グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

裏砂漠焼け跡の、ススキにビックリ!

2024年08月07日 | ツアー
神奈川県立川和高校理科部の皆さんのツアー。2日目午後の部は、裏砂漠の火災後の植生を見に行くチームと、動物園に行くチームに分かれました。

みんなの希望を取ったら、裏砂漠焼け跡チームは生物の先生一人だけに…😅
一周道路に車を止め、細い道を入っていくと

2ヶ月半前と全く違う景色に出会いました。

下は5月26日の写真ですが、場所はやや違うものの、どこも草はほとんどなく、焦げた木が目立ち

ススキも、ちょろっと伸びていただけだでした。

それがこの日は、道(?)にもススキが伸ていました!

ススキ野原を維持するために、野焼きをする意味がよくわかりました。

帰り道では、シオヤアブ(たぶん)が獲物を捕まえたまま、目の前を横切ったり

お客様(生物の先生)が、エノキの葉にアカボシゴマダラの幼虫を見つけて教えてくれたり!

三原山や裏砂漠では、エノキはほとんど生えていない(私は見た記憶がありません)ので、幼虫も初見でした。(アカボシゴマダラは要注意外来生物)

さて、動物園組と合流した後は、神社で極相林を見て、海岸植物観察へ。
「ここ面白いよ〜」と、海岸を散策する女子高校生たち。

海岸植物らしい、肉厚の葉を持つ植物を観察していました。

もちろん、私のお気に入りの植物(オオシマハイネズ)も紹介しました。

ギリギリ地面につかずに、垂れ下がっていました。
ずっとこの状態が続いています。「地面につくと、都合の悪いことがあるのか?」と、不思議な気持ちになりました。

最後に、伊豆大島の夏ならではの「顔より大きいラセイタタマアジサイの葉っぱ」を見に、とある場所へ。

「おおきい〜!」と驚いてもらえました(笑)

裏砂漠、神社、海岸を歩いた後、「少しの距離で、こんなに色々な環境があるなんて!」という女子高校生の言葉も嬉しかったです☺️

夕方、2日間一緒に過ごした皆さんを、港でお見送り。

たくさんの発見と、楽しい時間をありがとうございました!!

(かな)
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