グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

JGN関東ブロック大会のジオツアー

2019年11月21日 | ツアー
3日前、JGN関東ブロック大会のジオツアー で裏砂漠を歩いてきました。

朝6時の天気予報は複数のサイトが「雨」、気象庁の監視カメラは山が見えず真っ白…雨対策に作成した伊豆大島GP紹介プレゼンの入ったパソコン、プロジェクターを車に積み込み、濃霧のコースをイメージトレーニングしながら山へ行ったら… なんと!雨が上がって山が見えていました! 三原山さん、ありがとう。

で、再び頭の中を晴れモードに変更し、いつもよりせっせと歩いてこの場所へ!

1986年噴火の溶岩流の中では、最も黒い状態で残っている溶岩です。
自由散策の時間を10分設けました。

みなさん、空から飛んできた溶岩がべちゃっと地面に落ちた跡(スパターとも言います)を観察したり…


遠くから溶岩流全体を眺めたりと楽しそうでした😀

荒地に生える逞しい植物『オオバヤシャブシ』についての質問があったので、止まって観察。


本土よりもゴージャスな実をつける『オオムラサキシキブ』が、鮮やな色に染まっていました!

(まだ若い木なので、ゴジャースさはそれほどでもないですが^^;)

少しでも小高い場所があると駆け上り、写真を撮る方が何人も!😀


台風でかなりダメージを受けた火山観測機器も注目の的でした。


普段は「椅子」にして遊んでいる石を見て、「ずいぶん中が発砲しているね」と観察されていて、”さすがジオな皆さんだな〜”と思いました😀


雨に削られた地面から姿を現したイタドリの根を観察し…


順番に噴気に触り…


黒い大地に転がる「白っぽい石」の謎を解き…


大雨が作った『うまく座らないと時々崩れる長椅子』でティータイム!


「映え〜」な写真を撮っていたら、しばらく隠れていた三原山が姿を現しました!

ただ…

浅間山北麓GPの方がジャンプした時に再び三原山が隠れてしまい、ちょっと残念でした^^;


その後も、今年の台風や大雨のダメージから3度も回復した明日葉の花を観賞したり…


筑波山地域GPの方が見つけてくれた「溶岩に包まれた噴石」を、みんなで愛でたり…💕


裏砂漠らしい黒い広がり感を見ていただくために、やや風の強い丘に登ったあと…


『ジオ・ロックガーデン』で、お弁当を食べて


溶岩の森で生きる植物たちの根の様子などを観察して、ツアーを終えました。

ついに最後まで雨に降られることもなく、無事に裏砂漠を歩けて本当に良かったです。

さてツアー終了後港に着いたら、別のツアーのガイドさんたちも、どんどん戻ってきました。
島の暮らしツアーチームのガイドは、あんこさんの観光用衣装と日常の作業着の両方で登場!

他にも3人のジオガイドが参加し、それぞれの個性を活かしてツアーを行ったようです。

海岸線ツアーのガイドは、ザブン(波)とドカン(火山)とヒラリ(森)の人形たちを手にスペシャルな笑顔!

なんだか楽しさが伝わってきます💕

今年の秋の台風被害で大変な中、時間をやりくりしてツアーを作り上げてきたジオガイドのメンバーたち。
参加されたお客様からは「面白かった!」という声が、各チームで聞かれたようです。良かった〜!😀

最後は大会に関わったスタッフで、港でお見送り。


大会にご参会いただいた皆様、ありがとうございました!

また是非、なんどでも、元気な火山の島に、お越しください〜😀

(かな)


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