでんぱっしょん
2. ちゅるりちゅるりら
3. サクラあっぱれーしょん

LinQ


階段上のテラスから観戦。20人近い大所帯だが、役割分担が判り易いので、初見でも楽しめる。

妄想キャリブレーション


でんぱ組の妹グループはほぼ最前で観戦。電波ソングではないが、ノリのよいダンスが良。赤色の子のみりんちゃんリスペクトが心和む。

アイドル現場から抜け出そうと歩くと、今度はエグザイル酒場に邪魔される。PASSPO☆が盛り上がっている音を聴きながら公園を通り、船の科学館へ向かう。

＜UMI-POP＞
N'夙川BOYS


10代中心のフェスに夙川が登場するのはちょっとアウェーか？でも関係なくお祭りロケンローをぶちかますマーヤ、リンダ、シンノスケの3人。シンノスケはPAスーピーカーの上に上ったし、マーヤは立ち入り禁止区域に男子を集め、立上がって吠えた。プロレスラーか海兵隊上がりのゴツいセキュリティーが苦々しい顔で眺めていた。

綾小路翔＆早乙女光（氣志團）


氣志團のふたりにもう一人加わり、仲良しトリオと称してDJパフォーマンス。綾小路が中高生時代に非常階段ファンだったという意外な事実以外、接点のないアーティストだが、テレビでは放映出来ない下ネタ連発のライヴを観て、人気の秘密が判った気がした。

きゃりーぱみゅぱみゅ


きゃりーを野外フェスで観るのは初めて。舞台セットのない丸裸のステージで、きゃりーキッズの踊りだけで歌うきゃりーは、紛れも無く持ち前の女子力だけで、千人余りの聴衆を魅了した。そこにいたのはドリーム＆ファンタジー妖精のきゃりーとは一変した、生身のロケンローガールだった。

中田ヤスタカ＋きゃりーぱみゅぱみゅ


トリがDJ中田ヤスタカ。流石ノセ方が凄い。キッズが全員歓声を上げてジャンプする。きゃりーが飛入り出演。ガンガン盛り上げるヤスタカと並んで歌う迫力は、体験したことのないエクスタシーへと誘（いざな）った。

1. ピカピカふぁんたじん
2. きらきらキラー
3. シリアスひとみ
4. にんじゃりばんばん
5. トーキョーハイウェイ
6. ファッションモンスター

W/中田ヤスタカ
1. インベーダーインベーダー
2. つけまつける
3. PONPONPON

お台場の
太陽は
1.5倍の大きさ

【写真館】でんぱ組.inc 2014年8月3日（日）お台場の一日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

【再録インタビュー】ドクターズ・オブ・マッドネス～狂気の医師団・奇跡の来日！（2003年4月）

部屋の片付けをしていたら、昔記事やレビューを書いた雑誌が幾つか出てきた。殆ど忘れかけているモノもあり、嬉しい発見だったが、放っておいたら忘れ去られてしまう記事に違いない。10年以上前のワープロ原稿は当然ながら残っていないので、記事をスキャンして掲載してしまおう。著作権などあるかもしれないが、指摘されるまで放っておこくことにする。

今回はリチャード・ストレンジ（DOCTORS OF MADNESS）のインタビュー記事。ドクターズ・オブ・マッドネスは、1975-1978年、英国ロック・シーンがグラム／プログレ／ハードロックなどオールドウェイヴから、パンク／ニューウェイヴに変遷した時代に活動したバンド。1976年全英ツアーのサポートにデビュー直前のセックス・ピストルズを起用したことでパンク史に名前を残すが、ドクターズ自体の存在感や音楽性もユニークで見逃せない。



とは言ってもロック史の表舞台に登場することも無く、長らく忘れ去られた存在だったのが、2003年に突然来日が発表された。リーダーのリチャード・ストレンジ以外は消息不明のオリジナル・メンバーに代わって、日本のロックバンド「シスター・ポール」がバックを務めるという変則的なツアーだった。シスター・ポールが結成された1992年に日本でドクターズのCDがリリースされ、それを聴いて大きな影響を受けたというから、正に世代と国境を越えたコラボレーションだった。ライヴはパンク版ドクターズというイメージのアグレッシヴな演奏で、リチャードの現役感とドクターズの不変性を証明する素晴らしいものだった。筆者は観れなかったが、翌年2004年にも再来日ツアーを敢行した。

来日スケジュール
2003年
4月17日（木）下北沢シェルター
4月18日（金）十三ファンダンゴ
4月21日（月）新宿JAM

2004年
12月4日（土）富士アニマルハウス
12月5日（日）名古屋CLUB ROCK' ROLL
12月7日（火）新宿red cloth



インタビュー記事ではあるが、筆者の個人的体験を細かに書き連ねた文章は、本ブログとまったく違いはない。プロのライターでもなく只の音楽ヲタクの思い入れたっぷりの原稿を4ページも使って掲載してくれた編集者には感謝しかない。











現在リチャード・ストレンジは、ウィリアム・バロウズの世界を継承する音楽プロジェクトや、英国著名人を迎えてのトークショーのホストとして活躍中。シスター・ポールは2005年にギタリストが脱退し二人組になり、現在でもライヴ活動中。
⇒RICHARD STRANGE公式サイト
⇒SISTER PAUL公式サイト

音楽愛
世代や国境
関係ない

▼今は何故か、ゆるキャラと共演。。

アイドルよ、ギターを抱け～ももクロ／二階堂ふみ／能年玲奈／でんぱ組／きゃりー／PASSPO☆etc.

最近音楽業界では、アイドルの次はギターガールズ（以下ギタガ）が来る、と囁かれているらしい。筆者が注目する大森靖子や青葉市子といったフォーキー女子も含むと思われるが、むしろmiwaの大ヒットに影響された根アカなアコギ弾き語り女子のことを指すさすようだ。テイラー・スウィフトの曲が主題歌のTV番組『テラスハウス』に憧れて、素直な気持ちを飾らない言葉で表現したい女子が増え、ギターがよく売れているそうだ。確かに街でギターを担いだ女子高生を見かけることも多い。映画『カノ嘘（カノジョは嘘を愛しすぎている）』でヒロイン役を務めた大原櫻子がスマッシュヒット。ギタガ系のイベントには3,40代の男性客が押し寄せ、ちょっとしたアイドル現場の匂いも有りそう。今後は同世代女子のリスナーの増加が望まれるという。



エレキであれアコギであれ、ギターを担いだ女子には世界を明るく照らすパワーがある。アイドルからギタガへ推し変続出する訳ではないが、アイドルさんもギターを抱いて、可愛さにカッコ良さをトッピングすれば、魅力倍増、天下太平であろう。実際にアイドル界にギターが流行る兆しがないとは言えない。アイドル界の未来を救うギタガ的IDOLをググってみた。



●きゃりーぱみゅぱみゅ


アイドルかどうかは別にして、きゃりーの出世作「ファッションモンスター」で何より新鮮だったのは、モンスター仕様デコギターに違いない。ギターを持つことで、原宿カワイイきゃりーのイメージに、ロッカー風のカッコ良さが加わったことが、海外でのブレイクの大きな要因といってもいい。最新MV『きらきらキラー』でもギターを持ったシーンが有り、きゃりー本人のお気に入りだそう。




●でんぱ組.inc 古川未鈴


驀進するでんぱ組センター赤色上上下下ABAB歌って踊れるゲームアイドルみりんちゃんは、ソロ曲「ソーリー、ロンリー」を赤いジャズマスターを下げてライヴパフォーマンス。1月4日ZEPP東京では弾かなかったが、よっぽど悔しかったと見えて、5月6日（日本）武道館ではエンディングにCコードを鳴らした。




●PASSPO☆ 槙田紗子


”空”と”旅”をテーマにしたガールズロックユニットPASSPO☆は、サウンド的には完全にロックバンド。音楽プロデューサーのペンネアラビアータ率いる生バンドをバックに歌うときが最も輝いていると思う。2014年3月26日、結成当初からの夢であった“PASSPO☆BAND化”を叶えるべく、バンドver.PASSPO☆として初のシングル「Perfect Sky」をリリース。バンドVer.のフライト（ライヴ）は観たことはないが、ギターが趣味のさこてぃこと槙田紗子のプレイに期待したい。




●ももいろクローバーZ


坂崎幸之助（THE ALFEE）と組んで、新音楽番組「坂崎幸之助のももいろフォーク村 NEXT」に出演することが決定。番組の中でギターを5人が覚えるという企画が進行中。週末ヒロインももクロがギタガ化するのも時間の問題。恐らくmiwaとのコラボのmiwaクロ以来、ギタガに憧れていたのだろう。イメージ的にはアコギよりエレキの方がももクロっぽいのでは。



⇒“ギタリスト”ももクロ！坂崎とコラボ新番組


●AKB48 前田敦子


AKBグループは以前からバンド形態を取り入れてきた。2012年2月の25thシングル「GIVE ME FIVE!』では、同曲の選抜メンバー18人がバンド「Baby Blossom」で演奏するサプライズを披露した。あっちゃんこと前田敦子のシルバーのグレッチはファンの間でカッコいい！と話題になった。もう一人のギターは高橋みなみ。


⇒AKB新境地！自らのバンド生演奏で新曲初披露


●NMB48 山本彩


「GIVE ME FIVE!」はAKB以外の派生グループのレパートリーにもなり、バンド形態でライヴ演奏されることが多かった。NMB48のさや姉こと山本彩はガールズバンド「MAD CATZ」の元メンバーであり、ギターはお手のもの。NMBのライヴのソロコーナーでギター演奏することも多い。卒業後はバンド女子に戻ってもいいかも。




●Perfume


テクノに生ギターは似合わないようでパヒュームがギターを弾く動画は見当たらないが、ラジオ番組の企画でギターを持った写真を発見。スタジオのようだが、実際に音を出したかどうかは不明。




●二階堂ふみ


女優さんは役柄で楽器を演奏する場合が多い。最近TLを賑わすのは、映画『日々ロック』でアイドル役を演じた二階堂ふみ。カワイイアイドルと凶暴なロッカーの二面性のある役柄。以前ギター女子に扮したCMでは父親想いのいい娘を演じているので、アイドルの方が本人に近いのではないか、と思われる。


⇒二階堂ふみが超絶キュートな“アイドル”姿を披露！　映画『日々ロック』


●能年玲奈


あまちゃんカラーの払拭に力を入れる能年ちゃんは中学時代にバンドをやっており、趣味はギターと自称するが、そのプレイは人の心をゆるめるヤヴァさ溢れる。みりんちゃんと同じ赤いジャズマスターは私物らしい。プレイのヤヴァさを魅力に変える魔力あり。




●剛力彩芽


昨年10代限定の音楽フェス『閃光ライオット2013』の5代目応援ガールに起用され、久々ギターを手にした剛力ちゃんは、同イベントで日比谷野音に出演し、ピック投げを披露。ギター演奏はまずは能年ちゃんを目指して欲しい。

▼剛力彩芽「閃光ライオット2013」でギター演奏を披露（写真をクリック）

⇒剛力彩芽、作詞＆ギターに意欲「中途半端は嫌なので全力で」

アイドルも
モデルも女優も
ギター弾こうぜ

▼アイドル＋ギターの進化形：ゆるめるモ！「虎よ」

でんぱ組.inc＠渋谷Club Quattro 2014.7.29（tue）＆ 30（wed）

CUPNOODLE presents でんぱ組.incスペシャルライブ
～2014年ボクらは、FUJIYAMAのある国で現代のSAMURAIと出会う！～

　

（日本）武道館の神通力が如何に強いのかを証明するかのようにメディア露出＆SNS投稿が増加中のでんぱ組が、いよいよ実質的に（日本）武道館後最初のリリース日を迎えた、シングル「ちゅるりちゅるりら」と（日本）武道館公演のDVD『ワールドワイド☆でんぱツアー2014 in 日本武道館～夢で終わらんよっ! ～』がリアル＆バーチャル店頭を賑わせる中、全国ツアーがスタート。フラゲ日＆リリース日に渋谷クラブクアトロで公演。（日本）武道館の十分の一のキャパなので、当然両日とも完全ソールドアウト。手荷物持込禁止という措置は初めての体験だったが、邪魔モノなしで、とても快適に観戦出来た。



ガチのヲタと新規ファンの混在する場内は、例えばBiSの解散ツアーのような切羽詰まった狂乱ではなく、オラがアイドルを応援するほのぼの愛が主導するピースフルな空気の熱気が溢れ出していた。でんぱ組自身がとりわけ楽しみにしていたツアーであり、外の通りを宣伝トラックが走るお祭り感に感染したハイテンションでトレンディーなキレのいいパフォーマンスを堪能。いくらメディア露出が増えようとも、ライヴこそが最もリアルな現場だと再認識した。将来的にリアル現場がどこまで規模を拡大するかは未知数だが、「いま、この国に”でんぱ組.inc”というグループがいるのはおもしろい」（成瀬瑛美／81 JAPAN summer）ことは確か。このおもしろさがいつまでも続くことを願ってやまない。



個人的にはメンバーそれぞれのキャラクターがより個性的に輝きを増していく状況が興味深く、推しメンのえいたそ☆成瀬瑛美の暴走ぶりは勿論、筆者の妄想力をこれほど刺激してくれる存在感は、アイドル云々関係なく面白い。これまでは「前衛とポップの融合」が音楽を聴く際の大きな関心事だったが、今では別に交じり合わなくても、想像力＝妄想力を拡大させてくれる音楽こそ、求めるべきものだと思う。前衛でも地下音楽でもロケンローでもアイドルでもJ-POPでもジャズでも、その気持ちは変わらない。





妄想が
人生を
楽しくする

●でんぱ組.inc写真館 2014年7月31日現在
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
⇒でんぱ組.inc、新曲「檸檬色」は超スロー映像
⇒でんぱ組ねむ＆みりん「@JAM」番組でMCに
⇒でんぱ組×女子流×ドロシー×チキパ×アプガが歌う、@JAM EXPOテーマ曲のジャケ写とメイキング映像が解禁
⇒ナタリー - [Power Push] @JAM ALLSTARS 2014メンバー「@JAM EXPO 2014」インタビュー
⇒でんぱ組.inc×JOYSOUND直営店コラボキャンペーン
⇒成瀬瑛美が選ぶ「思春期の自分を変えたマンガ」5作
⇒〈速報〉でんぱ組、砂像彫刻のセンスあり!?