グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ツチアケビ

2009年07月15日 | 植物
今日はスタッフの皆さんと三原山外輪山の樹海を歩いてきました。

出発前、下はいい天気だったのに、
車で山へ移動するにつれ、どんどん霧の中へ。
何も見えないかな?寒いかな?などと心配しながら樹海へ足を踏み入れると、
そこは見通しもよく、風もあたらず、快適な空間でした。
さすが木に覆われた樹海。
自然の力に改めて感心しました。

スタッフの皆さんが次から次へといろいろ発見し、
今日もたくさんの成果がありました。

まず目に付いたのはヒメヤブランの花。
紫色の小さなかわいらしい花をつけ、あちらこちらで見られました。

次に見つけたのはヤブコウジの花。
ヤブコウジといえば赤い実が印象的ですが、
今の時期、小さな白色の花を下向きにつけます。
千両や万両に比べ実付きが少ないので、「十両」などと別名がついてますが、
花はなかなかでしたよ。千両や万両より美しいと私は思いました。

そして今日一番の発見はツチアケビ。
私も今までに一度しか見た事がありません。
前回の時は夏の終わりだったので、花はなく、
ソーセージ、もしくな赤いバナナにたとえられる実を見ただけでした。
しかし今回はかろうじて数個花が咲いていました。
薄黄色で、ランに似た花を確認できました。
また実も、まだ小さいですが、いくつかなってました。
花と花がらと実と、三段階を一度に見られ、得した気分でした。
ここには高さ50センチくらいの立派な株がふたつ。
その少し先にももう一株ありました。

歩いていればばったり出会えることがあるかもしれませんよ。

(のり)
コメント
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